サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

宮沢和史 音楽生活35周年コンサート『君と探してる楽園』@日比谷野外大音楽堂 24.5.25

2024-06-02 | LIVE











先週の土曜日に日比谷の野音で宮沢和史の歌手活動35周年記念公演を観て来ました。










THE BOOMで89年にメジャーデビューし、その後ソロやGANGA ZUMBAでも活躍している宮沢さん
こっから一気に管理人個人のオナニートークに入りますが数十行ほどお付き合い頂きたい
(とは言えあくまで個人ブログなので思い出語りが入るのは容赦頂きたい笑)。
生まれ育った横浜市戸塚区の小学生だった頃、
担任のY先生がブームの大ファンだった
それがきっかけで
全校生徒が集まる合唱発表会の合唱曲で「風になりたい」を一生懸命練習したり、
或いは組体操の種目で「berangkat-ブランカ-」を練習したりもした
音楽に関しては、
当時のアニメソング.....例えば「きんぎょ注意報!」や「おばけのホーリー」等の曲は好きだったが
だからといって音楽そのものが好き~という訳では決して無かった(と、思う)
ポンキッキーズで使われてた電気グルーヴとかの曲も好きだったが・・・
逆に言えば、
そういうタイアップの無い音楽に関してはそこまで明るくなかった自分が居たのだ
だけど、「風になりたい」を何度も練習している内に素直に「良い曲だな。」と感じている自分もいた

何が言いたいかというと、
音楽の楽しさや歌がもたらす力に関して
初めて気付けたというか、「音楽そのもの」を好きになったきっかけがTHE BOOMだったのだ
この出来事とこの曲が無ければそこまで音楽や楽曲に興味を持って無い人生だったかもしれない
その後は、
当時流行ってた色々なバンドや歌手を聴き込み、
そこからマニアックな方向に走ったり、
それが未だに続いているし
未だに音楽に豊かな気持ちにさせてもらってもいる
しかし
その総ての原点がTHE BOOM及び宮沢さんが作った楽曲だったのは疑いようもない
この人が居たから、今の自分が居る・・・そう思える数少ない人物の一人なんですよね
だから、この公演には絶対に行きたかったし、全力で感謝を伝えたかった。
初めて好きになった歌手の歌にいまだに夢中になってる事を示したかった。
.....という個人的な想いはさておき(笑
全キャリアから選ばれた多彩な楽曲陣にウットリしてしまったシンプルに楽しい一夜でした!では、以下。














会場に付くと、
リハの段階から思い切り音漏れしていて
その日演奏する曲達がいち早く聴けてラッキーだった。
森林の中で宮さんの歌声を聴きながら過ごす、、、贅沢な時間でした。
会場の中に入ると肉眼でもそこそこ見える位置だったのでちょっと良かったですね
観客は立ち見の方も含めてパンパン、未だに衰えない人気っぷりにこちらまで嬉しくなりつつ・・・
晴天の日比谷野音にて「24時間の旅」で35周年記念公演はスタート!
 この曲、
元々大好きな曲で
普段からコンスタントに聴いてる曲の一つだったので
正直のっけから嬉しかったですね
サビの瑞々しいボーカル
ベテランだけど歌声は未だに年を食ってない感じ・・・がすごく良かった
この曲を聴きながら自分も「色々な事したいし、色々な場所に行きたい。」と強く想わされる
それは現実的な意味でも、精神的な意味でも。
一曲目が大好きな曲だった事で
個人的な掴みは抜群
名曲にウットリしつつ、
歌詞の「真実」のとこで「真実だよーっ!!」とアドリブ効かすのも非常に楽しかった(笑
ポップに弾けるアンセム「神様の宝石でできた島」はホーンのアレンジが気持ち良く、
多幸感溢れる「そばにいたい」の心地良いスカ・サウンドにも癒される
そして宮沢さんの歌はやっぱり抑揚が効いてて素晴らしいな~と改めて感じていた。

MCでは、
「皆さんこんばんわ宮沢です」と挨拶。そして、
(快晴を見て)「皆さんの普段の行いがこうさせたんです。」
嬉しくなる一言を貰いました
そこから、
ザ・ニッポン!な雰囲気満載の「ひゃくまんつぶの涙」
ハイヤ!の掛け声に手のフリも楽しくて賑やかな和の空気感が拡がっていく
宮さん「これを理想郷って言うんだと思います。」と話して今回の公演タイトルにもなっている
「君と探してる楽園」というフレーズも入った「楽園」を披露
スカ×民謡~といった感じの楽曲で
宮さんもノリノリの歌唱
爽やかな空気が流れていました
この曲の一体感もまた見事でしたね・・・!


バンドメンバーが捌けて、ここで宮沢さんの弾き語りコーナー。
お客さんの一人が「35周年おめでとー!」と大きな声を出しその祝祭感も心地良い中
THE BOOMの名曲の一つである「月さえも眠る夜」を披露
個人的にも大好きな曲だし、
涼風とアコギの相性も良く最高に気持ちの良い音楽空間がそこにはありました
なまめかしく艶のある歌声、限りなく優しいアコギの音、
そこに、
「なにもかも捨てておいで
 あなただけ連れておいで」
という歌詞が合わさって
思わずちょっと泣いてしまいました
そこには、
色々な想いも内在してた訳ですけど.....
やっぱり自分の好きなものっていうのは誰に穢される理由も無くただただ好きな訳ですから
その辺りの息苦しさや本懐に絡んで宮さんが肯定してくれた様な感覚があったのかも
自分の「好き」の中では、他の誰もいらない、あなた(自分)だけで良い。
みたいな・・・。
個人的には歌の中でそういう感覚を貰えた気がしていた。
 更に、
代表曲「島唄」も弾き語りで披露
趣ある和の音色が野音の雰囲気にとても似合っていてこちらも良かった
以前生で聴いた時よりも更にタフになった歌声にも感化されつつ、
祈りを捧げるその歌に酔い痴れもしつつ、、、
「このまま永遠に夕凪を」の部分は思わずジーンと来たりもした。


さて、
宮沢和史さんと言えば、
勿論ロックンロールも欠かせない
フライングVを持ちそれまでの空気とは一変して「SAVE YOURSELF」
王道のロックサウンドに乗せ強靭なグルーヴ感も合わせて魅せていく
ちなみにこの日のバンドメンバーの中には高野寛さんが居た
「敬称略」で宮沢さんに称賛されていた名シンガーソングライターですね。
 続けて、
今度はファンク色の強い「E TUDO TAO MENOR」を披露
宮沢さんは旅が好きなイメージがあるけど、音楽の中でも色々な場所に旅して来たミュージシャンでもある
スカ、琉球音楽、ブラジル音楽から王道のロック、更に歌謡曲、演歌、オルタナ・・・
正に生ける音楽絵巻。と言わんばかりの構成で観客を音楽の旅に誘(いざな)っていきました
 更に、
近年のソロの楽曲も披露
「次世界」ではポジティブなアッパーサウンドで魅せる
ちょっと原点回帰っぽい空気がまた堪らなかった
続いて、
「アストロノート」では瑞々しいポップ・ロックを会場に叩き付ける
往年のヒット曲だけではなく、近年のキラーチューンでもノセる辺りまだまだ衰えなき才気を感じさせました。
 逆に、
アダルティな色気ムンムンの歌唱で聴かせた「Perfect Love」
バイオリンの音が際立って聴こえた切実なバラッド「Next to you」と
❝オトナの歌❞でも魅せていく構成もまた良かった
かつての、
渋谷系にも通ずるような解放感溢れるサウンドで「Toquio」
この曲もアコースティック・サンバって印象もあってひたすらに気持ちの良い時間でした
「日比谷ー!」のシャウトも気持ち良かったピースフルなスカ「この街のどこかに」を歌唱し、
いよいよライブはクライマックスへと向かっていく。


ここで、
個人的にも思い入れの深い一曲「風になりたい」
宮沢さんの代表曲の一つでもあると思う
そして、
未だにアレンジされたものが令和の今でもCMソングとして使われてたりもする。
そんな名曲を自由に踊れるサンバとして小気味良く爽快に響かせていく
シンガロングも楽しかったし、
どんどん高まっていく演奏の熱にはトリップ感も受けたりもした
ただ、
涼しい5月の野外で聴いている~という事実も相俟って
本当に風になっている様な音楽的なオルガズムもありました
ちょっとクサい言い方かもしれませんが・・・笑
でも、それが音楽の魔法でもある。
 スウィングなアレンジが気持ち良い「TOKYO LOVE」を軽やかに披露
イントロのトロピカルな感じと滑らかな歌唱に快感を覚えつつ、
「二人は愛に包まれる」の部分を「僕らは愛に包まれる」と歌っていた気もして
それも良かった.....
更に絶頂は続く
夏に聴きたくなる爽やかなサマーソング「真夏の奇蹟」
ライブで特に盛り上がるTHE BOOMの頃から鉄板の曲の一つでもある
この日は夜の野音という事もあって余計にそのムードに合ってたのと、
会場全体がディスコのように変化していて、
その空気感で余計に気持ち良かった
宮さんも実にノリノリ
ひたすらにカタルシス満点な流れが続く中まだまだ燃料の投下は終わらない!

GANGA ZUMBAの名曲「HABATAKE」を軽やかに歌唱
この曲も凄く良かった・・・
OVER SEASの雰囲気たっぷりのお洒落な楽曲
そこに日本語で力強く「羽ばたけ!」と歌われるその和洋折衷のバンド・マジックが素晴らしかった
そして、踊れる踊れる。ソロの曲も良い、ブームの曲も良い、でも、GZの曲だって凄く良い。
そんな宮さんの辿って来た音楽的軌跡の正しさを証明する一幕でした
更に、
初期の威勢の良いスカ・ナンバーを彷彿とさせる様な「Wonderful World」
宮さんも超ノリノリで「ツカチャ!」とスカでお馴染みの口フレーズを繰り出して行く
会場全体も大盛り上がり、年齢を感じさせない若々しさに溢れたパフォーマンスは流石の一言。。
もうこんなに騒いで踊ってる空間そのものがワンダフルワールドだわ。と感じつつ、
そのトリップ感にも魅せられた楽曲でした・・・!
デカ箱という事もあり、
物凄いインパクトとスケール感でもありましたね
本当に「格好良い!」と思えるステージングが続く中で
最後はピースなダンスビートで観客をイカせた「Discotique」で締め
宮さんも独特の腰使いでエロスを表現しつつ正にフィーバーといった雰囲気で本編は終了
野音を完全に野外ディスコに染め上げ自分の空間にしてしまうその手さばきが本当圧巻でした
踊れるし、浸れるし、泣けるし、聴かせるし・・・で様々な音楽の形を見せて魅せた今回のライブ
正に宮沢和史という音楽家の海の様な包容力と幅の広さを証明してみせた、
金字塔的な公演に仕上がっていました。
35周年、
おめでとうございました!

















1.24時間の旅
2.神様の宝石でできた島
3.そばにいたい
4.ひゃくまんつぶの涙
5.楽園
6.月さえも眠る夜
7.島唄
8.SAVE YOURSELF
9.E TUDO TAO MENOR
10.次世界
11.アストロノート
12.Perfect Love
13.Next to you
14.Toquio
15.この街のどこかに
16.風になりたい
17.TOKYO LOVE
18.真夏の奇蹟
19.HABATAKE
20.Wonderful World
21.Discotique

22.星のラブレター
23.遠影
24.銀河















35周年だから「サンゴ」らしい。
辛島美登里も同じ発想で「coral(サンゴ)」にしてましたね・・・笑



アンコールでは、
レミオロメンの藤巻亮太をゲストに招いて2曲歌いました
藤巻さんとは同じ山梨出身のミュージシャン同士って事で「故郷の音楽仲間」と呼称していました
アコギを持ってステージに上がる藤巻さん、その藤巻さんと笑顔でガッチリ握手する宮さん
レミオロメンも高校生の頃よく聴いてたので感慨深い光景でもあった。
 「星のラブレター」
この前のうたコンではPRINCESS PRINCESSの奥居香と一緒に歌ってたけど、
藤巻さんは藤巻さんで良かった
というか、
藤巻さんの声に宮沢さんの曲って凄く合うんだな。。
「コオロギが便せんに止まった 失礼なやつだ」のトコなんか藤巻さんの曲みたいだった
サビではユニゾンでも聴かせてくれて二人の息のピッタリ感が素晴らしかった!
宮沢さんの(観客に向かって)「会いに来たよ~!!」と叫ぶアドリブにもブチ上がりながら、
この間出た新譜「35」から新曲「遠影」も二人で披露。
この曲は、
藤巻さんが作曲で宮沢さんが作詞している楽曲
宮さん「先に詞を書いて藤巻くんに渡したら明るく前向きな曲にしてくれた」と語り、
その言葉通りにこれまた瑞々しく爽やかなメロディが美しく響いていく
個人的に、
故郷を想う楽曲なので
聴きながら管理人の生まれ故郷の横浜市戸塚区を思い出したりもした・・・笑
でも、誰しも例外なく生まれ故郷ってのはあるもんだから、それを想起しながら聴けば良いと思う
サビの二人のユニゾンにもエモーショナルな気持ちになりつつ藤巻さんもまた出色のパフォーマンスで
華麗にステージを去ってゆきましたね。

最後は、
「あなたがどこにいても~この歌の中でひとつになれる」と歌った「銀河」で締め
正にこんな夜のフィナーレには相応しい言葉を丁寧に紡ぎ歌い、
万感の夜は終わりを告げました
MCでは、
「(私は)幸せものだなと思います」
「(ファンが)手を引いてここまで連れて来てくれた」
と観客への感謝を語っていた宮沢さん
しかし、
こちらから言わせれば
自分は宮沢さんのお陰で歌う楽しさを知ったり、
音楽って良いな、歌詞って良いな、❝うた❞って良いな、と確信をもって思えた
そのお陰で邦洋含めて様々な時代の歌手やバンドを聴くきっかけに繋がったし、
今もそれが続いているのは原点の宮さんの音楽があったからこそ~なのは疑いようもないですよね
だから、これからも宮沢さんが作った様々な音楽を聴いてゆきたいですし、またライブにも足を運びたい
先日「35」を渋谷のタワレコで購入し家で聴いている自分を俯瞰で見て
「ああ、今でも宮さんの新譜を楽しみに聴いている自分が居るんだなあ。」としみじみ感じました
そんな風に、この先の人生も自分の側には彼の音楽が常にあるし、聴いていく。
その想いを確実なものに変えてくれた大切な夜の記憶でした。
THE BOOMは永遠に自分の音楽の基礎なんです。
また、
その良さを当ブログでも度々伝えていけたら良いですね。また、行きます。


藤原さくら「Sakura Fujiwara Tour 2024"wood mood"」@NHKホール 24.5.19

2024-05-23 | LIVE











この間の日曜日に藤原さくらのコンサートをNHKホールで観ました。










藤原さくらの公演を観るのは1年半ぶりでちょいご無沙汰してました
その時は緑黄色社会との対バンで観たんだった
時間が経つのは早い、、、
本当は、
「AIRPORT」のリリースツアーにも行きたかったんだけど
キャパが彼女にしては小さめだったのでチケット取れなかったんだった
今回は、
前作から1年足らずという早いスパンで出されたニューアルバム「wood mood」のリリースツアーでした。

NHKホールも一年振りでしたね
この会場、
音の響き方とか
シックな外観とか、
個人的に昔から好きな会場の一つだったんでそこも嬉しかったですね
好きな会場には年一では行きたい・・・そして、今回のアルバムの雰囲気にも似合っていた様に思う
確かに、新作はライブハウスってよりは格式高いホールでじっくり聴く❝コンサート❞って感じですもんね。
非常に蒸し暑い気候の中、中に入ればそれを忘れる素敵な音楽空間が拡がっていました。以下。











この公演は、
基本的に最後までみんな座りっぱなしで
歓声もシンガロングもハンドクラップとかもほぼなく、
(自然と)みんな静かにじっくりと音楽に浸る.....という内容になってました
ただ、
こういう類の公演がえらい久しぶりだったせいか、
それが物凄い新鮮にも感じましたね
逆に言えば、
良い意味で過剰な成分がない分
ただただ純粋に❝音楽と自分❞、みたいな・・・そういう空間がそこにはあったように思えた。
そしてそれはそれで一つの音楽鑑賞の正しい形なのでは?とか感じちゃいましたね

イントロから始まり、
神秘的な雰囲気を纏った「my dear boy」から本格的にコンサートはスタート。
ちなみにライブという表現を使ってないのは本公演が非常にコンサート的に思えたからです
無垢なメロディ、
ざわめく木々の様な繊細なバンド演奏、
そしてどこか昭和のAORの様な雰囲気の歌唱・・・と早くも観客の心を鷲掴みにしていく
新しい藤原さくらを見せつつ、
洗練された歌謡曲の様なエッセンスにも心地良さを感じた「巡」
音源とは違って「ずっと暗闇」ってフレーズが足されてた気がしたけど、
そういう繊細だけど妙な迫力もある歌や
音源よりも賑やかに感じるアレンジ等
既にCDからアップデートされてる感覚も受けれたのが尚良かった。ダークな感じも好きでした。


歌詞の中に「森の中」ってフレーズが出て来る「コンクール」は正に今回の公演にピッタリの選曲
情念を感じさせるバラッドを歌唱しつつ、
まるでBARみたいにムーディな仕上がりで披露した「Give me a break」
正直、
聴いててお酒が飲みたくなる様な雰囲気でそこも良かった
「人混みにまるで独りみたい」って歌詞もなんだか沁みた。。
そして、
この曲もまた昭和の匂いを感じさせる一曲「BITTER RAIN」と
激シブな流れが続く
聴きながら、
今自分がライブに通っている様々な歌手やバンド達の中でも
藤原さくらは最も渋いポジションに居るかもしれない・・・
とか思った
大人の哀愁が滲む様な曲でシックに聴かせる趣ある時間でした。
こういうのが実にコンサートっぽいんだった。

そして、
ここでMC
この日は近くで沖縄フェスティバルが開催されてた事から、
「はいさ~い」といきなり琉球チックに挨拶(笑
そこから、
アコギを持って「Sunshine」
限りなく優しい音が会場中を包み込むこれまた至福の時間
音源でも感じてたけど囁く様な「Easy Now(大丈夫だよ)」の歌声がまた心地良かった。
更に、
ディープな音楽世界は続いて行く
「Close your eyes」
青い照明も印象的だったんですが
まるでDUBみたいな空気感に海を感じさせる爽やかなサウンドも乗っかって
唯一無二の、、、音に酔い痴れる様な素晴らしい空間を創り上げていました

あれは何だったんだろう
決してアガるような曲ではないけれど、
ゆらゆら揺れる楽しさもあって...レイヴみたいな感覚もありました
そこに純としか言い様の無いボーカルが乗ってこの曲もまた出色の出来栄えでした
今回はバックバンドの演奏クオリティも随一のように感じられましたね。

「星屑のひかり」も良かった
サビメロが、
サビメロとは思えないくらい静謐で落ち着いていて、でもそれが新鮮で心地良かったです
ヒーリング音楽にも通ずるエッセンスとひたすらにきれいなうたを浴びながら、
「おやすみなさ~い」の一言から始まった神秘性の強い「good night」
この曲では木琴?のアレンジが凄く綺麗でウットリしましたね~
 そして、
コンサートの後半に向けて
藤原さくらさんを除いた演奏陣によるインストのセッションも聴けました
とても鮮烈で...若干SPECIAL OTHERSにも通じるテイストも感じられる鮮やかなインストでした
そのグルーヴに舌鼓をしつつ(ちなみに「胎児ソング」というらしい)、
藤原さくらさんがステージに帰還し
コンサートは後半に突入。


年始のCDTVでも生で披露していた新譜を代表する「daybreak」
ステージ及びその周りを囲むように木々のグラフィックが登場して
正に"wood mood"な相様で奏でられました
流れる川の様に麗らかな演奏、
無垢な歌唱、
そして
後半のオレンジ色の照明(確か)に加速していくメロディ・・・
この曲に関しては、
本当にただただ❝音楽と自分だけの世界❞に浸れていました。

daybreakとは夜明けという意味
実際に、
夜が明ける瞬間に立ち会った時の感動
そんな光景を音楽にした様なただ美しいムード...
奏で手が真摯に奏で、
聴き手が無心で受け取る、、、正直、それが何よりの音楽的なコミュニケーションなんじゃないか?って
ある種音楽の原始的な喜びを体感したような気持ちでした
そこには聴き手との信頼関係もあるような気もした。
この夜だけは、
「あ、過剰な反応とか、いらね。」って強く想っちゃいましたね
まあとはいえ、みんながみんな同じでもアレなんで他のライブ行けばそれはそれでって絶対なるでしょうけど笑

優しさが滲む歌唱に聴き惚れた「まばたき」
良質な昭和歌謡にも通ずる雰囲気に浸った「早春物語」
一転して、
キラキラしたアレンジ
「Everybody Good Luck」の繰り返すフレーズも気持ち良かった「Waver」と
和洋折衷を感じさせるセットリストで攻めていく
この曲はコロナ禍の時に作ったとか。
各々のソロも飛び出した、よりJAZZYに変化していた「spell on me」を経て
「今日は本当にどうもありがとう。
 また会いましょう」
と前置きしてその挨拶の通りの曲名「Thanks again」で本編は締め
みずみずしいアレンジに加えアコギの音色の美麗さにもウットリしながら、
幾度か歌われる「かえろうよ」のフレーズも妙に沁みた
どこかノスタルジックだけど、
確かにビビッドでもある。
そんな良い意味で何とも形容し難いサウンドを満喫し、最高だったこの夜は終わりを告げたのでした。


勿論、
アンコールも敢行。
ここで新譜出たばっかりなのに、
早くも新曲を披露(!)
ここに来て、
創作のペース上がってるな、、、と感じつつ
柔らかな雰囲気が聴いててほっこりもした「初恋のにおい」
演奏も良く、良好な感触の初対面でした
最後は、
この日唯一のハンドクラップも飛び出した「I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free」
ニーナ・シモンという歌手のカバーですが、非常に賑やかな雰囲気で楽し気な一幕
藤原さくらさんもタンバリンを振りながらの歌唱で、
最後の曲だけちょっとアゲて終わる構成もまた粋でしたね
 この夜は、
ずっと座りっぱなしだったのもそうだし、
終始浸って自分の中で消化するような内容だったのも
これはこれで元来のコンサートの一つの在り方なのでは、、、と感じてしまった
正直、こういう世界もしっかり守り続けられていくべきだな~とか思ってしまいましたね
本当に素晴らしい音世界でした
ありがとうございました!











1.Intro
2.my dear boy
3.巡
4.コンクール
5.Give me a break
6.BITTER RAIN
7.Sunshine
8.Close your eyes
9.星屑のひかり
10.good night
11.胎児ソング
12.daybreak
13.まばたき
14.早春物語
15.Waver
16.spell on me
17.Thanks again

18.初恋のにおい
19.I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free
















新譜はタワレコで購入して
その後自宅でじっくり聴いてたんですが、
「これって家で聴く類のアルバムでライブ向けではないのでは・・・」と少し懸念もあったんですが、
実際にリリースツアーに参加してみたら
存外に良くてビックリしました
音源も良いので
化けた~って言い方はアレかもしれませんが、
生の鑑賞様にどの曲もアップデートされてた風にも感じられて
流石藤原さくらだし、
バンドメンバーもすげぇわ。

って
純粋に感じた公演でもありました。
これほど生真面目にルーツミュージックに取り組んでいるシンガーソングライターも稀有なので、
藤原さくらの生き様はある意味パンクなのでは.....とか思ったりもした一夜でした。
そりゃ、また行くでしょう!


ずっと真夜中でいいのに。「本格中華喫茶・愛のペガサス~羅武の香辛龍~」@Kアリーナ横浜 24.5.5

2024-05-12 | LIVE












先週の日曜日、Kアリーナ横浜でずっと真夜中でいいのに。のライブを観ました。












ずっと真夜中でいいのに。のライブを観るのは昨年末の東京ガーデンシアター以来5か月ぶり、
そして昨年建ったばかりのKアリーナ横浜に来るのは7か月ぶりの事でした
ずとまよのライブ、
去年「行きたいな~」と思って応募してたら全然当選しなくて、
追加公演があって辛うじて行けた...という感じだったので
「こりゃ行きたいと思って行けるミュージシャンでもねえな。」と察して
遂にずとまよプレミアムに加入してしまった(ファンクラブの様なもの)
が、しかし、
それでも初日は外れてたので
どんだけ倍率高いんだよ(笑)とずとまよ人気の高さを今回も思い知りました
秋からは早くも新ツアーの告知出されてますけど、
プレミアム先行で申し込んでもかなりドキドキ感ありますね笑

ただ、
人気の高さも頷けます
ずとまよのライブっていうのは
❝ずとまよのライブ❞ってのを呼称にしていいぐらい独特なもの
凝ったセットに
個性的過ぎる演出の数々、
ミュージシャンの人数もめちゃくちゃ多いし、
正直、
観ながら「これチケットの分だけ採算取れてんのかな?」って心配になってしまった
チケット代は大体9000円付近だと思うんですが、ライブ観てるとそれで足りんのかな?とか
逆に言えばこのチケット代が「安い」と思えるくらいに複雑で絢爛豪華な演出に満ち満ちていて・・・
ある種
夢の様な空間ですし、
少女少年の頃のワクワクがそこには詰まってる様な気がして、
本当ずっと真夜中でいいのに。のライブでしか観れない音やものばかりが存在しているので。
そういう意味では今回も圧倒されたと同時に益々ずとまよの世界に惹き込まれてしまった、
そんな❝神髄❞を魅せた公演に仕上がってたと思います。では、以下。















電子チケット。
ぶっちゃけ、電子チケットのが管理自体は楽だったりする。。



Kアリーナ横浜はみなとみらい線新高島駅を出てすぐのトコにある
真横にアンパンマンミュージアムがあるのである種分かりやすい場所にあります
この日は午前中~昼過ぎまで生まれ故郷の戸塚区を散策してたので
物販は既にTシャツ類やタオル等代表的なグッズはほぼ売り切れだった
会場入りすると、
昨年のSOPHIAでここに来た時は俗に言う豆粒席で(それでも楽しかったけどね)
今回はもっと近いLEVEL3の比較的前の方だったのでそこはプレミアムの恩恵を感じた
中央+のステージに来た時ははっきしと見えたし。フード被ってたけど。

一曲目は、
まっすぐな歌声が美しく響き渡る「袖のキルト」
東京ガーデンシアターで既に"生歌でも良い。"っていうのは確認済なので、
安心して楽しむ事が出来た
っていうか、
むしろ生歌のがより上手さを感じるくらい。
そう言えば、一番最初の始まりは二胡の弾き語りだったんだけど、
それも中華街に近いこの場所で聴くには雰囲気たっぷりで良かったなぁ、と思う。
 そこから、
ゴリゴリのビート感で攻め立てる「こんなこと騒動」
不穏なロックンロールが音響抜群のKアリーナに大いに響き渡る
ずとまよは音源で聴いててもベースの主張が激しいグループですけど、
ライブで聴くとギター以上にベースが暴れていてそのブリッブリのサウンドも非常に気持ち良かった。
更に、アグレッシヴに鳴り響く「低血ボルト」と初っ端からアゲアゲのセトリに興奮
よりダンサブルに進化したアンサンブルに完全に陶酔してました。
 まるで氷みたいな、
凍てつく様な電子音のフレーズも美しかった
「消えてしまいそうです」
去年個人的年間アルバムランキング同率首位にした「沈香学」からの生で聴いた事ない曲が多く、
そういう意味でもホクホク気分でした
サビでは、
切ないけどポップでもあるメロディに澄んで且つ色気もある声が乗っかって
ずとまよ流AOR~とも言うべき世界観が構築されてた様にも思いました
その世界観に陶酔しつつ・・・
ここで一息MC
「本格中華喫茶・愛のペガサス~羅武の香辛龍~にいらっしゃいませ!」
「来てくれてありがとうございます」
「私もすっごいすっごい楽しみにしてたんだよ・・・!」
というエモい言葉が並べられる。
そんなACAねさんの葛藤を素直に曲にしている「花一匁」がここで放たれた
音源よりも強気に感じられる歌声で、
サビでは加えて艶っぽさも感じられるボーカリゼイションで2万人以上を酔わせていく
その歌ってる内容にもグッと来たし、
音源では囁いてる「花一匁」の部分を「はないちもんめ!」と叫ぶ様に歌ってたのもアツかった
そこから、
「なりたい自分と なれない自分」という内省的な歌詞に胸打たれる「脳裏上のクラッカー」に続く
「いいよ いいよって言わせないでよ」の部分の歌唱もストレートにエモかった
ラストには、
スキャットも聴かせてくれて抜群の盛り上がりで中盤へ進んでゆきました。


「違う曲にしようよ」時折ラップの様な歌い方もしながら、
織り重なる感じのサビにしゃもじによるクラップも楽しかった
(説明すると、ずとまよのライブではみんなしゃもじを打ち鳴らすのだ)。
ここで、
バラッドタイム
まずは悲痛なバラッド「Ham」を披露
アコギのサウンドと切々と歌われるボーカルの重なりが儚くも美しい一曲
その歌声にちょっと泣きそうになりながらも、
繊細な心情の吐露に大いに酔い痴れた
更に、
「Blues in the Closet」という新曲も演奏してくれました
「臆病な会話が天才」
「大人になったら美味しく食べれるから」
というACAね節が効いた歌詞もとても良かった
この曲では雲のレーザーが飛び出し、その幻想的な演出も魔法みたいで観ていて素晴らしい気分でした。
 ここで日替わりメニューのコーナー
去年の東京ガーデンシアターの時と同じく、
観客の拍手の数で3つの内から一つを決めるパターンだったんだけど、
自分は麺類好きなので担々麵に拍手したらこの日も準優勝止まりで一番はアジフライだった
正直、
2回続けて負けたのでちょっとショックでしたね笑
でも、寸劇の演出も加えられた「ハゼ馳せる果てまで」もドラマティックで良かったです
サビメロの美しさに惹かれてました。
「泥まみれでも 信じさせてよ
 異なる自分を愛していたいの」
って歌詞が非常にエモーショナルでグッと来ました。


ここで、
驚愕の演出の数々が訪れる。
ACAねさんが羽根の付いたバイクで空から登場(!!)。
コンサートで宙を飛ぶ演出があるのはTVのニュース番組とかでよく見るけど、
実際に自分が行くライブでは滅多に見ないのでとっても新鮮だった
中央のステージに辿り着くと、
更に驚愕した
ステージの上に噴水が出現し(!!!)、
水が流れる側で「マリンブルーの庭園」をしとやかに歌唱
その光景も綺麗だったんですが素朴なメロディラインも心地良くてgoodでした
続いて「君がいて水になる」を神秘的な雰囲気の中堂々と響かせる
演出だけではなく、パフォーマンスもしっかりしてるのがずとまよの良いトコロ
そう言えば、このコーナーの時でっかいさくらんぼのモニュメントの上で歌っていて
それもまた「すげぇなあ。」と思いながら見てましたね
あらゆる意味で凝っている。。
 ここで、
「チャーハン作るのすけ。」とACAねさんが宣言し、
実際にステージの上でチャーハンを作り始めました
この時、
何が起こってるのか?という気分で観てましたが(笑
実に手際よく冷静にチャーハンを仕上げながら「機械油」を熱唱
ヒップホップの要素やセクシーなダンスも刺激的なアッパーチューンに仕上がってました
「誰かに気づいてもらいたい」という切実な言葉も盛り込んでいる辺りはずとまよだなあ。と思いつつ、
「チャ~シュ~メ~ン!」って言葉がゆるやかに伸び伸びと響いた「幻の五香粉」へと繋がっていく
アジアン歌謡とでも言うべきその作中観に思った以上にノリノリにさせられながら中盤は終了。


そしてライブは、クライマックスに向かっていく。
ステージ上の龍のオブジェが動き、
火花も散る中で
「マイノリティ脈絡」が勢いたっぷりに鳴らされていく
より激しさを増すドラミングと「一方的を貫くなら」と力強さを増すACAねのボーカリゼイション
この曲の時は特にノリノリで歌唱していてその場の盛り上がりも半端ではなかった
駆け抜ける様なスピード感に無性に魅せられながら・・・
代表曲の一つである「秒針を噛む」へ
あのイントロのフレーズが鳴らされただけでも心が昂る名曲
「「本当」を知らないまま 進むのさ」ってフレーズは生で聴くと異様に刺さる感じがある
「分かり合う〇 一つもなくても」等聴いていて切ない気分にもさせられつつ、
ペーソスと共に響き渡る解放的なメロディラインにも心酔してました。
生き物みたいなベースにも凄味を感じつつ、
途中で観客を巻き込んでの合唱があったり、
最後の部分ではACAねさんの絶唱が聴けたり.....
哀しみさえ快楽に変える様な音楽の魔法っぷりを実感する最高のパフォーマンスでした。
 いつもの剣ではなく、
今度はビームサーベルを手にして(!)
「やぁ(嫌)」と告げ披露されたキラーチューン「残機」
この曲は以前生で聴いた時も良かったんだけど、今回はそれ以上。
アリーナクラスの会場で聴くと、サビのスケール感が物凄かったですね
個人的に、
ライブハウスも勿論大好物なんですが
アリーナとかドームはそれはそれでそこでしか生まれ得ない感動があるもんだと思う
この曲の「もう意外と辛いのに」とか「戦わないと撫でてもらえない」ってフレーズは
日常を生き抜く我々そのものであり、そんな日常に於けるバトルソングとして響いてる気がした
そういう意味では沁みる様な他の曲とは違って奮い立たせられるような・・・
そんな効能があった様にも感じていましたね
盛大な狼煙にも思える、
会心の一撃でした。

MCで、
「(今日は)火が強すぎる!アチアチです!!」とACAねさん
ここで本格的にファンになるきっかけの一曲「綺羅キラー」が投下された
思い入れの強い楽曲なのでタイトルコールの時に歓声上げてしまった笑
ライブでは、
ラップの部分でオリジナルのポエトリーが入るのでその意味でも大好きな楽曲
このまま定番化しますように.....と祈りも込めつつ、
この日はカリラップ氏が登場!し、
爆盛り上げでライブを彩っていました
個人的に、ライブだとアウトロの部分の管楽器の勢いに魅せられるからそこも大好き
生歌唱での「乗りこなす必要もないし」ってフレーズには勇気付けられる。
は~大満足だわぁ~...とウットリしつつ
今回も「お世話になってます」の部分で一礼し演奏がストップする演出に唸らされた「あいつら全員同窓会」
そしてACAねさんの「踊れい!」の扇動にもテンション上がった「正義」にて本編は終了
「近づいて遠のいて わかり合ってみたんだ」そのフレーズが印象的な中、
葛藤と共に踊り続けるずとまよのサウンドが終わりを告げた。
 ・・・が、
アンコールも敢行!!
うにぐりの着ぐるみが2体も登場し一緒に踊った「ミラーチューン」
それまでの格好良い系の衣装とは違ってウェイトレス姿に着替えたACAね
そのポップなフィーリングそのものな優しくも力強い作中観に沸かせられながら、
扇風琴によるソロも披露したり非常にノリノリな雰囲気でもあった
最後に観客席に向かって「BAN!」と呟くお茶目な部分も。
「最近作った曲」と、
もう一つ新曲として「嘘じゃない」を披露
この曲も性急なサビメロに2回繰り返される「嘘じゃない」のフレーズが象徴的で
小気味良く聴ける好感触のロックナンバーでした ライブウケも良かった。
ACAねさんのアコギサウンドにブイブイいわせるリズム隊、
歌詞も面白くて
「偏見うざい」とか
「私のヒビ」とか
「炊き立てのご飯が贅沢な出来事」とか、
この曲もずとまよ節に溢れていた様な気がしました
すごく格好良い曲だったので正式なリリースにも期待したい・・・!


MCで
「信じても報われない
 疑うのもしんどい」
「自分の中に溜め込まずに(そんな気持ちを込めた曲を)沢山リリースしたい」
「お返事くれたりコメントくれたり(自分の)糧になってて
 そのパワーで辛いものも良いスパイスになってる。」
「だからいつも感謝です」
「甘いだけじゃない日々で
 こうして一緒に踊れる
 そんな時間はとても尊い」
等、
正確では全然無いんですがそういうニュアンスの発言をされていました
 そこから、
正真正銘最後の曲だった「暗く黒く」で締め
攻撃的なロックナンバーで途中スピードアップしたり
バンドメンバーそれぞれのソロパートがあったり、
ACAねさんは扇風琴のソロがあったり
それがキマってたり、
全員で爆走のアンサンブルを表現したり紙吹雪は舞ったり・・・と
兎に角オーラスに相応しい破格のパフォーマンスだった。
そして、
歌と歌詞が良かった
「冷え切った視界で 今日を燃やしてく」
「君に出会って 赦されてく」
「決して奪われない」
「疑う必要はない 信じてる必要もない」
・・・等々
聴いていて感覚に訴えかけるフレーズの応酬に気付きを得た様な感覚もあった
特に最後の疑う必要も信じてる必要もない~ってフレーズは会場のスケール、雰囲気、熱量も相俟って
ただただ無垢にフラットに還れる様な感覚があってとんでもなく素晴らしい曲に感じました

東京ガーデンシアターの時とはセトリもオーラスの曲もガラリと変わってたんですが、
それでも観客を覚醒感の中で帰す事が出来るその力量に感服致しました
 ずとまよにとって、
最大規模のキャパでの公演だったみたいなんですが
それがとっても似合ってもいたし、空間をモノに出来ていた見事な公演でしたね
素晴らしい❝ずとまよのライブ❞でした
ありがとうございました!
















1.袖のキルト
2.こんなこと騒動
3.低血ボルト
4.消えてしまいそうです
5.花一匁
6.脳裏上のクラッカー
7.違う曲にしようよ
8.Ham
9.Blues in the Closet
10.ハゼ馳せる果てまで
11.マリンブルーの庭園
12.君がいて水になる
13.機械油
14.幻の五香粉(スパイシーズ)
15.マイノリティ脈絡
16.秒針を噛む
17.残機
18.綺羅キラー
19.あいつら全員同窓会
20.正義

21.ミラーチューン
22.嘘じゃない
23.暗く黒く












上2枚は来場者全員に配られたステッカー、
下はプレミアム会員限定のもの。






という訳で、
羅武ペガのKアリーナ二日目のレポでした。
セトリは東京ガーデンシアターの時と全然違っていたので、
結構毎回幅広く選曲してくれるっぽいですね
今回初めて聴けた曲も多かったし、
また聴けて嬉しい曲も多かったし、
定番曲っぽい「お勉強しといてよ」とか「勘冴えて悔しいわ」は無かったんですけど、
逆に言えば無くてもあの盛り上がりと満足感を貰えた~ってのはスゴいですね
今回初めて生で聴けた名曲群に浸りつつ、これからもドシドシずとまよのライブに参加したいです
取り敢えずチケ運もっと上がりますように・・・・・笑
仕事もっと頑張って徳上げようかな。

んで、
ずとまよの今後の活動としては
アニメ映画の主題歌「嘘じゃない」を手掛け、
先述の通り秋には全国ホールツアー、来年には初のアリーナツアー・・・と
またガンガン攻めていくっぽいんでずとまよ沼初級者としてはなるだけついてゆきたいです
ライブに関して言えば今回でまだ2回目なんでね、もっと頑張ってチケット入手してね、
もっともっと独特で温かいこの空間に浸りたい~と想っています。
千葉にも計3回来るんで千葉では絶対観たいな!
黄金週間最後の思い出には、
相応しい夜でした。


LINDBERG「35th Anniversary Tour Thanx a Million☆」@EX THEATER ROPPONGI 24.4.28

2024-05-04 | LIVE











先週の日曜日にLINDBERGのライブを六本木で観ました。









このライブは、
LINDBERGの35周年を記念して行われたものでした
35周年って言ったら自分が大体2~3歳くらいの頃にデビューしたって計算になりますね
そう考えると長いわ・・・
っていうか自分の人生もまあまあ長いわ(笑
ただ、
リンドバーグ自体は息の長いバンドでしたからね
大体98年ごろまではCMソングとか歌番組でよく見掛けたイメージ、、、
イメージっていうか実際憶えてるのでまあ体感か
そして、
自分が中年と呼ばれる年代になっても
ずっとライブハウスでサバイブし続けている...正に闘い続けてきたバンドと言えます。

この公演は「背中を押された曲」をリクエストしてそれを集計順に演奏する~と言った類のものなので、
例えば自分が幼い頃観てたアニメ「バウ」の主題歌「大キライ!」みたいな曲は当然入らないんですけど笑
その分、
リンドバーグのポップな部分というか
分かりやすいストレートな部分が如実に出た内容だった様に思う
 そして、
ボーカルの渡瀬マキさんが
扁桃腺の腫れで声の調子が過去最悪だった~という非常に難産な公演
でもありました
公演数日前のベイスターズ戦でのゲストライブの時に寒い場所で延々と待たされた影響、
尚且つそれだけ待ってもライブが出来る制限時間を超えてしまったので
ライブも出来なかった....という可哀想過ぎる顛末が生んだ悲劇でした
それでも、
最後まで懸命に歌おうとした
その姿がとても印象に残る公演でもありました。。では、以下。













EXシアター六本木は約1年振り
アクセスも良いし椅子も座り心地良いしお洒落だし...って事で個人的に好きなハコの一つ。
ステージも傾斜があって観やすくて良い・・・毎年の様に行っていると、
それだけで思い出が溜まっていくのがライブハウスの良いトコロ
このハコはライブハウスとホールの中間ってハコかな。
 一曲目は、
「会いたくて-Lover Soul-」
言わずもがな初期のヒットシングル
サビの「会いたくて~」の裏声を駆使した歌唱がとっても気持ち良い。
クールに歌ってるのが尚心地良かった記憶。
2曲目の「I MISS YOU」
この辺りから「ちょっと声が変だな?」と思い始める
全盛期の甲高い声と今ではそもそもある程度変わってはいるんですが、
それにしてもところどころ掠れていて「妙だな。」と感じた
前のめりなバンドサウンド、
サビでの勢い、
更に川添さんのピック投げが炸裂した「SUNSET BLUE」声が多少違和感あっても名曲な事に変わりはない

MCで、
渡瀬さん「変な声でごめんよ~」と早速お客さんに謝罪する。
やっぱりどこか調子崩してるのかな、、、と思う
「ここが僕の勲章」
社会的地位が低い人間の心情に寄り添った小市民ソング「Dream Factory」
そして偶然らしいけど同じドリーム繋がりで「Dream On 抱きしめて」と立て続けに披露
この曲は90年代初期~中期っぽい耽美なギターフレーズが心地良くて酔い痴れていました
間奏のリズム隊の攻めっぷりもステキでした。
 MCの昔話で、
渡瀬さんがアイドル時代を終え、
リンドバーグが最初にステージに立った渋谷のTAKE OFF7
アイドル時代のファンが来てくれて初回300人くらい集まったらしい
だけど、
その時川添さんボーカルで「LOCOMOTION」のカバーとかやってたら
次のライブが10人くらいまで一気に減っていた~等衝撃の事実を話してくれました
そこから、
ここまでの人が観に来てくれています!という盛り上げ方はホント上手かったですね
 ここで、
最大のヒット曲「今すぐKiss me」
正直、応援歌とかでは無いんですが、やはり知名度で入って来ましたね
個人的にも小学生の頃創作ダンスかなんかの競技で歌わされた/フリ練習させられた思い出の曲でもある
というか、
自分が想う90年代初期の感覚に合致する楽曲でもある
それは小学生の頃にやらされた~という経験も手伝ってるのかもしれない
兎角、
大ヒット曲というだけではなく、
自分の音楽リスナーとしての血というかDNAの一つに組み込まれてる重要な曲だったりもする
(THE BOOMの「風になりたい」も同じ様な理由で血の一つですね。こっちはクラス合唱だったけど)。
 この曲は、
ライブで聴くとホントいいよね・・・

ストレートな小細工なしのバンドサウンド、
そして、
「ドキドキすること やめられない」「ウォウウォウ」のシンガロング
渡瀬マキさんのボーカルも絶不調と言ってもこの曲の時は勢いもあってガツンと来るものだったと思う
でも、
「大好きだから 笑ってヨ」というフレーズはある意味背中を押している~と言えなくも無いとも感じた。
 イントロのギターの時点から格好良さがバリバリ際立ってた「君のいちばんに・・・」
音源で聴いててもロッキンな演奏隊の圧力に気分アガるけど、
生で聴くとそれを超えて来るカンジがした
より刺々しいギター、
間奏で畳み掛けるドラム・・・
そして、渡瀬さんもミュージックステーション出演時の様にタンバリンを打ち鳴らしていました
生で聴くと「君のいちばんにほんとはなりたかった」というフレーズが切なかった。
管理人も人生経験それなりにありますから.....。


MCで、
ベイスターズの始球式でワンバンせずにキャッチャーまで届いた事を嬉しそうに語る渡瀬さん
FIELD OF VIEWの浅岡さんは届かなかった~という事を小柳さんから聞き
更に喜ぶ
そしたらメンバーから「来年は先発だな!」って発言が飛んで面白かった笑
ただ、浅岡さんは無事ライブ出来たので「あたしだって歌いたかった~」とやっぱ悔しそうでした。
 ここでバラッドゾーン
ちなみに設けたのではなく、
たまたま投票順がこういう並びになったとか。
藤川球児の登場曲でもお馴染み「every little thing every precious thing」
バラードになると裏声を駆使する様になるので元気な曲よりも歌えてた風に感じた
重厚な演奏も光り、特に渋めのベースが最高だった、川添さんのベース本当好きだわ。と感じつつ
1stアルバムに収録されているこの日最古のミディアムバラッド「MINE」
これ本当に良かったな・・・・・
静謐な雰囲気、
啼いてるギターの音色、
優しく温かく、それでいて誠実で懸命な印象の歌。
個人的にはこの日一番よく声が出てたのがこの曲の様にも感じた
ピュアでどこか切ない音色の応酬にウットリしつつ、
虹色の棒ライトの演出も素晴らしかった「LOOK FOR A RAINBOW」と続いて行く
前の曲で出し過ぎたのかこの曲の時には再び不安定な歌唱にも思えたけど、
エモーショナルなアウトロの演奏に畳み掛けるドラミング、、、と上手く演奏陣がカバーしてたと思う。

番外編~という事で
メンバーチョイスの3曲が挿入
スカッとするロックナンバー「YOU BELONG TO ME」
この曲では平川さんと川添さんのソロバトルがあったりそういう演出もアツかったですね~
こうやって振り返って見ると渡瀬さん絶不調だったとは言え結構楽しんでるな...笑
正直、
LINDBERGは楽器隊のレベルも高いしね。
更にノリノリなロックナンバー「TOUCH DOWN」
この曲もベースサウンドが気持ち良く「ウォウ~」のシンガロングも発生し熱かった
バラッドの「GLORY DAYS」がまた素晴らしかった
裏声は安定していた印象なので、
綺麗な裏声を駆使する切々としたバラッドを組み込んだのは大正解だった気がする
しんしんと降る雪の様な演奏に、過去を想う気持ちが交差する歌唱含めて素晴らしい一幕でした


ライブも、いよいよクライマックス。
平川さんが「いくぞォー!!」と合図をし、
勇ましいギターも炸裂した「10セントの小宇宙」
絶好調では無いものの、やはりサビのメロディラインは素晴らしく、踊れる出来栄えでもあった
アッパーなバンドサウンドが鳴り響く管理人も大好きな「ROUGH DIAMOND」
勿論ものっそいテンションは上がっていたのだが、
遂に限界が来たのか
途中で声が出なくなる渡瀬さん

そこを観客みんなが合唱してカバーする光景に
思わずライブ中なのにも関わらず渡瀬さんは号泣
それに感化されたのか最後は声を振り絞ってこの名曲を熱唱していました
言葉を選ばずに記述すると、思いっ切りダミ声状態だったんですが、それでもステージに立ち続ける心意気に感動
ある意味もう二度と聴けない文字通りのラフなダイアモンドがそこにはあった様に思う。
それは皮肉にも心の底からロックンロールと想える様なものでした・・・
本人はやっぱり悔しかったとは想像するけど。

だけど、
ステージは続く
管理人も通勤の時によく聴く曲の一つ「GAMBAらなくちゃね」
やっぱりパワフルな曲になると思いっ切り声が掠れる
だけど、
その分観客が大声で「がんばらなくちゃね~!」とシンガロングする光景は感動的でもあった
逆に、より頑張らなくちゃね。と想えた~っていうのも皮肉ではある
更に、
「oi!oi!」コールも発生した名曲「Over The Top」
ある種パンキッシュな空気も音源とは違って出ていたこの曲
サビのフレーズを観客が歌ってた事でそれはそれでエモさも存分に感じられた
不思議と、凄まじい一体感を憶えつつ
本編最後は、
やっぱりこの曲だよね!って事で「BELIEVE IN LOVE」
大ボリュームの拍手に飛び跳ねる観客、そのムードにもやられて最高調の沸点を刻んでこの日は終了。

自分自身は、背中を押された~っていうよりもロックバンドという形態に於ける
原体験の一つ及び最初期のロールモデルとしてリンドバーグがあって
それが未だに続いてるだけのハナシなんですが、
この日のライブは
トラブルの影響が悪い方では歌唱に響き良い方ではガムシャラ感の具現化に働いていた
そういう意味では確かにストレートに「背中を押される」ライブだったなぁ・・・
と素直に思えました
渡瀬さん的には本調子でない後悔の念が残ったでしょうが、それでもやっぱり素晴らしいライブでもあった
アンコールで披露された背中を押された楽曲投票の首位であった「LITTLE WING」の歌詞の様に、
小さな翼はビクともしない
雨が降っても
風が吹いても
そう思って生き抜く精神性は正にロックンロールそのものでした。
最後は悔しさから泣き崩れ小柳さんや川添さんに支えられながらのエンディングでしたけど、
「冬にツアーあったら絶対リベンジする!」と宣言してたので、是非それを目の当たりにしたいですね。
個人的には、
この日この公演が観れて本当に良かった。
と、共に、渡瀬さんにはゆっくりと休んで貰ってご自愛下さい.....と。
びくともしない様子をまた眺めに行きたいと思います
ありがとうございました!!!!















1. 会いたくて -Lover Soul-
2. I MISS YOU
3. SUNSET BLUE
4. Dream Factory
5. Dream On 抱きしめて
6. 今すぐkiss me
7. 君のいちばんに・・・
8. every little thing every precious thing
9. MINE
10. LOOKING FOR A RAINBOW
11. YOU BELONG TO ME
12. TOUCH DOWN
13. GLORY DAYS
14. 10セントの小宇宙
15. ROUGH DIAMOND
16. GAMBAらなくちゃね
17. Over The Top
18. BELIEVE IN LOVE

19. LITTLE WING

















オマケ。今でもたまに聴く8㎝シングルたち。



環境的なものもあるんだけど、
自分にとってはバンドの原風景がTHE BOOMとLINDBERGな事を最近よく思い返す様になった
そこからサザンとかミスチルとかラルク等に入って行く訳だけど・・・
なんか
そういうのも忘れたくないんですね
今回のライブでは聴けなかったけど、
いつか「大キライ!」「もっと愛しあいましょ」「風」とかも是非聴きたいですね
と言う事は、きっとまた行くでしょう!!
今の世代にもLINDBERGの❝ロールっぷり❞が伝われば良いな。


THE YELLOW MONKEY「SUPER BIG EGG 2024"SHINE ON"」@東京ドーム 24.4.27

2024-05-02 | LIVE












先週の土曜日にイエローモンキーのライブを東京ドームで観ました。











THE YELLOW MONKEYのライブを観るのは初めて。
THE YELLOW MONKEYの思い出と言えば、
小学生の頃
「BURN」のシングルが出た時にTVのチャート番組とかでよく流れてて
それを気に入ってなんとなく口ずさんでたんです
そしたら、
後日母親が「BURN」の8cmシングルをわざわざ買って来てくれたんですね
その時、
「ただ口ずさんでただけなのに・・・」
母親の優しさというかあまりにも気の利いた行動に感動した記憶があります
振り返って~とかではなく、リアルタイムでいたく感激してました
そういう諸々の事を考えるとやっぱりもっと親を大切にせな。。とは思いますね(笑

話が逸れた。
イエモンは当然世代ですし、
子供の頃から聴いていたバンドの一つだったので
一度は生のライブを観てみたかったこと
それと
個人的に東京ドームに行くのが人生で初めての事(!)でした
自分の過去のブログで検索してみたけど一度も行ってなかったんで
正真正銘これが初めてのドームライブでした
今までで
最大キャパが(たぶん)さいたまスーパーアリーナ辺り?だったと思うんで
何気に観に行ったライブの最大キャパも更新してしまった、また一歩踏み込んだ夜でしたね
っていうか37年間生きて来て一度も東京ドームに行った事無かったのか.....でも、
それがイエモンで(振り返ってみると)良かったと思います
なんか、
小学生の頃ワクワクしながら連れていってもらったコンサートの原風景を思い出した日でもあったので。

















初めての東京ドームはデカかった
デカい上に、入ってみると歴史を感じさせる雰囲気もあって
決して一度も観た事のない場所でもないんで妙な感動がありましたね
それと、
名物の回転ドア、
子供の頃「クレヨンしんちゃん」で読んでた事もあり「おお、これがあの...!」っていう
今更体験出来た事に変に感動したり.....
そう、完全におのぼりさん状態になってた自分に苦笑しつつ(笑
ステージにカウントダウンが設置されていて、
丁度「0」になった瞬間にライブはスタート
この演出も良かった・・・いや、これ非常に分かりやすいし親切なんでもっと流行って欲しいな、と笑


早速登場するメンバー
吉井さん「沢山大きな声で騒ごうぜ Yeah」と呼びかけ、
「バラ色の日々」のフレーズを観客全員でシンガロング
吉井さん「ビューティフル!」と叫んで最高のテンションでライブはスタート!
この辺、
流石百戦錬磨のライブバンドだな~って感銘を受けてました
でっかいドームに、イエモンのシャープで格好良いバンドサウンドが鳴り響く
ドームのライブは初めてでライブハウスやホール、そしてアリーナとも音響は異なる感じがしたけど
元々「そういうもの」と想像して行ったので特に違和感は無かったですね
っていうか普通に格好良かったと思います。
 ペーソスと共に、
拡がっていくロックンロール模様に心酔しつつ、艶のあるギターにも良さを感じていました
続く「SHINE ON」では.....正直、ビックリした
この曲、
最近配信で出たばっかりの曲なんですけど、
まるで往年の定番曲みたいな盛り上がりでした
いやはや、
イエモンは本当老け込まないなぁ・・・という事実を目の前で確認出来て良かったし、
メンバーの立ち振る舞いもナチュラルボーンロックスターだよなあ、、、と兎角感激した一幕でした
ブリッブリのベースラインにギュイーンと突き刺さるギターソロも痺れましたね


MCで吉井さん
「イエローモンキーのロックンロールをぶちかましたいと思ってるんで!」と高らかに発言
そこから初期の楽曲でありメロディラインにウットリする「Romantic Taste」
色気のある歌声で魅せた「Tactics」と続いて行く
この曲は重厚なバンド演奏に、
イエモン流の歌謡ロックの神髄とも言うべき吉井さんの強烈なボーカルが乗って
実にサイコー!!な一幕でした
尚、
隣のカップルのお客が「この曲るろ剣のEDだったんだよね!」と嬉しそうに語っていた
斯く云う管理人も完全にるろ剣世代なので同じ事を思っていました・・・笑
 冒頭で、
エマのダークで渋いギターソロが炸裂した「聖なる海とサンシャイン」
このパートもものっそい刺激的で素晴らしかった
後期のシングル曲であるこの曲
生で聴くと
やはり「イージーゴー!!」の部分の歌唱が非常に気持ち良く、ドームのスケール感にも似合っていました
「燃やしてくれサンシャイン」ってフレーズが哀しくも情熱的でこの曲もまた存在感スゴかったですね

「東京ォー!!バーーーーーーーン!!!!」の合図と共に、
管理人の思い出の一曲でもある「BURN」が鳴らされる
あのサビを聴いた瞬間、
思わずグッと来るものが確かにありました

ただ、
この曲は大人になった今の方が歌詞の意味をより深く理解出来ているような気もした
特に、
「飛べない鳥はとり残されて
 胸や背中は大人だけれど」
の部分は聴いてて沁みましたね
強烈な真っ赤な照明も相俟ってこれまた忘れられない一幕でした
 みんなが踊ってるので、
会場が揺れてるのを肌で感じた「ROCK STAR」
文字通りのロックンロール・モードでひたすらに格好良い時間が続く
 ここで一息MC。
「平均年齢58歳のバンドなのにも関わらず(来てくれて)・・・」と吉井さんの自虐ネタが飛ぶ
その後、「ヒーセは興奮し過ぎて一睡もしてない」
「いないだろこんな61歳!笑」
MCの盛り上げも上手かった
「いや~最高だ...」
「(遠い席に向かって)君たちのハートのド真ん中に届けます。」と頼もしく宣言し「楽園」
この曲は音源以上に雄大なアンサンブルの迫力に陶酔していました
そして、
スケールあるサビの歌唱がドームという空間に似合ってましたね
今でも変わらないイエモンの熱情っぷりに感動しつつ、
起爆剤である「SPARK」も投入
のっけから大盛り上がりのオーディエンス
途中ではヒーセとエマのロックバトルも勃発し天井知らずの大盛り上がり
個人的には、
「永遠なんていらないから」の歌唱のあと、
バッチバチのバンド演奏が短めにキマった瞬間にパッと終わってみせた
❝瞬間がすべてだ❞と言わんばかりのクールで熱い締め方に特にグッと来てました・・・!


まだまだ祝祭は続く。
今度は、アニーのドラムソロが炸裂
東京ドームでドラムソロ・・・実に最高でした
バッキバキというよりかはリズミカルで踊れる仕上がり
途中からの疾走感にノリノリになりつつヒーセも加わってリズム隊のワールドを構築
そこから、これまた今年に入ってから出した新曲「ソナタの暗闇」を披露
この曲は、
ビジョンに映し出されたバラバラの歌詞が
歌われる度に補完されていく、、、って演出がまず見事だった
ダークでニューウェーブなこれもまたイエモンらしいロックナンバー
最後に「悲しみ祝いましょう」とネガポジな言葉で終わる感じも個人的に大好きでした
ヒットパレードの中に置いてもパワー不足を感じなかったのも見事でしたね
 そこから、
火花の特効もテンションぶち上がった疾走感溢れる「天道虫」
更に、Aメロの歌唱が特に上手さを感じたヒット曲「太陽が燃えている」と
人気曲を惜しみなく披露していく
生命力を感じるパフォーマンスに、
「太陽が~燃えているぅ~」のフレーズの力もやっぱスゴかった
エマが中央のステージまで来てギターソロかましてたのも燃えましたね。


このライブのハイライトは、個人的には「人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)」でした。
この曲に入る前に、吉井さんが患った喉頭がんの闘病生活のドキュメントフィルムが流されまして。
その後、
死生観が思いっ切り出ているこの曲を
この日一番滑らかに歌唱していて・・・
正直、聴きながら泣きそうになっていました
それくらいのすごい歌だった...
それを彩る優しいエマのギターフレーズに、
しっかりと支えるリズム隊、、、正にバンド然とした演奏だった様に思う
この曲を聴いていたら、本当に自分の死に方すら深く考えてしまう
だけど、それをナチュラルなメロディで歌っている
この日随一の凄味がそこにはありました。
 多分、
今後映像化したとしても
生で聴いたこの日の感動を超える事は多分無いんじゃないか
だから、一度切りだから、その瞬間でしか味わえないものがあるからライブは素晴らしい。
そんな事を切々と感じてしまった魂の籠った歌唱でございました
これが欲しいから今後も自分はライブに行くんでしょう。


いよいよライブも終盤へ。
イエモンのライブのセトリを眺めていると高確率で入っている「SUCK OF LIFE」
この曲では、吉井さんがマイクでエマさんのギターを弾く異色のパフォーマンスもあって楽しかった
生で聴くと想像以上にすげぇ曲だな。と
そして、
イントロからして拍手の波がスゴかった名曲「LOVE LOVE SHOW」
この曲も世代ど真ん中なので本当嬉しい選曲が続いていました
サビでは観客にマイクを向けシンガロングを促す
「がんばっちゃうもんね」の部分は歌っていて自然にエモい感情になったし、
ブレイクの部分のバンド演奏はブチ上がったし、
「散らない花はないけれども 花は咲き続けるだろう」の部分のクールな歌唱が...
ホントに格好良かったし、
勇気にもなったし、
あのスケール感で歌われると余計にグッと来る部分も確かにあって・・・

誰にでも出来る訳じゃないのを承知で書くけど、ドームだからこそ伝わる感動もやっぱりあるな、と。
行く前からそれは何となく想像してた、それが如実に出てたのが個人的にはこの曲かなぁ、って
この曲は今でも8㎝シングル持ってて聴いたりしてるんでその意味でも感慨深かった。

更に、イエモンは余裕で新しい沸点を刻んでゆく。
ここで今年の1月に配信リリースされた「ホテルニュートリノ」を披露
この曲が本編では最後の曲でした
今まででも随一に軽快なアレンジのこの曲、
「それでもまた
 朝が来れば仕方なく 目覚め」
・・・と
低賃金ハードワーカーの自分には物凄く響くフレーズの歌唱にえらい感動
こんなにも社会的弱者の気持ちに寄り添った曲が作れるのスゴいなあ、、、と感じつつ、
そのペーソスを包み込む包容力のある歌と、
ラストの
「ホテルニュートリノ!」の哀愁も含んだ歌唱にすっかりヤラれていました
それと、
二番目のAメロのドラムがドラムンベースみたいで格好良かったのと、
ギターソロがキレッキレだったのも記述しておきたい
そして全体的に踊れる仕上がりでした!







毎度長くて申し訳ない。
コーヒーでも飲みながら休憩入れつつ読んで下さい、、、苦笑
 で、
アンコールも敢行。
「こんばんわ~
 東京ですよ~
 東京のドームですよ~」
とおとぼけ気味に発言
そこから、
笠置シヅ子の「東京ブギウギ」のカバーをアコギを持って披露
吉井和哉さんは確かに笠置シヅ子さんの影響を受けてそうな感じはする。
 そこから、
ノリの良いロックンロール「アバンギャルドで行こうよ」を演奏
サビのポップなメロディに心酔しつつ、
吉井さんがライブステージではなく
中央に設置されたステージまで駆け抜けて来て歌った「ALRIGHT」と更なる高まりを刻んでゆく
とどめは、火炎の特効も飛び出した「悲しきASIAN BOY」と
どの年代の楽曲でも観客をアゲてみせたイエモン
フロントマン3人で肩を組むシーンもあり、
それも微笑ましく...
アンコール最後は紅白でも披露した大ヒット曲「JAM」でフィナーレでした。
この曲、ドームという場所に似合うなあ、、、ってしみじみと感じつつ、
「好きな歌を歌う」みたいな素朴なフレーズもまた響いた
最後の畳み掛ける部分も、
これを生で聴けたのは良かった。と心から想える出来で
儚さと優しさと衝撃性を叩き付けて堂々とステージは終わった…..かのように思えました。

「JAM」が終わった直後、
即座に5月末の新譜から「復活の日」のMVが流れ出し、
それに見入る/聴き入るオーディエンス
シンプルなメロディ
だからこそ滲み出る深み
吉井さんが一人で淡々と歌唱している潔いビデオ・・・
正に、
これからのイエモンの船出には相応しい内容に仕上がっていて拍手のボリュームも凄かった
そして、まさかのダブルアンコールも敢行!!し、
吉井さん
「我がイエローモンキーは永久に不滅です!!」と場所にも絡めた力強い宣言が飛び出し感動
そこから最初期の楽曲「WELCOME TO MY DOGHOUSE」という選曲もアツかった
みずみずしい疾走感と共に最後まで駆け抜けたイエモンの東京ドーム
個人的に、
イエモンのライブも
東京ドームも両方初めてでしたけど、
だからこそ新鮮な感動を十二分に受け取れて本当に行った甲斐ありまくりの一夜でした
こんな風に「好きだけどライブは観た事無い。」ってバンドや歌手の公演に
今後はより積極的に行ってみたい
ですね
すべてに於いて、
永遠なんてものは有り得ないですから。
それと行ったからこそ分かった/得れたものが大きすぎる
時間も有限ではないので、今後もガンガン一瞬にすべてを懸け続ける所存です。
初めてのドーム、初めてのイエモンと初めて尽くしの一夜でした
ありがとうございました!!!!











1.バラ色の日々
2.SHINE ON
3.Romantic Taste
4.Tactics
5.聖なる海とサンシャイン
6.BURN
7.ROCK STAR
8.楽園
9.SPARK
10.DRUM SOLO&BASS
11.ソナタの暗闇
12.天道虫
13.太陽が燃えている
14.人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)
15.SUCK OF LIFE
16.LOVE LOVE SHOW
17.ホテルニュートリノ

18.東京ブギウギ(COVER)
19.アバンギャルドで行こうよ
20.ALRIGHT
21.悲しきASIAN BOY
22.JAM

23.WELCOME TO MY DOGHOUSE
















という訳で、
色々な想いが重なって今回も長いレポになってしまいました
子供の頃から聴いてたイエモン、そして初めての東京ドームという場所...が合わさって
まるで初めて歌手のコンサートに参加したかのような気分で観れていました
めっちゃ新鮮でした
ライブ、
慣れない方が良いな。
って思いました(笑
なんかこれからも常連みたいな雰囲気は必要ないな。とか胸に誓いつつ、
今後のイエモンは5月29日に10枚目のアルバムをリリース
今回披露された楽曲も多数収録・・・って事で
非常に楽しみです
イエモン、
やっぱり生粋のロックスター集団だわ。と今回改めて感じたので、
その生ける伝説っぷりをまた是非この目で確認しにゆきたい...と思っております。
青春はまだまだ終わらない。


ひかりのなかに 7周年記念イベント「つみきあそび周年SP」@下北沢おてまえ 24.4.27

2024-04-30 | LIVE










先週の土曜日、ロックバンドひかりのなかにの7周年記念弾き語りライブに参加しました。









場所は
下北沢おてまえ
以前下北沢GARAGEだった場所らしい(ネット調べ)。
バンドの7周年を記念した弾き語りライブ・・・って事で
馳せ参じたこの公演
ゲストあり、
幅広い選曲あり・・・ととっても楽しい一時でございました
では、以下。












下北沢おてまえは、
キャパで言うと20~30人くらいの小ハコだった
その分、かなり近しい距離でミュージシャンの演奏を見る事が出来た。
一曲目は、
バンド名も歌詞に出て来る「ひかり」からスタート
信じたいものはここにある...ライブの場で鳴らすには相応しい楽曲だ。
そこから、
懸命に「この足を止めるもんか!」と弾き叫んだ「ナイトライダー」が続く。
管理人が初めて購入したひかりのなかにの作品が「トーキョー最前線」だったので、
そういう意味でもちょっと感慨深かった。
この泥臭さが好きなんだった。
 そこから、
「ロックンロール」という箇所でシンガロングも促し発生した新曲を披露
ヤマシタさんが直接言ってたけどひかりのなかにのリスナーは男女問わずシャイな人が多い
個人的に分析するとウェーイ系ではなく、じっくり聴く派の人が多いんじゃないか?とは感じた
正直、
どっちが良いのかは分からないけど...
更に、
凛とした歌声で「明日を待っている」と歌ってみせた「border」
最後の最後に遺る希望の表現に胸を打たれつつ、
やっぱり生歌唱は良いな。
とも思った
「素晴らしいこの日常に」を牧歌的に鳴らし
そして
「憧れは今も雲の上
 いつになれば届くんだよ」
というフレーズが沁みた「オレンジ」へと続いて行く
この曲は哀愁を出しつつも、「続けたいんだ この歌も僕らのこれからも」とガムシャラに歌う
そんな切実な熱さこそひかりのなかにの素晴らしさなんだよなあ。
と感じながら
真に迫る❝良い歌っぷり❞を十二分に堪能していました。
この曲も、
「トーキョー最前線」の収録曲の一つなので個人的に嬉しい気分でした。
散々打ちのめされながらも、日常は確かに続いて行く。
そんな日々のテーマソングにも思えた。


ここでひかりのなかにの元メンバーであるひよりさんが登場
トークコーナーで盛り上げる。
何気に、
脱退したメンバーが参加するライブ~って結構レアかもしれなかった。
当時の内輪ネタも含めた青春っぽいエピソードを披露
音源としては、
3人の頃の音源から聴いてたんだけど
3人のライブはギリギリ観た事が無かったんで
その意味でも貴重だった
なんだかんだ、
今でも仲良さげなのは良かったですね。外から見たカンジしか分かりませんけどね。

本編最後は、「冴えない僕らに灯火を」でフィニッシュ
「お前らなんかと一緒にするなよ」のフレーズを強めに歌う箇所で
隣で聴いてたひよりさんがニヤリと笑ってたのもなんか良かったですね
最後には、
「ラララ~」のシンガロングもあり、
静かに確かに盛り上がっての終了
更に、
アンコールで「すてきなひとりぼっち」をこれまた懸命に歌って本当に終了
その前に新曲「彼女」の視聴会があったりよりどりみどりの公演でございました
散々な苦難を味わいながらも、最後には歯を喰いしばりながら前を向いて走って行く
そんなひかりのなかにの音楽にこの日も励まされたので、今後もライブ等追い駆けてゆきます!
ありがとうございました!











1.ひかり
2.ナイトライダー
3.新曲
4.border
5.素晴らしいこの日常に
6.オレンジ
7.冴えない僕らに灯火を

8.すてきなひとりぼっち











ひかりのなかには、
今後6月12日に新作EP「Charm」のリリース、
そしてそれに伴うツアーも敢行するみたいです。
活動再開してからも精力的に動いているので、
今後のアクションからも目が離せないですね!
また、
ライブにも行きますよ。


久宝留理子 Birthday Live 2024「元気です!Vol.13」@二子玉川GEMINI Theater 24.4.21

2024-04-26 | LIVE










先週の日曜日、二子玉川で久宝留理子のライブを観ました。










久宝留理子さんは、
90年代に活躍していた歌手で今でも現役バリバリで歌手活動をされています
ちなみに自分がブログとかで取り上げるのはこれが初めてですね
今年の冬くらいに新宿のタワレコでベスト盤を購入しまして
それ以来ハマってるんですよね
そう、
最近通勤時にもめっちゃ聴いてるし、
令和になってからそこそこ経ちますけど今が一番よく聴いてるんです
そこには、
本当に自分がガキんちょだった頃の音楽を掘り下げている~とか他の要因もあるんですけど、
やっぱりあのコブシの効いた声、そして艶っぽさも同時にあるボーカリゼイションに夢中になってますね
なんか不思議ですよね
子供の頃そこまで熱心に聴いてた訳じゃないのに、
今になってハマっている、今が旬、むしろタイムリーな存在である、っていう。
こういう事があるとずっと歌い続けてくれている事に本気で感謝しますね
子供の頃は、
「久宝って名字カッケェな。」ってずっと思ってた記憶がありますね笑
90年代前半辺りのピュアネス漂うポップスが大好きなんで今回行けて本当に良かったです。











鈴木結女さんから。「忍空」のテーマソングでお馴染み(CD持ってる)。



そう言えば、
この日は久宝さんの55歳の誕生日でした
毎年恒例らしいんですけど、この日は本当の誕生日での公演だったみたい
小学生の頃久宝さんと言えば自分の世代よりもちょっと上のお姉さんってイメージがあって、
しかし管理人が今30代後半なんで思ってたよりも大分お姉さまでした
でも、
未だに綺麗でしたし、
笑った表情とかは若い頃を彷彿とさせましたね。
 そうそう、
今回のライブって
お客さんの年齢層がかなり高くて。
なんか自分と同年代の方すら見当たらないイメージで
だからしょっちゅうライブに行ってる癖にえらい緊張してました
このライブハウスも初めてで結構落ち着いた大人の空間~みたいなハコだったのもあり、
珍しく結構ドキドキしながらの参加でした
でも、
それも今振り返れば初心に戻れた様で良かった気はしますね(笑
二子玉川にも初めて来ましたが良い具合に発展している(?)面白そうな街でした。



井上昌己さんからも。セイントテールのEDでお馴染み(CD持ってる)。




ワクワクしながらその時を待っていると、
バンドメンバーが出て来てファンキーな前奏からスタート
ジャムセッションみたいなラフで格好良いサウンドからの「泣くだけ泣いたらおやすみ」
この曲、
ライブだとオリジナルのフリがあって掴みには相応しい楽曲でした
初めての久宝ライブ、いつもとは違う客層に緊張してたのが、一気にただただ楽しい空間に!
そして啼きのギターが火を吹く代表曲の一つ「プライド」が早くも投下される
この曲、
近頃通勤の時とかに聴いてテンション上げてたから自分にとってはかなりタイムリーでした(笑
「あなたがいないなら」の部分でお客さんを指差すポーズしてたのもグッと来ました
それと、
正直声に関して言えば
俗に言う全盛期とそこまで変わって無い様にも思えた

今も相変わらず上手かったし、サビの色気も素晴らしかったですね
まず❝健在っぷり❞をリアルに体感出来たのが初参加の身としては嬉しくてテンション上がってました。

MCで「のっけから良いノリ!」
「(今年で)GO!GO!(55)ですよ」
「90年代を駆け走って来て...(中略)今でも私を忘れないでいてくれて嬉しい。」

冒頭からエモいMCが炸裂する。
そこから、
ファンキーなリフも格好良いロックナンバー「いっそ牢屋で眠りたい」と
ハード・ロッキンな作中観で空間を盛り上げて行く
この曲ではサックスソロもあって
それも痺れる出来だった。
そして
これまた大好きな「コンクリートジャングル」
Bメロの歌唱に「歌上手い!」と感動したり久宝さんと目が合った!?と興奮したり(笑
音源よりも大人っぽいアレンジに仕上がった演奏含めてこの曲もまた出色だった
それと、
この曲の歌詞は正直令和の今の方がフィットしている感じもしました
今ってSNSの発展であの頃以上にこんがらがってる感あるから...
健在。と言えば
全盛期のヒット曲「reduce」も良かった
この辺の曲を外さない辺りご新規に優しいセトリになってましたね
あの頃と変わらない伸びやかな声と艶っぽいボーカルにひたすら陶酔していました
それと、「キズあと」の部分の胸に迫る絶唱がまたスゴかったです。。


セトリ豪華だな!
ひったすらに楽しい~!!とアドレナリン出まくりの中、
一旦クールダウンのMC。
お客さんの健康を気遣う発言の後で
「~という年齢なんです!」と言ってたり、
「コロナになった時はニュースにもなって~」
「(ロックダウンの事を)ロックアウトだっけ?」
「ソーシャルディスタンス・・・これ、合ってる!?」

等々、
良い意味で天然なお話で場を和ませていました
そこから、
最新のシングル曲「サクラサク空の下で」を披露
これ、多分20数年ぶりくらいに発売になったシングルCDの曲であり、
作曲が久宝さんの夫でありSOPHIAのキーボードでもある都さんなんですよね
何気に、
都夫妻のライブにはどっちも行っている・・・という事実(笑
曲としてはストレートなポップスで、尚且つみずみずしい感じの曲でした
サビのグッドメロディが素敵でウットリしつつ鑑賞
からの、
ベスト盤の中でも今かなりハマっている「キャンセル待ちじゃない」が投下!!
この選曲はめちゃくちゃ嬉しかった。。
というのも、
本当にこの曲大好きでして
この間日曜日にぽかぽか陽気の中で自然を眺めながらこの曲を聴いてたら
なんかあまりの多幸感に「生きてて良かった。」ってバカみたいな事を想ってしまったんです
楽曲としては1991年の曲ですけど、自分にとっては新しく出会った名曲~だったんですね
 また、
パフォーマンスも最高だった
ベテラン歌手になると結構大人の味出したりしますけど、
とても透明感のある若々しい声で歌い上げてくれて感無量でした
ときめくようなサウンドと、ときめきを純粋に願う様な歌詞と歌と・・・
その調和にすっかり骨抜きにされちゃいました
美しい青春模様に心酔しつつ、
この曲をよく聴きながら
「今度のライブで演ってくれないかな~」ってずっと思ってたので、
それが実現した事にも感動してたのかもしれません
この曲、
めっちゃヒットしたって訳ではないけど、
ものすごい純度の高いポップスに仕上がってるので今からでもおススメしたいですね
「隠れんぼは苦手だった
 すぐ見つけられたくなるの」
って歌詞がまた良いのよ。。。本当このライブに行って良かったですわ。


アップテンポの曲が続いたので、
お客さんを座らせてバラッドのコーナーに突入。
今でも、
衰えない声量を披露した90年代後期の代表曲の一つ「次の夢」
まさに、聴きに来る客層にも刺さってたであろうテーマ性の名バラッドでした
アコギのアレンジも良かった
 正に
"大人のバラッド"とでも形容すべき「雨やどり」
ブレイク時期の曲だけではなく、後期の楽曲も披露してくれるのは個人的に嬉しかった
コブシと哀愁が効いた久宝節がめいっぱい光るこちらも好バラッド
この曲ではまさかの緑のレーザービームの演出があり、
ライブハウスでありながらアリーナみたいな演出も出来るんだ!と感動
GEMINI Theaterにも感銘を受けつつ、
ロック色も強いバラード「道」
この曲でも声の張り、艶は健在で
きっと活動してない時でも研鑽を続けてたんだろうなあ...と思わせる衰えない歌唱力がありました。
カバー曲も披露
「Killing Me Softly With His Song」
それまでとはまた違うしっとりとした心地良さに包まれつつ、
サビのハーモニー、大人のグルーヴ、柔らかい音の応酬...とこれまた素晴らしいパフォーマンスでした。

そういえば
管理人久宝さんの若い頃のルックスがかなり好みなんですけど
今でも笑顔を見せる度にその頃の感じを彷彿とさせて
とても可愛らしくも映りましたね~
バンドメンバー紹介では、
実はベースがSAの方だったり(!)
ギターの大槻さんが脳梗塞から生還したお話だったり、
サックスの方は90年代からの付き合いだとか
逆に自分がデビューした時には生まれてない若い子ともやってる(キーボード)。とか
バンドメンバーもバラエティに富んでる感じで面白かったです
 そこから、
ライブはクライマックスに突入してゆきました。


初期の楽曲である「MY LOVE,MY SOUL」、サビのナチュラルなメロディに
シンプルで力強い歌詞が乗っかりひたすらに心地良い時間でした
この曲、
音源で聴いても「やたら気持ち良いな。」と思ってましたけど、
ライブで聴いたら空間の熱狂も相俟って更にカタルシスマシマシの演奏でした
そう言えば、
この曲と次の「DREAMS」では久宝さんがギターも弾いてました
この曲は久宝さんが作詞作曲を手掛けたオルタナ色も強いロックナンバー
グイグイ来るボーカルにグルーヴ感の応酬、
向き合ってのギターバトルに
「オイ!オイ!」コールまで飛び出し盛り上がりは止まらない!
更に、
「あの空へ続け Dream」とドリームシリーズが続く
ちなみに管理人が育ったのは横浜のドリームランドの近くである
この曲では、サビで観客が天井(空)に向けて祈りを捧げる様なフリも面白かった、楽しかった
ラストでは「Wow~~~~!!!!!」とソウルフルなボーカリゼイションも飛び出し
「ホー!」とご機嫌な久宝さん
MCでは、
「(観客の事も考え)椅子のある会場探すのが大変!」とリアルな事情も吐露(笑
そして「みんなで一緒に歌って踊りましょう!」の合図の後、
紅白でも歌唱した「早くしてよ」「「男」」の2連発で本編は締めでした。
 「早くしてよ」は、
ギターのカッティングが気持ち良かったのと、
この曲を歌ってる時は少女の頃の久宝さんが垣間見えた気がした
「泣いちゃうかな」の部分の歌唱とか堪らなかったですね
気持ちも理解出来るし...
音源よりもシンプルなアレンジだったのも引き算の美学を感じたし、サックスソロも熱かった!
切なくもアップテンポが心地良い名曲の後に最大のヒット曲「「男」」を披露
やはりこの曲無しでは始まらない感じもする
激しいオイ!オイ!コールに、
サビでのシンガロング、
有無を言わさず「楽しいっ!」って時間が続く
この曲はサビの一部分観客が思い切り歌えるので参加型って感じもあって非常に面白かった
更に、Cメロの「だけど」の部分のコブシの効いた歌がまた実にサイコーでした!
うむ、
こりゃ盛り上がらない訳がないわ。。という盤石のステージングでライブは終了
デカい声で「愛が足りない」って叫び歌った経験は忘れないでしょう


またライブレポが長くなってすいません
アンコールも敢行しました
ファンの方の応援団みたいなボリュームでの「く・ぼ・う!」コールにも笑いつつ便乗しつつ、
その声援に応え「会場が競技場みたいに(暑く)なってるね!」と脱帽してました
 まずは「薄情」を披露
この曲も大好き!
ライブだと、
サビのテンポ感が音源よりも大分スピードアップしててめっちゃ格好良かった
大人になってスロウになってくのはよくあるけど、逆に早くなってるのは流石ですね
ファンキーなギターにも痺れつつ、「生きてる理由 はっきりさせたいだけなの」という
キラーワードも実に最高で
最後までずっと葛藤の渦でもがいてる感じも沁みたし素晴らしかった
 そして、
最後の最後は「泣かずにいられない」でフィニッシュ
優しいメロディが胸を打つミドルチューン、
この日の締めにも合ってたし、
何より最後の会場全員でのシンガロングが本当に感動的でした
久宝さんの「みんな大好きー!」の言葉も胸に沁みる中、最高だったライブは終了
初期の心地良いポップスからブレイク期の尖ったロックナンバー、後期のオトナな楽曲に
最近出した新曲.....と想像以上にバランスの良いセトリでそこも素晴らしかったです
 正直、
どの時期の曲でも歌ってくれるなら、
今後もライブ行くのすっげぇ楽しみだな、と。
今回演らなかったけど大好きな曲も勿論まだまだ一杯ありますし、
久宝留理子さんって本当様々なタイプの楽曲を歌ってらっしゃるので、
それらの曲を聴く為にも是非また参加したいですね!
改めてお誕生日、
おめでとうございました!

















1.泣くだけ泣いたらおやすみ
2.プライド
3.いっそ牢屋で眠りたい
4.コンクリートジャングル
5.reduce
6.サクラサク空の下で
7.キャンセル待ちじゃない
8.次の夢
9.雨やどり
10.道
11.Killing Me Softly With His Song
12.MY LOVE,MY SOUL
13.DREAMS
14.あの空へ続け Dream
15.早くしてよ
16.「男」

17.薄情
18.泣かずにいられない















驚いたのが、
ライブ終了後に
久宝さん普通に物販までやって来てサインや握手をしてました
なんて気さくな方なんだ・・・!とえらい感動
自分も、
新譜のCDにサイン書いてもらいました。。
子供の頃TVとかでよく見かけた方に握手して頂いたりサイン書いてもらってちょっと夢心地でした
タワレコでベスト盤を買った時は「そう言えば久宝留理子って居たな。久々に聴きたいな」程度だったのに
そこから短期間でヘビロテしてライブ行くまでハマってしまうだなんて、、、我ながら面白い。
冬には同世代のガールポップアーティストとのイベントライブが決まってるらしいので、
そちらにも是非行きたいですね!


リーガルリリー「LIVE HOUSE TOUR2024」@渋谷CLUB QUATTRO 24.4.11

2024-04-23 | LIVE











4月11日にリーガルリリーのライブに行きました。









このツアーは、
ドラムのゆきやまさんが脱退してから初のツアーでした
3ピースのガールズバンドで途中ドラムが抜ける~っていうのは
まんまチャットモンチーみたいだな、、、と2人になったアー写を見て思いました
(ちなみにチャットモンチーのライブは3人の時も2人の時も観ました)。
ただ、
Show must go on
続けると決めたのならば、バンドは転がって行くと思うので。
その新しい一歩を是非観ようと駆け付けた公演でした
っていうか、
この公演のチケットを取ったのは脱退の発表前だったんで結果的にそうなってしまったんですけどね笑
しかし、結論から書くとまた一つ新しくなったリーガルリリーが垣間見れた公演になってました
それでは、以下。











チケットは勿論ソールドアウト。
見事なスシ詰めだった。。
仕事終わりには、
(悪い意味で)効くぅ~って感じの・・・まるで満員電車みたいな距離感で
自然と吊革を取りそうになってたのはいかにも東京砂漠の住人。ってカンジでそんな自分に苦笑しました
まあ住んでいる場所は千葉県なんですけど.....それも田舎の方ね。
 そう言えば、
ライブ前のBGMで管理人の大好きなbloodthirsty butchersの「JACK NICOLSON」が流れまして、
はっきり言ってものっそいテンションぶち上がりました(笑
なんか、こう、吉村さんの血が途絶えてない様な気がして。
ちなみに終演後には54-71が流れてたのも記述しておきます(最高)。

ライブは、
まずバラッド「教室のドアの向こう」から静かにスタート
そこから、アグレッシヴに今年に入って出た新曲「17」を威勢良く叩き付ける。
サポートドラマーはUraraさんという方だったんですが、
オルタナロックというよりも、
パンクロックに近いドラミングに感じられて
それがまず面白かったのと、この曲には特にハマってる様に感じましたね
本当に、初期衝動がそのまんまステージの上で出ている感じ.....がとても痛快で良かった
そして間奏のギターフレーズがとても綺麗だった。


エモの匂いがする「トランジスタラジオ」
そして、ドクドクとビートを刻むベースラインにも魅せられた「スターノイズ」
今まで以上にヒリついた印象にも思えた「東京」とMC無しでガンガンと楽曲を放っていく
去年出た曲の中でも、
特にライブで育っているイメージの「ハイキ」は
やっぱり生で聴くあのギターリフに魅了されそれだけで堪らない気持ちになる。
サウンドはある意味歌詞以上に歌詞してると想う時もあり、この曲のギターは正にそれだった。
 ど真ん中を射抜くオルタナチューン「GOLD TRAIN」はこの日も流石の完成度
加えて、
ギターロック的な疾走感もあって
その独特な世界観で観客を魅了していく
そう言えば、
Uraraさんのドラムをパンキッシュと表現したけど、
勿論じっくりと聴かせる楽曲の時はしっかりと曲の作中観に寄り添っていました
「蛍狩り」とか、ね。そういう意味では器用さも感じられましたね。


ドラムと言えば、
駆け抜けるドラミングで聴かせた「60W」
この曲はTHEライブバンド!って感じが如実に伝わって来て特に素晴らしかった
ドライブ感たっぷりのベースに、三位一体のパンク感、更にエモーショナルな歌唱...と
強いエネルギーを感じる一つのハイライトにも思えました
こういう直情的な爆発力は、
新体制で生まれつつある一つの味なのかも
しれない。
 「蛍狩り」では、
「怖くないよ」と赤子をあやすかのようなほのかさんの歌と、
情感豊かなギターフレーズに思い切り耳を浸らせる。
ガレージロックばりのギターフレーズにも痺れた「猫のギター」
サビのメロディラインの疾走感にやられた「春が嫌い」・・・と矢継ぎ早にロックナンバーを投下していく。
この日はMC少な目で...
いや、
いつもそこまでたっぷりMCしているイメージも無いんですけど、
特に少な目でただただシンプルに曲を聴かすような公演にも感じられました。

ライブもクライマックスに突入。
ちょっと久々に聴いた感のある「たたかわないらいおん」
いつにも増して「戦わない。」というメッセージが胸に来る歌唱に感じました
SNSとかだと常に誰もが何かと戦ってるイメージもあったりしますけど、
自分は正直そことは別の場所でのんびりしたい気持ちもある
そんな想いに重なった感覚もありました。
 更に、
恒例の冒頭のゴリッゴリのベースサウンドにも唸った「1997」
「片道切符を失くさないように」という歌詞が、
最近の自分には刺さった

どんどん疲れやすくなって来てるし、
そういう身体のケアとか休む時間の管理とかも段々必要になって来てるので。
それ以外にも、色々....
うん、
この曲はライブで聴く度にグッと来ている曲の一つだなあ、と。


MCで「今年で結成10周年」と告げると拍手が沸いた
ほのかさん「バンドというものに出会って、ライブハウスに通って」
「同じ空間なのに、教室とは息の仕方が全然違った。」
みたいな発言をし、
(すいません、ニュアンスです。正確では無いです)
そのままエモーショナルなGソロも光った「教室のしかく」を演奏
心地良いミドルバラッドに浸りつつ、
続けて、
切ない匂いのするバラッド「好きでよかった。」と
最近のライブではあんまり聴いた事のない曲が結構多かった印象もある
憎悪を含む心情をぶちまける「魔女」をステージに叩き付け、
ドラマーが代わった印象かよりアグレッシヴにも感じられた「リッケンバッカー」で本編は終了
激しくも美しいギターソロ、「ララ~」のインパクト大の歌唱も光りつつ、
今のリーガルリリーのロックンロールを真っ向から表現して
この日のライブは終了。
新しい体制、
新しい楽曲・・・
ゆきやまさんのドラムが聴けないのは勿論寂しい気持ちもあるけれど
その代わりに新しく始まっていくバンドの息吹も十二分に感じられた、
再び走り出したリーガルリリーの❝魂❞が垣間見えた手応えバッチリのライブでございました
ありがとうございました!!











1.教室のドアの向こう
2.17
3.トランジスタラジオ
4.スターノイズ
5.東京
6.ハイキ
7.GOLD TRAIN
8.60W
9.蛍狩り
10.猫のギター
11.春が嫌い
12.たたかわないらいおん
13.1997
14.教室のしかく
15.好きでよかった。
16.魔女
17.リッケンバッカー

18.キラキラの灰
19.せかいのおわり
















アンコールも敢行。
たかはしほのかさん「10年前にゆきやまとライブハウスで出会った」
「ドラム、上手っ。と思って誘ったけど、最初は断られた笑」
「(バンドをバンド名の百合の花に例えて)ゆきやまが沢山このお花に栄養を与えてくれた」(ニュアンス)
「(この生命体を)枯らさないように」
「このお花にみんなで水をあげて、すごいお花に出来たらいい」
・・・みたいな、
ああ、
今振り返ると
かなりうろ覚えなんですけど笑
こういう感じの事を切々と語ってた記憶があります
以前の3人のお花は散ったけど、
花は枯れてまた咲くものだから、また今ならではのお花になっていくんでしょうね
 その決意表明にも聴こえた最新の新曲「キラキラの灰」
これが、
実は今回のワンマンでは一番格好良く感じた。
人気アニメのED曲だけあっていつも以上にポップで開けてる印象があったし、
何より、
キラキラの灰になって踊る~っていう
正にロックバンドそのものなテーマ性がとってもイイな!
と。
ギターのフレーズも格好良いし、分かりにくい様で実はストレートな楽曲だとも思うし、
タイアップ曲とは思えないくらい今のリーガルリリーの状況にフィットしている曲にも感じましたね
最後は、
バキバキ感もあるロックナンバー「せかいのおわり」にて〆
勢いよく転がる様なドラミングにも感化されつつ、
確かな"はじまり"を刻んで見せたリーガルリリー
今後も新ツアーに対バンなど各地をガンガン回っていくみたいなんで、
興味がある方はお近くに来たならば是非是非.....っていうトコロですね
かくいう自分も、再び転がり始めたリーガルリリーのその後をちょくちょく眺めにいくつもりです!


ZAZEN BOYS「TOUR MATSURI SESSION 2024」@郡山Hip Shot Japan 24.4.6

2024-04-20 | LIVE











4月6日にZAZEN BOYSのライブを郡山で観ました。










遠征ライブとしては、
2022年の石川県は金沢以来約2年振りの関東圏以外でのライブ鑑賞でした
ちなみに、東北でライブを観るのは実に8年半ぶり(!)と随分空いたな~って思いました
なんか体感的には「確かに。」って気持ちと「そんなに前だったのか。」って気持ちと両方ありますね
ま、
でも、
一度も行った事ない地区もまだあるので
そう考えると東北にはちょくちょくお世話になってる感はあります。

そもそも
何故遠征をしたのか?と言うと
ZAZEN BOYSが約12年ぶりのアルバムを出しました、と
そのリリースツアーを回りますと。
そこで、
大きな会場に行く事も考えたんですが
折角なんで距離の近いハコでじっくりと感じたい。と思ってしまったんですね
今振り返れば6連勤の最終日にしごおわ即新幹線弾丸直行というのは30代後半の体力ガン無視だな。って
思わなくもない
実際、
この遠征の後しばらく疲れが抜けなかったからな(笑
でも、この遠征はホントに行って良かった たまには遠い場所に行くのも気分が紛れて良いと思った。
そんな最高の夜の記憶でございます
では、以下。







ライブハウスは郡山Hip Shot Japan
よく全国ツアーのチラシ等を眺めてると記入されてる事の多いハコでもある
東北に関しては今までライブ等を観た事があるのが仙台(宮城県)だけだったので、
そういう意味ではまた一歩東北地区の開拓に踏み込めた体験に相成りました
 という訳で福島県での初のライブ鑑賞!
ヒップショットジャパンは、
如何にも老舗のハコ~ってカンジが良く出ているその雰囲気がとても好みな良いハコでした。
ステージも観やすくてバッチリメンバーの姿拝めたのも嬉しかった
そう言えば、
ライブ前に近くを散策していたら
偶然憧れの向井さんが喫煙所でタバコふかしてるのを目撃し、
年甲斐もなくかなりドキドキしました・・・笑
これが地方公演の良さでもある。


ライブは、
いつも通り向井さんが缶ビールを飲むところからスタート
「郡山シティにやってまいりましたザゼンボーイズ」と前口上を述べた後、
新譜でも一曲目の「DANBIRA」を強度強めに奏で歌ってライブは始まってゆきました
ザクザクしたギターリフ、暴れまくるベースライン、ああこれぞ、ザゼンの音だ。。と
しみじみ感じながら浸る
次は、
シングル曲「HIMITSU GIRL'S TOP SECERET」
「1.2.3.4」のカウントを何度も繰り返し向井さんが「Yeah!」と3回くらい繰り返しての始まり
この段階で今日はいつも以上に機嫌が良さそうだな。とプチ確信
カクカク感溢れるアンサンブルと
音源以上にダンサブルに仕上がっているグルーヴに早速ヤバさを感じ取る
そこから、
ギンギン状態で繰り出された「RIFFMAN」と3曲目にして既にクライマックス感が滲み出ていました
ジャリンジャリン鳴るギター、それが生み出す踊れる感覚、ドクドクと心臓に響くバンドアンサンブル。
やはりZAZEN BOYSの生ライブは素晴らしい...と早くも満足の手応えでしたね
途中、
歌舞伎風のエッセンスを醸し出していたのも、日本のロック~という印象で気持ち良かった。

「郡山シティの皆さん、お久しぶりぶり」と述べ、ここからは新譜の楽曲を中心に聴かせていく。
去年の恵比寿でも聴いていた「バラクーダ」はより肉感的に...
楽曲がバンドに馴染んでる感覚で素晴らしかった
盛り上がりも違ってた
し、
「今日もロンリーナイト」のペーソスの拡がり具合もより沁みる出来栄えになっていた
それと、ピンクタイガーやアリゲーターのとこで動物の真似してる向井さんがとてもキュートでした笑
 ムーディな演奏に、
「愛してくれよ 寂しいんだよこっちは」と男の哀愁が滲む「八方美人」
カシオマンの切ないギターの音色もまた胸に来る一幕でした
更に、
若干ナンバガのオイニーを感じる
青春っぽさもあった「チャイコフスキーでよろしく」と新曲群で魅せている構成が兎角新鮮だった
こうして聴いていると「ああ、本当に新譜出たんだな。」としみじみと実感してました
この曲は演奏も良かったけど、純粋に向井さんの歌唱も良かったですね
 歌が良かった~と言えば、
これも出色の仕上がりだった「ブルーサンダー」
とにかく歌がキマっていてその格好良さに痺れる一曲でした
それと、水色の照明も歌に寄り添っててその光景もまた素晴らしかったですね
鳥肌が立つカンジ...
カシオマンのギターも気持ちの良い曲でしたが、
それ以上に向井さんのシンガーとしての好さが存分に出ていたこれも印象に残る一幕でした
なんか最近の向井さんのボーカルはちょっとAORに通じるものも感じたりしますね。
カシオマンのメロディアスなギターフレーズにも心酔した「杉並の少年」
「ありきたりの風景」の部分.....
だからこそ、
気付いて、
愛する。そんな意志も感じられたこれまた情感も憶えるような一曲
この曲の冒頭では向井さん「イエ~イ!」と口に出していてそれもまた気分良かったですね笑


新譜のコーナーが一先ずお終わり、
「(カシオマンを指し)あれいってみましょうか 天狗のお話して頂きますよ」と前口上の末に「天狗」
ライブで聴くとよりスケール感のあるアレンジに陶酔出来るのと、
曲間に「そんな気がしています。」
より曖昧で、
素敵なワードを挟み込むセンスにも粋を感じていました
人は気付く事が出来れば/想う事が出来れば本当にどんな風にも気持ち良くなれる生き物なのかもしれない。
 MCで、
「久方ぶりにお集まり頂き・・・」と述べた後
2本目のビールを空けて気持ち良く飲んでいた向井さん
「こちら郡山シティでございます」とこの辺から同じ言葉を繰り返す様になる
そこから、
「にゃーにゃにゃにゃにゃー」とキュートなおじっぷりも披露した「This Is NORANEKO」
この曲は松下さんの破壊力満点のドラミングにも耳を奪われた記憶
更に、
「一つだけ言い忘れておりました。
 MATSURI STUDIOから参りましたザゼンボーイズです」
全然言い忘れてない発言をしつつ笑
スリリングなアンサンブル、ディストーションギターでも痺れさせる「SI・GE・KI」と人気曲を重ねていく
「自分の勘違いでなければ、ここは...郡山シティ」というMCで既に笑いが起こっていた「COLD BEAT」
百戦錬磨のライブの中でも必ず演奏している曲だと思うので当然の如くむっちゃ格好良い
想えば、
一年前の渋谷クアトロでこの曲を聴いてZAZEN熱が再燃した記憶が蘇る
「コールビー!」とノリノリのボーカルに
ひたすらに暴れまくるMIYAさんのベース
サイッコーのドラムソロまで決め込み、
中盤のハイライトとでも呼ぶべき素晴らしくグルーヴィな一面を創り出していく
その最中にいつも通り「泥沼」も挟み込み、さらにこの曲では件の"首振りダンス"も披露(!!)
言うまでもなく新しい学校のリーダーズのあれですけど
噂には聞いてたんですが
マジでやってるんだ!と思い感動しました
観客も大うけしてましたね 向井さんが首振りダンス・・・とんでもなく斬新でした
 この曲は、
タイトル通り決して明るい事を歌ってる訳ではないのですが、
「ズボズボズボズボっとハマった泥沼っ!」とコミカルさも交えながら繰り返す歌唱を聴いてると、
「絶望が楽しい!」みたいな気分になっている雰囲気にビックリしました
というよりも、
絶望を歓喜で笑い飛ばす力が音楽にはある...と言うべきかな
最後は「COLD BEAT」に戻って来てビンビンのテンションで締め
正直、大きな会場もいいけど、このライブに関しては近いハコで観たからこその良さが確かにありました


向井さんが「重大なお知らせがあります。」と告げると
笑いが起こるフロア
それに対して「真剣な話なんです。」と思い詰めた表情で真味に語る向井さん
静まり返るフロアに対して、
「MATSURI STUDIOからやって参りました、ザゼンボーイズです!」と高らかに告げる向井さん
いやいやいやいや笑
完全に酔...
しかし、
パフォーマンスは抜群に格好良い。「ポテトサラダ」は原曲よりもロッキンなアレンジに変化していて、
そのサウンドを聴くのも男性の願望丸出しな歌詞に浸るのもとっても楽しかった
間奏の部分でまた首振りダンスしたり、
カニの部分でカニダンスかましたり
そういう演出(?)でも相変わらず盛り上がる
 饒舌は止まらず、
「吉高由里子さんに捧げます!」(何故!?)とビールをぐいっと飲みほして「はあとぶれいく」
この曲では、まさかの両手でマイクを持ちアイドルみたいに切々と歌ったり、
ステージの最前まで出て来て至近距離で歌ったりと兎角絶好調だった
その"格好良い哀愁"に陶酔しつつ、
曲終わりには
「・・・すいません、さきほど名前を間違えました
 吉高ゆきこさんでした。」
と語る向井さん
いや、
誰!?

っていうか、名前間違えてねーし!とツッコミどころ満載なMCが続く
この発言の時には失笑苦笑爆笑が入り混じるカオスな空間が生み出されていました。。
あまりにもシュール過ぎる...とキレッキレのMCにも大満足しつつ、
新譜の中で特に生で聴きたいと思っていた「黄泉の国」
この曲は、
リリースツアー逃すと聴けなくなりそうな予感もしてたのでかなり嬉しい選曲だった
粘りっこくてどこか哀愁の漂う歌に和メロの良さ、渋いギターソロ.....と
大人に沁みる様な仕上がりで真っ当に陶酔出来る名演だった
隠せない昭和歌謡感が滲んでて大好きだった。
派手ではないが、
確かに心に残る様な至福の一時でした。


いよいよライブもクライマックスに突入。
ここで向井さんが3本目の缶ビールをプシュっと開けグイっと飲む
既に顔は真っ赤だった。
規格外のグルーヴを生み出した「Honnouji」
小刻みなリズムを聴かすベース&ドラムにカシオマンのキラキラのギターリフの調和が気持ち良く
バンドマジックを十二分に感じさせる目の覚める様な強烈な一発だった
途中、
「いやーあのねー」と繰り出し
「ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと待ってる!」
何回ずっとって言うんだよ。みたいな演出もぶち盛り上がっていました
「今日は土曜日 サタデーナイト 一言で...ウィークエンド!」と告げ「Weekend」をご機嫌に鳴らす
余談だがこの曲の時のMIYAさんはいつもの鬼気迫る様な表情では無く、
終始笑顔だったのも印象的だった
向井さんの裏声も駆使したボーカルもノリノリで純粋にただただ楽しい時間でした。
 お客さんから「MIYA~可愛いよ」の声が飛び出しはにかみ気味で反応するMIYAさん
向井さんが曲始めの時に合図するも戸惑うメンバーに対して
「・・・俺か?俺だ!」
まさかの自分から始める曲なのを失念してたのも面白かった「YAKIIMO」
この曲では屋台の「いしや~きいも~」のアレを引用(?)してたんですが
ZAZENのビートと石焼き芋の相性が良すぎてニヤリとした
叙情的なギターフレーズに、
ノスタルジー、
ベースサウンドも気持ち良く「今日も夕暮れはゆがんでいる」という歌詞もとても印象的でした。
 「Hip Shot Japanの皆様、ありがとうございます」
「またここに来ても良いですか?」
との発言に
「いいよー!」「来てー!」と反応する観客とのやり取りに温か味を感じつつ、
「朝から軽めのナミダ」というフレーズにも感情移入してしまった「破裂音の朝」
この曲が存外に良かった・・・
エモかった。
この曲は、
ZAZEN BOYS流の「夜明けの歌」なのかな。とか感じつつ、
「泥まみれの少年
 泥だらけのメッセージ」というノスタルジックな歌詞と、
今の自分らに向けて鼓舞するような雰囲気と...が合わさってとても感動的な一幕
だった。
ぶっちゃけ、この曲で終わっても好い。と感じたくらいには素晴らしい歌と演奏に仕上がっていた
それと向かい合ってギターを弾くステージの様子も微笑ましくて楽しかった・・・
いつの間にか忘れがちなイノセンスを想わせる最高の一曲だった。

「また来ます!」と爽やかに告げ、
ライブは「乱土」「胸焼けうどんの作り方」にてフィニッシュ
軽快でポップなギターリフが高らかに鳴り響く「乱土」
「乱土!ここは乱土!」とハイテンションで歌う向井さんのボーカルに
うわ~楽しいっ~!!!!と飛び跳ねてはしゃいでしまった。
この曲、
めっちゃ良かった・・・
思ってた以上にライブ向けの曲だし、
新しいキラーチューンとして今後も育っていくと良いな。と可能性も感じました
この日一番ロック的にアガった瞬間でもあった
「胸焼けうどん~」が終わったタイミングで
「へのつっぱりはいらんですよ。」と何故かキン肉マンネタで締めて帰ってゆきました(笑
セトリ的に言えば、
「らんど」の楽曲を軸にはしつつ、
今までのオールタイムベスト的な選曲にもなっていて
正にどの年代のザゼンファンも満足させる会心のセトリになっていたなあ、と。
向井さんが未だに新譜を作ってツアーを回ってる事実にも尊さを憶えつつ、
地方公演でも何も変わらない熱量に頼もしさも憶えた
そんな何もかも最高だったワンマンでした
ありがとうございました!!!!











1.DANBIRA
2.HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
3.RIFF MAN
4.バラクーダ
5.八方美人
6.チャイコフスキーでよろしく
7.ブルーサンダー
8.杉並の少年
9.天狗
10.This Is NORANEKO
11.SI・GE・KI
12.COLD BEAT
13.泥沼
14.ポテトサラダ
15.はあとぶれいく
16.黄泉の国
17.Honnouji
18.Weekend
19.YAKIIMO
20.破裂音の朝
21.乱土
22.胸焼けうどんの作り方

23.永遠少女
24.KIMOCHI














アンコールも敢行。
アルバムのリードトラックである「永遠少女」
諦めのような達観と、それでも。っていう心情が入り混じる名曲
そして、
初期の名曲(っていうか、書いてて気付いたけどこれも20年前の曲になるんだな...信じたくねぇ~)
「KIMOCHI」にて本当にフィナーレでした
「KIMOCHI」をライブで聴くのはかなり久しぶり...前に聴いたのがいつだったのか思い出せない位だった
そしたら、この曲、音源と同じソウルの匂いを感じさせる部分は保ちつつ、
要所要所で爆音に変化する(!)強烈な変化を遂げていました
これはむっちゃアガったし、
ライブに行かなければ聴けなかったサウンドだなあ。とはっきりと感じましたね
向井さんのソウルフルなボーカルからいきなりディストーション入り混じる破壊的な音像への移行
格好良い・・・!と純粋に痺れつつ、
最後の最後は
「ケーアイエムオーシーエイチアイー」とアルファベットで歌い
それを観客と一緒にシンガロング
そして、
観客がずっと合唱したまま、
お辞儀をしてメンバーが去っていく...という演出が斬新過ぎて痺れました。

ラストに観客が主役になる~っていう演出は中々見ないので
それ含めてオルタナティブで素晴らしい。と思ったし、
実際、
「自分も"気持ち"を大事にしよう。」と想わせるには十二分のパフォーマンスでした。
これは忘れないし、
忘れられない...
締めにこんなにハートフルなエンディングを用意してくれるとは想定外だったんで
それ含めて記憶に残る最高のライブを体験出来て心から「遠征して良かった。」と思いました
やはり、
遠出して観るライブも良い・・・。
地方で観るライブでしか得られない感慨は確かに存在すると感じた
それと、中学生の頃から聴き続けている向井秀徳さんの公演を初めて遠征して観に行けたのも良かった。
様々な感情を持ち帰る事が出来た今回の福島遠征、はっきり言って大成功!でございました
また福島にも行きたいですし、東北の他の県、或いはそれ以外の地方にも
是非行きたいですね。
本当に、
そう思いました。


ハク。ONEMAN LIVE『ONE』@下北沢Flowers Loft 24.3.30

2024-04-17 | LIVE












3月末にハク。のライブを下北沢で観ました。









ライブのタイトルに「ONE」と付いているけれど、
これは初めてのワンマン~という意味ではなく
ハク。の東京でのワンマンが初めてなので「ONE」というタイトルだったんですね
ハク。は主に関西を拠点にしているバンドなので、
関東に来てくれるだけで嬉しいんですが
こうして初東京ワンマン...!って事で
「行かねば。」となり
参った公演でした。
それと、
ハク。はアルバムとしては2枚しか出てない若手のバンドなので、
今ライブに行けば大体聴きたい曲は聴ける~っていう利点もありますね(笑
事実、
この公演でハク。のライブを観るのは三度目ですけど
サブスクやCDで聴いて「これ生で聴きたい!」って思った曲は全部聴けてたりもする
この日はワンマンだったので特に今まで生演奏で聴いた事ない曲のオンパレードで嬉しかったですね
全体的に今のバンドの状態の良さが如実に出ていた本当に素晴らしいライヴで感無量でした。













ピンクの看板がまたお洒落。



ハコは下北沢Flowers Loft。
去年も何度かここに来たけど今年は初の来訪
ここは駅を出て目の前に看板が見えるくらい駅チカ中の駅チカなので、
アクセス的には正直神ってるくらいに素晴らしいですよ(笑
それと、
ステージが横長なので
どこに居てもステージが観やすいのも個人的に推しポイントですね
この日はソールドアウト!って事で順調にリスナーを増やしている様子でした。

一曲目は、
オルタナ風味のロックナンバー「無題」からスタート
ツインギターの絡みも心地良く、それぞれの鳴りが違うのでその対比も聴いてて楽しい
それと、あいさんのボーカルも絶好調で「走ってゆく~」の伸びやかな声がまた素敵に感じました。
 そこから、「ハク。でーす よろしくー!」と元気に挨拶してからの「直感way」
軽快なドラムの音色から始まり、楽しそうに演奏していた間奏もとても良かった
「有名じゃなくていい
 誰かに愛されたくて」
っていうフレーズにも感情移入しつつ、
ここで大好きな「君は日向」が挿入!
実は、
何気にハク。の曲の中で一番リピートしている曲だったりする。。
ザクザクしたイントロの演奏からよりタフになったアンサンブルの気持ち良さ、
懐かしさを憶えるメロディーラインに、更にこの曲は(この曲に限った事ではないけれど)
青春を言葉ではなく音で伝えるなずなさんのギターリフが本当に心地良い。
この日も生で聴くあのリフに胸を打ち抜かれました
ハク。は令和のロックバンドだけど、
どこか懐かしい感じもする。

そこも武器だと思う。

名曲は続き、ここでライブでは初めて聴く「ハルライト」が演奏される
サビの一発で景色を変える様なあいさんのボーカリゼイションに魅せられた一曲
その曲名の通り今、春という季節に似合うメロディと歌詞もまたのめり込みやすくて素晴らしかった
季節の好き嫌いは誰しもあると思うけど、春の素敵な部分に陶酔出来る様な楽曲でした。
それから、
この曲からメンバーがステージのフロントまで出て来て前のめりになって演奏する場面もあって
ああいうお客さんをアジテーションする演出が自分が観た限りではこの日が初めてだった様にも思い、
正に絶賛進化中なのを印象付けるパフォーマンスでもありましたね。
ああいうのは、テンションもアガる!!
 序盤のハイライトは、
「自由のショート」
この曲を聴いていて、
不意に泣きそうになってしまった。
多少センチメンタルな歌詞とあの水槽の中を漂ってる様なバンド演奏が重なって
自分が子供の頃に見た/居た光景がフラッシュバックして
感情移入して泣きそうになった。

あんまり具体性の無い感想で申し訳ないんですけど(笑
でもやっぱ、
この曲のあのアレンジはスゴいし、
生で聴くと余計にトリップ感ハンパなくて心酔してしまう...というのが本音
特に、サビ最後の「瞳の奥どこかで思い出すだろうか」って部分で涙が出そうになったのかな
そういう意味ではあの独特の演奏にも、そしてボーカルにも二重にK.O.されたって言える。
この曲もなずなさんのアルペジオのギターフレーズが逐一素晴らしいんですよね。


ここまでは、
割とライブの人気曲を中心に聴かせてた印象でしたが、
ここでコアな曲のゾーンに突入
「ame.」は勿論生で聴くのは初めて
のっけから「はああ~」とデカい声を音響系っぽく聴かせて、
その後は浮遊感のあるサウンドで観客を魅了していく
個人的に、ハク。のこういうディープ曲は❝輪廻感❞あるな。と勝手に感じてました
 これは鉄板曲だけど「僕らじゃなきゃだめになって」
やっぱり、
生で聴くとよりBメロの美しさに惚れ惚れする。。
そして「愛しい」の連呼にハートフルなキモチにもなりながら・・・更に、
重厚なオルタナロックにも感じられた「本物」と最初期の楽曲もしっかりと聴かせてゆく
「笑ったり泣いたり 忙しいのが嬉しい」という歌詞も心に残る"いい歌"っぷりもまたステキだった。
 
MCで
「こんなに沢山の人が来てくれてビックリ」
「色んな気持ちを持って帰って欲しい。」
とあいさんが語り、
力強いドラミングもインパクトがあったこれもまたライブで盛り上がる楽曲「なつ」を披露
この曲はどこか昭和のJ-ROCK.....それもインディーの方の匂いがあってこれまた堪らないヤツだった
アウトロのギターの異なる重なりも印象的(ジャカジャカ×綺麗)でそこもまた気持ち良く...。
更に、
半年ぶりくらいに生で聴いた「ナイーブ女の子」
この曲もサビメロがキャッチーでまるで毎回やってる定番曲かの様に盛り上がっていた
改めて、ハク。って良い曲多いな。という事実を改めて感じつつ、
その流麗なアンサンブルに夢中にもなった一幕でした
この曲は、
ギターの重なり、ハーモニーもまた美しくて魅了されてましたね。なずなさんのギターソロも!
 「このラブソングは青春の味なんて知らない」と告げる「アップルパイ」
若干ネガティヴな歌詞ながら演奏はアッパーに突き抜けててその対比もまた面白かった
なずなさんのギターもノリノリ、
そして間奏の一体感も素晴らしかった
かのさんはベース弾いてる時の攻めてる様な表情がまたロッカーっぽくて良かった。
 サビで、
あいさんとかのさんのボーカルの絡みがあってそれがまた新鮮だった「第六感」~と
去年のフルアルバム「僕らじゃなきゃダメになって」の楽曲をこの日は全曲披露してました
あのアルバムは個人的に去年の年間ベスト10に入る位お気に入りだったので正直嬉しかった。。
歌詞で、
「あぁ違う方がいいな、あぁ時々同じで
 あぁ惹かれあってゆく、あぁそれが人間」
ってフレーズが正直わかりみがあって頷きながら聴いてしまった。

MCで
「みんな大丈夫ですか?暑かったりせん?」
「みんなのお陰でソールドも出せて」
「ちょっとずつでも届いてるのが嬉しい。」
と誠実に語るあいさん
うむ、
関東にも届いてますよ。。と思いつつ、
自分がインフルエンサーだったらもっと力になれるのにな.....と悔しい気持ちもなくはない。
 でも、書く。
ここで「カランコエ」
サビの「ふふふ~」がまた昭和のポップスを想起させて実に楽しい
この曲ではドクンドクン来るベースラインも格好良くてね、加えて
サビのなずなさんの歌う様なギターも心地良かった
ドラムもリズミカルで、
演奏陣の技量も感じさせる一曲でもあった。そしていよいよライブもクライマックスへ、
ここで、
ずっとライブで聴きたい~と思ってた「ワタシ」が遂に聴けた!
イントロのなずなさんの素晴らしいギターフレーズ&フロントまで出て来て観客を煽る姿に
テンションがぶちあがりつつ、エモーショナルなあいさんのボーカルも激熱で
正にこの日の為にとっておいた!と言わんばかりの名演に仕上がってました
正直、
凄い格好良かった...
そして、本編最後は鉄板のキラーチューン「回転してから考える」で締め
この曲は生で聴く度に凄味を増している曲で、歌詞のテーマ性的にも転がる相様を描いているし、
ロックバンドという観点からしても名刺代わりの一曲に相応しい楽曲だと思います。
いや、
この曲もマジで良かった・・・
カクカクした刺激的なAメロのバンド演奏は更にタフに進化していて
イントロの段階から大歓声が沸いていた。
よりグルーヴィに、
より攻撃的に...
グングンとライブの中で育っているこの楽曲、
サビの歌声もいつも以上に力強く、
正に"ロックンロール"という形容がよく似合う一曲に仕上がってました

ラストの「しつこく踊ろう」の歌唱も感動的でバンドの充実っぷりを見事に表現している最高の締めでしたね
なんだろう、良い意味で刹那的で、ライブハウスの醍醐味も感じさせてくれる、、、
代表曲の一つだと思いますけど、
やっぱり今後も毎回聴きたくなる大事な一曲になっていく
そんな予感を受けた痛快な一撃でした。


アンコールも敢行。
ここで、
まさかの新曲!
現時点での集大成を見せる公演だと思ってたので、
新しい曲まで聴けるとは思わず、テンションも上がりましたね
変則的な要素も感じさせるAメロから「叫べ」と歌うストレートなサビに繋がる
これまた今までのハク。にはあまり無かった様な新境地に感じられたこの曲
早く音源でも聴きたいなぁ。と純粋に想いながら、
最後の最後は「BLUE GIRL」でフィニッシュ
青春色のギターリフから、
疾走感溢れるバンド演奏になだれこむこの曲
サビの裏声を駆使した歌唱も見事で。爽やかで、でもどこかセンチな空気を遺して心地良くライブはEND。
歌だけではなく演奏陣の脂の乗ったパフォーマンスにも痺れていたこの曲、
ハク。の良さ、個性
そして、
未来もしっかり魅せて終わった実にサイコーな初の東京ワンマンでした!
ありがとうございました!!!!














1.無題
2.直感way
3.君は日向
4.ハルライト
5.自由のショート
6.ame.
7.僕らじゃなきゃだめになって
8.本物
9.なつ
10.ナイーブ女の子
11.アップルパイ
12.第六感
13.カランコエ
14.ワタシ
15.回転してから考える

16.新曲
17.BLUE GIRL















記念の缶バッジ。



個人的に、
このライブが季節の変わり目に観た最後のライブでした
それに相応しい「心の底から楽しい!」と思えたライブで本当良かったです
ハク。は純粋に楽曲が良く、
どこか現代離れしている・・・というか、
初めて聴くのにちょっと懐かしい感覚が癖になるロックバンドで
それまでのライブもとっても良かったんですが、
より、
ライブバンドっぽくなってきた
ライブ運びが進化している印象も受けた
今回の公演でした
勿論、
良い意味でいなたい感じも健在で、
ハク。のまま変わっていこう。とする気概も感じられた会心のワンマンに思えましたね
で、9月には早くも次の東京ワンマンが決定、実はもう既にチケット確保済みなので、
またハク。の世界を存分に感じられるかと想うと実に楽しみです!
 正直、
比較的近年結成された~とは思えないくらい、
既にライブバンドっぽい風格があるので今後の変遷が楽しみでしか無い
なんか自分でも想像以上に好きなバンドになりつつあるのでマイペースに追い駆けてゆきます♬