ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

佐伯祐三の絵を見に行って来た。

2023-10-30 20:58:34 | 日常のこと


(襟元にハロウィン限定?のブローチをつけて。)

今日は、たぬ吉が卒業した高校で開かれている、「創立150周年記念展」を見に行ってきた。

たぬ吉は土曜日に同窓会が開かれるということで、朝早くか夜遅くまで喜び勇んで出かけて行った。
同窓会が大好きだからね。

コロナのせいで、色々自粛されていたけど、5類になったから今年は各地で同窓会が開かれているようだ。
夜遅くご機嫌で帰ってきたたぬ吉が、
「創立150周年記念展に佐伯祐三の絵も出てるらしい。連れて行ってやってもいいでぇ。」
とパンフレットを渡された。

たぬ吉の卒業した高校は、佐伯祐三、手塚治虫、吉野彰などの有名人が多く卒業している。

展覧会は同窓会館で開かれている。
卒業生限定だけど、妻は関係者枠で入場できるらしい。

自慢げに言われると、ちょっとムッとするけど、ねこ吉は若い頃佐伯祐三の絵が好きだった。
今も画集を持っている。

ランチもおごってくれるというので行くことにした。





千鳥格子のジャンパースカートに、コウモリ2個黒猫1個のブローチをつけて出かけて行った。
ハロウィンコーディネートです。

佐伯祐三の絵はノートルダム寺院の絵だった。

手塚治虫の漫画が地下から1階に上がる階段に貼ってあった。

学生時代は太平洋戦争の真っ最中。
悲惨な思い出を描いた漫画だった。
階段をのぼりながら全部読んだ。途中から涙が出た。

戦争はこんなに皆を不幸にするのに、何年経っても、どうして無くならないんだろう・・・。





展覧会の中に、昭和20年6月15日の空襲で命を落とした学生のヘルメットが展示されていた。
大きくへこんでいた。

外に出て、「殉難の碑」を見に行った。

高校は20年ほど前に立て替えられた。
しかし、爆撃を受けた壁は、新校舎の建物にはめ込まれて残されていた。

新しく白い校舎にはめ込んであるので、一層目立ったのかもしてない。

たぬ吉に、「高校時代、この建物の傷に気づいてたの?」と聞いたら、

「爆撃の話は聞いていたけど、学校全体が凄くボロボロだったし、爆撃か見分けのつかない傷が一杯あった。」と言っていた。

たぬ吉は、有閑マダム風の同級生の女性3人に会って嬉しそうだった。
親し気に喋っていた。
近々、3人でパリに行くって!
羨ましいことですわ。

追記

ねこ吉は若い頃、佐伯祐三の絵が好きで展覧会も何度か見に行った。

こってり塗られた油絵の具が好みだった。

久しぶりに出してきた画集を見直したら、ちょっとくどいかなぁ・・・。
ねこ吉の好みも変化したんだねぇ。
最近は、サラッとした絵が好みになった気がする。


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