電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』2020年12月号を読む

2020年12月10日 06時01分32秒 | 手帳文具書斎
ステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』2020年12月号を読みました。今号の特集は、

読者が選んだベスト文具30発表

で、毎年の恒例になっているものです。結果についてはすでに発表(*1)されていますが、大賞(第1位)「はにさっく」は「癒やし系のはにわ型指サック」でした。これは、見た目の面白さが「ウケた」もので、まあ流行歌で言う「一発屋」みたいなものか。むしろ本命は第2位の「ユニボールワン」でしょう。これは私も購入しましたが、たしかにくっきりはっきり、この黒インクの黒さはスゴイと思います。これに対して、第3位はまたも三菱で、「ジェットストリーム・エッジ」でした。「世界初の0.28mm激細油性ボールペン」というのもスゴイと思いますが、正直に言って細字志向とは正反対の中字〜太字志向の老眼世代ですから、これはワタクシには縁遠い製品と感じております。以下、30位まである中で興味を惹かれたのは、スクエアなペンケースくらいでしょうか。

他の記事で興味深かったのは、「外海君子・ニューヨーク文具レポート」の「教授のチョーク、首相のペン」でした。羽衣チョークと出会った米国の大学の数学教授が、同社の廃業のニュースを知ったとき、チョークを1トンも買いだめしたのだそうな。それはたしかに黒板とチョークというのは数学者にとってはかけがえのないものでしょうが、それにしても1トン!さすがにスケールが違います、ほとんどサクランボ果樹園に入れる堆肥の規模です(^o^)/





こちらも恒例の2020年私的文具大賞は、

プラチナ社のクラシックインク「カシスブラック」と「カーキブラック」、とくに両者を2:1にまぜた混色ゴールドオーカー風インク

でしょうか。裏抜けのごく少ない古典ブルーブラックはずっと継続して愛用していますが、今年よく使うようになった変化といえば、これになるでしょう。

(*1):2020年『Bun2』大賞〜WEBマガジン「文具のとびら」より

コメント