ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

六月といえば・・・。

2007-06-13 20:50:27 | 思い出
六月はねこ吉の誕生月。また年をとる。全くうれしくない!
誕生日がうれしかったのは、いつ頃までだったんやろう・・・。

小学校の頃は誕生日には母に、
「何が食べたい?」と聞かれた。
「ハンバーグと、鱧のお汁と、ビワ!」
とかなり大きくなるまで、そう答えていた。

阪急デパートの大食堂のお子様ランチのハンバーグほど
美味しいものは無いと思っていたねこ吉。
その味とは少し?遠かったけど、誰かから作り方を聞いて毎年作ってくれた。

鱧を入れた澄し汁も好きだった。

若い頃、料理学校で教えてもらった鱧の澄し汁は、鱧に片栗粉をまぶしゆでて
先にお椀に入れておく。上から別に作った澄し汁を注ぐ。

「ちゃう、ちゃう!ねこ吉の好きな鱧のお汁はこんなんとちゃう!
  もっと鱧の味がするんが好きなんや!こんな上品なんとちゃう!」
そのせいではないけど、ねこ吉は2回料理学校を中退している。
今だに料理が苦手。

上の写真のビワは、近くの社宅の庭にある。
結構大きく実っている。毎年いつの間にかなくなっている。
社宅で収穫して分けるのかなぁ・・・。

「ビワは美味しいけど可食部が少ない!」
そう言って娘はいつも怒る。
その通り!実の半分ぐらいは大きな種。

ビワの種といえば・・・。
昔むかしねこ吉の家にネコがいた頃、ビワを食べていたら種を転がしてしまった。
遠くに転がっていった種をネコがくわえてねこ吉のそばに置いた。
「わぁ!犬みたい。もう一回出来るか?」
種を投げたら、また持ってきた。
ねこ吉は面白くなって何度も投げたら何度も持ってきた。
「アンタ、賢いナァ。」
あまりに何度もやったので、ネコが種をくわえたままバタリと倒れて口から泡噴いた。
「ああ、どないしょう、死んでしまう!」
なすすべも無く、ベソかいてたねこ吉。
しばらくしたら快復してホッとした。

何匹もネコを飼ったけどあんな律儀?なネコは、後にも先にもいなかった。

六月、誕生日、ハンバーグ、鱧のお汁、ビワ。
いろいろ思い出してしまった・・・。