電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

バケツいっぱいのカセットテープ

2006年09月08日 05時41分09秒 | クラシック音楽
古いカセットテープを、また捨てます。30数年前の、大学生協ブランドのマクセルUDシリーズのテープとか、一時国内販売されていたBASFの90分テープなど。大半がLPからダビングしたり、FM放送をエアチェックしたりしたものです。その後、CDで入手したものも多く、重要なものはMDにダビング完了したので、テープのワカメ変形の心配もなくなりました。
一番よく聞いたのは、たぶんシューマンの室内楽とピアノ曲を集めた、DENONのDX1という種類の安物50分テープでしょう。ミルトン・トーマス(Vla)と神野明(P)によるシューマン「おとぎの絵本」Op.113とか、ルービンシュタイン(P)の「幻想小曲集」Op.12などを収録したもの。1980年2月14日にエアチェックしたものの余白に、LPからフィルアップしたものですが、お嫁に行った娘が生まれる少し前のものでしょう。
いけないいけない、テープに記載された日付を見ていると、また捨てられなくなります。捨てられないのはポリエステルに磁性体を塗布した物体ではなく、これまで過ごしてきた時間なのですね。
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