夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ジュラシック・ワールド』

2015年08月13日 | 映画(さ行)
『ジュラシック・ワールド』(原題:Jurassic World)
監督:コリン・トレヴォロウ
出演:クリス・プラット,ブライス・ダラス・ハワード,ヴィンセント・ドノフリオ,タイ・シンプキンス,
   ニック・ロビンソン,オマール・シー,B・D・ウォン,イルファン・カーン他

〈おことわりとおわび〉
UP後に「ラトプルではなくてラプトル」との鋭いご指摘をいただきました。
最近とみにカタカナに弱くてすみません。
「訂正禁止」とも言い渡されておりますので(笑)、ここに訂正してお詫び申し上げます。
ごめんなしゃ~い!

日曜日の朝、109シネマズ箕面へ。
どっちみち何の割引もない日だから、いつ観ても割り引いてくれないIMAX3D版を。
どうやらIMAX3D版を観るのはこのとき以来。
期待していたほどその迫力は感じられませんでしたが、それでも面白かったです。

コスタリカ沖に浮かぶイスラ・ヌブラル島。
22年前、多数の犠牲者を出した“ジュラシック・パーク”に代わり、
新たな恐竜テーマーパーク“ジュラシック・ワールド”がオープン。
連日2万人を超える観光客でにぎわっている。

高校生のザックと小学生のグレイ兄弟は、両親に見送られてこのパークへやってくる。
母親カレンの妹クレア、つまり兄弟の叔母がパークの運営責任者を務めているため、
ザックとグレイをパークに招待、案内してくれるのだ。

しかし、大盛況のパークでクレアは大忙し。甥っ子たちにつきあっているひまがない。
秘書のザラに兄弟の子守りを丸投げして仕事にかかりっきり。
ザラの厳しい監視にうんざりしたザックは、
彼女の目がそれたすきにグレイの手を引っ張り、好き勝手に行動しはじめる。

ちょうどその頃、クレアはパークの運営会社インジェン社のCFOサイモンに
遺伝子操作によって誕生させた新種の恐竜“インドミナス・レックス”をお披露目中。
凶暴なその性質に不安を感じたサイモンは、インドミナスの飼育区画の防壁が適当かどうか、
オーウェンに相談するようクレアに指示する。

オーウェンは元軍人で、動物行動学の専門家。
小型の獰猛な恐竜“ラトプル”の調教にも成功、皆から一目置かれていた。
インジェン社のセキュリティー部門のリーダー、ヴィックは、
ラトプルを利用してよからぬことを考えている様子。
恐竜たちが金儲けのためだけに利用されることを懸念していたオーウェンだったが、
その懸念どおり、インドミナスが壁を破って外に飛び出し……。

オーウェン役に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のクリス・プラット
どうやら私はこの人がかなり好きなようです。
同僚に「あのデブっちょめ」と言われていたように、ちょっと太めなのですが、
包容力ありそうで優しそう、かつ、いい感じに色気があります。
『人生、ブラボー!』(2011)のハリウッド版リメイク『人生、サイコー!』(2013)でも
主演のヴィンス・ヴォーンの親友役がハマっていました。

予想外の面白さだったのが、クレア役のブライス・ダラス・ハワード
出てきたばかりの頃は父親ロン・ハワード監督の七光りかと思っていましたが、
『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(2011)の性悪奥様役でキラリ、
本作では高飛車ながら可愛らしく涙ぐんだり、
いざというときには底抜けの強さを見せて笑わせてもくれる彼女に驚き。
とっても好きになりました。

『ザ・セル』(2000)以降、変態か悪人にしか見えないヴィンセント・ドノフリオ
恐竜に襲いかかられてもちっとも可哀想だとは思えず、
誰しもからざまあみろと思われていることでしょう。

徹底した娯楽作品。楽しいです。

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