ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

びっくりしたぁ・・・。

2014-03-14 15:38:32 | 日常のこと
ドアを開けた時のねこ吉の気持ちを、漫画カメラで表現してみた。)

火曜日の昼過ぎ、玄関のチャイムが鳴ったので出てみると、Tさんの声だった。

Tさんとは、年金生活者カラオケ大会のメンバーで、毎年我が家のイカナゴを炊いてくれる人だ。

Tさんは毎年イカナゴを炊いてくれた後、フルセも炊いて、「美味しいでぇ~。」と言って持ってきてくれる。

ねこ吉は、今年もてっきりそうだと思ってドアを開けた。

そうしたら、

「手を怪我してしもた。何処か外科を知らんか?主人は仕事に行ってるねん。」と言って右手を押さえてた。

「ええぇ~!」

ねこ吉は、何しろうろたえる人間だから、とっさに外科を思い出せない。

ちょうどパソコンでネットを開いていたので、Tさんが普段行っている近くの病院を検索して、電話番号を出し、

「そちらの病院は外科ありますか?なかったら何処か教えて頂けませんか?」

といって、Tさんがその病院の患者で、怪我をしたので代わりに電話をしている旨を伝えた。

カルテを見たらしく、「すぐ、来てください」と言われた。

Tさんは、そんなに出血していなかったし、むしろテンションが上がっているので多弁になっていた。
台所の何処かにぶつけて、手の甲を切ったようだ。

マンションの部屋まで戻り、コートを着て、保険証と財布を持ち、カギをねこ吉が閉め、病院に向かった。

ねこ吉の家には車もないし、運転も出来ない。

そんなに遠くないので、傷口を押さえたまま歩いて行った。

2号線を渡るとき、信号が点滅。Tさんは走ろうとしたので止めた。

病院は昼休みだから、人も少なかった。待合室で待っていると、「世話焼きばあさん」みたいな人が、あれこれ聞いてきた。
Tさんは丁寧に答えてる。

先生がもうすぐ来るということで、Tさんは診察室に入れられた。
ねこ吉は待合室で待っていた。

なかなか出てこない。心配そうにしていると、「世話焼きばあさん」が声をかけてきた。

「診てもらえてよかったなぁ。」
「はい、ほんとに良かったです。」

「あんなぁ、○○教のいいお話が聞ける会が、あるねんけど聞きに行かへん?」

「あ、結構です。」

待合室で宗教の勧誘するのはやめてください。
「ダメモト」と思って、声をかけるのはやめてください。

Tさんは5針縫って包帯をグル巻きにしてもらって、診察室から出て来た。

会計を済まし、薬局で薬をもらい、マンションの鍵を開けたら、ご主人が帰っていた。

ねこ吉、任務完了!