サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

バディストライク 第3話「信頼のミット」 感想(週刊少年ジャンプ 2015年53号)

2015-11-30 | バディストライク








昔、特に学生時代は「〇〇が載ってるから買う」みたいな論調がいまいちピンと来てなかったんですが、
大人になった今、昔ピンと来てなかった人達と全く同じ行為をしているのが不思議というか面白いというか(笑
正直、本当にKAITOさんの描く哀愁の表現やそこから這い上がる姿、それが引き起こすどう仕様もないくらいの“青春模様”が心から大好きなんです
そこに偽りは一つもなく、
恐らくKAITO先生の作品が載ってれば、どんな雑誌でも定期購読するくらいの情熱と覚悟が俺にはある
それが例え女性誌だったとしても揺るがないくらいの(笑
なんで、一度卒業した雑誌だったとしても「あっ、KAITO先生戻ってくるんだ。なら買おう」みたいなテンションになるのも至極普通な事だったのです
これからもKAITO先生の作品が載ってる間は購入し続けると思います。はい。
そして、出来うる限りKAITO作品に関しての熱い想いを伝え続けたいですね。ホントに大好きなので。

・・・で、3話ですよ
個人的には3話目からが本当の勝負だと思ってます
なぜならば1話は表紙巻頭、2話は巻中カラーが無条件で与えられるので
必然的に「ある程度の注目度」を纏っての掲載になるんですね
ですが、ここからは無色かつ掲載順もそこまで高い場所に置いてもらえる訳ではないので
そういった意味合いで本当の勝負なんだ、って改めて感じています
だから、応援する方も必死です
1話2話の時のアンケファンレターはどちらかと言えば援護射撃のつもりで投函してましたけど、
ここからは「本気で生き残ってもらいたい」と居場所を取れる事を願っての祈りにも似た投函になって来ます
なので、もしバディストライクが大好きでこの記事を見て下さっている奇特な方がいましたら
まあ、今週も一応3話目なんでそこそこ良い位置にはつけてますけど恐らくここまでは既定路線の掲載順だと思うので
是非「ここからだ」という意識を離さず一緒に戦っていければいいな、と思っています

ただ、個人的に呼びかけみたいなのは先週も書いた通りしません
そもそもアンケを出す/出さないも個人の自由ですし
強制させるようなもんじゃない
それにまず自分から率先して出し続ける方が先ですし(笑
結局は「出せ出せ」って恣意的に他人に望むような連載はそれはそこまで、って感じもする
それよりも素直にKAITOさんの作品をいちファンとして楽しみ、その“好き”を伝えて行く方が先でそんな切羽詰まった空気を出しちゃいけない
あくまで持論ですがそんな風に思います だから、感想で少しでも伝わるように努力し続けなきゃいけない、と強く感じてます。

ま、要するに「俺は」絶対支持します、ってだけですね
その上で共に戦ってくれる方や、別の場所(俺の記事を読んでなくとも)で戦っている方には本当個人的に感謝しかないですし
「ここからが正念場です!」って伝えたかっただけ、ですね
まあなんで先週に引き続きこういう事を長々と書いてるのかというと
昨今の「アンケ出さなかった奴は~」みたいな論調が俺的にいまいち「それは違うんじゃないか」ってよく思ってるのと(特に今最下位の某作品で見掛けたので)
あんまりアンケ!アンケ!で息苦しくなったりアンケの話が中心になるのもアレだと感じてるんでね
まあ、それぞれが自由な形でそれぞれのやり方でそれぞれの愛し方で楽しんでいければいいんじゃないですかね
やっぱり最終的に重要なのは「好き」を自発的に伝え続ける事、それが一番なんじゃないかなあ、と。

そんな作品的にも内容的な意味合いでも“勝負”な3話目の感想です。

















猪熊くんは、過去のKAITO作品キャラで云うとなんとなく照樹を思い起こさせましたね(笑
ボディに比べて小さい頭だとか、いまいち何考えてるのか分かりづらい所とか、上記のコマの「ありゃあ」とかね 笑
そういう所も良かったんですが、
単なる常識人ではなく“ナチュラルボーン野球狂”的な雰囲気を纏っているのが個人的に素敵だと思いました
キャラデザや雰囲気は照樹と似てるけど、より強い相手を求めているようなところは和峯さんにも近いのかな、って思う
この漫画がもっと進んで行けば、あの“和峯さんの笑顔”にも似たシーンが拝めるのかもしれない、って思うと正直ワクワクして来ますね!
弱小は弱小で悩みは尽きないけれど、強大は強大で「本気の勝負」に飢えている。
そういう二面的な構成がKAITO作品のストロングポイントの一つ、だと思ってますし
本作でもそれを感じ取ることが出来そうな余兆を受けれて俺的にとってもニンマリとした話数でもありました。
今回は痛み分け的な形に終わったけれど(これもまた上手い!)、
今後、荒狼がもっと力を付けての再戦にも大いに期待しています
多分あのピッチャーライナーはヒット性の当たりで「運が良かった」って部分もあると思いますから。
「ここから先」の彼らにも正直ワクワクさせられてしまいますね。



安導くんは一見掴みどころのないキャラですが、行動は一貫して「荒狼の再起」だけを想って行動している
そんなところに個人的にはグッと来ますし、応援したくなる、俺的には本作で一番好きなキャラだったりします。


そんな訳で、
「バディストライク」3話はめちゃくちゃ面白かったです
ここまでのクオリティならば、ここまでの絶妙な塩梅ならば、ここから先の(WJ内での)躍動も期待したくなってしまうような・・・
まあ、それにはファンの尽力もきっと必要になって来るでしょうしこれをUPしたらすぐにアンケとファンレターを投函して来ますけどね(笑
アンケには祈りを込めて、ファンレターにはKAITOさんへの想いと編集部へのアピールを込めて。

何が面白かったのか。
今週も荒狼くんの顔芸の数々がいちいちツボでそういう部分もまた素敵かつテンポ感の良さにも繋がってて面白かったんですが、
一番はそんな彼の「トラウマ」を安導が彼の「力」を以って拭い去った所で実にスカッとする作劇でしたし
爽やかな少年漫画そのもの!って感じで先週に引き続き少年漫画らしいワクワク感を煽られてしまった部分なんですよね。



このシーンとか最高。


きっと、荒狼の全力の球、渾身の球を捕球してくれるピッチャーが今まではいなかった
だから、コントロールも乱れたし、全力で投げるのを躊躇って微妙な場所にばかりボールが逃げて行った
例え全力で投げられとしてもそれを捕ってくれるピッチャーは誰もいなかった

だけど、安導は違う
どんだけコントロールを乱しても、どんだけ本気のボールを投げても必ず捕球してくれる
その「安心感」は存外に荒狼くんの心に“冷静”と“自信”を与えたのだと思います
そりゃそうだ、正直やらかすの前提のキャッチャーに投げてコントロールが安定する訳がないからな(笑
実際高校野球の試合見ててもキャッチング能力の高さとどれだけ後逸等を防げるか、っていうのは実直に勝敗に関わって来ます
そういう部分に着目されたのは非常に良い事だと思いますし、KAITOさんらしい「挫折からの再生」を描くにもピッタリだったんじゃないかな、と

何より、先週の俺のワクワク通りに、最後ヒット性のライナーを打たれたとは言え
「ちょっとは良い勝負」「ポテンシャルを感じさせてくれる勝負」をしてくれたのが嬉しすぎますし
期待してて良かった・・・!って嬉しさも今週の自分の評価に間違いなく直結してくれてると思います
やっぱり、荒狼はただのノーコンなんかじゃないし、
やっぱり、安導は彼を想って無茶してくれてたのが分かって本当にグッと来たし、楽しかったし、素敵なバッテリーだな。って思えた。
てめえの、中坊レベルじゃ捕球も困難なタマを、俺が捕ってやるよ。っていう一見傲慢なようで救いにも似た優しさ。
理屈の上でも違和感なく成り立ってると思いますし、この先もこの二人の活躍に期待も出来る良い塩梅の決着になったと個人的に確かに思います
あとは、それが、この面白さが、しっかりと伝わってくれれば、ってところですね
それが伝わるように自分も頑張りますし、伝わってなければ伝わるように努力し続けるだけ
その結果「何か」に繋がればいいなあ・・・って思って今は頑張るだけ、です。



この顔の上を映さない演出も好みですし、KAITO先生っぽくて素敵だ


ようやくバッテリーも結成し、
米倉くんへの多少のフォローも済ませて実に良い流れだと思います
正直な話、米倉くんは批判されても仕方のないくらいにダメダメなキャッチャーだったと思います
でも、安導も米倉くんの「人の良さ」はきっちり認めてますし、アドバイスもしたって事で
単に捕手としては(現時点では)クソってだけで別に彼自身を憎んでる訳じゃない
頑張ってれば認められる、なんて甘い話は世の中にはない
だけど、
今回与えたアドバイスを元にここから先彼が成長していけば、それを描く事が出来たら正直グッと来ちゃうだろうな~、とも思います(笑
そんな安導の気遣いにも感動させられた今週、
ちょっと凸凹だけど、根底では通じあってるこの二人がもう既にとっても大好きになっちゃってるみたいです俺は。
という事で、来週以降も注目&応援&アンケ/ファンレター出し必須、という所ですね(笑 自分は。
1話2話も好きだったけど、3話にはそれ以上の納得とカタルシスが存在していてすっごく良かったです
だって3話を読みにコンビニにジャンプ買いに行く段階で既にドキドキしてたもん
また再びKAITOさんの素敵な作品に夢中になれている今がいとおしい。
それを少しでも持続させる為に、これからも努力は惜しまない方向で行きます。


・・・ところで、本当高校はどうするんでしょうね?(笑
あの勝負をたまたま視ていた他校の監督とかにスカウトされればいいんですけど。
まあ弱小校でもそれはそれである意味王道なんで別にいいですけどね。
楽しみです。












しかしまあ、今週も掲載順見て「下位ですらこの厚さ・・・!」と戦々恐々とする作業を繰り返してしまいました(笑
まあ、俺みたいないちファンに出来る事と言えば基本のアンケに応用のファンレター、そして感想を必死に綴る事ぐらいしかないんで
地道にやり続けるしかないですね
そして、俺と同じような心持の方がもしいらしたら
本当の勝負はむしろここからです!!って事で山王工業や愛和学院に挑む湘北の気持ちで共に頑張りましょう。
絶対に諦めない。


今週の巻末コメント:
「スプラトゥ-ンをS(スタッフ)に広め、着々とフレンド対戦の準備は整うものの私の時間が・・・<KAITO>」

あらら、そりゃ本末転倒だ(笑)。でも、自分の好きなものに興味を持ってもらえるのは素敵な事ですね。



男の娘と恋しよっ♪ ボーイスカート 1巻/篠原知宏

2015-11-29 | 単行本感想

うーん、これは・・・
正直して欲しいですね
っていうか、「息子が付いてても構わない」というか
むしろご歓迎っていうか・・・一体俺は何なんでしょうね?(笑
でも、なんか、この、、、抱きしめたくなる感じというか
ずっと一緒に居たくなるこの感じというか
無防備な姿にグッと来るこの感じというか、
男だとか女だとかを完全に超越した可愛さがありますねいずみちゃんは
いや、というか男でも女でもどうでもいいっちゅうか、
もう「いずみちゃん」って存在そのものが天使レベルっていうか。
そこまで想わされた時点でもうこちらの負けですよねー、って感じです。はい。





という訳で(?)
実に面白かったです「ボーイスカート」
本当に無防備、かつ、思わせぶりな目配せの多い和泉重光こと「いずみちゃん」にすっかりメロメロであります
こう・・・男の娘ものに望むシチュエーション、エッセンスがふんだんに詰め込まれていて
尚且つドッキドキの展開も多々あるので非常に飽きさせない作り
そもそも記事名にも「男の娘」って入れましたけど
実は男の娘だろうがそうじゃなかろうがまずラブコメ漫画としてのクオリティが非常に高いので
そういう意味では別に男の娘好きじゃなくても普通に好きになれる漫画なんじゃないかな、って思います

もう一人、中性的な宝塚型のヒロイン(重光の妹)も出て来るんですけど、
そっちも中々可愛くて、
尚かつ主人公が普通に良い奴なんでどんどん親密になっていくラブコメ模様も同時に楽しめる、という出来栄え
ど真ん中で「男の娘」というアイディアを押し広げて勝負している漫画だと思いますけど、
それと同じくらいど真ん中の王道ラブコメとしても勝負している漫画だとも思うので
その意味じゃ意外とレンジは広いのかな~なんて思ったり
そして、この方は少年誌上がりなんですが
物凄く少女漫画的な雰囲気だったり演出を感じさせられるシーンが多いんですよね
そこもまた今作のストロングポイントであり、「可愛い女の子(男の娘だけど 笑)との恋愛」に夢中になれる一要因じゃないかなー、なんて思います
「男の娘」という多少マニアックなネタを扱いつつも、演出や構成はマニアックのそれとは違っていて
真っ当に恋愛漫画のツボを付く演出や構成に仕上がってるのが見事の一言
多分読んで好きになれば男の娘ワールドの扉が開く作品でしょうが
そうでなくともいずみちゃんの可愛さやあいらしさ、ラブコメとしてのハイクオリティっぷりはストレートに伝わると思うんで
男の娘好きにならずとも、「ボーイスカート」自体はきっと好きになってくれるんじゃないかな、って。そんな風に思える作品ですね。


また、コメディとしてもレベルが高く
いずみちゃんの可愛さやあいくるしさ、美しさに翻弄される主人公の越智くんの様相やリアクションがとっても面白く(笑
でも、こいつクレイジーだな、ってよりは「うん、分かるよ!分かる」ってきっちり共感出来ちゃうんじゃないかな、と
あんなに可愛い男の子がいたら、もう関係なく抱きしめたくなっちゃうよね!っていうところまで余裕で持って行けてる作劇が素晴らしい
それでいて乳神様(笑)や(キスの)責任取る為に海外に行って同性結婚しようとする行きすぎな越智くんの行動など
振り切れてゲラゲラ笑えるようなシーンも多くこの辺のコメディセンスの高さは思ってた以上の手応えでした
 また、青春や友情を感じさせるシーンも多くて
その辺りもまた少女漫画的っちゃあ少女漫画的なんですが
学生時代に戻ったかのようなノスタルジックなテイストが漂ってるのもまた素敵です
正直主人公の立場からすると、もう「好き好き」言いたい気持ちでいっぱいじゃないかなあ、って思う(笑
そして、この二人がもっとイチャイチャしてるシーンを見たい、って素直に思える
そこもまたこの作品の最高な部分だなあ、って思いました
同じヤンジャン系列の「ボクガール」もそうですけど、やっぱラブコメはメインキャラが「良い奴」じゃないと感情移入なんて出来ませんから
そういう意味では実はラブコメって繊細なテクニックと構成技術が必要な難しいジャンルだったりもするんですよね
それでいてきっちり官能的な表現、キャラのセクシーさも追求出来てる表現力の高さもまたイイ。
個人的に官能と感動は両立出来ると余裕で思ってますから
「ボクガール」と併せてそういう素敵なラブコメ作品を読めて嬉しかったな、って思いました。

そうそう、さっきからちょいちょい「ボクガール」の名前を出してるのは
きっと「ボクガール」が好きならこれも好きかも、みたいな確証があるからです
そんな訳でボクガで検索して来る人、或いは感想記事読んでくれてる人は是非「ボーイスカート」もヨロシクね
というかこっちはこっちで“少女漫画っぽくもある”っていうオリジナルな武器を持ってるので
場合に寄っちゃこっちの方に深くハマる人もいるかもしれない、って感じですね(少女漫画的演出が好みなら特にね)
兎角、またもやレベルの高い男の娘作品が出て来ました
最近、自分は男の娘大好きすぎるんですがその熱を更に加速させてくれるような傑作ですね
めくるめく思春期の恋模様をこれからも楽しみにしています、って事で。推し。

















にしても、いずみちゃん可愛ええのぉ・・・!
なんかもう本当にふとした仕草、なんて事もない表情までもが可愛くて
それは俺個人がそう感じたのではなく
狙って「そういう瞬間の美しさ・感動」を演出しているのだと思います
そういった繊細な部分も好きです

そして、「うなじ」がかなり強調されててそこにもまたグッと来ます
自分は別にうなじフェチじゃないんですが、そんな自分でもグッと来たくらいなんで
かなりこだわってるんじゃないかな~と
ちょっとぶかぶか目の制服だったり、
常にスパッツを履いてるんですけどそのスパッツ描写の数々もナチュラルかつそそる出来栄えだったり、
設定の時点でマニアックなのにそういう細部の徹底したフェチ的描写の数々も抜かりないとは実に素晴らしい(笑
でも、何よりも、高嶺の花的な、届かぬヒロイン的な立ち振る舞いをちょくちょく感じさせる
なのにそれが男の子・・・!!って事実に個人的には何度も興奮させられちゃいましたね
越智くんの妄想の中の女体化いずみちゃんがまた可愛くて、、、って
益々「ボクガール」ファンに薦めたい漫画に思えてきた(笑)。

本当にね、
こうやって散々魅力を言葉に換えて語って来たところ申し訳ないんだけど
理屈じゃなく抱きしめたくなる可愛さをたっぷり含んでいるキャラクターなので
もう四の五の言わずに読んじゃいなYO!そしていずみちゃんにときめいちゃいなYO!!って感じです
また泣いてる顔も可愛くてね・・・ふぅ。
って、キュン語りが過ぎますね(笑
まあともかく、いずみちゃんが最高に可愛い、そしてラブコメとして最高に面白い。
要約するとそういう事です。これからも応援しています。「ボーイスカート」、大好きです。





『ボクガール』考察 #47「ボクの恋より大事なもの」を振り返る~他人の“好き”を笑うな

2015-11-27 | ボクガール関連







今週「ボクガール」は休載でしたが、
そんな中ふと思う「休載でも過去分を使ってボクガ語りは出来る」・・・って事で
ちょうど2015年度版の軽いYJ総括記事も書いた事だし約1年前のバックナンバーNo.3号掲載分を使って記事を書きたいと思います
この話数は藤原さんが瑞樹に疑似告白(笑)したり藤原さんとの過去エピがあったり藤原さんがめちゃくちゃ天使だった話数でもあります
この過去エピも何気に2015年度分だったのね・・・って考えると益々藤原さんがピンポイントで輝いてた話数の多かった年なんだなあ、ってさり気に感じてしまいますね。



かわかわれる瑞樹も可愛いなあ(笑


この話数では、瑞樹が藤原さんを好きになったきっかけが描かれてるんですね
瑞樹は昔から「可愛いもの」が大好きで、
男らしくあろうと思ってはいつつ小物はちゃっかりファンシーなものを使用、と潜在的な“可愛さ”への憧れは捨て切れてなかった
でも、あの女の子っぽくもある中性的なルックスで可愛い小物(ハンカチ)を使用してたら間違いなく思春期男子の格好の餌食になる
いや・・・正直思春期男子でなくとも、そういったちょっとでも「他人と違うもの」を使用してたらイジりのネタになると思います
当人に悪気がなくても執拗にからかわれたり、むやみやたらに注目されたり、奇異な目で見られたり、
個人的な経験ですが結局は「そんなもの」だと思ってます
それは相変わらず個々ではなく群れだったり馴れ合いだったりの世の中だと感じてるから、ですね
正味な話「みんなと一緒」「同じ人がいる」方が“安心”みたいな通念が常に正道なんですよ
やたらと他人に同意を求めて来る人、
誰かと一緒じゃなきゃ手前の好みも決められない人、
「似てる」事を演出する為にわざわざ他人色に自分を染めるような人、
そこには“個々”“人それぞれ”という概念は感じられず、
逆に人それぞれって言ってる人が馴れ合いや同調の中に身を置いているように感じられる事も多く
ぶっちゃけて言えばそんな「距離感」が傍目から見ていると気持ち悪いなあ。って自分はよく思ったりしています
要するに「個々の違いを楽しむ余裕」「個々の違いを面白がる粋」も全く感じられない世の中って話ですね(あ、これはあくまで自分の中の話ですよ)



天使や・・・


ただ、そんな風に「みんなとは違う」瑞樹を藤原さんは一切笑わず、ネタにもせず、何も言わずに助けてくれた
「これは自分のなんだよ、拾ってくれてありがとう。」と上手い具合にその場を誤魔化してくれた
正直リアルタイムで見た時はなんて素敵なお話なんだ・・・!って思いましたね
ファンシーな小物を持ってる事をからかわれて恥ずかしがってる瑞樹を
真っ直ぐに助けてくれた上にさり気に「女子のものを取ってる」とからかい男子にささやかな報復を与えてる所がまた流石、というか(笑
まあそれを指摘したのは藤原さんではなく藤原さんの横の女子ですけどね。

藤原さんは引きもしなかったし、
乗っかってイジる、という個人的にやられたら相当腹が立つ(笑)行為もしなかった
ただただ瑞樹の気持ちを想って助け船を出してくれたその“優しさ”と
「個々」を否定しないその美しさに瑞樹も俺もヤラれちゃいましたね 笑
何より、ハンカチを持った時の素敵な笑顔こそ瑞樹にしてみたら気持ち救われたんじゃないかなあ・・・って今振り返ってふと感じます
「一緒なら安心」
「みんなと違うから変」
そんな感情を一切持たない、素の自分を認めてくれる、そういう藤原さんだからこそ瑞樹も好きになったんでしょうし
この話の後もそういう藤原さんが沢山出て来て瑞樹が惚れるのも道理だなあ、って思える作劇のレベルの高さを感じます




「ボクガール」は、言葉にせずとも
「君は君でいていいんだよ。」っていう風なメッセージを描いてくれてますし(山田の過去、瑞樹と猛の過去エピでも)
逆に言えばそういうメッセージを陳腐に語らず間接的に描いてくれる辺り“粋”な作品であるとも思います
この考察ではそういった表面上の可愛さ以外の魅力である「深み」を伝えたかったのでした
「他人の好き」を、
「他人の選択」を、
「他人の自由」を邪魔したり笑ったり、ネタにするのは絶対に間違っている
そうじゃなくて、それぞれがそれぞれのままでいい、君は君のままでいい。私があなたを笑わせやしない。
そんな藤原さんの(ある種の)男気に今でも読み返して感銘を受ける話数ですね個人的に。
この回は、瑞樹が本当は辛いのに藤原さんと猛をくっつけようと決意する描写もあったりしてみどころたっぷりですね
何となく#67ラストの瑞樹の表情がこの話数最後の瑞樹の表情の複雑さを孕んでる表情なのかなあ、って気もします。

しかしこの時点ではまだまだ全然藤原さんの意識は猛ばっかだったんですね
この1年で瑞樹もよく頑張ったよ、、、って彼を褒めてやりたいですね(笑
藤原さんの為にずっと頑張って来たんだもんね・・・という事で
来年度の「ボクガール」の展開にも引き続き注目です。









後、今気付いたんですがあと数号で2周年なんですね
大好きな作品なんで長期連載化してる事に嬉しさと誇りを感じてます
これからも応援しますし益々健闘して欲しいですね。
ドキドキ出来るTSものラブコメと同時に、水面下では「みんな違っていい」って事をさり気に伝えてくれてる作品だとも思う。



2015年度のヤングジャンプ(YJ)を振り返る

2015-11-27 | ヤングジャンプ感想







昨日書いた52号の感想をもって2015年度版のヤンジャンは全ての刊行を終え、同時に全号の感想更新も遂げました
・・・とは言っても、全体的に「ボクガール」に偏りすぎな上に作品数も決して多い訳じゃないのでアレなんですが(笑
まあ記念という事でちょっとしたデータ集&総括記事なんかを書いてみようと思いました
これが来年度・来年以降のYJの行方を占うものに(結果的に)なってたらとても嬉しいです。







表紙:

キングダム(3)
ゴールデンカムイ(9,39)
東京喰種:re(12)
ワンパンマン(16,44)
干物妹!うまるちゃん(16,31)
妖怪少女(20)
テラフォーマーズ(25)
リクドウ(29)
サラリーマン金太郎 五十歳(42)
BUNGO-ブンゴ-(47)
しらたまくん(51)


増えた増えた、とは思ってたけど、それほど多くなった訳でもないですね
それでもアニメ化作品だけではなく普通の連載作品もちょいちょい表紙になってるところは非常にイイですね
ちなみにコラボ表紙含む。割と表紙に関しては偏ってないイメージなのでこの方向性のまま少しずつ増えて行くといいですね
うまるとワンパンマンのコラボ表紙は未だ二作ともアニメ化前だったので当時はそこまでピンとこなかったけど、今観ると豪華に思えますね(笑


巻頭カラー:

リクドウ(1,15,29)
カコとニセ探偵(2)
BUNGO-ブンゴ-(3,35,46)
87CLOCKERS(4・5)
東京喰種:re(6・7,12,17,28,43)
Runin(8)
潔癖男子!青山くん(9)
妖怪少女(10,18,48)
テラフォーマーズ(11,25,36・37,50)
ゴールデンカムイ(13,24,38)
群青戦記(14)
干物妹!うまるちゃん(16,30,31)
キングダム(19,34,46)
サラリーマン金太郎 五十歳(20,42)
プリマックス(21・22,27,39)
元ヤン(23)
嘘喰い(26,40)
天野家四つ子は血液型が全員違う。(32)
神様のハナリ(33)
グラビアトリ(41,52)
ワンパンマン(44)
銀河英雄伝説(45,49)
しらたまくん(51)


巻頭はグールがダントツ、休載も少なく筆も早いっぽいので人気と併せて納得っちゃあ納得の回数
新連載陣の中ではBUNGOが3回、あとプリマックスは半年で3回と中々の健闘っぷり
そんな中銀河英雄伝説が5話目で2回目の巻頭取ったり期待値の高さを感じさせてます
来年のYJを引っ張って行く存在になるんじゃないでしょうか
うまるちゃんは2週連続巻頭カラーを達成、今年のYJで2週連続は今作だけです 表紙もコラボ含め2回も飾って正に絶好調の年度でした
さり気に3回も巻頭を飾ってるリクドウ・妖怪少女も見逃せないですね
逆に人気ないっぽいにも関わらずまさかの2度目の巻頭を飾ったグラビアトリはここからどこまで押していくのか注目です
それとも援護射撃をもらって好転するかな?

あと来年は「ボクガール」の巻頭ヨロシク!!
っていうか小説化のタイミングで欲しかったな
・・・まあ、いちファンとして応援頑張りますよ
連載としては安定してたんでそこは良かったんですけどね
企画グラビアや表紙なんかも見てみたいッスね~ あと人気作では源君物語、ブリュンヒルデも巻頭がなかった(残念)



新連載:

カコとニセ探偵(2)
BUNGO-ブンゴ-(3)
87CLOCKERS(4・5)
Runin(8)
潔癖男子!青山くん(9)
予告犯(15)
サラリーマン金太郎 五十歳(20)
プリマックス(21・22)
元ヤン(23)
天野家四つ子は血液型が全員違う。(32)
神様のハナリ(33)
敬え!!留年センパイ(40)
グラビアトリ(41)
銀河英雄伝説(45)


猿渡さんのが大ベテランの新作としてはあまりに短い全2巻での終了になってしまい、
YJの恐ろしさを垣間見ました(汗)まあでも今のYJはバトルと日常を両立させようとしてる感が強く
その中でラブコメ・ヤンキー・スポーツもの・職業ものや人情ドラマをブチ込んだり
割とバラエティに富んだ誌面を作ろうとしている意欲を感じさせたのも今年度の特徴じゃないでしょうか
 新連載的にはBUNGOと銀河英雄伝説が大きいですね
この2作は安定していて尚且つ人気的にも悪くないので来年度以降も期待出来そう 銀河英雄伝説はこの調子で行ければ表紙もあるかも
あと個人的には「青山くん」が結構好きで毎週楽しみに読んでいます
特に小田切さんが登場してから注目度が(自分の中で)高まりましたし、意外と女の子が可愛かったりするので
あからさまな女性向けとは思わずフラットに読んでみてはいかがでしょうか
それと「留年センパイ」はちょっとさじ加減に難アリでしたがセンパイの可愛さがフィーチャーされてる回は本当に好きだったので期待したい


終了(移籍)
横浜線ドッペルゲンガー(1)
バルセロナの太陽(2)
ハマトラ(2)
かくりよものがたり(4・5)
LIAR GAME(8)
日々ロック(12)
思春期サァカス(17)
イノサン(20)
二次元JUMPIN’(21・22)
べしゃり暮らし(28)
Runin(28)
パープル式部(31)
予告犯(34)
カコとニセ探偵(43)
敬え!!留年センパイ(49)


今年は割と打ち切り的なものよりも円満終了の方が多かった気がする
だからこそ猿渡さんのあれの速攻打ち切りが余計に目立つ結果になってるんですが・・・(汗
最近は短期集中連載を除いて終了作品がないのでそろそろ入れ替えの季節の予感
終わった中だと「思春期サァカス」が何気に好きだったなあ
そして移籍でしたが「イノサン」のセンセーショナルな終わり方も印象的
今現在は頭からしっぽまで人気作品が詰まってるイメージなんで来年度はどう変わって行くのか、どう舵を取って行くのか、にも注目ですね
ブリュンヒルデが内容的には円満近そうな感じ。ちなみに「かくりよものがたり」の第二部は一体



読切:

「ハンガーストライキ!」西尾維新/福島鉄平(1)
「どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い」西尾維新/中村光(6・7)
「こねてこねて!神ねんどくん」武富智(10)
「ノー・ガンズ・ライフ」カラスマタスク(12)
「純粋エレクトリック」寅ヤス (13)
「さんみいったい」リコシェ号 (13)
「Stand by me 描クえもん」佐藤秀峰(14)
「もののがたり」オニグンソウ(15)
「黒」ソウマトウ(15)
「ヴァン・ヘルシング」河田雄志/行徒(16)
「ライフル・イズ・ビューティフル」サルミアッキ(19)
「黒猫少女」蒼井万里(30)
「〇〇妹!うまるちゃん①」オニグンソウ(31)
「〇〇妹!うまるちゃん②」杉戸アキラ(32)
「グレイテスト・ヒッツ・コンボイ」フォビドゥン澁川(32)
「〇〇妹!うまるちゃん③」春野友矢(33)
「ZOOと一緒!」羽生麻里(33)
「『干物妹!うまるちゃん』大好きおじさん」フォビドゥン澁川(35)
「〇〇妹!うまるちゃん④」竹村洋平(36・37)
「メタルソルジャー3D」フォビドゥン澁川(38)
「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」赤坂アカ(40)
「柳生健康帳」フォビドゥン澁川(42)
「タネも仕掛けもないラブストーリー」伊藤正臣(44)
「アセクサイクルシチカ」安藤優(45)
「ぼくは大人になれない。」古宮海(46)
「ゆるキャラ」松本清志郎正和(50)
「ブラック・ヒーロー・ライジング」奥悠(52)


振り返ってみて思ったんですが、通常の読切が異様に少なく
大体となジャン/ミラジャンの出張か、企画モノ、或いはフォビドゥン澁川(笑)って感じでしたね
つまりは連載作家による読切作品がとっても少なかった、、、って事なんですけど
その分年末にシンマン賞の作家を一挙に載せて新人さんを優遇してた印象です
しかも、大体が面白かった
ペーソス作品を描けそうな古宮海さん、奥悠さんに
青年誌らしい官能を描いた安藤優さんなんかはとってもヤンジャン向けでこれからも期待出来そう
それとすぐにでも連載に出来そうな松本清志郎正和さんの「ゆるキャラ」も個人的に大好きで何度も読み返しました

ただ、連載に繋がりそうな(GOサイン出そうな)ある程度の経験者の読切が無かったので
その点は来年以降新連載のチョイスどうするのかな、って率直な興味がありますね
純粋な完成度だと佐藤秀峰さんの「Stand by me 描クえもん」が高かった
その他にもフォビドゥン澁川の描いたうまるちゃんとか良かったんですが(笑
あのシリーズで一番良かったのは実は自キャラと絡ませた竹村洋平さんだったりもする
っていうか竹村洋平さんいっそもうYJに来たらいいのに・・・笑
ミウラタダヒロさんもYJに来たらいいのに・・・って事で
来年は経験者読切にも期待してます
「カイチュー!」の林センセにカムバックしてもらいたい。切実に。















最後に、一番多く読み返したYJのバックナンバーは12号です
この号はボクガールが藤原さんお風呂回だったので・・・笑
ページ捲るのもドキドキしてましたし、何ならその直前の回の引きからドキドキして12号を購入する時もすっげえワクワクしながら購入してました
何度もお世話になりましたしまるで思春期男子みたいな状態にしてくれる、あの頃のドキドキ感を再体験させてくれるボクガの偉大さを改めて思い知った回でしたね
遂に藤原さんのボディが!?っていうのもありつつ、好きな子と女の子になった事で一緒に入れるようになった~という超ラッキーなプロットもまたスゴイ
ちなみにその次によく読み返したのが夏祭りの時の藤原さんとのキス回、、、って事で
総括すると藤原さんの年だった。って事なのかもしれません。や、あくまで自分の中で、ですよ?笑
「もぐささん」もお風呂回にニヤニヤ回も満載で非常に楽しませてもらった2015年度のヤンジャンでした
他には「リクドウ」の苗代ちゃんとの話数の数々も印象的でしたね。




もぐささん 83話、奥悠「ブラック・ヒーロー・ライジング」 感想(ヤングジャンプ 2015年52号)

2015-11-26 | ヤングジャンプ感想







色々書きたい事があるんですが・・・
まずは今週は「ボクガール」が休載です(血涙)
こういう、、、その、「残念だ。」みたいなリアクションは伊達でやっている訳じゃなく本気で物足りなく寂しく思っています
それでもまあある程度楽しめちゃうのがヤンジャンの良さなんですけどね。シンマン賞の記事コーナーを読むのも毎週楽しみだったり。

後は、何気に先週土曜日以来の更新です
というのも不意にアンニュイというかナーバスな気分に陥る事が多くて
まあこの辺は誤魔化したりする必要もなくはっきり書いた方が良い。と思ったので正直に書きましたが
欲を言えばもうちょっと上手く気持ちの切り替え、コントロールが出来るようになればいいですね
精神的に沈んでるとそのまま沈みがちな自分なんで。これも当分/来年の課題かなあ。

それと、いよいよ秋から冬の相様に変わって来て(気が付けば11月も終わり間際なんですよね)
とても寒く、だからこそヒーターが心地良く・・・って要するに「すぐ眠っちゃう」って事なんですけどね(笑
いや、ぶっちゃけ冬のこの感じとても好物かもしれないですね 外に出たら地獄なんですけど(笑
ふて腐れて寝腐るにはちょうどいい季節ですよね、、、って事で
そことの戦いにも奮闘しつつ、な季節の始まりです。はい。












もぐささん 第83話 小口家と百草さん

いよいよ小口家に嫁ぐ時かあ・・・と思いつつ(違
しかしまあ、両親同士が会うって正にそれよね~なんて思いました
また、この二人で食堂を切り盛りとか似合うじゃないですか(笑
まあでもバクからBBAと違って百草さんはつまみ食いなんか平気でしちゃいそうですけどね
それに気付けるのは小口くんだけ!・・・って事でなんやかんやいいつつ許しちゃうのろけ空間なんかも拝みたいところですね 笑

こんな事書くのもアレですけど、小口の両親と比べると百草さんの両親のがリッチそうで見た目も良い印象があります
小口のはバクからBBAと頬のこけた貧乏そうな親父ですからね、、、って相当失礼な発言ですけど(笑
でもなんか、現時点で両家とも上手く順応していて普通にイイ具合に縁談がまとまりそうだな、と(だから違)
古き良き日本の風景を垣間見たようで素敵な気分になれた今週分でした
もっと別の言い方をすれば「昭和感」とも形容出来ますけど、
それもまた今作には似合うんじゃないかな、と。

百草さんがトリプル頼んだのがバレた時の紅潮具合も可愛くて良かったんですが、
それを敢えてバラす百草母も鬼畜の所業だなあ、と思いました(笑
後半は小口劇場、
現時点でサマになっているその姿と料理に百草さんもとってもグッと来たんじゃないでしょうか
っていうか、普通女の方が胃袋攻めしますけど本作は逆に百草さんが胃袋攻めされちゃってますね(笑
でも、それもまた本作らしくて実に良かったんじゃないでしょうか
百草父はそんな娘の視点に気付いてるっぽいですけど、、、
百草さんが贈った称賛の言葉も、
小口くんのその後の笑顔も
「もぐささん」らしいハートフル感が満載で非常によろしかったかな、と思います
好きな女の子の為に自分がした事で、喜んで貰えた嬉しさはきっと男なら分かる、、、はず。


でも、やっぱりなんだかんだで「食に救われてる部分」は大きいんだと思います今週のオチを見てふと感じたんですけど。
確かに、自分の場合もちょっと憂鬱な時、もしくは最低の気分の時でもおいしいもの、好きなもの食べるとちょっと元気になりますし
単純に嬉しい気分にもなりますもんね。
食べなきゃ死ぬから食う、んじゃなく
きっちり心まで満たされるような食事をする、探す、選ぶ事も重要なのかもしれません。
小口食堂を継ぐ。と宣言した小口くんの表情も爽やかでとても良かったですし、読んでいて晴れやかな気分になるような話数でした。
いつかは告白・・・するんでしょうかね?(笑




(読切)ブラック・ヒーロー・ライジング/奥悠

シンマン賞の受賞作が早くも掲載
個人的には最後陰鬱なまま終わる読み味も青年誌らしいダークな路線もハマって中々面白かったと思います

何より良かったのは、
満たされてない人から視る満たされている人々の描写、、、ですかね
「リア充」なんていう甘っちょろい嫉妬とは掛け離れた生々しい痛みが感じられたのが一番良かったです
孤独や憂鬱に溺れる人にとっては誰かの幸福や希望ですら単なる悲しみにしか映らない、という話
こういうアプローチは少年誌でやると爽快感がないだとかグジグジしてるとか言われるんで青年誌でやるべき意義も感じられてそこもまた良かったかと思われます
少なくとも自分は凄く好きなテイストのお話でした・・・って事でアンケは高評価で投函させて頂きます。

結局、報われない人間の気持ちなんて報われない人にしか分からない
誰からも愛されて誰からも支持されてるような人間の「分かる」とかクソくらえって思う
お前と俺では見てるものも見えるものも違うよ。っていう複雑な感情を漫画にしている印象で
そういうナイーブな心境をカット出来るのも才能だと思うんで奥悠さんらしさを保ったままで次回作以降も描いていってくれたら・・・と思います。

白黒付かないグレーゾーンど真ん中の作風/オチも好み。ヤンジャン向けだと思うんでこれからも頑張って欲しいです。
世間がどう評価しようと、無責任だと罵られようと、それで「しか」救えなかった心があり
「みんなが」大好きな方法だけが決して全てではない。という結末に痺れました。














◆銀河英雄伝説

早速絶命の危機、ですな・・・笑
この理不尽なる状況をどう切り抜けるのか、
にしてもフジリューの描くイケメンは本当に絵になるから好きだなあ。
危機的状況でも気高く美しく見えるのがステキ。



◆リクドウ

何やらキナ臭い流れになってますな、、、
個人的にはちょっと相手の一派が主義を押しつけてるように思えるので
正直負けて欲しくはないポイントですけど。その点でも注目。



◆潔癖男子!青山くん

ある意味「みんなで!みんなで!」を強調するより
サカイの発言もあながち間違ってはいないのかもですね
っていうか、ナルシスト化でここまで強くなれるんならそのままナルシストで居た方がいいような(笑
真面目な漫画ならまだしも青山くんはコメディですもんね・・・それにそっちのが財前と混同せんでいい
しかしオチでは実力まで逆転してしまったか(笑 まあその方が層が厚くなったという見方も出来ますが。
普通この手の増長はしっぺ返しオチが来るんですが増長続行というひねくれたオチが逆に新鮮で良かった。














次週またも「グラビアトリ」が巻中カラー、って事で
これはもしかしなくても強プッシュの一環なんでしょうか
正直そんな反響があるようには見えないんだけど・・・とか思いつつ
まあ、実際あのグラビアをどういう売り方をしてどこまで売れるのかは楽しみ
なんかちょっと染村可愛いしね(笑
そんで次号からは新年1号ですよ
今年のヤンジャンも色々あったなあ、、、とふと思い出しながら
まずは次週は2週間ぶりの「ボクガール」を真っ先に楽しみ尽す予定です(笑
そんな訳で1号から52号まで初めてヤンジャンの毎週感想を完遂、来年度もまたよろしくお願いします。
・・・まあ「ボクガール」中心の感想には相変わらずなっちゃうでしょうけど(笑)。大好きだから仕方ないですね。
来年度のヤンジャンがどうなっていくのかも楽しみ&期待大です!



バディストライク 第2話「信じる心」 感想(週刊少年ジャンプ 2015年52号)

2015-11-21 | バディストライク








先週・・・っていうかまだ今週なのか(笑
感想書いてて思ったんですが、まずいちKAITOファンとしてKAITOさんの漫画が載ってる事自体を喜ぼう、
そして純粋にKAITOさんが紡ぐ新しい物語自体を楽しむ事の方が先だなあ、って思いました
そりゃファンだから人気とかアンケ取れるかとか気になってしまう部分もあるんですが
別に人気取りやアンケ勝負なんかが“目的”なわけじゃない
あくまで「大好きなKAITOさんの新作を楽しみたい」、極論を言えばそれだけなんです

だから、前作の感想では「アンケに協力を~」みたいな事も書いてましたけど
そもそもアンケを出すも出さないも個人の自由
その上で自分は少しでもKAITOさんの漫画を“楽しみたい”からアンケを出すし、ファンレターも出す、感想も書く、それだけの話であって
まず前提として「バディストライク」に純粋にワクワクして面白がった上で、KAITOさんを後押しする意味合いでそういう活動をやっていきたいな、と
だから「アンケに協力を」とか書きませんし、それよりも単純にKAITOさんの作品に対する“好き”を伝えて行きたい
それが伝わんなかったら自分の実力不足なだけですし、好きな人が増えればおのずとそういう人気も上がって行くものだと思います
まあ、一番ダメなのは最初から諦めちゃう事ですね
何一つ諦めないまま俺は頑張りたい。ちょっとでも魅力を伝えていけたらなと。
そんな訳で「バディストライク」2話目の感想です。








KAITOさんのこういう表情が好き


荒狼は、例のスカウトくんを制止して、真っ直ぐに安導くんの元に向かった訳ですけども
そこには周りのごちゃごちゃした会話や視線とかは全く頭に入ってなくて
ただただ安導の才能を確かめたかった
ああいう全力で投げたボールを捕り切れるだけの力があるか確かめたかった
要するに、安導の才能やポテンシャルに惹かれている節がある・・・って事で実に素敵なシーンだと思いました
そもそも米倉くんでは全力で投げる事が出来なかった、全力で投げたら怪我をしてしまうので、必然的に力を抑えるしかない
その結果が最悪のコントロールに繋がった節があるので、そりゃ自分の全力を捕ってくれるキャッチャーが出てきたら興味も沸きますよね
それ即ち「自分を信じる」事にも「自分の可能性」にも通じますから
その後の安導くんの意味深な表情もいかにもKAITOさんの漫画らしくて良いなあ、と(笑



こういうギャグシーンのセンスも実に最高ですね 笑
カバンを盾にするとか上手過ぎる。いかにも“男子っぽい”やりとりが微笑ましい。“男子”じゃなくて“男子っぽい”のがいい。


ただ、荒狼くんはいまいち自分の才能もポテンシャルも信じられていない気があります
そりゃキャッチャーの能力がないとはいえ結果を出せなかったのだからしょうがないんですけど
でも、安導としては、そんな手前の才能を信じて欲しい、気付いて欲しい
俺がどんなボールでも受け切る事で確かにさせたい・・・って感情があるんだと思います
そして、そんな風に「自分を信じ切れない」荒狼をちょっとでも信じさせる、その気にさせるのが当分のテーマであり面白さだったりするんでしょうね
正直横浜青龍高校の脅威の一年生バッター・猪熊くんにちょっとでも通用して、ポテンシャルを示せるのか~、その気にさせる事が出来るのか~
とか思うとワクワクしてくるのが本音ですね(笑
今はまだ燻ってたり自信喪失気味な分、ここから立ち直って
どんどん彼が成長して行く様、試合に勝って行く様を見せられたら相応のカタルシスがあると思いますし
いちKAITOファンとしてめちゃくちゃ期待しています!!「みんなで」強くなっていって欲しいです。

荒狼くんは、米倉くんを見限る事が出来ずに妥協した挙句にコントロールを乱した
それは一見「優しい」と思われがちですがだからこそ荒狼くんが羽ばたけなかったのもチームとして勝てなかったのもまた事実
本気でやらなきゃ勝てないのは米倉くんにとっても荒狼くんにとっても当たり前の話
厳しい言い方をすれば“友情ごっこ”に溺れてたから勝てなかった、とも言える
だけど、安導は違う
安導くんは己の全力を使って荒狼の渾身の、厳しい所のボールを捕ってくれる
その為に彼の「全力」を使ってくれる、そこにはそれまでの明かされてない「過程」もあったんでしょうけど・・・
そうやって知らず知らずの内に台無しになっていた才能がまた目覚める時が楽しみで仕方がない
それと同時に、米倉くんとのドラマがどう決着するのかにも注目です



しかし今週の引きはインパクトありましたねー(笑
神奈川ナンバーワン高校の1年生スラッガーに四球暴投自滅王の荒狼が挑むんですもん
そりゃあラストみたいな表情にもなりますわなあ、とか思いつつ純粋にどこまで荒狼の力が通用するのか、
全国クラスに彼のポテンシャルの片鱗を示せるのかは先述したように単純にワクワクします
なんてったって140キロ台出せて、しかも彼の本気の球を捕球出来るキャッチャーもいる
米倉の時は力加減に苦労していた部分も少なからずあったと思うんです
でも、安導ならどこに投げても、どんだけ全力で投げても捕球してくれる
自分のフルパワーが出せる・・・って事で、実は案外無謀でもないし、期待しちゃってもいいんじゃないでしょうか

でも、はっきりいってコネあんのか?って流れから道場破り系だった事が分かって
尚且つ一年生最強クラスのバッターに勝負を挑む~って流れと最後のリアクションには爆笑してしまいました(笑
ただ、それもまた安導の狙いであり、荒狼に自身のポテンシャルを実感してもらう作戦でもあるんでしょう
その作戦が上手く行く事を願いつつ、今週はこの辺で感想を締めたいと思います
今週も、実直に面白かったと思います!
燻っている荒狼の魂が無事に解き放たれる事を、信じてます。













しかしまあ今週も目次を眺めてて「下の方の連載も人気作ばっかりじゃん・・・」と少々気が滅入ってしまいました(笑
こんな状況で一緒に応援して下さる同志の方には頭が上がりません(ちょっとリアクションあったんです)
最悪の状況ですけど、共に頑張ってアンケ等で奮闘してゆきましょう
早速今日中にアンケ&ファンレター投函と攻撃の手は緩めません。


今週の巻末コメント:
「一か月以上咳が止まらず喉飴と漢方薬が友達の毎日。S(スタッフ)とお喋りできないの辛い」
あらまあ、それはお大事に・・・今回もファンレター送るんでちょっとでも力になれるといいなあ。




ボクガール87話感想 ほか(ヤングジャンプ 2015年51号)

2015-11-19 | ヤングジャンプ感想








日常の中で「そうじゃねえのになあ」「これ分かって欲しいけど、そもそも人間が違うから分かってもらえないだろな」って事柄が多すぎて
でもまあ、「どうせ伝わらないからそれはそれで仕方のない事なのかな」ってなんとなく諦めモードになったりもします
それはそれである意味“正しい”事ですし、むしろそうじゃなきゃ面白くない部分もあったりするんですけど
何となく複雑な気分にもなるっちゅうか、
「結局なあ・・・」って気分にもなっちゃうんですよね
そうやっていちいち複雑な気分にならずに「どうでもいいじゃん!」って済ます事が出来ればよっぽど楽ですし
ぶっちゃけこんな気にしいな性格なんてとっとと棄ててもっとフリーダムになりたいなあ、って願ってたりもします
まあ、そんな事を思っても、理屈ではなくそういう気分になってしまうんで、結局は上手く付き合い続けるしかないんですが・・・

ただ、溜息ばかりの(当然自分に対しても)日常の中でも、自分なりに自分のやり方で自分の感性で何かを選んだり何かを楽しむこと、
面白がる事はとっても重要だと思いますし、それだけは忘れたくはないかな、なんて思います
誰かの真似なんかじゃなくて、
自分だけの楽しみ、楽しみ方を見つける事の方が重要だと感じます
個々で楽しめるようになってこそ一人前(だと思う)、最終的に笑顔でいられればそれが一番幸せだとは思ってます。

しかし唐突に話は変わりますけど、今のヤンジャンは読むもの多いですね
正直半分以上は読んでますよ。週刊誌でこれだけ読むもの多いのも貴重と言えば貴重
ただ、その分一番時間が掛ってるのも事実ですね(笑 やっぱ雑誌は個々がバラバラの方が面白い。
「この雑誌はこういう方向性でこうやってれば生き残れる」みたいな雰囲気がないのが読んでて心地良いので
これからも色々な表現を色々な角度から受け入れられるフリーダムな雑誌であり続けて下さい。











ボクガール #87 ボクの風紀

扉絵の時点で美しすぎて・・・
可愛すぎて・・・
ああ、もうにゃんにゃんしてえッ!!!!!!!!
って、思ってしまったじゃないですか(笑 いや、ホント、連載重ねる度にキレイになってる気がするんですけど
なんかもう天使過ぎて、いや、大天使過ぎて・・・って、これじゃ今井さんと変わんねえ(笑
凄く吸い込まれるような魅力があるなというか、もう美女って形容してもいいくらいに「女の子」してるなあ、というか・・・
元々イケメンキャラだっただけに、余計に夢中になっちゃう節があって、でも瑞樹ならイケメン化してもそれはそれで許される感覚もあったりして
本当に素晴らしいキャラクターだな、って。。
とか書いてると、「お前心酔し過ぎ」とか思われそうですが(笑
でも本当に扉絵見ただけで「ああっ、もうっ!」って気持ちになってしまったし、純粋に清楚で美しい女の子だな、って思ってしまいました
よしんば藤原さんルートで男の娘化したとしても、この美しさならもう何もかも許容できるレベルですね 笑
いや、むしろ、それはそれでアリっちゅうか、それはそれでまたオイシイっちゅうか、、、
色々夢は膨らみますね!(笑)
正直な話今トップクラスに夢中になっているキャラクター、漫画だと言っても過言ではない
本当に、、、杉戸アキラさんの絵は何処まで進化されるのでしょう しかも展開的にも面白いのがまたベターですね。
いやはや、ハッとするクオリティの扉絵にホントに感謝ですよ。ずっと眺めていたくなるくらいの。



で、風紀委員の今井さんが69話以来の再登場ですよ
69話で初登場して、再登場が87話って20話近く、約半年も空いてるんですけど・・・笑
しかも先週の次週予告で「新キャラ」って、新キャラではないですしね(笑)。
ただ、初登場で嫌味っぽいキャラでしたし、ルックスも良かったので
覚えていた読者は正直多いと思います
あの時から裏に何かを抱えてそう~って思ってましたけど
(余談ですが当時の感想読み返してみたら「藤原さん可愛い可愛い」って部分がほとんどで
 今井さんの事は「不穏分子」としか書いてなかった 笑 まあある意味当たってますけど、、、。)、
実際は瑞樹の女子制服姿が観たいだけのキャラだった!!
って事で完全なガチ百合キャラ、詰まる所本作らしい新しい変態キャラでしたね(笑
なんかもう瑞樹に注意してるシーンすら打算たっぷりのいやらしい行動、
猛に反論されて怒ってるシーンも打算を邪魔されて「ちっ」って思ってるようにしか見えなくて 笑
そういった意味でも面白い話数に仕上がってたな、と思いました

でも、ぶっちゃけ今井さんの気持ちは分かります
男でもあれだけ可愛いんだもの
女の子みたいに可愛いんだもの
いや、むしろ女の子以上に女の子してるんだもの 笑
今井さんの記憶のモノローグの中の瑞樹がめちゃくちゃ可愛いお陰で
今井さんの心境にも感情移入してしまう、という作劇のレベルの高さも感じました
またこの今井さん自身もそれほどまでに瑞樹にいれ込んでる姿がなんか可愛くも感じて
この先また瑞樹がイケメン化したら今井さん自身もめちゃカワ状態になりそうで実にポテンシャルあるな、と(笑
まったく、瑞樹も罪な男よのお・・・と思いつつ、「百合」なんでそこまでモテ状態が気にならない
むしろもっとやれ、って思える辺り主人公の転がし方も実に上手い漫画だなあ、とも感じます
ラブコメの主人公でここまで好感が持てるキャラも正直いなかった気がする
注意されても今井さんを邪険にしない優しさといい
こりゃ瑞樹に陥落待ったなしか・・・?とか思いつつ、結構複雑な展開にもなりそうでその辺含めて色々期待です


こりゃ可愛すぎる・・・(溜息)

それにしても、今井さんの心酔っぷりもやっぱ凄いですよね(笑
たかが合成写真、それもかなり出来の悪い合成写真で(笑
「付き合ってるみたい」って涙を流せる
それは決して現実なんかじゃないのに、
そこまで感情移入出来る
これは俺が色々書くまでもなく相当大好きでガチなんだろうなあ・・・って気がしてそこが良かったですね
部屋中瑞樹グッズだらけの変態っぷりとそのギャップも凄い事になってますが、
これだけ大好きだとちょっと優しくされただけで良い表情見せてくれそうで
中々期待出来るキャラですね
新入生で入って来た瑞樹を見た時の紅潮した顔も可愛くて、
これだけ大好きならちょっとは良い思いして報われて欲しいですし、
もっともっと彼女の可愛い表情をみてみたい気持ちにも不思議となって来ました
何より、個人的には是非男の瑞樹に優しくされて「男の子」にきゅんきゅんする今井さんもみてみたい(笑
兎角、これからの行動も含めて先が楽しみになるキャラクターですね
彼女のフィルターを通して見る瑞樹もめちゃくちゃ可愛かったので
そういった意味でも期待ですし、
既に336ページ目の瑞樹(上記のカット)は可愛すぎましたからね(笑
あと329ページの最初に瑞樹を注意するシーンも
(建前)「何ですか!あなた その格好は!!」
(本音)「なんで瑞樹様が男の格好をしてるの!?」
って感じで今井さんの人間らしい滑稽な部分が良く出てて可愛かったです
本音はただ単に瑞樹の女子制服姿が見たいだけなんでしょうし、先述のようにそのガチ感にもキュンキュン来るなと
ここから今井さんの可愛い部分を掘り下げてくれるのにもワクワクしています。既にちょっと可愛いけど 笑


そして、猛の巨根伐採の危機(笑)
お、オリンポス山が削り取られてしまうのか
立派なビッグマグナムが破損してしまうのか
エリンギが伐採されてしまうのか・・・
まあ、全部同じ意味ですけど(笑
ある意味瑞樹のお父上でもここまではしまい
瑞樹ならともかく、猛があのガタイとフェイスでエリンギ無しはあまりにもキツすぎやしませんかね
いや、これは逆にもしや今井さんが男を知って男に目覚める展開もあるのかな(猛で)
それはそれで楽しそうですが・・・。
いずれにせよ、来週以降にも大いに注目すべき、ですね
瑞樹ファンも猛ファンも(笑

ただ、次号予告に「ボクガール」の名前載ってないんですよね
って言う事は来週は恐らく単行本作業の為休載なのかな・・・
正直血涙ものですが、
まあその分ファンレターでも書いて気を紛らわしますかね
何にせよ以前の新キャラを使って新展開、と安定した連載になっててとても嬉しいです
これからも、もっともっと順調になるように応援を続ける次第であります
瑞樹様が色々な意味で可愛すぎたのと、
そんな瑞樹に心酔する今井さんもなんか可愛くて、
それでいてもっと可愛くなるポテンシャルも往々にして感じられた良回でした
あそこまで瑞樹を想ってくれているキャラなので、何らかの形で満たされればいいなあ。



にしても、ちょくちょく妄想の中でロングヘアーの瑞樹出てくるけど、
その度にときめいちゃうのは仕様なんですかね(笑
一回実際に見てみたいな、、、
なんかもう可愛すぎて蕩けちゃう危険性がありますが・・・笑
猛への淡い恋心を必死に否定する瑞樹、
女の子風呂で超役得状態でドキドキしている瑞樹もまた可愛かったです
女の子相手でもこんなにめちゃカワ状態になれるって本当「強い」キャラですね
あと7巻の感想小説版「ボクガール」【ボクのアルバイト】の感想もよろしければどうぞ。

お風呂場で不敵に笑うロキちゃんも、
先週以来の再開で照れ顔な猛もかわいかったな
本当に憎めない良いキャラばかりで読んでいて楽しい作品です
そして読み終わった後に扉絵に戻るとまたヤラれるっていう(笑)。素敵。












◆銀河英雄伝説

ここまで気高いイケメンっぷりだと逆に男でも「カッコイイ・・・!」ってなっちゃいますね
そして、お酒が飲めないやりとりで珍しく可愛い一面も披露、と実に良いキャラだ
フジリューもノリノリで描いてる気がしてそこもイイですね



◆リクドウ

レズビアンなのか・・・
ソープに続きレズ行為の場面来るか、、、とかしょうもない妄想をしつつ(笑
伏黒くんも一筋縄では行かない相手っぽくて実に楽しみ
また因縁の関係の描写もあって、それが後々にも繋がって来そうですし、その意味でも楽しみです
練習中の真剣な表情もまた、好き。



◆BUNGO-ブンゴ-

思ってた以上に駆け引きを描いてくれてますね
しかもきっちり打ち取られて都合が良すぎないのもいい
あの強打者を強調されていた鮎川が打ち取られた事で漫画にも緊張感が出て来てイイ感じですね

やっぱり4番が仕事をするチームは勢いが付きますからねえ
逆に4番をきっちり抑えれば守る側に勢いが付く
その点に於いてマコトは最高に良い仕事したな、と
しかも女の子なのにフェンス直撃覚悟の好捕って素晴らしすぎる
あまりの健気さと可愛さに抱きしめたくなりました(笑 やっぱ守備で盛り立てられるチームは強い。



◆潔癖男子!青山くん

恋人にはなれないけど、
自分が上手くなって練習相手になりたい
青山くんの役に立てるだけで自分は幸せ、、、
なんて健気な子なんだろう
以前の本当は褒めて欲しかった~ってエピソードも好きでしたが
今回も今回で後藤ちゃんの献身的な部分が出てて良かったかな~と
いつか認めてもらえるといいなあ。

青山くんが注意したのは、多分マリーシア云々でなく
「女の子だから」って部分が強いんでしょうね
特にあれだと腹にダメージ残るからね。
でも、足ちょんであれだけ幸せになれるのもまたスゴイ(笑
カラーも可愛かったし、この作者案外可愛い女の子を描く才能あるなあって最近は感じてます。



◆もぐささん

佐野がイケメンに見える不思議(謎)
にしても好きな男の子の好きな味を好む女子もそれはそれで可愛いなあ・・・。
足利さんの「ありがと」もすっげー可愛かったし、この二人のアレも案外あるかもね。
にしても今気付いたけど「佐野」と「足利」ってもしかしなくてもこれ栃木ネタなのか?(笑



◆グラビアトリ

完全な棚ボタじゃないか・・・
しかもあのエロ男子のは正直よく分かんなかったし
まあ単純に「バカ」って事でいいのかな(笑
しかし空手の要素出てきたけど、
やはり読切「からてに百合」に未練あったりするんでしょうか
あれはあれで面白い作品だったと思うので機会があったら読んでみたい。
でもまあ、正直もっと主人公が活躍してみんながやる気になった方が良かった気がしないでもない

ま、それはそれとして遂にグラビア撮影って事で、グラビアにどんなストーリーを持たせるかは楽しみです。














次週の巻頭は・・・「グラビアトリ」だそうです
あんま人気無さそうに見えてたのでこんなに早く2回目の巻頭とは正直驚き
でもタイミングとしては新展開突入直後なので悪くはないですね
それだったら「ボクガール」も巻頭にしてくれたら良かったのに
・・・いや、まあ、染村も可愛いですし素直に楽しみです
その他にもシンマン賞の読切も先週に続いて掲載されるそうなのでそっちもまた期待。
次号は今年度最後の号(52号)なのでボクガ載ってなくても感想は書くつもりです。



つしまみれ「人間放棄TOUR~GET CAR SWEET MORE QUEEN SHOWS~」@千葉LOOK 15.11.17

2015-11-18 | LIVE
                                   
昨日はつしまみれのライブを観に地元千葉へ。










つしまみれのライブを観るのは前作「つしまみれ」のツアー初日、同じくここ千葉ルック以来だったんですけど、
一曲目の時点からキレッキレで、ベースがヤバい音出してて「こりゃ凄いな」って素直に感じてしまいました
常に観客を扇動するまりさん、踊るようにベースを弾くやよいさん、超パワフルなドラムを披露するみずえさんと
3人の息、呼吸というかリズムもピッタシであの頃以上に凶悪な3ピースバンドに仕上がってるなあ、と観ていて感じられた公演でした
そもそも新譜「人間放棄」は、


僕はコーティングした人間で
君はコーティングした人間だ
それはコーティングした関係で
やがて崩壊していく関係だ (ニンゲン・コーティング)


やっぱ 人工的ナチュラル (ファ**ファ*ファ)

信じるたびに擦り減る心ならば
もう要らない (昨日、この空の下で)
 


と、凄く冷徹かつ退廃的な作品に仕上がってるんですね
だから、ライブ自体もまるで尖った刃物みたく聴き手をザクザクと切り刻むロックンロールが展開されていて、
まあつしまみれ自体アルバム毎にコンセプトが全く違うバンドだったりするので今後もああいうダークな路線を往くのかは分かりませんが
取り敢えず、新譜の方向性をとことんまで突き詰めた昨日のライブは・・・ヤバかったですね
鳴らしている音にどんだけ日々練習してるかが如実に感じられた気がしたんですけど
観る度に凄まじいロックを鳴らしているこのバンドは本当半端ないな、と
畏怖の念すら抱くようなライブに仕上がってました
今のインディーバンドの中でも相当ヤバい音を鳴らしてるのは間違いなかったです
元々持っている良い意味でのクレイジーさに加え聴いててゾクゾクするような冷徹さが加わり益々鉄の匂いのするバンドになったつしまみれ
このまま誰も追い付けない孤高のガールズバンドとしてこれからも凄い音を鳴らし続けていって欲しいですね
正直今日本のガールズバンドで「人間放棄」みたいな絶望と退廃に振り切った作品を作れるバンドなんてつしまみれくらいでしょう
その上サラッと「真緑」みたいな明るくて希望に溢れたポップソングも演れるし凄く心地が良い、それでいて刺激たっぷりの一夜でした
ツアーファイナルだったんですけど、ファイナルが彼女らの地元でもある千葉っていうのも実に地元愛があってイイですね
最高のツアーファイナルでした。感謝。













キノコホテル

初めて観た。曲はほぼ無知で名前とコンセプトを知ってるくらい
ムーディな歌謡曲タイプの楽曲が多いのかな、と思ったら
メロディックパンク勢と張り合えそうないくらいスピーディでパンキッシュな雰囲気の楽曲が多かったから驚いた
しかもほぼMCなしのノンストップ状態(!)もっとミディアムテンポやバラードの曲が多いならともかく
激しいロックナンバーばかりでノンストップ気味で演り終えるっていうのは正直凄いと思った
MCあっても演奏の中で語る感じなんで無音だった瞬間全然なかったですよ

また、途中ボーカル&ギターが客席に降りて来てギターを弾き倒したり、
合間に美メロのバラッド挟んで来てこれがその時でも後から振り返っても最高にアクセントとして良い演出になってたし
単純に楽曲としても哀愁成分が初めて聴いたのに如実に伝わって来て素晴らしかった
そして後半にメンバー紹介を一切演奏を止めずに挟んで来て会場大盛り上がり!
ただ単にパンキッシュな楽曲を連発しているだけじゃなく、
そういった・・・飽きさせないというか
構成の妙も感じる事が出来て
元々作り込まれたライブをしそう、ってイメージがあったものの、想像以上のプロフェッショナルっぷりで
正直魅入ってしまったというか、この人たちライブに命懸けてんな。ってのが理屈じゃなく伝わって来て凄い良かったですね
元々「良さそう。」ってイメージを持ったまま観に行ったんですけど、あそこまで完成度の高いライブを観られてとても嬉しかったですね
女性の官能的な部分も大いに使って場を盛り上げていたし、それでいてテクニカルな演奏で耳も惹くし・・・と
半端じゃない表現力の高さを感じてしまったライブでした ツーマンですけど、
曲が短いので多分10曲以上演奏してワンマン並みのボリュームでしたし
その中でキノコホテルの世界観を十分に伝え切ったと思うので
千葉の音楽ファンにも間違いなく衝撃を与えたでしょう
っていうのは、普段千葉県でライブする時は大体柏だったそうなので、ルックであの素晴らしいステージを叩き付けた事は意味ある事だと思うし自分も観れて良かった

しかし千葉ルックのレトロで年季の入ったハコにキノコホテルはめちゃくちゃフィットしてしましたね・・・!
マリアンヌ東雲さんの強烈なシャウトに暴力的にキーボードを弾きこなす姿、汗まみれで転がるように歌う姿を観ていて
元来割とお洒落でクールなイメージが無知からするとあったんですが、それとは真逆の激アツのロックバンドだな~って、印象がガラッと変わりました
はっきりいって初見でものめり込めるくらいクオリティの高いライブでした。感謝。



つしまみれ

1.ファ**ファ*ファ
2.JAUGAR
3.じゃあ、何?
4.ハイパースイートパワー
5.あぶくたった
6.昨日、この空の下で
7.ハングアウトだ!
8.おばあちゃんのブラジャー
9.さいあくま
10.PEOPLE
11.はじまりのうた
12.おじいちゃんのおズボン
13.タイムラグ
14.ニンゲン・コーティング

15.真緑
16.脳みそショートケーキ


この日のつしまみれはまるでハードコアバンドか!ってくらい凶悪な音を鳴らしてました
まず一曲目の「ファ**ファ*ファ」の時点で極太のベースサウンドとまりさんの強烈な歌声にノックアウト
元々音源で聴いた時からライブ向けの楽曲だな~、って思ってたけど実際にライブで聴くと飛び跳ね不可避なくらい盛り上がるナンバーですね
ロックの衝動をたっぷり感じつつ、間髪入れずに「JAUGAR」を物凄く冷徹に、新譜の曲?と思うくらいひんやりとした感触で鳴らしていて正直痺れた
みずえさんのテクニカルなドラミングが特に良かった「じゃあ、何?」で新譜の世界観を浸透させつつ、
それまでの激しいロックとは違って多幸感拡がる「ハイパースイートパワー」で一気に温かい空気感に変えたメリハリも見事だった
変な例えかもしんないけど、キンキンに冷えた部屋でポタージュスープか味噌汁飲んでる気分だった(笑

狂気すら感じさせるパフォーマンスで場を爆上げさせた「あぶくたった」、
物寂しい詞世界が聴き手をアンニュイに包み込む「昨日、この空の下で」と全く違ったタイプの曲を並べて来るのも面白い
前者では早くも客席へダイブ!そのまま客席側で観客の頭をワシワシしまくる自由人っぷりが実に痛快でした
聴き手との一体感があった「ハングアウトだ!」も良かったし、
ちょっとイッちゃってるテンションで歌い切った「おばあちゃんのブラジャー」は
ドラムの音の迫力も凄く、シャウトもかましてそのバッキバキのロックンロールに完全にヤられる
これぞロックだ!という雰囲気を十二分に味わえてすこぶる気持ちが良い


個人的に大好きな「さいあくま」、
バラッドなんでまさか演奏してくれるとは思わず正直嬉しかった
どん底を見てきたの~って詞世界にも聴いてて感情移入しちゃってたんですが
後半ハイペースになるところでのまるで戯れるように、踊っているかのように美しく楽器を弾いているメンバーの姿がとっても印象的だった

で、特に凄かったのが「PEOPLE」
音源以上にダークで不穏で、でも凄いガツンと来る踊れる音像にのっけから興奮
キノコホテルのマリアンヌ東雲さんも言ってましたが正に「硬派」って言葉が良く似合う鬼気迫る演奏が凄かった
正直めちゃくちゃ暗いと言えば暗い、闇の中みたいな雰囲気だったんですが、それでもベースがブリブリ鳴ってて普通に踊れちゃうっていう
凄い領域に来てるな・・・とマジに感じつつ
統一されたバンドサウンドにこれまた凄味を感じた「はじまりのうた」
そして「おじいちゃんのおズボン」での鮮烈なシャウトの数々には血沸き肉踊る感触だった
オルタナティブであり、ハードコアでもあり、全く類を見ないバンドだなあ・・・ってまじまじと思いながら
まりさんとやよいさんがお立ち台で二人並んで弾き倒す絵面が最高に格好良かった「タイムラグ」もまた素晴らしかった
勢いたっぷりでありながらえげつない強度を感じさせる演奏は正にベテランの業を感じさせる
「時代錯誤!」って歌詞の後にめちゃくちゃに暴れ回るまりさんの姿は燃えましたね
お客さんにマイクを持たせて歌い弾き叫び倒す姿にもグッと来ながら、
最後は「ニンゲン・コーティング」だったんですが・・・これがまたスゴかった

とてもガールズバンドとは思えないくらいドス黒い音が鳴っていて、
音源でもこの曲はベースが印象的なんですけど、ライブで聴くと超爆音で振り切ってても~う最高としかいいようがない
女性のバンドでこんなにも冷徹で暴力的な音を、それもナチュラルに鳴らせるバンドって本当にいないなあ、って思いながら
なんかもうこの曲は作中の歌詞観からして大好きな一曲なんで、それがもう倍以上のぶっきらぼうさで鳴らされてて実直に興奮しちゃいましたよね
終わり際もみずえさんがいきなりバッと去って、まりさんがその辺にギターをほっぽって出て行く演出が最高に格好良すぎました
その音を止めてないギターの音がノイズのように鳴り響く中、ステージ上に倒れ込むやよいさん
正に全身全霊、フルパワーで弾き倒したんだなあ・・・って感じで観ていて感慨深かった
やよいさん帰る時も一瞬コケそうになったり、そんなフラフラになるほど体力使って演奏してくれたんですよね・・・
正にバンドに人生懸けてる人達の音だわ。って事を強く感じながら激情と激動の本編は終了しました
アルバムが良かったのでそれ相応の期待を持って臨んだツアーファイナルでしたが、
ここまで凶悪な音を鳴らしてくれるとは思わず大収穫の夜でした。
つしまみれ、まだまだヤバくなりそうです。
















アンコールでは、アルバムの中でも一番ポップで聴き心地のいい「真緑」、
やよいさんの健康的に跳ねまわるベースラインがとっても気持ちがいい・・・!と、
みずえさんの超パワフルなドラミングもそうですが本当に“この3人でなきゃ!”ってバンドになってるなあ~っていう事も聴いてて感じてました
この曲はまりさんの歌声も美しくて緑色の照明の美しさも手伝って音源以上に心地良く柔らかい素敵な感触を掴めて実に良かった
最後の最後は代表曲「脳みそショートケーキ」、ここまで来ると完全に極まってて
以前も書いたかも分かんないんですがまるでメンバーがサムライのように見えるくらいの切れ味と硬派感に満ちていました
ドラム台の上でギターを弾き倒すまりさん、一心不乱にベースを弾くやよいさん、そして鬼の形相でドラムを叩くみずえさん・・・と
別にスタイルだったり発言からロックを強調しなくても、正しくロックをやることに邁進してればどんなバンドよりもロックになるんだなあ~って思えて
その“正しさ”が兎角まぶしかったですね
特にガールズバンドはアイドルっぽいのとロックだぜ!みたいな雰囲気のと二極化されがちなんで
そのどちらにも当てはまらないつしまみれのナチュラルっぷりとオルタナっぷりには物凄く頷けますし、いちファンとして頼もしさも感じられましたね。
これからも何にも染まらないつしまみれの音楽に期待しています。勿論、またライブにも行くぞ。



クロスマネジのKAITO先生新連載! バディストライク 第1話「噂の死神」 感想

2015-11-16 | バディストライク
                                   
KAITO先生お帰りなさい・・・!コンビニで表紙眺めてたら泣きそうになった(笑









はっきり言って、日曜の夜からソワソワして眠れなくて、緊張のあまり吐きそうになって、
もう眠るのを諦めてコンビニまでジャンプ買いに行って、いの一番にKAITOさんの新連載を読みこれを書いてる訳ですけど・・・
てめえが描いてる訳じゃないのに何なんだその無様な姿は(笑)って思われそうなんですけど、事実なんだから書くしかないですよね
こんな状態になったのは「妹ちょ。」のアニメが放送直前の時以来です
あれ以来の緊張でした
なんとか吐かずに済んで良かったです(笑 裏を返せばそれくらい(俺にとっては)大きな存在って事なんですが・・・。
いや、というよりかは戦場でのデビューという事で必要以上に構えてた気持ちのがデカいかな。

気が付けば、WJは「i・ショウジョ」って漫画が終わって以来買ってませんでした
立ち読みすらしてなかったので事実上の卒業状態だった訳ですが
恐らくKAITOさんかミウラタダヒロさんのどちらかが復帰されればきっとまた買って読んじゃうんだろうし応援もしちゃうんだろうな、とは薄々思ってはいました
実は未だに「パジャマな彼女。」も「恋染紅葉」も「クロス・マネジ」もちょくちょく読み返していて“読まなくなる”って事がないんです
それくらい思い入れが強い、って事でもあるんですけど、やっぱり買っちゃったし応援したくなっちゃいましたね
まあぶっちゃけて言えば卒業するとか卒業しないとかは本当はどうでもよくて
大好きな作家さんが書いてりゃ買う、程度でもいいんじゃないかと
河下水希が去った時に一度買わなくなりましたけど、
別に雑誌自体を嫌いになった訳じゃないし、
大人だから「〇〇が載ってるから買う」とかいう買い方をしても全然OKなワケ
そして自分みたいに「KAITOさんが載ってるから買う。」って人間も確かにいる、という話ですね
ちなみにその間の新連載はオールスルーに近い状態ですがちょっと調べれば何となくの立ち位置は分かります

分かった上で、敢えてこの言葉を書くとやはり厳しいと言わざるをえない(笑)。
目次を見てみると、メディアミックスが展開中or決まっている、今現在プッシュ(してるであろう)中の作品群、
かといって下位の連載陣も固定ファン多数で簡単に切り崩せるようなもんじゃない
辛うじて勝負になりそうなのが「ものの歩」と「左門くんはサモナー」くらいですけど
「ものの歩」は好調っぽいからやや厳しい、「左門くんはサモナー」でも勝てるのかなあ?っていう・・・
そもそも先週KAITO先生の予告目当てでWJを1年半ぶりに購入してざっと読んでみたところ特に気に入ったのが左門くんだったので胸中複雑だし(笑
はっきり言ってクロマネの時よりもずっと厳しい条件下でのスタートと相成った訳ですが、
だからこそ、堅実で懸命な“目に見える応援”が求められるところです
まずアンケは当然毎週出し、そして出来ればファンレターで追撃もしたい
何よりも感想をきちっと書き、ツイートし、新参作品なので強くアピールする事が求められます
俺が一番大好きな野球漫画「ONE OUTS」のセリフを借りるならば、

自分が動かなければ何も変わらない
動けば必ず何かが変わる



です。スタート時点から最悪と言って過言ではないWJの充実っぷりに割って入ろうとするならば、
それを眺めていたいならばファンもそれ相応の“熱意”と“覚悟”が必要なのです
取り合えず俺は感想書いてUPしてツイートもしたならば、
すぐさまアンケとファンレターを出しにゆきます
初回から頑張っちゃいます
それは「バディストライク」が大好きだから・・・!というよりかはKAITO先生そのものが、KAITOさんの描く“美しさ”そのものが大好きだから
KAITOさんならばファンの望む“美しさ”をきっと表現してくれるに決まってる!と信じ切っているからです
本音を言えば、こんな状況のWJなどではなくもっと別の、、、講談社系の青年誌とかで読みたかったんですけど(笑
でもKAITO先生がまたWJで戦いたいと思って再び戦場に出て行くならば、それを選んだならば
ファンとして応援するしかないんですよ 何故なら「ただ単純にKAITOさんの漫画が見たいから。」です
正直「クロス・マネジ」はあれはあれで完成された作品だったと思うし短期でもいちファンとして満足の行く決着でしたから
あれはあれである意味プチ円満終了遂げれたよ~みたいな感覚が個人的にあって
アニメ化などされなくても全然OKなわけですが、
今作はこの状況だとそこまで行けるかも断定は出来ない
だから、ファンとして応援する、応援したい、それだけです
(作品に)惚れた者の弱みっちゅうか・・・それくらい「クロス・マネジ」は自分の中で大きな、いや、大きすぎる存在であった、それだけの話ですね。






で、先週書いた記事KAITO先生の新連載「バディストライク」に対する期待と不安~クロスマネジから早2年でも書いてたんですけど、
予感は的中し、絵柄も話も随分ジャンプに寄せて来てるな~というか
単純に線がゴツゴツしてますし、繊細な心情を描く、というよりは随分単純明快な話にシフトして来たな、と思いました
ただそれで元来のKAITO色が薄まり完全にジャンプナイズドされたものになってもファンとしては胸中複雑・・・という不安もあったんですが
そこは流石KAITOさん、野球は一人でやるものじゃない~という至極真っ当なテーマ性を引き連れて帰って来てくれました

高校野球観てても思うんですが、完全に「エース頼みのチーム」みたいなチームも多いです
「エースが支えている」「俺がこいつらを連れて行く」と言えば聞こえはいいですが
その分他のメンバーを“見くびっている”とも言えます
事実荒狼は「頑張ってくれている」という評価の一点張りで無意識下に「対等」を求める事を放棄していた
全力で投げたら捕れないので加減が難しく、その所為でコントロールを乱してた節もあったと思うんですよね
チームは“誰か”が頑張って強くなるものではなく、
むしろ“誰も”が頑張って強くなるものなのに、それでは安導の云う通り“キャッチャーなめてる”と言われても仕方がない
それどころか、妥協して探さなかった分野球自体をナメてるとも言える
要するに、「自分がいい球投げれば勝てる!」という考えも、「荒狼が良い球投げてくれるように待つ」という考えも両方間違っていて
もっとお互いが歩み寄るべきだったし、キャッチャーもそれ相応の努力をしなければいけなかった
みんなが凄くなきゃ勝てない、
みんなが頑張らなくちゃ勝てない。

そもそも打線の擁護もなかった事も明らかですしね。
みんなが凄くなって、頑張って、「みんなで勝つ野球」、バディストライクは“それ”を描いてくれそうで正直ワクワクしています
マウンド上の孤独のノーコンピッチャーが独りじゃなくなる話、彼の孤独を“みんなで”奪い去るお話・・・になっていって欲しいなあ、と個人的に願ってます
それだけのポテンシャルは十分に感じられたので、これからも是非奮闘していって欲しいですね
応援します。またも、多少少年誌寄りになりつつも「美しい青春」を描いてくれそうな予感にドキドキしてますね!

例えば、今夏の早稲田実業も清宮くんだけのチームではなく
みんなが打線に火を付けてピッチャーが支えられて好投するチームでした
ワンマンチームで勝ち抜ける程、みんなが誰かに頼って勝ち抜ける程野球は甘くはない。
そんな酸いも甘いも描いてくれそうなKAITOさんの“新しい青春”に期待と希望を込めて・・・。
約2年ぶりの本誌復帰、おめでとうございました&ありがとうございました。健闘をお祈りしております。



健気に荒狼を庇う安導きゅんがカワイイ(笑)



こっからはただのファントークになるんですが
絵柄本当ゴツくなってるね(笑 
でも56ページの表現とか最後のモノローグとかはクロマネっぽくてちょっと安心しました
完全にジャンプナイズドされたら嫌ですもん まあジャンプで戦って行く為には少し寄せたのも正解でしょう
そしてケイゴくんは前作に於ける若本くんみたいなキャラで今作でも夕方の土手のシーンから出会いが始まる~という
「クロス・マネジ」よろしくな部分が多々あったのがマネジファンとしてはニヤニヤしてしまうというか(笑
(主人公の中学が「藤丘西」なのも、もう!もう!って感じ 笑)
ただ、安導のキャラはクロマネの二人よりも強引かつ不敵なキャラでこれはちょっと少年にウケそうですね
死神設定&なぜか荒狼の事を知っているという複線も明かされてないので先も気になりますし、
物語としても強気な事を言いつつ荒狼の為に頑張ってくれてる安導の想いが胸を打つ作りになっています
・・・って書くと俺は大きなお姉さんなのか!?って感じですけど(笑
いやいや、単純に普遍的な友情として、ね。
あ、ちなみにデフォルメ顔で「四球暴投自滅王」ってからかわれた後の荒狼のシリアスな表情には笑いました(笑

ただ、個人的には安導のキャラは正直初回の時点でかなり好きですね
ちょっとドキッとするような発言だったり、何考えてるのかよく分からないミステリアスな部分もいい
それでいてノーコン呼ばわりされる荒狼の事を真っすぐに信じ切っている、彼を素直に応援してくれてる節もあって
その緩急、、、というか、ツンデレとは違いますけど、不敵デレっていうか・・・笑
そういうところがはっきりと好きだなあ、と思いました
インパクトも、そして物語に面白味も加えてくれてるキャラだと思いますし
文字通りまだまだ未熟な荒狼を懸命にリードしていく正に“ナチュラルボーン・キャッチャー”なところも実に面白くていいなあ、と
荒狼の“悔しさ”も存分に描かれてる為感情移入もしやすく個人的には中々のクオリティの初回に仕上がってたかな、と思いました
何よりも、ラスト、安導が荒狼の渾身の一球を完璧に捕球するキメの見開きが超絶格好良かった・・・!
こういういかにも少年誌っぽい“燃え”シーンが描けるならば、荒波の中を十分に戦っていける素養はあるかな、と
二人の互いを信じて、全力でぶつかり合う様が二人の属するチームを変え、甲子園での躍動が見られるならば
最低限の努力はしたいですし、単純にこの二人が甲子園で躍動するところがみたい。
悔しさや悲しみを乗り越えて、努力が報われる瞬間を拝みたい。
誰に何と云われようと、この気持ちは不動です。
だから、動きますよ。
頑張りますよ。
そして、KAITO先生ファン、バディストライクを気に入ってくれた方、前作から好きだった方、或いは安導×荒狼のカップリングに可能性を感じたお姉さま等
是非一緒に戦っていけたら・・・と思っています。

ま、どうなろうが「しばらくKAITO先生の漫画が読める!」ってだけでも嬉しいのが本音ですよ
勿論応援はフルパワーでしていく予定ですけど、まずは前提として「楽しむ」事に焦点を置きたいですね。
めっさ長い感想になってしまいましたけど、ここまで読んでくれた方どうもありがとうございました。





お前を甲子園史上
最強のピッチャーにすることだよ


この言葉に夢見てもいいですか?
むしろ夢見させて下さい。
KAITOさんの本懐が果たされるまで、ファンとして祈り追いかけ続ける所存です。

戦うよ。












あと、前のブログで書いた「クロス・マネジ」最終回の感想はやっぱり凄いと思うんだ
俺の記事云々ではなく、コメント欄のマネジファンの熱量が(笑
だから、時間があったらこっちも見てみて下さいね
俺は絶対にあの作品を忘れないし、
読み続けるし、
素晴らしさを伝え続けるし、
これからも勇気をもらい続けるんだと思います
誰が何て言おうとここ数年のジャンプの中でトップクラスの完成度を誇る(と、思ってる)大切な作品です。それもまた改めて伝えたかったのでした。

今週の巻末コメント:
「皆様の楽しみの一つとなるよう、頑張ります。よろしくお願いします。」
既に楽しみになってますよ・・・!




micco「星空ポケット」@仙川KICK BACK CAFE 15.11.14

2015-11-15 | LIVE
                                      
昨日はmiccoさんのライブを観に仙川へ。









世の中にはライブ中に命を奪われる国がある中で
とても素直に平和に、楽しく嬉しくライブが観れるって事実だけでも幸せを感じる今日この頃です
この日のワンマンライブは・・・なんだかすっごい“勇気”をもらえた気がしました
miccoさんも色々心情的には辛いでしょうに、それでも明るく、
涙を流しても明るく笑顔で歌い続けようと「頑張る」姿に物凄く感銘を受けました
自分はあそこまでガムシャラになれてるんだろうか、あそこまで頑張れてるんだろうか、、、と思うと
ふと内省的な気分にもなったり、兎角ものすごいものを観てしまった、という気持ちでいっぱいです
どんな事が起きようが、悲しみに包まれようが、皆の為に彼女の為に笑顔であろうとするmiccoさんのスタンスが素晴らしかった
正直一生忘れられないだろうな・・・と思うくらいの「夢ぐも」でした(先にセトリバラしちゃうけど)
とても美しいものを観た気がします。ライブというよりはドラマを観てる感覚にも近かったかもしれない。

miccoさんのワンマンライブでは、想像してた以上にmiccoさんがみんなを引っ張ってる感じというか
サポメンをイジってキャラを確立させたりmarbleのライブのテイストとはちょっと違っててそれもまた新鮮であります
miccoさんがギターを弾く楽曲もこの日は想像してた以上に多かったですし、
シングルもコンスタントに発売していて(会場限定)
尚且つ更なる新曲も披露、と
marble活動休止したのってまだ今年なのに本当に立ち止まらずにどんどん新しくなって頑張っている姿がとても逞しく見えますね
ソロ・アーティストとしてのmiccoさんの手さばきに感銘を受けつつ今後の活動にもワクワクしてしまう効能を含んだワンマンライブでもあったかな、とも思いました
兎角、書きたいのは今のmiccoさんのライブは良い。という事ですね
常にファンを楽しませる姿勢にはいちファンとして頼もしさを感じます
年末にはクリスマスライブも決まっていて今からそれが早くも楽しみになるような一夜でした。お世辞じゃなく。














この日は生憎の大雨でした
しかも仙川は電車で3時間掛るので二重にあれだったんですけど(笑
しかし駅から近いので助かった ハコの雰囲気も相変わらずイイですし、
季節のもの(モンブラン)を頂いて気分上々になったところでライブもスタートしました

一曲目は「凛」、
この時点で「声よく出てるな~」って思えて好感触
自然と笑顔になってしまう歌声、自然に体をゆらゆらと揺らしたくなる音
多少ブルースっぽさも感じられてその意味でも良かった 早速澄み渡るような空気感の気持ち良さ

north piccoの「よくばりなまぼろし」は浮遊感のあるオルタナティブ・ロックに仕上がっていて
この手のサウンドデザインが大好きな自分にとっては正にご褒美のような一曲でした
まるで空を飛んでいるかのようなふわっとしたアレンジが絶妙

miccoさんのギターの音色も良かった「drops」、
この曲は今のmiccoさんのパーソナルな心情そのものって気がしてソロの曲の中でも特に大好きですね
とても芯の強い曲ですしある種の核にもなっている曲なんじゃないかな~とかふと思う
転がりながら歩みを止めない歌詞にも感情移入出来る
新譜からの「ひとりごとキミノコト」もナチュラルな歌声がとっても良かったなあ、と振り返ってしみじみ
この曲はメロディも好きなんですが、ずっとサビみたいな構成もまた面白くてイイですね
ちょっとセンチメンタルな最後にも頷きつつ・・・
久々の「地球」、
miccoさんの意志を感じさせる歌声が気持ち良かったし
ギターを掻き鳴らす姿も格好良く、バンド演奏のビート感も心地良くて前半のハイライト的な一曲に仕上がってました
「よくばりなまぼろし」の後の曲に、テーマの通ずる(欲望)「地球」を持って来る、っていうのも余計に感情移入出来ていいなあ。と思いつつ
そんな盛り上がってる雰囲気を「夏風レター」で更に加速させる
青春の匂いも感じさせる素敵なこの曲、
早くもワンマンの起爆剤的な役割を果たしていて「いいなあ」って素直に感じました

ヤスミンさんのカバー曲「シルクのワンピース」は、
確かにmiccoさんの云う通り80年代の歌謡曲を彷彿とさせる昔懐かしい香りが気持ち良くいいアクセントになってました
こういうセトリの工夫具合も良かったよね、、、と振り返って感じます
「希望のホシを」はちょっと久々で新鮮、
力強い歌声を響かせながら
個人的に中盤のハイライトだった「朝はやってくる、short filmのように。」(名曲!)

探し出した夢は壊れて
涙流して
泣きじゃくったら
涙も枯れた
だけど少し大人になって
健康な自分
それでいいじゃないか。



このフレーズがすっごい好きなんですけど、っていうか今の自分には凄く沁みるんですけど・・・
最近「悔しい」と感じる出来事が私生活で多かったので余計に聴いててジーンと来たし頷いていました
演奏もサポメンの皆さん含めてステージ上の全員が“ロックンロールを楽しんでる雰囲気”だったのがこちらも観てて楽しい気分になれましたし
miccoさんがフレーズの度にするジェスチャー、とびっきりの笑顔もまた観ていて最高でしたね
それと「I don't know」のタメがすっごく好きでした(笑

ここで未発売の新曲を披露、
先述もしましたけどこうやって矢継ぎ早に新曲を披露してくれるの嬉しいですね
この曲もまた青春の匂いを感じさせる良い塩梅の新曲でした
アルバムとかに入るんだろうか・・・とか想像しつつ
ここから一気にロック・モードに突入!


タオル曲「ぐるぐる。」で盛り上がって、
続いてmarble時代の定番曲「monopolize」でダンサブルな音像を披露、
「水彩キャンディー」はいつもよりメロディを丁寧に拾っていた印象、
この曲大好きなので相変わらず演ってくれる事が凄く嬉しい
そして、抜群の破壊力だった「Lingering Fizz」!いつもよりもマシマシのテンション&観客へマイク向ける率でこの日の最高沸点を刻む
自分も久々にマイク向けられましたがあれは正直テンションがアガって実にイイですね(笑
miccoさんのライブはこういうのがあるので新参の方にも是非体験して欲しいです
眼前で天真爛漫に歌われる姿は観ていてダイレクトに元気を貰えます

みんなで歌った「音風」、
そして初披露の新曲「星空ポケット」はこの日のワンマンのタイトルでもあり3枚目のシングルのタイトルトラックでもあります
それまでとは違ってちょっとファンシーでキュートで、ドリーミーでもあるポップ・チューン
それでいて素朴な味付けも光っていてとても良い気分で観終える事が出来ました。感謝。

こうやって綴ってるだけでも実によりどりみどりで、
miccoさんの手さばき、構成の上手さも光っていた良ワンマンだったと思います
夏のワンマンは行きましたがあれからここまでの間のイベントライブには行けてなかったので
その意味でも個人的に久々感もあり期待感も強かった楽しみにしてたワンマンがここまで良いものでとても嬉しかった
改めてmiccoさん、Patさん、そしてサポメンやスタッフの皆さま、ハコのスタッフやお客さん達(マブ達)に感謝です。ありがとうございました。










1.凛
2.よくばりなまぼろし
3.drops
4.ひとりごとキミノコト
5.地球
6.夏風レター
7.シルクのワンピース(cover)
8.希望のホシを
9.朝はやってくる、short filmのように。
10.君と二人の物語(新曲・表記適当)
11.ぐるぐる。
12.monopolize
13.水彩キャンディー
14.Lingering Fizz
15.音風
16.星空ポケット

17.smile
18.夢ぐも

19.芽生えドライブ(アカペラ)














アンコールでは、急遽バンドメンバーにお願いして先日亡くなられた松来さんが大好きだった曲「smile」に代えてもらったそう
この曲はmarbleの5周年ライブ@新宿BLAZEでも松来さんと楽しそうに、嬉しそうに一緒に歌っていた記憶がいちファンとしても強い
クサい言い方ですが、松来さんも側で一緒に歌ってる感じがした・・・っていうのは自己満足的な感想ですかね
でも、凄く力強い歌声で素敵だった

MCの時から、泣きそうな感じがしてましたが、「夢ぐも」でmiccoさん涙を流されてました
松来さんに捧げる意味合いで披露されたと感じるこの曲ですが、それでもmiccoさんはファンの為に、そして彼女の為に
どれだけ涙が流れようとも常に笑顔で歌うように心掛けていました
その悲しみから立ち上がる・・・
いや、悲しみを受け入れてそれでも笑顔で強く明るくあろうとする姿に正直息を飲むように夢中になってしまいました
“人の強さ”を垣間見たというか、miccoさんの決して揺るがない意志に心打たれたというか・・・
その姿には「美しさ」すら個人的に感じました
この日行けて本当に良かった
そんな風に思います。また勇気だったり、憧憬にも近い何かを得れたような気がします。本当に心に残る、どころか焼き付くような「夢ぐも」でした。
まるでライブではなく、ドラマを観ているような・・・そんな感覚だった。これからのmiccoさんの曲やステージにも期待しています。


帰りは、この日会場限定でリリースされたシングル「星空ポケット」を電車の中で早速聴きながら帰りました
構成上手かつドラマティックで鮮烈的なライブだったけど、それと同じくらい温か味もあった気がします。改めて、感謝&拍手。