サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

古見さんは、コミュ症です。 コミュ49 暑い日です。 感想

2016-11-30 | 天野めぐみ&古見さん
                                      
                                      内弁慶カワイイ。









古見さんは天野家のめぐみさんと同じくらい家ではオラついてますね(笑
オラついてるというか、ちょっと自堕落気味というか・・・
それがまた可愛い、上に、愛嬌があって生々しくもあって素敵なんですけど。
めぐみはめぐみでTHEサンデーなお話をやってましたけど、
古見さんは古見さんで有り体な日常の様子を描く、、、という他の少年誌では決して出来ないTHEサンデーなお話を繰り広げてました
このめぐみとか古見さんとか読んでて思うのは、「あっ、こういうのサンデーっぽい。」って思う回数がやたら多い
そして、このめぐみとか古見さんがしょっちゅう高掲載順で載ってるのを見てると「やっぱサンデー読者ってこういうお話好きなんじゃん。」って単純に思う
尚且つ、コミックスも4万とか5万とか最近の若手の中では飛び抜けた数字を出せてる訳で
そういうのを見てると某J誌や某M誌に憧れない、純粋なサンデーに立ち返ってるのかな~って個人的になんとなく思います
今回のお話なんて四大少年誌の内、最もサンデーに載ってるのが正しい、ピッタリとフィッティングしている「ならでは」のお話でしたからね



体重を気にする古見さん可愛い。只野くんの為かなあ?って思うと余計に可愛い。
ファッション誌の下りもね。


親の云う事を無視して、気持ち良いくらいのドヤ顔でくつろぐ古見さんはまた普段とは違う魅力がありました
こういう掘り下げ方は「生活感」にこだわるサンデー漫画そのものだなあ。って思いつつ、
この様子を只野くんとかに見られたら相当赤面するんだろうなあ、、、って考えたら
余計にニヤニヤしてしまうお話でもありました
でも、コミュ症の人って
大概内弁慶だからぶっちゃけこんなもんですよね
そりゃ外でプレッシャー感じてる分家ではダラダラして当然だわなあ。
弟の前で無邪気にはしゃぐ古見さん見てたら、こんなお姉ちゃん居たら堪んないだろうな、、、って思いました
自分にも姉は居ますけど、どちらかと言えば真面目系なんで、また違う憧れがあったりしますね

体重を気にする様子など、ラブコメとしての旨味も抽出出来てたのがまた抜け目がなくて良い
でも確かに、古見さんってスレンダーに見えるけど、水着姿見てると結構胸あるし肉付き良かったからね
まあそこが良いと思うんだけど(笑
なんかそういうトコも乙女ちっくで可愛いなあ、と
さり気にコナンを観てるのも大将リスペクトが効いてて素敵でしたね
古見さんの作ったご飯も本当美味しそうで、これで安心して只野くんの嫁に出せるな、と笑
まあそれは現時点で飛躍し過ぎですが、ただ内弁慶なだけじゃないぞ。って部分も描いてて上手かったと思います
その後なんだかんだ家族に褒められて終わるオチも良かったですし、ある種サンデーちっくな「なんでもない日常」を描きつつ、
でもきちんと良いトコもあるんだよ?とちゃんと提示して終わっている良い塩梅のコミュ49だったかなと
「味見したけど不安」っていうのも正直分かるというか、自分が良い。と思ってるからこそ、きちんと受け入れられるのかが不安なんでしょうね
感覚の確認、というか・・・。何にせよ古見さんの意外かつ頼れる一面も見れて今週もまた面白かったです
特に、ドヤ顔で内弁慶している姿が只野くんやなじみにも是非見せたいレベルで素晴らしかった(笑
間抜けな一面も、またその人らしさ、人間らしさの演出にきちんと繋がっているのだ。
日常を描きつつ、古見さんの可愛らしさもたっぷり詰まってて良かった。










しかし、「天野めぐみ」が2番手で「古見さん」が3番手なのを買ってすぐ目次で見た時には
流石に笑ってしまったというか、なんだか市原編集長に接待されてる気分でしたね笑
朝から浮かれちゃったけど、
今後もこういう光景を見る為に毎週アンケート欠かさず投函しなきゃな。って思いました
やっぱ、好きな漫画が2番手3番手くらいの高位置に載ってると単純に嬉しいよ。
2017年も毎週サンデー買うのめっちゃ楽しみだわ。

あと今週は「初恋ゾンビ」もかなり面白かった~
俺は勿論江火野派ですがなにか(笑



天野めぐみはスキだらけ! 第53話「エヘヘヘ」 感想(週刊少年サンデー 2017年1号)

2016-11-30 | 天野めぐみ&古見さん
                                      
                                      (男だけど)カワイイ。









照れながら、応援の食事を渡すまーくん堪んないッスね・・・笑
正にラブコメの醍醐味!!といった印象で初見で相当ニヤニヤしました
素直に成り切れない男の子の可愛さというか、、、いや~キュンキュンしちゃいますわ
と、同時に、個人的にはこの一連のシーンはTHEサンデーだなって思いました
決して派手さはないけど、それでも何よりも堅実で、終わった後にはグッと来る感覚があって・・・
ジャンプやマガジンの振りをしない、あくまで「サンデーの漫画として」ラブコメを描いているのが
天野めぐみの最大のストロングポイントの一つであり、この漫画が2017年度一発目のサンデーで掲載順2番手を獲得してるのも物凄く象徴的だなあ、、、って思いました
少なくとも、自分が学生の頃に読んでたサンデーでは上記のような感覚だらけだったと思うから。
サンデーがサンデーを取り戻しつつある中でのかなりシンボリックな存在の一つとして天野めぐみが在るんだなあ、、、って感覚がありました。

基本、まーくんとめぐみの二人の関係の掘り下げが中心で、余分なライバルはほぼ出て来ないし、
コメディやったりほっこりエピソードやったりであくまでこの二人の物語として描いている印象が強い
その中で、色々あった結果(具体的に書くとめぐみが勉学のお守りをあげたりしたお陰で)、
素敵な顛末(ここも具体的に書くと、だからこそ学が「自分らしい」お返しをしてあげた)が生まれた
そういう・・・あらすじとかで書けば地味な話を
きちんと漫画として魅せる、
それこそがTHEサンデーであり、
個人的な感覚で言えば今週のめぐみからもそのエッセンスを強く強く感じました
そもそも、ジャンプの漫画は常にジャンプらしさを追求してるのに
いつの間にかサンデーがそれをしなくなってた(風に見えてた)のが違和感があった訳で
やっぱりその一つの象徴的な存在であるめぐみが大事な新年1号で掲載順2番手というのは凄く嬉しいですね
嬉しいですし、いちめぐみファンとしても本当に良かったなあ。とか思いました
素直じゃないけど、なんだかんだ優しい一面を見せてくれるまーくん、
その優しさに無邪気過ぎるほどに喜ぶめぐみ・・・
なんか両方とも可愛過ぎて、
朝電車の中で悶えちゃいましたね(笑





それも、ただめぐみが可愛いから、
幼馴染だから、腐れ縁だから・・・って理由でくれたんじゃないんです
めぐみがまーくんに対して誠実だったのと、何より一生懸命頑張ってたから
苦しい努力を続けていたから、、、「少しでも何か出来ないか」という想いでくれたんですよね
つまり、めぐみが頑張ってたからこそ報われた・・・というお話でもあったわけで
そういう意味合いでも派手さはないけど、でもすっごく堅実な作りであって
正にサンデー的だなあ、、、としみじみと感じざるを得ない53話目でした
毎日部活頑張ってる、
そんな友人(現時点では)にせめてもの応援の食事を作ってあげる、、、
言葉にすればただそれだけの他の少年誌にはない派手さのないお話なんだけど
不思議とすごくドラマティックに感じれて、ここでしか読めないカタルシスが確かにある・・・
あくまで個人的な評価として留めておいて欲しいんですが、そういう感覚がやっぱり今週も強くて素晴らしかったです
あなたが頑張ってるからこそ、こちらも後押ししてあげたい―――――
そんな学の気持ちが不器用ながらもしっかり伝わる、
正に文字通りの神回でしたね
何より、そんな学の気持ちを受け取って満面の笑みでほほ笑むめぐみが最高に可愛過ぎました
えっちぃサービスも楽しめましたし(笑)、大満足の回でしたね

いちめぐみファンとして、このお話が掲載順2番手で載った事は物凄く嬉しいです
2番手で載るべきお話だとも思いましたし。またこの次に載ってるのが古見さんっていうのも二重に嬉しい(笑
サンデーがサンデーを取り戻すシンボリックな存在としてもめぐみには2017年も期待大です
めぐみがスキだらけってだけじゃなく、最近はきちんと(学と同じくらい)努力もしてるんだよーってトコも描けてますし、
初期は初期で面白かったけど、ここに来て更に魅力的で堅実な物語になって来ている印象が強いです
今週は水面下で頑張ってるめぐみ→感化されるまーくん→最後に思い切り報われる、、、と完璧に近い構成のお話だったように思う
その上でちゃんとサービスも盛り込む抜け目の無さも含めて最高過ぎる53話目でした
やっぱ天野めぐみ大好きだわ。2017年も毎週アンケ入れますぜ。










尚、先週に引き続き今週も「サンデー非科学研究所」でねこぐち先生が取り上げられてますよ
「石川県がどこにあるか分からない」ってよく言われるネタは流石に笑いました。
めぐみの聖地巡礼いつかしたいな。。



【ますます豊かな相様に】今村朝希「つくろぐ。」 第10話 感想(コミックキューン2017年1月号)

2016-11-29 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)







今タイピングしてて気付いたんですけど、「2017年」1月号なんですね
今年初めて2017年ってタイピングしてちょっと感動しました・・・笑
2016年は個人的に久々にちょっと上向き?で
一言で表すと再生の年だったと思います
来年は、再生しつつ、そこから一歩先にもどんどん踏み込んでみたい、、、と思ってます
明後日からもう12月、今年を締め括る作業もそろそろしていかないといけませんね。



さて、先日「つくろぐ。」はコミックスの1巻が出ました
感想はこちら
インテリアに凝ってみよう! 今村朝希「つくろぐ。」 1巻
実に4年半ぶりのコミックス、、、という事でこの日はこの感想を書く為だけに集中してたくらい(マジ)
気合いを入れて綴った感想に仕上がったのでお暇でしたら是非チェックお願いします
豊かさを得る為に努力をする、もらったものを心を込めてお返しする・・・
そういう根源的な良さが滲んでいる良作だと思っています
言い切りたいです
個人的には今村さんの漫画が4~5巻とか出てる絵面を是非眺めたいと思ってるので、
その意味でも下賤な言い方にはなっちゃうんですけど、ぶっちゃけ売れて欲しいんですよね
分かりやすい言い方をすると「努力系日常漫画」だと思うんですよね
自分の中では・・・笑

で、そんな「つくろぐ。」ですが10話目にして転換期を迎えてると思いました
具体的に書くと、これまではメインの3人が三位一体で頑張ってるお話中心だったんですが
前回の引きから更に主力になって行きそうな3人が加入しまして、そんな3人のキャラを掘り下げる段階に入っているなあ・・・と。



カワイイ。


アスタは勘違い&暴走キャラで素直に面白いですね(笑
華のリアクションも髭が付いてたり細かな所が凝っていてイイ感じでした
「アベソーリ」のネタは初見でかなり笑いましたね
遂にポリティカルな方向性へ・・・!?
っていうのは無いと思いますが笑(当然)
ある意味前作に於ける藤吉みたいな感じで(方向性は違いますが)、良い具合に賑やかしキャラになってくれそうです。
多分一人一人にスキルがあるんだと思いますが、この子の場合はコスプレ、っつーか、衣服、裁縫なんですかね。気になります。



カワイイ。(PART2)


井頼もまた純粋に可愛い、、、し、
北島サブ郎を聴くJKってキャラも新しくて良いですね(笑
この辺掘り下げていけば益々面白いキャラになりそうです
あと、一番パッと見幼げに思えて、
実は一番しっかりしている、頼れる、注意出来る・・・というのが意外性があって素敵でしたし、本当にいい人なんだな。って思えましたね
小学生?と思いきや、大人顔負けの趣向と知識を持つ博学キャラだった、、、というオチ
最初ちょっと得体の知れないもの(笑)を塗られて引いてる華の相様が面白かったんですけど、
恐らく井頼さんのスキルは自力治療、知恵で手作りで怪我等を直せる感じのキャラですかね
これまたちょっと変わり種のキャラでここからの様子を眺めるのもまた楽しみです
こういう生活的なネタが出て来るのは正に「つくろぐ。」らしいと言えます



菓子さんの心配が現実に・・・
仮面ライダーの怪人かと思った
また華のリアクションが絶妙ですね(笑)。
他の2人が特技の片鱗を披露する中で、じゅりあだけ単なる変態みたいに描かれてて笑っちゃったんですが
先月の引きでこの子もすっごく可愛いっぽい!と感じてたので来月号以降の動きにも注目ですね
今月はほぼこの3人との出会いのお話でしたが、みんなとの絡みも含めて次号以降がとても楽しみです
また、単行本1巻が出たタイミングのお話としてご新規さん向けでもあり、その点もまた秀逸だったかと。
変態プレイをかましたじゅりあちゃんの今後に注目!!









ようやく念願の単行本が出ましたが、
むしろ物語は「これから」な気もして、
その点でいちファンとしてとても嬉しかったです
2017年も「つくろぐ。」の感想を毎月タイピングしていくので、
検索で来た方、いつも読んでくれている方などよろしくお願いします。
相変わらず、アンケートの投函も続けています。応援っ!




ゆらぎ荘の幽奈さん 第41話「雲雀ちゃんのTAWAWAPLAN」 感想(週刊少年ジャンプ2016年52号)

2016-11-28 | ゆらぎ荘の幽奈さん
ワンチャンあるな。

今週はおっぱいの話でした
こういうのは女性ならでは・・・と思われがちですが、
男性は男性で他人と比べて自分のもののサイズはどうなんだろう?
あっちの方が立派かもしれない。と結構気にしてたりします
のっけから何を書いてんだ俺はよ
ただ、男は男でもののレベルに関しては繊細ですけど
女性と比べて違うのは女性の場合おっぱいの大小は基本的に誰の目から見ても分かるものなんで
そういう点では大変だよなあ。とは思います 男性のサイズの場合、基本隠れてますからね笑



必死過ぎて可愛い(笑


それにしても、ちょっと落ち込みがちな雲雀の姿を見て
純粋に励まそうとしてくれる千紗希さんはやっぱり良い子ですね
その上、ちゃんとコガラシの本質を見抜いてくれてる
そういう下賤な視点で女の子を視る人じゃない・・・としっかり信じてくれている
そして、それは(きっと)読者も分かってくれてると思うんです っていうか、流石に分かってくれてると思いたい
コガラシはただ運の良さだけで女の子に好かれている訳ではなく、彼自身の魅力や誠実さで高評価を得ているのだと
だからこそ、不意にしっかりと描かれるラブコメちっくなシーンに思い切り感情移入出来るし、
ニヤニヤも半端なくて堪らない気持ちになっちゃうんですよね



こりゃ良い百合だ(ぇ


そんな千紗希さんが雲雀に(イメージを掴む為)おっぱいを揉まれるシーンは最高に素晴らしかったですね
「じゃあ・・・はいっ」からして、色々と妄想捗るテイストで男の子的に堪らなかったんですが、
ちょっと不機嫌そうな表情もまた個人的にはそそる印象で本当に官能描写上手いな、と笑
女の子に揉まれて凄く感じちゃってる、紅潮しちゃってる描写に関しては
様々な意味合いであざまーす!と叫ばざるを得ない出来栄えであり、
本当にゆらぎ荘は素晴らしい漫画だな、と(満面の笑み)
心から思いました。
これはある意味(触り手を)コガラシにも置き換えられるし、読者自身にも置き換えられるし、純粋に百合としても楽しめるし(笑
正にレベルの高いサービスシーンになってると断言出来ますね
そして、コメディとしてもきっちり面白味があるところもまた流石です。

千紗希さんが「冬空くん本人はマジメないい人だから」って言ってましたけど、
このセリフは先週の傑作エピソードの後だと余計に読者的にも実感しながら頷けますし
ある意味あそこまで格好良ければ当然、、、という違和感を持たれない主人公を作れてるんだな。というのを凄く感じました
その後の雲雀のバストアップへの修業(?)描写もまた最高で、
あれはただ単にエロい、裸、サービスシーンてんこ盛りってだけじゃなくて
「コガラシを想いながらやっている」という心情まで伝わって来るのが素晴らしいし、
ラブコメ的に最高にニヤニヤ出来ると思うんですよね
好きな男の子を想いながらの女磨き、、、、
正に官能と可愛さを見事に両立した描写だと言えるでしょう
ラストの疑似SEXみたいなギリギリのエロスも素晴らしくて見惚れましたし、
更に「コガラシを想っている」という中身もしっかりあるので二重に面白い顛末でした
オチもラブコメの王道!って印象で楽しかったですし、今週も今週で大満足の内容でしたね
千紗希さん、雲雀の可愛さとサービスシーンを掘り下げつつ、きっちりラブコメしている手腕が見事でした
また最後の雲雀が思い浮かべてるコガラシのカットが純粋に格好良いんだよな(笑
現状でもある程度の人気は博してはいますけど、
個人的にはもっともっと魅力が伝わって欲しい
そう思えるタイトルの一つです
前々から言い続けてますけど、今のジャンプで一番好きな漫画で、一番最初に読む漫画なので。
今週も朝からアンケ投函だっ!!










エクセレント!!
男の子を想ってる女の子って死ぬほど可愛くて素敵ですよね・・・
心からそう思えるカットにもなってるのが尚素晴らしい
っていうか、この構図だと挿入ってないか?
・・・イエ、ナンデモナイデス。ハイ。
まとめると、雲雀さんは大正義ってことですね!こういうゾクッとするようなエロスを少年誌でやってくれてるのって貴重で尊いと思います。



darc/syrup16g

2016-11-27 | アルバム感想






Somebody kills me
“存在しないで”
10階の窓から
樹海の中に (Deathparade)










やっぱり、人生って毎度毎回「こんなもんか。」の繰り返しで
満たされる事もないままに、本当の喜びも知り得ないままに進んでいくじゃないですか?
頑張ろうにも、繋がらない努力と
頑張ろうにも、小さ過ぎる器量と
頑張ろうにも、極少数派な自分と・・・
だから、自死を選ぶ人に何の疑問も批判的な想いもなくて
ぶっちゃけると「そりゃそうだ。」って思うんですよね
ただ義務的に機械的に流れ作業的に進んで行く「だけ」の日々に価値があるとは到底思えない。

どんだけ大げさな気分で自分を盛り立てても、
無理矢理前向きになろうとして本音を誤魔化しても、
結局目の前に転がってるものは“満たされてない現実”だけじゃん。って思うんですよね
それを変えられない自分と
だからこそ変わらない世界と・・・
「so many death」って歌詞はずっと聴いてると「聡明にdeath(死)」って風にも聴こえる
そんなただただいたたまれない、やり切れない「だけ」の気持ちを圧倒的に吐き出してくれる、
そんなsyrup16gの音楽が俺には未だに必要で愛おしく想う、って話なんです。


向き合おうって
言われたって
全滅だから
もう焼け野原 (Deathparade)

太陽の船
いずれ海原へ
吐きそうだ 御免 (Find the answer)



「諦めない」「足掻いてやる」「報われる」「それでも」
そんな幾つもの感情はただのその場しのぎの一過性的な想いに過ぎず、
結局は「ダメだった」「通じない」「パッとしない」「どう仕様もない」
それが圧倒的に現実じゃないですか
そんなものは、正直下らない
本当は、何もかもが足りなくて、雰囲気だけはいけそうで、でも結果的に俯いてるのが本当の自分なら
そもそもただただ慣性のままに過ごしてる「生」だったり「今」に疑問を抱いて当然だと思うんです
いけそう、でも、いけなかった
やれそう、でも、やれなかった
頑張ろう、でも、頑張れなかった
通じそう、でも、通じなかった
そういう・・・
何とも言えない心境をグッド・メロディに乗せてひたすら綴っているのが新譜「darc」だと言えます。


生き急いでるような景色を
選んでみせたかったけど
君が側にいないのを
誤魔化して来ただけなんだよ (I'll be there)

あぁ そっか
そうやってやればいいんだ
あぁ なんだ
考えたこともなかった (Murder you know)



とはいえ、全部が全部後ろ向きな感情だけ・・・っていうとそれもまた違う
それはただのキャラクター作りで、本当は誰にだって明るい前向きな気持ちだってある筈なんです
ある意味、その繰り返しを延々と作業的に行っている「だけ」で、だからこそ嫌になると思うんですけど
このアルバムにはそういう一面的な趣だけではなく、意味の無い様な、だけど、逆にそれがアクセントになるような言葉も沢山詰まっています
それが今の五十嵐さんの正直な心情であって、よりリアルになって来た、って事なんでしょうけど
だからこそある人によってはそこまで響かないかもしれないし、
逆にこれが心地良いんだよ。ってなる人もいるかもしれません
本当は辛いし、ダメだって思ってるのに
それでも自分を騙し騙し前に進む相様が描かれている3曲目の「I'll be there」、
生きて行く内の「案外いけるじゃん。」って風な気持ちを美しいメロディで歌った「Murder you know」など純粋に良い曲が多いです


本当の事ばかり言う人を信じない (Rookie Yankee)


今作は、バンド演奏も五十嵐さんの創るメロディもフレッシュでみずみずしいものが多い
全体的にメロディメーカーとしての沽券復活、といった感じのアルバムで
決して派手ではないけれど確かに良い曲が揃っています
淡々とした心情を意味深なフレーズで綴る「Father's Day」、
五十嵐さんの弾き語りに近いむき出しの叫びが聴ける「Rookie Yankee」も大好きな楽曲です
総じて、感じたことは
「思ってたよりも良い。」っていうのが本音で
前作がレビューすら書かなかった、多分書いてたら煮え切らない感想になってたのは100%間違いないんで(笑
そこから比べると大分復調して来た、普通に通勤の時とかに聴きたくなるアルバムだな。っていうのはありました
これを引っ提げての全国ツアーもいよいよ始まるんでその意味でも今後のsyrup16gが純粋に楽しみになりました
多分syrup16gを聴き始めた中学生の頃と比べて相当日常生活がシロップそのものになって来た感覚なんかもあったりしますが
重要なのは「なんだかんだで生きている」「まだ続いている」、そんな共闘関係に近い感触なんだと思います











また、今作はアートワークも良いんですよ
無駄にメンへラ臭くて嫌気が差した前作とは違って、
ジャケットがまずイイですし、中には楽曲ごとにイメージ画像が載せられていて
それがまた良い具合に雰囲気を作ってくれてる、楽曲に寄り添ってくれている感覚があったりして
是非歌詞カードを見ながらじっくり聴かれる事をおススメします。個人的に一番好きなのは「Find the answer」でした。
ライブで聴いたらまた変わるかもしれないですけど。12月が楽しみだ。



インテリアに凝ってみよう! 今村朝希「つくろぐ。」 1巻

2016-11-26 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)









今村朝希「つくろぐ。」1巻読了。










前作「ぼっち日和。。」の最終巻が出たのが2012年6月の事でしたから
なんと4年半ぶりの単行本になるんですね・・・久々過ぎて涙が出そうです(笑
よくぞ戻って来てくれました、、、という想いでいっぱいなんですが
掲載誌も今回は「可愛い」を売りにするコミックキューンという事である意味適材適所なイメージですね
ちなみに本作をきっかけにコミックキューンを毎月購読するようになりました。どやぁ。


いきなりですが、皆様はインテリアに凝っているでしょうか?
自分はただCDや漫画等を積み上げてる「だけ」の部屋で暮らしてるんでインテリアもクソもない状態で生活してるんですけど
本作は空間へのこだわり、居心地の良い豊かな光景へのこだわりが随所に見られる、
そういった「手作り」を題材にした結構業界でも珍しいタイプの漫画になっていると思うんです。

「手作り」がテーマって事で最近流行りのグルメネタも含ませつつ、
個人的にここまでインテリアにこだわった漫画を正直読んだ事がなかったので
その点では4年ぶりの新作でありながら新鮮な気持ちで読めましたし、
更にかなり実用的なネタも多かったりするので
これからお洒落に凝りたい、
インテリアに関してもこだわっていきたい・・・と考える方にはうってつけの漫画だと思います

大体、ものが散らばり過ぎて殺風景な部屋だと正直住んでて時折イラッとするんですよ(笑
なんかそれよりは、自分で自分の部屋を上手くプロデュースして、より快適に、それによる豊かな気分の充実を目指した方が良い。と思ってるんで
ある意味そういうインテリア意識、自分で自分を着飾って行く、華やかに仕上げる意識を高めてくれる作品でもあります


また、自分の力で、自分達の力で、部屋を素敵に仕上げたり、簡単で美味しい料理(手軽なお菓子中心)を作って食したり、
そういう環境をコツコツ努力して積み上げられた時のキャラクターの表情や充足感が素晴らしいんですよね
各々の得意な分野、知識を持ち寄って、より素敵で豊かで快適な空間を(自分達で)プロデュースしていく、デザインしていく・・・という
“本作ならではの面白さ”に満ちている新作に仕上がっていて
勿論キューン作品らしいほのぼの感、まったりしている可愛さ、時折仕込まれるブラックでメタなギャグ(笑)も含めて
総合的におススメ出来る、真っ当に楽しくて、生活に役に立つ知識も詰まった良作になっていると思います
キャラ同士の関係性もとっても堅実で絆を感じさせてくれる心地良いものに描かれていて
そんな中でちょっぴり百合的なアプローチもあったりして(笑
そういう視点からも是非是非という所ですね

今村朝希さんらしい賑やかで華やかで際立ってガーリッシュな画面作り、演出や
状況を漢字一文字で表す独特の表現等もご新規さんには新鮮で楽しい(と、思う)
何より、この手の漫画には珍しく、
キャラがコツコツと成長していく努力系のガールズコメディに仕上がってるのが最高ですね
しかも、手作り・インテリアがテーマなんでそんな成長にも充足にも共感や感情移入が大分しやすいと思う
素敵な部屋で、自分好みの空間デザインで、自己プロデュースで、より快適で豊かな生活を。
そういう疑似体験や意識を促す効能が強かったのが個人的には最も秀でているポイントかな、と
個人的には一番の百合要因かつブラックでメタなネタも持つ菓子(かこ)さんが特にお気に入りです笑
主人公の華も話数を重ねる度に可愛くなっていくし、一番バイタリティがある創李はマスコット的な良さがあって素敵
そんな三人が織りなす三位一体の「DIY体現」に是非触れて欲しい想いで一杯です
まるで自分が満たされてる、豊かになってるような感覚も含めて身近だからこそ頷ける箇所も多い、
オリジナリティのかなり高い新作になっていると思いました、「つくろぐ。」は。


そして、最後に収録されているお話で、
華が教えてもらった知識を活かして、二人にお返しをする。。という顛末が
一冊の構成としてキマっていて、単行本でまとめて読んだからこそのカタルシスも確かにあるなあ~って思いましたね
更に、気になる、可愛い、そして百合的にも期待が出来る(笑)新キャラを最後に出す演出も2巻を手に取らせるアプローチとしては冴えてるなと
当たり前ですが、本誌ではどこまで収録されるのか。。が分かってないまま読んでるので
こういう感想は持ちえないんですよね。その意味でも、まとめて読めて良かったな。と
この続きは同時発売のキューンでそのまま読めるので、気になったら是非本誌もよろしくお願いします笑
単体で読んでもきっちり楽しめる位に1話1話にちゃんとしたテーマが内包されてますので。

尚、おまけページもたっぷりあって、
カバー裏のおまけもはっちゃけてて面白くて(笑
さらにあとがきまで有り、、、と本誌で読んでた方も楽しめる仕様になっています
作者の今村朝希さんは熊本在住、大震災があった中でも頑張って描かれたであろう渾身の新作になってるので
そういう意味でも、純粋な意味合いでもお手にとって手作りやインテリアネタを面白がってもらいたい
いちファンとしてそういう風に思います。まあ、まずは自分が応援&楽しみ切る事が第一ですが笑










ぶっちゃけた話、
読んだ後確実にインテリアに凝りたい「気持ち」にさせられると思います
させられた後で実際に努力するかしないかはその人次第としか言いようがないんですけどね(笑)。
でも、実際そういう想いを促されるような作品って今は、というか昔を含めても本作ぐらいしかないので
あらゆる意味でレアリティ満載の作品になっているかと。絵も徐々にブラッシュアップされて派手さも増してますし、
個人的にはインテリア業界の方にプッシュしてもらったり、アニメ化とかして初のインテリアアニメの偉業も果たしてもらいたい・・・と妄想しています(笑
その為にアンケや感想頑張ってるので、もし同士の方がいましたら共に健闘を目指しましょう。
4年半ぶりの新作、きっちりと楽しみ切れた事が今朝ファンとして何より嬉しかった。



かぐや様は告らせたい 第33話「藤原千花は超食べたい」 感想(ヤングジャンプ2016年52号)

2016-11-25 | ヤングジャンプ感想
                                      
                                      ラーメン道は奥が深い・・・。











一口に「ラーメン」と言っても人の数だけ好みがあって、
人の数だけ食べ方も存在する
正にインフィニティそのものなソウルフードであり、
その食べ方を極めれば極めるほどラーメン道は君の側に鎮座してくれるようになる
これは、そんなラーメン道を極めんとする中間管理職のオヤジと一人の少女による物語である!!



カワイイ。


自分の好み、ではなく
敢えて「その店で一番旨いメニュー」を探し出し、
それを最適な味付け・設定で最大限に楽しむこと
それが最も活かしたラーメンの食べ方である
長年の研鑽によってその方程式を導き出したオヤジであったが、
そんな方程式を齢高校生の段階で導き出してしまった天才少女、、、それこそが藤原書記その人であった。

更に、凝り固まった、経験を積んだが故に逆にルーティーンと化してしまいある種思考停止状態のその選択の上を往く、
「若さゆえの」柔軟で無防備、だが、確かな説得力をはらむ食べテクで藤原書記はオヤジの想像の上を往く食べっぷりを魅せつける
それは“新しい世代”が“流行”を最適な形で取り入れ、逆に通の食べ方のスパイスの一部にしてしまう・・・という
ハナっから流行りを否定して自分の殻に閉じこもっているロートルには決して辿り着けない地平であった



美味しそう。


驚くべきは、テクニックだけではなく、基礎体力の面でも藤原書記がオヤジを越えていた事だ
男でも気にする、一応出来るけど意識の中にはきっちり存在するニンニクの臭みのハードルを一切気にしないという斜め上の思考回路を披露、
その結果、女扱いされなくなるという良かったんだかそうじゃないんだかという光栄な見方をされる事に成功
しかし、畏怖すべきはニンニクをたっぷり入れたスープを圧倒的で衝撃的な飲みっぷりで平らげてしまった事だ
これは加齢の限度を越え、若いころと同じ無茶な食べ方は出来ないオヤジにとっては、
(自分を)越えたどころかもう二度と帰る事の出来ない“失われた青春”そのものだった

かくして、ラーメン道の奥深さに於いて、
イマドキを取り入れつつ、通のテクニック/計算も織り込んで「今ベスト」な食べ方を華麗に披露し、
基礎体力、楽しみ切るエネルギーに於いても自信喪失させコテンパンに叩きのめすレベルの食いっぷりを美しく魅せつけた藤原書記

だが、オヤジに残ったものは敗北感などではなく、むしろ「あの頃の自分」を彼女の中に垣間見るノスタルジーであった
世代交代・・・夢見る対象が「自分」ではなく、「他人」に移った、ただそれだけの事で、そしてそれは自然な事でもある
あの頃の自分の様に、否、むしろ、あの頃の自分が出来なかったことでさえやり遂げてラーメン道をブラッシュアップさせていく彼女に対する期待・・・
最終的に残ったのは、そんな前向きな想いだけだったように感じた。
自らの「老い」を認め、若い新星に「未来」をバトンタッチする、、、、、
そんなラーメン道の奥深さと世代を越えて受け継がれる情熱を華麗に描き切った本作は
正にラーメンを愛する人、そして、ラーメン道を追求する方に読んで頂きたい傑作に仕上がっている
「あの頃の自分」から、「これからの君」へ・・・一度消えかけた炎も、台を移せば、また再び燃え盛る。
そうやって時代と共に技術や情熱が正しく受け継がれ、未来を鮮やかに彩っていく―――――。
誰よりも静かに、
何よりも確かに。
そんな「二人」の物語が美しく交差する第33話、
ハンカチをご用意の末是非お読み下さい。







っていうか、
単に何も考えてないおバカさんなだけですね(爆)

これぞ藤原クオリティ、、、、その無邪気&KYっぷりが他人を勘違いさせる。
息が臭くなることに気付いてなかったオチは流石に笑いました
それ以前に全体的に「下らない事を全力でやる」タイプの俺好みのお話で正直堪んなかったです
ラブコメのラの字もねーじゃねーか!って思うけど(笑)。ここまで脱線してると逆に気持ちが良い好例ですね。最高でした。


クノイチノイチ! 第10話(其之拾)「縛られがちなくノ一」 感想(ヤングジャンプ2016年52号)

2016-11-24 | クノイチノイチ!
                                        
                                        カッコいい。











恐らく、今週の内容を読んだ人は十中八九「イチってダメダメじゃん」と思った事でしょう
実際試験内容的にはヒロアカのデクもビックリするほど(笑)かすりもしなかった訳で
仲間から同情され励まされるのが関の山、、、って感じだったんですが
ただ、俺が今すぐ「瓦を割れ」と命令されてもイチと同じように怪我するだけでしょうし
ぶっちゃけこれがフツーの人「らしい」結果だとはリアルに思います

しかも、イチはこれまでの人生で「忍者を目指したこと」など一度もない訳で
つーか、正直現代人で忍者を目指して生きてる人間自体ほぼいないですよね?
だからある種当たり前の結果ではあったんですけど・・・
その中でもダーツの経験を活かして、
“当てる事”は唯一得意・・・ってのが「何もかもダメなわけじゃない」ってイチのポテンシャルを示す結果になっていて上手かったと思います
ダーツってなんか最近流行ってる?っぽいですしね
それもまた現代人だからこそ、、、のアレだったりするんでしょうね。きっと。



カワイイなあ・・・笑


でも、この話の肝はそこじゃないんですね
この一話ではっきりと「今のイチは(他と比べて)著しく劣っている」という事を描いた訳です
つまり、まだ発展途上かつ伸び代があり、逆にここから成長していく姿が楽しみになる作りになってたんですよね
最初がダメダメだったからこそ、過程を重ねて進化していく姿が尊く愛しいものだと思える・・・・・
そんなイチちゃんの「今後」に期待したいですし、きちんと意味をはらんでいくとワクワクしてたいです

ただ、それ以上にときめいてしまったのは、ようやく一つ成功した科目が出て
「よし!」と嬉しそうな笑顔でほほ笑むイチちゃんの可愛さでした
どんどん女に磨きが掛ってるな!と思いつつ(笑
その前の励まされて涙目のカットも良かったなあ
今週は紛う事なきイチくんが主役の話数だったので、その意味でもイチくんファンとして嬉しかった10話目でした
当てる技術以外何もかもダメダメだったけど、自分の弱さを認めて自覚する事もまた強さへの第一歩ですからね
突破口も無事開けたし、案外イチくんの活躍も見れそう?って思えたのがプラスだったかと思います
忍者道はまだまだこれから、というか、スタートラインにすら立ててないかもしれないけど
それでも全く見込みがない訳じゃないし、是非頑張って欲しい、イチくんには。
それと同時に性格に難アリだけど(笑
他のみんなはソツなくこなせてて何気にみんなの実力披露的な側面にもなってましたね
こういうのも後々活きてくるかも・・・と思いつつ、12月に早くも第1巻が出るのでそちらもまた楽しみです
ここ数週イチくん格好良かったけど、やはりまだまだ忍術に関しては見習い以下である。
けど急激にパワーアップしないのも誠実な作劇である証拠。一歩一歩、前に、ね。










しかし、珍しくあやめちゃんが恥ずかしがって紅潮してましたね
読者的には万々歳だったんですが・・・笑
女同士だからおっぱい見られても動揺はしないけど、ああいう恥ずかしいカッコは誰の前であろうがちょっと。。っていう
これまた上手さが光っているサービスシーンに仕上がっててそこもまた良かったです
あやめちゃんの胸はいつでも柔らかそうで素敵だな・・・笑
完全にギャグに振り切ったオチもまた新鮮で良かった
まあ、イチちゃんはまだまだ忍者ルーキーだし、色々と経験もないでしょうから勘弁してあげて(笑)。
もう10話も過ぎたって事でそろそろ本格的に人気の程が出るはず、いちファンとしてアンケ投函も欠かさずに頑張ります。  





西京BOYの10年を語る~感謝を込めて

2016-11-23 | ブログ関連







昨日でネットに感想を書く様になってから10年が経ちました
本当は昨日UPしても良かったんですが、勤労感謝の日なんで今日のがいいかな、って(笑

振り返ると、楽しくもあり、厳しくもあり、辛くもあり、迷いもあり・・・となんだかんだで苦しい事の方が多かった気がします(笑
色々と得たものもありますが、それ以上に失ったものの方が個人的には大きい気がして
素直に「やってて良かった。」とは決して言えない活動になってしまったな。って気持ちもあって。
でも、曲りなりに10年やって来て残せたものも多少はあった、、、と信じてはいます
思わぬ足踏みがあったり、「変えた」のではなく「変わらざるを得なかった」事が多かったのは非常に悔しい想いでいっぱいですが
まだまだ続けるつもりですし、まだまだ旅の途中・・・って気持ちも強いので
これからリベンジする段階かなあ。とは思います

やっぱり後悔の主な原因としては「器用さ」が足りなかった事ですね
あの時もっとスマートにやれてれば、もっと自分を出せてれば、もっと冷静に先を見据えていれば・・・って思う事だらけでした
恐らく自分が辿り着きたかった場所には全然辿り着けてないと思います
それもまた自分の業、自分の所為でしかないので
何とも言えないんですが、
その時々で象徴的な出来事があったりしたのが10年続けて来れた理由ですかね
ぶっちゃけた話、本当に自分が嫌いだったらこんなに続けて来れてないと思います(笑
特に記事やブログを消す事もなく、いじる事もなく、そのまんま、ありのままを肯定してここまで来ました

ただ、今も自分を全部出し出来てるかって言えばそれは違います
時間的体力的その他諸々の理由で言及出来てない「大好きなもの」も沢山あります
例えば幼少時から今に至るまで「ゼルダの伝説夢を見る島」が自分の中のマスターピースの一つなのとか全然語れてませんし
多大な影響を受けている90年代V系バンドのロマンも語れていません
本当は毎日更新でも足りないくらいなんですけど、
多分やり始めた頃と比べると
肉体的にも精神的にも大分擦り減ってると思うんですよね(笑)。
それはまあ、年齢や経験の所為なので何とも言えない、しょうがない事ではあるんですが
そんな中でもどれだけ騙し騙しやっていけるか、そこから踏ん張れるか・・・がこれからのテーマになって行くと思います
恐らくこの10年で元々大雑把だったのが更に大雑把になってしまった感覚はあって
この先の10年で失くしていくものもきっとあったりして、そこからは逃れられないと思うんですけど
ただ唯一何一つ変わってないものが俺は「何かが強烈に好き」なままここまで生きて来てるんですよね
そこに関しては他人よりもちょっと自信があるというか、この10年間でただ一つ貫き通せた事なんじゃないかな。って思いますよ
主なメインフィールドがその時その時によって移り変わってて何ともせわしないヤツですが
これからも自分なりに、自分「ならでは」の感情を大切にして頑張っていくつもりなんで
これからもよろしくお願いいたします。以下、2006~2016年の振り返りです。





2006年:黎明期

この頃は・・・とってもピュアな感じでしたね(笑
文体がただのエセ評論家気取りかつ上から目線なので読んでてムカつく部分もあるんですが
ただ、この頃はただただ純粋に楽しかったなあ。周りを何一つ気にせず書いてたなあ。って思い出が強くて
ある意味一番幸せな時期だったのかもしれません。スパルタローカルズの「スパルタローカルズ」とかもう10年前なんですね。
レビューを始めた頃に一番ハマってたアルバムで、よく「ばかやろう」に自分を重ねて感情移入してたなあ・・・。
ちなみに一番最初のレビューは今や誰もが知っている「To LOVEる」でした。アマゾンで。


2007年:お楽しみ期

この辺は更にただただ純粋に楽しかった時期です
LOSTAGEの「DRAMA」なんかはミュージックスクエアのOPに「こどもたち」が選ばれたりメジャーデビューだったりで
自分の中で相当気持ちが盛り上がってた事が当時のレビューからも伺えます
ジャンプだと「重機人間ユンボル」「P2!」に当時ハマってました
ハマってた、、、と言っても、この年じゅうに打ち切られてるんですが(爆)
「バレーボール使い郷田豪」「初恋限定。」も大好きだったなあ・・・
全部が全部打ち切りなのがある意味アレなんですが
今でもどの作品もお気に入りなんだよな。
特に「P2」の蝶の演出は鳥肌が立った思い出があります

後この頃は「注目度は低いが~」とやたら注目度を気にしてますね
最近は「俺の好きなものが好き」ってモードだったんでそんな事すら忘れてました
それが良い事なのか悪い事なのかは分かりませんが・・・でも良い時代だったなあ(しみじみ)



2008年:絶頂期


この時期は「楽しい」を越えて「楽し過ぎてしょうがない!」って時期ですね
今見返しても絶好調だなあ・・・って色々な意味合いで思います
そして、恐らくただただ純粋に書けていた最後の年でもありました
ここからアマゾンのレビューだけでは飽き足らず、ブログ等にも手を出して行く事になります
まあそれは2009年の話なんですが、この後からピュア過ぎた時期を終えどんどん「知らなきゃ良かった」って出来事が増えていくのを想うと
やっぱりここが最後に何もかもありのまま、くすまずに書けていた時代だったなあ・・・・って懐古してしまいますね
この年書いたのだとsyrup16gの解散ライブDVDのレビューと関谷あさみ「YOUR DOG」に書いたレビューが個人的にお気に入り。


2009年:ブログがスタート


変な色気を出してブログを始めちゃいました
今でこそブログやSNSとかは簡単に出来るイメージですけど、
当時はそういった完全な個人のページを持つことにちょっとしたハードルというか勇気みたいなものが必要で
ある意味その壁を乗り越えた事が一番の思い出じゃないですかね
ブログを始めた事によるコメントや出会いなんかも存外に多くて、
2006~2008年までの遺産を食い潰した年だともある意味言えます(笑
活発的にライブに行き始めたのもこの年ですね
それまでは集大成的なライブにポツポツ、って感じだったんで。それもまた懐かしい。


2010年:ブログの発展


この年はブログが発展、
見る人も多くなって来て他人との関わりもグッと増えた年でした
その中で、プライヴェートでショックな出来事が続いて心情的には「なんだかなあ。」って感じだった気がする

思えば、2007年~2009年は仕事が上手く行ってた時期でもあったんですよね
この頃から私生活が徐々に微妙になって来て、ブログでも余計な想いが生まれたりして
くすみ始めたきっかけの年、、、と言えますね
この年はやっぱり「けいおん」ブームが思い出深いかなあ
当時、私生活で死にたくなるくらい嫌な出来事があって
その隙間を埋める為に自発的にハマった記憶があります 多分「優しさ」が欲しかったんでしょうね。色々な意味で。
アルバムではサンボマスターの「きみのためにつよくなりたい」が一番印象に残ってます、今振り返ると。


2011年:ブログ最盛期


2011年は兎に角記事を書きまくりました
2012年とこの年は「他人に好かれたくて仕方がない」時期だったと思います
でも、今考えればそれが大間違いでした
この時期に擦り減らしてしまったもの、失ってしまったものは正直物凄く大きくて
身の丈に合ってない無茶や誤魔化しを強行した結果アクセス数訪問者数の増加とは反比例して
心情的には一番微妙な年だったかなあ、、、って気はします
勿論楽しい事も多かったんですが・・・。


2012年:更にダメになる


2008年に「楽しさ」のピークを迎えてからその後はただただ堕ちて行くだけでした
この頃は他人の目を気にし過ぎてもう「楽しい」って感情が相当薄れてましたね
ただ、ブログで最高のアクセス数、最高の訪問者数を叩き出したのもこの年だったんで
その意味では恵まれてたなあ。って振り返ってみれば思います
他人の目を気にし過ぎて、
不得手な叩き記事を書いて逆にその作品のファンを怒らせて
「なにやってんだろ・・・。」って自分らしさ、自分が本当にやりたい事すら見失って
ただただ「人に好かれるように」「ああいう意見も(やりたくはないが)取り入れよう」と
完全に自分自身が崩壊してしまった最悪の時代でした。



2013年:潮時


この頃になると大好きだった音楽レビューすら書けなくなって完全に疲弊を極めてました
そういう中で犯した失敗も数知れず、ただ「クロス・マネジ」の記事で物凄い数のコメントを頂く、、、という
最初で最後のコメント充を果たしたのもこの年でした(笑
全く何も書けなくなって、
「どうしたんですか?」ってコメントをもらったり
なんかもうどうしようもない感じでしたね。完全に潮時でした。文字通りの。
bloodthirsty butchers吉村秀樹さんが急逝されたのもこの年で、号泣した事を今でも思い出す。
ミュージシャンの訃報で泣いたのは現時点で吉村さんだけです。


2014年:更に恥を積み重ね、どうしようもない最悪の季節へ


この頃になると、はっきりと「もうレビューを書くのとか嫌だなあ。」って思うようになり
頻度も相当適当になり、憂鬱な気持ちをしょっちゅう吐き出してグダグダ言ったりと
文字通り生き恥を晒すだけの単なる廃棄物に成り果てていました
やる気もゼロでしたし、
すべてに於いて停滞、私生活もクソの極みで
インターネットすら億劫になってこの年の夏はほぼネットしてませんでした
ちなみにこの年やたらとレトルトカレーにハマっていて、毎日レトルトカレーを食っていた時期があったんですよ
今振り返るとなんであそこまで執拗に食べていたんだろ、、、って思うんですけど(笑
多分久々にレトルトカレー食べて「イマドキのはこんなに美味しいんだ。」って感動したんだと思います

ただ、再生へ向けての第一歩を刻んだのもこの年の終わり際でした
もうすっかり更新すらしてなかった旧ブログをきっぱりと終わらせて
今続けてる当ブログを始めたり、
それまで「怖いから」という理由だけで登録したまま手つかずだったtwitterを始めたり、
もう一度「自分らしくいる」為のステップを踏み始めたのがこの年だったかな。。とは思います


2015年:忙殺され憤死寸前まで追い込まれる


この年の夏、残業時間が(自分の中で)物凄い事になり
帰宅して2時間くらい寝てまたすぐ仕事場へ~って生活が続いて
だんだん精神がおかしくなり始めました
ついていけない自分のダメダメ感や
「あれ?それっておかしくない??」って思ってても、波風を立てたくないからついついイエスマンと化してしまう
そんな自分のポンコツっぷりが明らかに、そして、強烈な形で露呈してしまった屈辱的な年でした
私生活でいっぱいいっぱいになってしまったのでブログの更新が週一になってしまったり
やりたい事の10分の一も出来てなかったのがこの年のすべてでした
そんな中で漫画「ボクガール」に更にのめり込み、
想像以上に自分を救ってくれた思い出は忘れられないですね。前年はその役割を「妹ちょ。」に果たしてもらってました。
この2作品は(自分の中では)忘れられないですね~。


2016年:数年ぶりに毎日更新が復活。
再生へと努力と精進の日々



この年は、自分が応援している漫画作品が軒並み好調な結果を出していて
そこから段々精神が安定し始めた印象があります
私生活でも「ちょっと」良い事もあったりして、ようやく再生へと“亀の歩み”を始められた感覚があります
勿論、冒頭に長々と書いた前置きがすべてで、まだまだ「やりたい。」と思ってるのにやれてない活動もめちゃくちゃに多いです
一番訪問者数だったりリアクションが大きかった季節を自分で散々貶しましたけど、
でもあれはあれで単純に「色々な人が見てくれていた、気にしてくれていた幸福な時期」と形容する事も出来ます
身の丈にあってない無茶を散々し過ぎた所為でその反動の疲弊はかなりのものがありましたが
あれはあれで確かに今の自分を形作っている血の一部なんで、
安易に否定せず、
それすら織り込んでプラスにしていくような活動をするのがこれからの目標の一つ・・・ですね
もう失ってしまったものは戻らないし、これからの道筋が「明るいだけ」だとも決して思わないけど
ドラクエ5の修道院のシスターのセリフのように、今まで以上に“自分の足で”歩き始める事を意識して
「変わってしまった」事より、「自分で変えた」「自分で変わった」事を少しでも増やしていきたい。って思ってます
取り敢えず、10年経ったけど、いまだにヘラヘラと(笑)活動出来ている事に感謝ですね
11年目も、よろしくお願いします。









SPECIAL THANKS:
こおろぎさん
caressさん
E.Yさん
ディムさん
Shiroooさん
きょむりんさん
紅茶さん
クロスケさん

田中ユタカ先生
KAITO先生
荻野純先生
松沢まり先生
杉戸アキラ先生
今村朝希先生

その他いっぱい



今これを読んでいる方
一度でも読んで下さった方
本当にありがとうございました!!!
いつでもやってるんで気が向いたら来てやって下さい
もうちょっと頑張らないとアレなんですけどね(笑




古見さんは、コミュ症です。 コミュ48 テレビゲームです。 感想

2016-11-22 | 天野めぐみ&古見さん
                                     
                                     これ分かるわあ。









コミュ障であればコミュ障であるほど接待トークみたいになっちゃうのは何なんですかね?(笑
別に接待がしたい訳でもないのに、
「面白い人間って思われなきゃ」「何とかして好きになってもらわなきゃ」「幻滅されないようにしなきゃ」「お願いだから見捨てないで・・・!」ってなっちゃうじゃないですか
でもふと我に返ると、なんだかそんな関係、、、というか空気に疲れて結局ダメなんですよ
そうやってる時点で“自然”とは程遠いでしょう?
古見さんだって、別に接待される事が目的で来たわけじゃない
ただ「素直に遊びたい」、それだけだと思うんですよね。それだけ、が難しいんですけどね笑

でも、そんな中々ちゃんの気持ちはよく分かるよ
誰だって嫌われたくないのは当たり前、
だけど、
嫌われない為に器用に器用に立ち振舞う事なんてどだい無理な人種ですし、
答えが見つからない中でパニックになったり、どうしようもなくて迷ってしまうのが我々ですから
なんかそんな中々ちゃんの必死過ぎる感じが伝わって来てそれだけでも堪らなかったですね。



美しい・・・(またかよ)


でも、本当に古見さんが見たかったものは
あまりに他人に気を遣い過ぎて変になっちゃってる彼女でも
常に他人の目線を気にし過ぎている彼女でもなかった
ただ、素直な表情で、
ただ、素直な感情で・・・
遊んでいる彼女そのものだったのです
そりゃそうだ、互いに気を遣い過ぎて他人行儀な関係性なんて息苦しいだけだ
そうじゃなくて、互いに素を出せば出すほど楽しいに決まっています
それを見守る古見さんの母性、、、に近い何かが読んでて堪らなかったですし、
流石主人公なだけの事はあるなあ・・・と少し見直しましたね
見直したって言うか、こういう一面も素敵だなあ、っていうか。

また、いつの間にか、緊張した雰囲気も接待的な雰囲気も解けて、
素直に気ままに遊んじゃってる中々さんの可愛過ぎる表情にもキュンと来ましたね
他人の顔色伺ってビクビクしちゃってる前半も切実で良かったんですけど、
それよりも圧倒的に“楽しそう”じゃないですか?
なんかそれが少し涙線に来るほど良かったですし、
本当の顔で素直に遊べてる中々ちゃんの様子を見て限りなく微笑ましい気持ちにもなりました
別に肩肘張らなくてもいい、本当に大事なのは、あくまで「自然に」居る事。
ぶっちゃけ会う度に面接みたいな空気出してちゃシンドイでしょう笑
古見さんが可愛い、のが大正義の漫画ではあると思いますが、
古見さん以外にも可愛くていじらしくて健気なキャラがいる・・・とアピール出来た意味合いでも大きな回だったんじゃないですかね
しかも、只野くんの来訪にちょっと恥ずかしがってる様子がいかにも乙女チックで可愛過ぎる(笑
まるで子供のような笑顔でいつの間にか「遊べてた」中々ちゃんのスマイルに本当にヤラれてしまったコミュ48でした
ゲームも立派なコミュニケーションの一つですよね。もはや。










カワイイ。


他人の家を面白く感じるのは、ある意味「自分とは違う」からでしょう
自分とまったく同じだったら、面白がれないじゃないですか?
つまりはそういう事なんですよね。
イコール人間同士でも同じです。
違ってた方が面白い。

それとはまた別に、ゲーム初心者過ぎて不得手な古見さん、
そして只野くんのキャラをボコって申し訳なさそうにする古見さんも素晴らしかったです(笑
殴り合いのゲーム(スマブラがモデル)なのに、ボコって謝るって・・・笑

ただ、何かを送った後、「どう思われたか」をいちいち気にするあたりも共感してしまいます
俺なんて、他人といちいちやりとりする度にめちゃくちゃ気にしちゃいますもん
その結果、勝手に「ダメだった」って判断して勝手に落ち込んだり、
なんかそう考えるとつくづく損な人種ですよね・・・
本当にそう思います。
だからこそ、頑張れ古見さん。
また表紙巻頭ゲット出来るように、アンケ出すぞ古見さんに。