電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

南極のペンギンたちは今

2021年01月16日 06時00分14秒 | Weblog
大雪に新型コロナウィルス禍というダブルパンチの冬、厳しい寒さが身にしみますが、それでも確実に日は長くなっていると感じられます。冬至以降およそ三週間、夕方5時ころの明るさや、早朝6時ころの様子などは、確実に明るくなっている方に変化してきています。たしかに、冬来たりなば春遠からじ、です。コロナも早くそうなるといいなあ。

そういえば、南極マーチン基地のペンギンたちは今どうしているのだろう? 南半球の夏を満喫しているのでしょうか。トップページの画像は2020年の11月の日付のものですが、Start からリンクをたどると、ほぼリアルタイムの画像が web camera で見ることができます。南極の夏にペンギンが抱卵するのどかな風景(*1)に、心が和みます。


  ( 南極マーチン基地、ペンギン・ウェブカムより )

(*1):南極マーチン基地のペンギン・ウェブカム

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山形交響楽団第289回定期演奏会が近づく

2021年01月15日 06時01分08秒 | -オーケストラ
山形交響楽団の第289回定期演奏会が近づきました。この週末、1月16日(土)の夜と、翌17日(日)の午後の二回公演、うち土曜の夜の公演は「カーテンコール」にてライブ配信(*1)されるとのこと。今回は、妻と二人で出かける予定です。その曲目は、

  1. 芥川也寸志:交響三章
  2. プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 作品63
  3. ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92
      阪哲朗 指揮 山形交響楽団、辻 彩奈(Vn)

というもので、個人的に冬のプロコフィエフは大歓迎です。ソリストが2016年モントリオールの覇者、辻 彩奈 さんですので、期待大。芥川也寸志さんも、プロコフィエフに共感し影響されている面があるそうな。前半はプロコフィエフつながりもあるのかも。
後半は、今や「のだめカンタービレ」のテーマソングと化している面もあるベートーヴェンの7番、これも楽しみです。



新型コロナウィルス禍、それも冬に入っての感染拡大により、大都市部での文化活動は軒並み影響を受けているところでしょうが、13日現在の実効再生産数が0.62のわが山形県では、いまのところオーケストラが通常営業というか通常運営ができているようです。どうやら、人口密度の低い「田舎」であることがプラスに作用しているようです。正直に言って、この年になるまで人口密度が小さく車がないと暮らせないような「田舎」であることがメリットになるとは思いませんでした。今更ながら驚き、また有り難いことと感謝したいと思います。願わくは、このままずっと継続してこれからの定期演奏会を迎えられますように。

(*1):ライブ配信サイト「カーテンコール」山形交響楽団第289回定期演奏会

【追記】「カーテンコール」のURLに誤りがあり、訂正しました。

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プロコフィエフ「古典交響曲」を聴く

2021年01月14日 06時01分49秒 | -オーケストラ
厳冬期になると、なぜか聴きたくなるのがプロコフィエフの音楽です。ただいま、通勤の音楽として「古典交響曲」を聴いております。演奏は、小澤征爾指揮ベルリン・フィル、CD全集の中の1枚で、交響曲第6番とのカップリングです。



作曲者はハイドンの作風をモデルにしたということですが、たしかに古典派、とくにハイドン風ではあるけれど、本質的にはモダンな古典派というか、クラシカルな装いをした現代人という感じです。

第1楽章:アレグロ
第2楽章:アレグレット
第3楽章:ガヴォット
第4楽章:フィナーレ、モルト・ヴィヴァーチェ

うん、いかにも軽快で小粋で活力ある音楽。
実は、凍結した厳冬期の雪道をドライブするときは、下手に怖がってばかりはいられません。臨機応変に、状況に応じて対応しなければいけないとき、プロコフィエフの、スパッと鋭角的に転調する音楽は実にぴったりなのです(^o^)/

YouTube には、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団による1961年の録音がありました。これも、いいなあ。

Prokofiev: Symphony No. 1, Ormandy & PhiladelphiaO (1961) プロコフィエフ 交響曲第1番 オーマンディ




職場にて、万年筆プロシオンにプラチナ古典ブルーブラック・インクを補給しました。今年初のインク補給です。

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世の中、捨てたもんじゃないなあ。

2021年01月13日 06時00分11秒 | 季節と行事
この冬の大雪は、能登半島沖の暖水塊の影響で北陸地方の豪雪が特にすごいように感じます。実際、先日の北陸道や周辺の立ち往生や大渋滞のニュースには、ドライバーや同乗者の方々の困難が思われて心が痛みました。ところが、新型コロナウィルス禍でギスギスした風潮があっても、世の中、捨てたもんじゃないなあと思わせる出来事があちこちで見られたようで。

「少しでも温まって」と雪立ち往生の運転手らに無料でギョーザ 福井の国道8号沿い「王将」〜「毎日新聞」ニュースより
餃子の王将、大雪で立ち往生の車に食事を無料提供。〜「ハフィントンポスト」より

こういう話、よく聞きます。大雪でお客さんも来ないし、食材を駄目にしてもつまらないし、無料で届けて喜んでもらえたら本望、これから贔屓にしてくれる人がいるかもしれないし、というところでしょうか。それにしても、店主や従業員の心意気がなければ実際にはなかなかできないことです。どうやら、店側に阪神・淡路大震災の経験者がいたようですが。



そもそも料理人を目指す人は、自分が作った料理を他の人が喜ぶのを感じて職業として選ぶケースが多いのではないかと思います。だから、こういう場面に遭遇すると、一時の損得は抜きで、無償提供の決断ができるのでしょう。本当に必要とされる場面だからこそ、喜ばれ、感謝される。それがまた提供する側の張り合いになり、働く原点を思い出させてくれる。決して金儲けだけが原点ではないからなのでしょう。いい話です。

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自社の純正インクカートリッジも拒否するのかい?

2021年01月12日 06時01分24秒 | コンピュータ
年賀状の印刷に、今年もカラーのインクジェット・プリンター(*1)が活躍しました。キャノンの PIXUS TS5130 です。少し前にカラーインクの方は大容量タイプに交換したばかりでしたが、こんどは黒インクが「なくなるよ〜」と騒いでいましたので、はやばやと純正インクカートリッジを購入してきました。やはり大容量タイプの BC-340XL です。

ところが、セットして印刷しようとするとエラーになります。



エラーコードは「純正を使いなはれ」というものです。



「あんさん、これ、純正品でんがな!」と抗議したいところですが、機械相手では話になりません。




ちなみに、交換する前の BC-340 に戻すと、ちゃんと認識して正常に印刷してくれます。すると、プリンター本体は正常、新しいインクカートリッジがおかしい、ということでしょう。



仕方がない、写真に撮り、状況を説明する文書を付けて、メーカーに連絡することにしましょうか。しかし、お互いに商売がかかっているとはいうものの、純正品と互換製品の争いでユーザーにとばっちりが来てもらっては困るなあ。

(*1):年末に購入したインクジェット・プリンターのこと〜「電網郊外散歩道」2018年1月

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NHK「立花登 青春手控え2」(第1回)を観る

2021年01月11日 06時01分45秒 | 映画TVドラマ
最近、テレビはニュースと天気予報だけという生活が続いていましたが、年末に「のだめカンタービレ」再放送を楽しんで以来、テレビのドラマを見ようという機運が高まりまして、「教場」「立花登 青春手控え2」等を観ました。「教場」の方は原作の文庫本を買ってきてただいま積読中。「青春手控え」は藤沢周平『獄医立花登手控え』シリーズのドラマ化で、1982年頃に中井貴一・宮崎美子のコンビで観ています。どうやら、今回は平成29年にリメイクされた新シリーズ(*1)の第2部にあたるようです。前回のシリーズは観られなかったので、今回はぜひ観てみたいところ。

第1回「片割れ」
立花登(溝端淳平) は、東北の故郷を離れ、小伝馬町の牢医者として働いていた。叔父・玄庵(古谷一行)と叔母・松江(宮崎美子) が留守のある日、登とちえ(平祐奈)は、突然診療室に現れた人相の悪い男(木村祐一)を手当てする。数日後、牢に刃物の傷をこじらせた与吉(津田寛治) という囚人が来る。与吉は相棒と二人で米屋に強盗を働いた罪で捕まった。先日の人相の悪い男が、与吉の片割れではないかと疑いを持つ登。するとある晩、素性の知れない何者かに登は襲われて…。

ふむふむ、原作は人相が悪いというだけで悪党だとは限らないという、あれ(*2)だな。『愛憎の檻・獄医立花登手控え(3)』。新リメイクのシリーズを今回はじめて観ましたが、口やかましい叔母の役を宮崎美子さんが演じているのが時代の移り変わりを感じさせて、いいですね〜。藤沢周平の娘・展子さんによれば、作家はどうやらおちえは展子さん、叔母・松江は奥様をモデルにしたらしい(*3)。思わず「うふふ」と笑ってしまいます。宮崎美子さん、年齢的にも口やかましい締まり屋の松江さんに寄せる作家の信頼と愛情を感じることができるからでしょうか、いきいきと演じているように思えます(^o^)/

次回は「幻の女」(*4)、原作は第2巻『風雪の檻・立花登手控え(2)』から。

(*1):藤沢周平『獄医立花登手控え』シリーズを一気に読む〜「電網郊外散歩道」2016年5月
(*2):藤沢周平『愛憎の檻・立花登手控え(3)』を読む〜「電網郊外散歩道」2007年9月
(*3):山形新聞「藤沢周平没後20年」の鼎談がネットで提供〜「電網郊外散歩道」2018年1月
(*4):藤沢周平『風雪の檻・立花登手控え(2)』を読む〜「電網郊外散歩道」2007年9月

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mRNAワクチンの原理とリポソームの実験の記憶

2021年01月10日 06時02分22秒 | 健康
新型コロナウィルス禍への切り札として期待されているワクチンのうち、ファイザー社とモデルナ社はmRNAを使ったもののようです。mRNA というのは、膨大な遺伝情報が記録されているDNAから、当面必要なタンパク質に相当する部分だけをコピーして作業を指示するメモのようなもので、メッセンジャーRNAといいます。

ところが、当方、mRNAを用いてワクチンを作るという発想がよくわかりませんでした。調べてみると(*1) mRNAワクチンというものは、脂質の微小球内にウィルスに特有のタンパク質の遺伝情報に対応したmRNAを仕込み、これによって細胞の免疫システムをすり抜け、細胞内の蛋白合成系でウィルス表面突起のタンパク質を作らせることに成功すると、これに対抗して免疫機構が働きはじめてウィルスをやっつけるように働く、という形のようです。


  ( Wikimedia commons より、RNAワクチンの作用機序)

なるほど、そうすると問題は

  1. ターゲットとなるmRNAを的確に安定して作ること
  2. 脂質の微小球に封入し安定して保管・運用できること

などがポイントになるわけだな。





  ( Wikimedia commons より、リポソーム)

そういえば、昔、学生時代にリン脂質の二重膜構造を持つリポソーム(*2)を作っていたことがあります。たしか、レシチンをクロロフォルム等の溶媒に溶かし、ナス型フラスコに入れてロータリー・エバポレーターにかけ、減圧脱気して溶媒を回収、フラスコ内部にまんべんなくフィルム状に展開した中に生理的食塩水を入れて超音波等で激しく振った後にゲルろ過で分離すると、リン脂質の二重膜構造の内部に Na+ や Cl- イオンを封入したリポソームが得られる、というものでした。当時は、これにアセチルコリンリセプターを組み込むことで膜構造モデルにできないかとか、薬を溶かしてドラッグデリバリーに利用できないかとか、そんなようなことを考えていたのだったと思います。たぶんその後、リポソームに限らずもっと微細なナノオーダーのミセル構造のキャリアが研究されてきたのでしょう。

ふーむ、そういうことだったのか。若い頃の知識や経験と結びついてみると、思いがけず馴染み深い分野に近いものだったのだなあ。

(*1):RNAワクチン〜Wkipediaより
(*2):リポソーム〜Wikipediaより

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gooポイントでLIHIT LAB. のペンケースを依頼する

2021年01月09日 06時01分27秒 | 手帳文具書斎
昨年gooブログのキャンペーンに応募したおかげで、gooポイントなるものをいただいていましたが、この使い方がわかりません。たぶん有効期限もあるだろうからと、gooポイントの使い方を調べていたら、ギフトのらんにペンケースを発見しました。ふだん使いに良さそうな、LIHIT LAB. のACTACTです。同社の商品ページ(*1)を見ると、Preppy やボールペンなど、日常的に使う頻度の多いものを入れるのにちょうど良いみたいで、実際に利用している方のブログ記事も発見(*2)しました。実物はどんな感じなのか、届くのがちょいと楽しみです。定価が900円で1,800ポイントということは、gooポイントは2ポイントで1円という感覚なのだな。なるほど。

(*1):SMART FIT ACTACT コンパクトペンケース〜LIHIT LAB.
(*2):リヒトラブ・コンパクトペンケース、スマートフィット・アクタクト〜「食う寝る記す(Digistillの文房具日記)」より
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近頃は枕元雑記帳のページが進まない

2021年01月08日 05時58分00秒 | Weblog
近頃、枕元雑記帳のページが進みません。過去記事(*1)によれば、2018年1月現在で73件、46頁を使っているとあります。また、別の過去記事(*2)によれば、寝床の中でとるメモの件数は、寒い冬だからといって減少せず、むしろ夏場に少なくなる傾向があるようです。だとすると、理由は今のフルタイムの勤務に加えてクリスマス頃から続く除雪作業のせいかも。

枕元であれこれ考えをめぐらせて思いついたことを枕元雑記帳に書き留める余力が残らず、ほぼバタンキュー状態になっているからではなかろうか。もともと、朝は寝床でじっとしているよりもさっさと起きてコーヒーをわかしたほうが良いという生活です。「馬上、厠上、枕上」というアイデアを思いつく三大チャンスも、余力が残らなければ無理、ということなのでしょう。

(*1):メインの備忘録ノート以外に使っているノートの現状〜「電網郊外散歩道」2018年1月
(*2):寝床の中でとるメモは、冬季には減少する?〜「電網郊外散歩道」2016年11月

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デスクトップPCで ZOOM on Ubuntu Linux

2021年01月07日 06時01分56秒 | コンピュータ
先日、Windows サブノートで味をしめた ZOOM ミーティング、これは常用する書斎のデスクトップPCでも使えるようにしようと、Ubuntu Linux 20.04 でも可能か調べてみました。その結果(*1)、ZOOM のサイトから Ubuntu 用の 64ビット・パッケージをダウンロードしてインストールすれば大丈夫らしいということがわかり、さっそくやってみました。その結果、手持ちの WEB カメラ ELECOM UCAM-C520FBBK で画像はなんとかOKのようです。




ただし、音声はカメラ内臓のマイクではダメのようで、こちらは簡易 PC-audio に使っているサウンドブラスターのマイク入力を使う必要がありそうです。標準ジャックのマイクなど、大昔のコンデンサマイク SONY ECM99A 以来使っていませんので、ミニプラグを標準プラグに変換するアダプタを使うか、あるいはUSB端子を持つタイプなど、まずは適当なマイクロフォンを探すことが必要みたいです。

(*1):例えば、「Ubuntu 20.04 への zoom のインストール方法」〜Qiita より

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新型コロナウィルス禍、ワクチン接種が見えてきた

2021年01月06日 06時01分18秒 | 健康
新型コロナウィルス禍により、あちこちで感染者が出ています。当地、山形県でも、散発的に感染者が出ていると報道されています。全国的にはまだら模様の状態ですが、東京都など大都市では、すでに医療崩壊の水準に近づいているとの報道もあり、懸念されます。一方で、ファイザー社やモデルナ社、アストラゼネカ社などによりワクチンの開発が進み、接種の態勢が整えられつつあるようです。

こうなると、人は身勝手なもので、コロナに感染するのはいやだがワクチンの副反応も怖いと、接種をためらう気分も生まれます。おそらく、今は感染していないのだからこのまま現状を続けていればワクチン接種もしなくてすむのではないか、という希望的観測というか、これも一種の正常化バイアスなのでしょう。

でも、

「起こる可能性のあることは、(やがて)起こる。」
「起こってほしくないことは、最悪のタイミングで起こる。」

というのが多くの人の苦い教訓です。では、こんなとき何を判断の基準にしたら良いのだろうか。

私自身は、こんなふうに考えています。

  • 新型コロナウィルスに感染する確率は、単純に感染者数:人口の比で表すと、山形県では400人/108万人で0.04%、東京都では6万人/1,200万人で0.50%、全国では2万4,000人/1億2,000万人で0.02%ですから、おおよそ1万人あたり数人〜数十人、100万人あたりでは数百人〜数千人のオーダーでしょう。
  • これに対してワクチンの副反応、特に重大なものが発生する確率は、100万人あたり数人というレベルらしい。
  • 単純に比較すると、感染の確率よりもワクチンの副反応に遭遇する確率のほうが2桁以上小さいようです。逆に言えば、ワクチンの副反応に遭遇する確率よりも感染してしまう確率のほうが100倍以上大きい。
  • 新型コロナウィルスに感染しても重症化するとは限らないけれど、免疫のないウィルスの増殖により肺は損傷を受け、他臓器・器官も副作用が残ることが多いらしい。一方で、稀にワクチンの副反応でアナフィラキシー・ショックが起こったとしても、救急医療ですでに対処法が確立されている。

昭和の昔、ポリオ(小児麻痺)が流行した時代に、ワクチンが間に合わず手足が麻痺してしまった同世代を、体験を通じて知っています。私自身は、子供の頃のポリオのワクチン接種も、最近の肺炎球菌ワクチン接種も、なにごともなく済んでいます。それを思えば、ワクチン接種の順番が通知されたら、少しだけドキドキしながらも、進んでワクチン接種を受けるほうが良さそうです。

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孫たちとZOOMミーティング〜老母も参加して大喜び

2021年01月05日 06時01分29秒 | コンピュータ
近頃、ぐっと使う頻度が低下していたサブノートパソコン ThinkPad で、孫たちと ZOOM ミーティングを行いました。カメラもマイクも備わっているノートPCならば、ZOOM のソフトウェアをインストールして簡単なテストを行うだけで準備OKです。今回は、慣れている娘夫婦のほうで主催してもらってこちらはゲストで参加。両方共に1台ずつのPCにみんなでわいわいと登場すると、老母も大喜びです。「テレビ電話というのは、こういう風にうつるのか〜」だそうです。私たち夫婦も、しばらくぶりに見る孫たちの成長ぶりを喜びました。



孫の一人はZOOMでは『本好きの下剋上』について充分に話せなかったらしく、LINE にご招待いただきました(^o^)/

うーむ、これは臨時にノートパソコンをセットするのではなく、常設のデスクトップPCにてZOOMとLINEを可能にすることを考えるべきでしょう。Linux 用の ZOOM や LINE なんてあるのか? 孫のために調べてみましょう(^o^)/

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香月美夜『本好きの下剋上』第5部「女神の化身IV」を読む

2021年01月04日 06時01分07秒 | -香月美夜
12月に刊行されたばかりの新刊で、香月美夜著『本好きの下剋上』第5部「女神の化身IV」を読みました。中学生になった孫も夢中で読んでいるらしい物語に、山形のジイチャンも面白くハマっております。この冬休みには ZOOM で話をしようかなどと構想中(^o^)/

それはさておき、第5部第4巻は粛清の余波が漂うエーレンフェストのカルステッド家の様子から。さすがにエルヴィーラは切れ者です。ライゼガングの長老たちの策動をちゃんと把握し、ボニファティウスの加担も見抜いています。でもローゼマインは別世界。旧ヴェローニカ派の母を持つ異母弟ニコラウスが気にかかります。領主である義父ジルヴェスターが言い出した「貴族院での成績はもう上げなくても良い」発言の背景にライゼガング派の圧力があることを把握し側近たちと対策を練りますが、妹シャルロッテの協力は得られても、兄ヴィルフリートの疑いと不満を晴らすことはできません。

エーレンフェストの派閥争いを収束の方向に転換させたのは、側近の一人ブリュンヒルデがジルヴェスターの第二夫人に名乗りを上げたことでした。なるほど、それは考えなかったなあ。まるで戦国時代の姫の役割のような展開に驚きます。親をなくした子供たちを孤児院に迎え入れ、弟メルヒオールとともに神殿の地位向上を目指すローゼマインは、加護の取得という切り札を使ってボニファティウスの理解を得ます。そこに押しかけ側近クラリッサがダンケルフェルガー的勢いで来襲、ハルトムートも大変です(^o^)/

閉ざされたままのキルンベルガの国境門を前に伝承を聞いた「他国の勢力と結び王の追い落としを図った旧アイゼンライヒのエピソード」は今後の展開の重要な伏線ですし、ギーべ・キルンベルガが息子アレクシスに諭した話はなかなか意味深い。この巻では徹底的にヴィルフリートがダメ兄であると描かれ、ヴィルフリートびいきの人には面白くない展開かもしれません(^o^)/



さて、これまで年に四冊のペースで刊行されてきた書籍版ですが、様々な事情で年三冊のペースに変更される模様です。たしかに、コミックもあればアニメ化も続き、海外版も版を重ねる状況では、作者の仕事量もかなり増えていることでしょう。そんなわけで、次巻はおそらく4月刊行か。それまで楽しみに待つことにいたします。

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新年に歯磨きを考える

2021年01月03日 06時01分20秒 | 健康
当方、年代相応に歯は損傷しており、とくに下の右奥歯が弱点になっています。これまでも何度かこの箇所が炎症を起こし、歯医者さんのお世話になっています。自分でも気をつけて歯磨きを欠かさないようにしているのですが、食後の歯磨きが難しい外食の後にそうじするのをサボったときなど、たまに悪化したりします。そんな炎症を防ぐ意味で、歯磨きを変えてみようと「カムテクト」という製品を使ってみました(*1)が、ようやく使い切りました。とくに劇的に効果があるようには感じられず、むしろ歯ブラシに加え歯間ブラシも使って丁寧に隙間を掃除する物理的な対処のほうが効果があり、いろいろ薬剤を配合した歯磨きを使ったからといって歯磨きをおろそかにするのはよろしくないようです。それでも、一定期間ずっと炎症を知らずにすごせた実績はありますので、こんどは店頭にずらりと並んでいた「シュミテクト」なる製品を購入してきました。発売元はアース製薬になっていますが、製造元はグラクソ・スミスクライン社のようで、けっこうなお値段がします。



健康にとって歯と歯茎の健康は重要な因子です。新年に歯磨きを考えた結果、まずは歯ブラシと歯間ブラシの併用による物理的なクリーニングが第一、次に口腔内の清潔を保つことができるよう、歯磨きを選んで使うことが第二か。逆ではないところがポイントのようです。いずれにしろ、炎症防止が最重点です。

(*1):歯磨きを変えてみる〜「電網郊外散歩道」2020年10月

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年末特番で「のだめカンタービレ」を観る

2021年01月02日 06時02分56秒 | 映画TVドラマ
当地の民放TVの年末特別番組編成で、「のだめカンタービレ」を連続放映することを知り、29日、30日、31日の三日間、続けて楽しみました。「のだめカンタービレ」は、2005年当時にはフザケタ記事(*1)を書いていたのですが、2008年正月に「のだめカンタービレ」新春スペシャル(*2)を観てすっかりファンになり、2009年末と2010年春には妻とともに映画「のだめカンタービレ最終楽章」前編(*3)および後編(*4)を観て、このブログでもヨーロッパ編を何度か記事にしています。で、今回はヨーロッパ編に至る前、音楽大学での学生時代の話です。

要するに、才能豊かなピアノ専攻の青年が、本当は指揮者になりたいのにオーケストラを指揮する機会がない。しかも、彼には以前の飛行機事故がトラウマとなり、過度の飛行機恐怖症があります。たまたま隣室の女子学生のだめ(野田恵)が見るからに発達障害っぽい我流ながらピアノの才能は抜群であることに気づき、そこから物語が始まります。

なるほど、そういう展開だったのか。千秋センパイが壁にぶつかるときにはのだめが励まし、逆に千秋センパイがぐいぐい上り調子になるとのだめがドヨーンと落ち込む、というパターンが見られますが、これはちょうど千秋の主題とのだめの主題が登場しては交代して次々に変奏されていくソナタ形式のような構造でしょうか。見立てとしては面白いかもしれません(^o^)/

さて、ここまできたらやっぱり続きが見たくなります。たしか、新春スペシャル「ヨーロッパ編』がDVD に録画してあったはず。もしかして10年ぶり? ステイホームのお正月ですから、雪かきの後にこういう楽しみも良いでしょう。どれどれ。うーん、やっぱり面白い。画像は、千秋のコンクールでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を指揮している場面から。



のだめチャンがコンセルヴァトワールですっかり自信をなくし、どよーんと落ち込んでからの復活と再生の過程に、思わずうるっとします。(でも、若い人たちの孤独な失意は、まだ未来を夢見ることができるという点で、老人の孤独な絶望とは違うのかもしれません。)妻に呆れられながら全編を通して見ましたが、いや〜、面白かった。

(*1):「のだめ」ってな〜に?」〜「電網郊外散歩道」2005年3月
(*2):「のだめカンタービレ」新春スペシャルを観る(1), (2)〜「電網郊外散歩道」2008年1月
(*3):映画「のだめカンタービレ最終楽章・前編」を観る〜「電網郊外散歩道」2009年12月
(*4):「のだめカンタービレ最終楽章・後編」を観る〜「電網郊外散歩道」2010年4月

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