サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

「生きたいよ」syrup16gに関しての想い

2019-04-30 | お気に入りの楽曲
                             








高校の時はsyrup16gばかり聴いていた。








昼飯を食べ終わった後、
話す相手もいないのでよく机に寝そべってシロップの曲を聴いていた
と、いっても殆ど寝てるフリで耳には延々と五十嵐さんの声が響いていた
 数学の成績がものすごく悪くて、
呼び出されて補習を受けていたのだが、
正直まったくやる気がなかったのでその時もシロップの曲を聴いていた
今考えればとんでもねえ事やってたな。。って思うけど、
その時流れてた曲が「負け犬」だったのは今でも鮮明に覚えてるし、(意図せず)象徴的な選曲になっていたと思う。


「生きたいよ」は、
最も通学時に聴いていた曲で今でもその道を通ったりするとよくこの曲が思い浮かぶ
通学路の途中まで行ったけど、なんとなくやる気が出ずに「もういいや・・・。」と思って道を引き返し、
家でゆっくり過ごして翌日無断欠席を注意された思い出もこの曲を聴いていると思い出す

今振り返ると、
この曲のクタクタになりながらも必死に前に進む感じ・・・が、
坂道が多めの田舎の通学路のBGMとして似合ってた節もあったように思う
それくらいこの曲が大好きだったし、
当時のアンニュイな学生生活のOPやEDとしてフィットしていたんだと感じる。


その時から、
得体の知れない違和感と虚無感に襲われるようになった
誰かと話していても、自分だけ「何か」が違うような、そういう感覚で
昔はそういう他人との合わなさがとにかく辛くてこの曲に何度も救われてた気がする
集団の中に身を置けば置くほど、自分と他人の距離感や違和感に戸惑ってそのまま終わって行く感覚・・・が、
中学から高校、そして社会人になってからも存在していて、今も正直器用とは言い難いけど、
その時は他人とまともに話すこと自体が色々な意味で厳しかったりしたので、
シロップのそういう弱音を吐き出す曲に助けられてたんだと思う。




君はいない
いつだってもう
この手離して
しまったんだ

君はいない
いつだってもう
正気でなんて
いらんないぜ




この記事は、
一応平成最後のレビューとして書いていて、
純粋にこの曲の魅力を伝えたい・・・と思って書いている節もある
思い出語りもいいけれど、最後に今だから感じるこの曲の魅力を語って締めたいと思う

自分にとっての「平成」は、一言で“喪失”だった
色々な人と疎遠になったし、
色々な感情を失ったし、
色々な事を諦めてしまった時代だったように思う

この曲の本質は、既に歌いだしの部分に込められていて、後は「そこからのストーリー」にも感じる
ここで歌われている「君」は、友達であったり、想い人であったり、色々な解釈が出来るけど、
大胆に解釈するならば、「昔の自分」という捉え方も出来る。

この世の嫌な部分を知らず、
ただ純粋に、
ただ単純に、
自分の好きを求めて、
自分のやりたいように生きていた。
そんな自分は何処にも居ないし、過去に置き去りにして来てしまった
そういう“喪失”に嘆く想い、正気ではいられない・・・という感情の吐露が生々しくて素晴らしい

同時に、
「あの頃」一緒に居たはずの“誰か”にもう2度と会えない今が確かにある。。という、
そんな事実に気が狂ってしまいそうな夜も人には必ず存在する
もう1度会って、話がしたいけど、
文字通りそれは自分に勇気がなかった所為だから、
余計に悔しくてどうしようもなくて弱音が出てしまう。
そういう・・・
どうにも出来ない現状の寂しさを、
ここまでストレートに歌ってくれるバンドの筆頭格がシロップ16gだった。
痛みを抱えながらも、懸命に生きることを選択する、ある意味、
学生時代の一番のロックヒーローが五十嵐さんだったのかもしれません。







後ろ向きLife style
死ぬまでRock?
Nobody likeそんな
Beautiful
生きたいよ






最後に、
シロップは決して絶望的な音楽ではないし、宗教でもなければ、メンヘラ御用達の音楽なんかでもない(と、思ってる)。
後ろ向きな人生でも、死ぬまで何かに逆らわなきゃいけないような辛さを抱えていても、
誰からも好かれないような存在だったとしても・・・
それでも、
「生きたい」
生き続けたい、、、と強く想っている
“希望”の音楽であり、ロックンロールバンドだと個人的には思ってるんです。

今、この曲を聴くと、こんな自分でも、
何かを掴みたい
(他人にとっての)何かでありたい・・・と強く想うので、
当時とは印象、というか感じ方もより大人になっているのかもしれません。
そう考えると、死ぬまで楽しめる音楽な気がします。syrup16g。










う~ん、最後の最後まで自己満足100%の記事で良くも悪くも自分らしい、ですね(笑
平成の間、長い間、ちょっとでもレビューを読んでくれた皆さんありがとうございました。
令和でも相変わらず“感想屋”続けるつもりなんでよろしくお願いします。




新・syrup16g全曲レビューその4「4月のシャイボーイ」

2019-04-29 | 新・syrup16g全曲レビュー
                          
                         「delaidback」収録。







見えぬ同調圧と 焦燥 耐久戦
なけなしの咆哮 交渉 玉砕で







この曲に関しては、
聴いてると複雑な感情が込み上げてくるんですが・・・
ええと、取り敢えず個人的に去年一番聴いたシロップの楽曲でした
理由は色々ありますが、ナチュラルに絶望してる心境とこの曲のフラットに絶望してる感覚、、、が良く合ったんですよね
決して大げさではなく、そのまんま報われないなー、っていう、そういう感情をきれいに切り取った楽曲に感じます
音質もカラっと乾いたアレンジでなんとなく90年代のオルタナっぽさを感じさせるものになっていて素敵です。

メロディは、物凄くあっさりしているんですけど、
逆にそのスカスカな感じが斬新で面白い楽曲だと言えます
本当につまらなさそうに「なんもいいことがねえ」って連呼するけだるさが個人的には大好きです。



歌詞は・・・そうですね
人間の性質、生き方、美意識ってやっぱり最大公約数的なものがあって、
そこに入れるかどうか、っていうのは正直努力ではどうにもならないものなんですよ
そこで、無理にすり合わせてしまってもいずれズレが生じて痛みが止まらなくなる
要するに、「そこ」から外れてしまったはみだし者の歌ですよね
五十嵐さんももう40を超えて良いご年齢だと思いますけど、
未だに、
こういう不器用で大人になり切れない複雑な心境を歌っているあたり信頼出来る。。というか、
それが良いことなのかは分からないですが「変わらない良さ」を感じられますね
結局、
頑張って何かを努力したとしても、
自分なりに誠実に振る舞ったつもりであっても、
それが上手く行く確率なんて正直運でしかないですから、
そういう「現実」に対してこういう風にストレートに嘆いてくれる楽曲って必要だと思うんです
そういう意味合いで、去年何度も聴いていて気持ち助けられた一曲だったのでした。

で、
個人的には冒頭のフレーズがやっぱり大好きです
群れに紛れれば紛れた分だけ失うものって確実にあって、
それが捨て切れない「自分らしさ」だったりするとやっぱり悲惨だな~、って思う
何をやっても空砲に終わってしまう感覚・・・を覚えるような方には是非お勧めの一曲です
結構カラッとしててさっぱりしたメロディだけど、根底にはどうしようもない切なさが宿っている、そんなナンバーです。



初めての✕✕・・・!?/神緒ゆいは髪を結い 第8話「突撃!!鍵斗邸」 感想(週刊少年ジャンプ2019年22・23号)

2019-04-28 | 神緒ゆいは髪を結い
間違いなく可愛い。








まさかジャンプで「バブみ」という言葉を見るとは・・・(笑)。
それは置いといて、今週の内容は鍵斗の家でエビちゃんがエロいもんがないか探す、、、という
これまでの椎橋漫画からすると有り得ない内容で、でもそのギャップが正直面白い話数でもあったと思う
ジャンプは移り変わりの激しい雑誌だから、ヒット作家が陥りがちな過去作をなぞったものだとそのまま沈んでしまう
そういう意味だと、畏れ~とかイケメン無双を繰り返して来た椎橋作品でこういうものをやる、って手法は新鮮ですし、
実際にその成果が掲載順にも表れ始めてるんじゃないかな~と思う。後は2度目のセンターが欲しいですね!







先週(っていうかまあ土曜発売なんでこの言い方は語弊がありますが笑)の内容は黒ゆいがめっちゃ可愛い内容でしたが、
今週は白ゆいが色々天然で可愛い・・・という正に「一粒で二度美味しい」を体現した構成になっていて、
そういう緩急の付け方も秀逸な話数だったように思う
というか、
実質メインヒロインは今現在一人なんだけど、
物語的には二人いるのが斬新で面白いなあ、と(笑
しかも、二人に恋しても同一人物だから浮気ではない、、、と考えると、
椎橋センセは起死回生の発明をしてしまったのでは!?とか思えるのがイイですね笑
正直、贔屓目抜きに考えても純粋に面白い。。と言える漫画になって来て連載前から期待してた身として嬉しいです。

また、
エビちゃんのキャラが良いんですよね(笑
自身も可愛い上に、百合キャラで、見守りキャラで・・・っていう、
ある種親の様であり、良い意味でトラブルメイカーでもある、という使い勝手の良さがイイ
この子がいるお陰で物語が円滑に進む印象もあり、つくづく椎橋さんのキャラメイクの巧さを感じますね。







それにしても、白ゆいはマジで可愛いですね・・・!笑
椎橋作画「ならでは」の高貴な感じも出てるし、その上でエロいし・・・で、
まるで文句のつけようがないキャラクターに仕上がってると純粋に感じちゃいます
しかも、エログッズを探す~という俗的なテーマも相俟って良い意味で砕けて読めるのも秀逸でした

そんなピュアで天使な白ゆいがフィットネス道具を「咥えて」官能的な相様になる絵~からの、
王道のラッキースケベ展開は正直むっちゃニヤニヤしましたし、
色々な意味でエロくてとっても素敵だったかと笑
というか、
椎橋さんの漫画で当たり前のようにこういうシーンが見られる、っていうのが最高ですね
なんというか・・・徐々に天才の匂いが作中から漂ってくるのが堪らないです(超笑顔)。




渾身のシャワーシーン・・・!(超笑顔)



また、
6話あたりから“そういうシーン”を出し惜しまないようにして来たのも好判断だと思います
どうせ今までと違う漫画を描くなら、とことんまで振り切ってしまう方が間違いなく面白い
そういう意味では6話以降の神緒ゆいは自信を持って堂々と推せる漫画になって来てると感じます
っていうか、俺が椎橋絵でそういうシーンを見たい。っていうのも正直ありますけど(笑
でも、それを抜きにしても色々と「美味しい」漫画になってて良いんじゃないですかね
少なくとも、
イケメンと美少女のいいとこを魅せる~っていう椎橋ファンが求めてるものにはなっていると思う


それと、
「他人から良く思われる為に頑張る」っていう、
そういうこの作品の裏テーマ?を示した上でゆいが肯定してくれたのも何気に良かったです
鍵斗はそういう努力を他人に知られることを恥ずかしがっていたようですけど、
他人に好かれる外見や言動を目指す~っていうのは利己的なようであって実はある意味真っ当な努力であるとも思う
そこをゆいが天使のように肯定してくれた・・・というメッセージ性も効いてるお話だったのも好みでした
その上で、ゆいが天然の「バブみ」を披露して終わる、、、っていうオチがまた面白かったですね
そりゃ、好きになっちゃうわ・・・と思いつつ(笑
今週の「白ゆいの可愛さをしっかりと描く。」というテーマ性も徹底されていてその意味でも良かったです
というか、キャラクターが色々な意味で最高過ぎてもう言う事のないような8話目でしたね(笑
この調子で良い掲載順を保てるように感想とアンケで援護射撃していきたいです!
そしてその価値がある作品だとも思う。同士の方は、是非。










オマケ。鍵斗のシャワーシーン。彼もまたセクシーなんですよね(笑



余談ですが、
個人的には鍵斗もとっても好きです
基本かっこつけなんだけど、どこか抜けてて、ちょっと童貞くさいのが読んでて好感度高いですね笑
あと普通にめっちゃイケメンなのも素晴らしいです
ある意味、鍵斗の存在もこの漫画が斬新に映る一要因なんでしょうねえ。扉絵も煽り含めて良い味出してます(笑




天使たちの激突。/アクタージュ 第63話「良い話」 感想(週刊少年ジャンプ2019年22・23号)

2019-04-27 | アクタージュ
夜凪ちゃんが世界を動かす・・・!








率直に書くと、
思ったよりも千世子との激突が早かったな・・・って思いました
もうちょっと圧倒的な知名度を誇ってからぶつかるのかと思ってましたが、
でもよくよく考えればそれじゃジャイキリ展開にならないんで確かにこっちのが面白いですね
千世子と景ちゃんの真正面からの「バトル」・・・!正直ワクワクが止まりません。







千世子は夜凪ちゃんの動画を観て悔しかったらしい。
この感情から読み取れることが2つあって、
1つは夜凪ちゃんの天然で嘘がない演技を越えた演技に「自分では」という気持ちを覚えた、ということ
もう1つは今現在トップを走ってる千世子だけど、他を見くびる気持ちがなく、常に「良い役者」を意識してるということ。
そりゃ、いつまでもトップを走り続けられるわけだ・・・とそのストイックさに敬意を払いつつ、
その上で「自分はもう完成されていて、いずれ人気の寿命が尽きる。」と冷静に自分を観れてるのも凄いですね
それこそ、
夜凪ちゃんのような“やり方”が浸透してしまったら、
元々人気だった“千世子系”の役者の人気に陰りが出てしまうかもしれない・・・
だから、常に一手二手を考え続ける千世子の執念と情熱に惹かれた話数でもありました。







天知の計らいによって、
「知名度」を得たい阿良也、
夜凪ちゃんに悔しさを覚えた千世子、
そして、そのことは何も知らない景ちゃん・・・が、
一堂に集まって舞台演劇を行う貴重で面白い展開が生まれそうでドキドキしています
千世子の本気、
阿良也の想い、
そして、
誰よりも真っ直ぐに突き抜ける夜凪景、、、の、
研鑽及び殴り合い。。に、非常に期待しております!












夜凪ちゃんは、
天才から技術と根性を身に着けた「美しく泥臭い」素敵な女優になりつつある
その上で、そんな夜凪ちゃんの生まれ持った才能と精神性に嫉妬する千世子の気持ちも正直分かる
千世子は、誰よりも良く見られるために、誰よりも努力して来た人だから、
それが一発のジャブで打ち崩されるような感覚・・・が悔しかったんでしょう
勿論、
景ちゃんが一番好きだし、主人公としての期待もあるから応援しますけど、
千世子の成長だったり、新しい世界にも同じくらい期待しています・・・!


ただ、千世子の貪欲を越えたレベルの貪欲さには参考になる部分もありますね。キャラの生き方が素晴らしい漫画だと思う。



「うえき」「サイケ」の福地翼新連載!/ポンコツちゃん検証中 検証その1 感想(週刊少年サンデー2019年21・22号)

2019-04-24 | サンデー感想
カワイイ。









「うえきの法則」「サイケまたしても」etc・・・の福地翼さんによる新連載が始まった
前作終了から数か月でのカムバックであり、タッコク以来の?ラブコメ要素含む漫画だと思われる。

サイケはうえきのようにアニメ化とかはしなかったものの、良いキャラいっぱい居たし、
全15巻という長期連載にもなっていたのである意味久々の人気作、、、を描けたと言っても良いでしょう
その流れでこういう漫画。。というのはそれはそれでラブコメとしてのリベンジを果たそう。って気概を感じます
ラブコメ風味の作品を連載するのも超久々ですし、女の子が凄く可愛い作家さんなんで適正も高いでしょうしね。







で、
内容は、
正直面白かったです。。笑
まず、基本的には今までの福地さんらしい「能力もの」なんですよ
でもこの漫画はそこに「実験」という日常と、「男女」というラブコメ要素を絡めていて・・・
要するにうえきとかサイケをラブコメにした感じ、、、なんでしょうかね?
結構、
夢咲さんは天然だけど純真で良い子だし、
水戸くんは顔が怖いけど優しさが光る素敵な人だし・・・って事で、
これは個人的にはかなりいい線行く予感がしますねえ。







何より、
テーマ性が良かったです
別にナンバーワンよりオンリーワン、、、って言いたい訳じゃないですけど、
正直その人の性質だけに見られる景色、得られるもの・・・は確実にあると思う
それは他人と比べてどう~っていう無駄な比較を一切必要としない、
オリジナルな喜び。。ですよね
それさえ忘れなければ、
人は明るく元気に生きられる・・・っていう、
ある種「ポンコツ」を後押しする内容に仕上がってたのが素敵だなあ、と

簡単になんでもこなせちゃう人もそれはそれで幸福なんでしょうが、
のろまでどじ「だからこそ」見える景色、感じれる喜びがある・・・というのも真理なんじゃないかな。







でもなんか、
夢咲ちゃんおっぱい大きいし(爆
デフォルメカット多めで純粋に読んでて素直にニヤニヤ出来る、
和める漫画に仕上がってて凄く良かったと思います
個人的には、
サイケでまた女の子を描く力・・・がUPしているように感じてたので、
その意味でも待望かつ眼福な新連載でございました。取り合えず、アンケは出す!


最後に、
物語の最終目標が初回で提示されてたのも良好だったかと思います
こういうのがあると、応援したくなりますし、先も気になりますし、
その分ラストのカタルシスも増すでしょうし、、、
 何より、
終末の雰囲気を漂わせることによって、
ちょっと切なくも逆にそんな状況下で恋愛をするドキドキ感・・・も味わえる(?)のもイイですよね
ちょっとセカイ系?の匂いっていうか・・・使い方間違ってるかもしれませんけど(笑
兎角、サービスシーンとか水戸くんのウブな男の子っぷり含めて期待しています♪


ちなみに、
これが平成最後のサンデー新連載でした。
うえきで以前サンデーを支えた分、相応しい人選でしょうね。
ぶっちゃけ現時点でもこの二人のこと好きなんで、これもヒットするといいな、と。







待望のお色気回!/神緒ゆいは髪を結い 第7話「戦闘潮流」 感想(週刊少年ジャンプ2019年21号)

2019-04-23 | 神緒ゆいは髪を結い
                               
                                最高。                                     








今週の神緒ゆいは・・・最高の内容でした!(超笑顔)
正直な話、新連載予告が掲載された時から望んでいたような内容で、
読んでていてニヤニヤとガッツポーズが止まらない至高の7話目だったと思います。





うーん、眼福!エビちゃんもいいよ~(笑



そもそも・・・
この漫画に新連載開始前から過度の期待を掛けていた理由は色々あって、
椎橋絵でラブコメが見たい、椎橋絵でちょっとエッチな展開が見たい、椎橋絵で「そういう漫画」が読みたい。。っていう
ある意味純粋である意味邪な期待だったんですけど(笑 それを全部叶えてくれた、、、という感覚がありましたね

やっぱり、
一口に「ちょっとエッチなラブコメ」と言っても、
椎橋さんの場合今までそういうものを描いて来なかった訳ですから、
正直普通の新人作家が描くよりも新鮮っていうかドキドキ度っていうか、そういうのが高いんですよね
それはある種今までキャリアを積み重ねて来たからこその「意外性」という武器だと思いますが、
やっぱり思い切って美少女ラブコメに挑戦するならこのぐらい振り切らなきゃダメですよね
その意味では序盤はちょっと「照れ」を感じちゃってたのは事実ですけど、
でも今のジャンプならまだ間に合うでしょう!
この調子で、美麗イラストを駆使してクオリティの高いお色気シーン・・・及びドキドキシーンを量産してもらいたい。そう願ってます。








また、
今までは白ゆいの可愛さは描けてた様に思うんですが、
ようやく黒ゆいの可愛さ・・・にも着手出来てたのも良かったですね
白ゆいは天使みたいに純粋で、大人びつつ奥手な反応がキュートだった訳ですけど、
黒ゆいは不良気質、、、と見せかけて、ただ単純に(良い意味で)子供っぽいだけな気がして、
なんかそういうトコが魅力的だなあ・・・と素直に感じる事が出来たのが良かったです
子供っぽい、ってことは、
当然白ゆいとは違って「そういうコト」には無頓着な一面もある訳で・・・。
なんというか、色々な意味でオイシかったです!(超笑顔)

っていうか、
逆にピュアに感じられる上に無防備な黒ゆいめっちゃ可愛かったです。。
やはり、少年誌のラブコメはこーゆーのでなくちゃイカン!うん。
PC部の面々も良い意味で性癖に影響を与えられただろうなあ。
正直、最高のラキスケだったように思う。







更に、
先週のおっぱい強調に続き、
濡れスケ、生おっぱい、そしてぱんつまでも解禁。。という事実も見逃せない
先週の感想で僭越ながら「もっとプライドを捨てて~」と記述させてもらったんですが、
正に自分の期待した通りに出し惜しみなく読者の望む方向性に行ってくれる椎橋さんの努力に感動しました
そうそう、こういうラブコメを描くのに一番邪魔なものって照れとか恥じる気持ちだったりしますからね
むしろ、どんどん欲望を出して行きましょう・・・!って事で個人的には大歓迎ですね
ぶっちゃけ作家のこだわりとかはともすれば自己満足にしかならないパターンも多いですから、
そういう意味では椎橋さんが“こういうカットを描けた意味合い”は大きいでしょう
正直、ある意味で殻を破った感覚さえありましたね(褒め過ぎ御免)。

何より、
ただ「えっちぃ」だけではなく、
純粋に黒ゆいに対して「可愛い」という感情を持てたのが大きかったです
ヤンキーのようでいて、どこか子供のまま成長してないようにも思えて、かと思えば、
急にこういうドキッとするような行動で“大人”を感じさせる・・・っていう、
正に俺好みのキャラじゃん!とストレートに思えたのは大きい
でも、
正直この話数は色々な意味でアンケ取れるように感じるんですよね
その後の鍵斗の妄想黒ゆいも(主に胸揉みが)良かったし。。って事で(笑
元々連載前から記事書くくらい期待してましたが、今週ようやくその期待が現実になったような気がして・・・
そういう意味ではより一層応援したい想いが強くなった話数でもありました。毎週アンケ出してるし、是非人気出て欲しい!
そう願わざるを得ないくらいちょっとエッチで笑えるラブコメとしての完成度がべらぼうに高い7話目でした。
個人的には、2度目のセンターカラー早く来て欲しいな~、と笑














しかし、
今週は全部良かったですね
フェチ的にもストレートなエロス的にも良かったし、
キャラ付けも良ければ、鍵斗の動機もしっかりとしたものだったし・・・
何より、黒ゆいの黒い下着が最高でしたね!(超笑顔)


・・・いやいや、
勿論、コメディ的にも素直に笑えましたし、漫画としても上手かった
椎橋さんには伸びしろしか感じないので、このまま新しい扉を開けまくって欲しいです!
鍵斗が見た目的には悪人にしか見えないのも正直面白かったです(笑



芸能、という事。/アクタージュ 第62話「新宿」 感想(週刊少年ジャンプ2019年21号)

2019-04-22 | アクタージュ
カッコイイ。








芸能・・・というのは口にするのは簡単ですけど、
実際はものすごい世界ですよね
そりゃ、
常に大衆の目に晒されて完璧を求められ、逆に求め、帰ってこれなくなる人もいる。。というのはよく分かる
というのも、ここ数日全く気力がなくて、ネットサーフィンばっかりしてたんですけど、
そこでやっぱりそういう女優とか歌手の人たちで追い詰められちゃったりした人沢山居たんだな・・・って思ったんです。







なんで、
今回墨字さんが行った「リハビリ」の意図が本当の意味で理解出来た気がしてちょっと泣けて来ました
自分を過度に追い詰めたり、自己評価を求めすぎて神経質になり過ぎてしまった時、「それだけ」だとやっぱり危険なんですよね
だから、そういう生真面目で追及し過ぎる性格の夜凪ちゃんには「もう一つの選択肢」がある事を知って欲しかった。。
そう考えると、
ある意味誰よりも優しいし、
ある意味「ここ」が景ちゃんの分岐点だったんでしょうね
「これから」は、更に過酷でもう二度と引き返せない道が待っている
それを、
義務や使命ではなく、
「それでも」夜凪景自身の意志で選んで欲しかった。。
現実と向き合わせつつ、墨字さんは一種の“試し”を行ったんでしょうね。







その後、
決意を固め切った夜凪ちゃんと、
そんな彼女を嬉しそうに撮影する墨字さんの相様は最早ある種の「バトル」であり、「スポーツ」だったと思います
一言で表せば、「キラキラ輝いてる。」

芸能界、
というある種の隔離された新世界で、
自分の意志で輝き続ける。と決めた少女と撮ると覚悟を決めた男の、
本気のぶつかり合いがこれ以上なく美しく描かれていた物凄い話数でした
感動的であり、現代的であり、ジャンプ的でもある・・・正に奇跡のような作品に思えます
正直、今、この漫画をリアルタイムで追える喜びを感じるレベル。。って言い切ってしまいたいです
個人的な感情に、オブラートは必要ない。それくらい最後の夜凪ちゃんの表情が素晴らしかった・・・!!
敢えて、そこは生で感じて欲しいですね(笑












後、今週のカラーも良かったです!
夜凪ちゃんの表情が可愛いし、ちょっとエロスも感じますよね(笑

にしても、
正直はっきりとした大目標はそこまで掲げられてなかった(私のまま天使になる~くらい?)本作なだけに、
墨字さんと景ちゃんで「すごいものを作る」というこの漫画の目指すべきポイントが提示されたようにも思えて、
そういう意味でも良かったですね。アクタージュ、最高の漫画だと思います。



この漫画にありがとう。/湯神くんには友達がいない 第80話 感想(週刊少年サンデー2019年20号)

2019-04-17 | サンデー感想
名言キター!!





とても湯神くんらしいセミファイナル及び答辞だったと感じました。
周りからどう見られるかは周りの自由だけど、
周りからどう見られていようが、
自分自身は自分自身の良い所も努力してるトコも知っているわけで、
まずは自分で自分を認めて、自分を大切にしないと何も始まらない・・・っていう
本作が描き続けて来たテーマの集大成のような話数だったように思う。







他人が自分をどう思おうが、どう評価しようがそれは他人の自由、
だけど、同時に自分が自分のことをどう思うか・・・も正直自由なんですよね
だから、もっともっと自信を持っていいし、他人の為に自分を犠牲にする必要なんて一切ない
もっと自分のしたいように、やりたいように、生きたいように、、、するのが真っ当だと思うし、
自分で自分を否定する必要なんて本当は一切ないはずなんですよね
それが中々出来ないのが人の弱さですけど、
ちょっとでもいいから自分の好きなとこ、頑張ってるとこを探して、
その都度自分を認めてあげるような生き方が一番素敵・・・と考えると、
案外湯神くんは宇宙人のようでいてある種のロールモデルだったりするのかもしれません
自分の最大の味方は、友達でも家族でもない、「自分」である、、、っていう本質を描く作劇が実に見事でした
それさえ見失わなければ、きっといつだってどこだって人は楽しく生きられる。。
そんな事実を教えてくれた本作にはとても感謝しています。







そして、
前回の最高のアンサーも今週は出してくれました
他人が自分をどう思うかが自由なように、
自分が他人をどう思うかも自由・・・
だから、
湯神くんには友達はいないけど、
湯神くんを友達だと思っている人はいる。。っていう、
ある意味最高にこの漫画らしいオチが付いてくれたのが嬉しかったですね

そう、
愛されてない気がする、とか、
自分程想ってない気がする、とか、
本当は全部無意味で、
自分が友達だと感じれば、
自分が好きだと思えれば、
ある意味それが全てだったりするんですよね・・・。
他人が自分ほど愛してくれなかったとしても、
自分は他人を深く愛したり好んだりすることが出来る。。

最後の最後で、
またも指標になるようなメッセージ性を深く感じさせてくれた本作は紛れもなく名作以外の何物でもないと思う
まさか、ここまで読者の思想に影響するレベルの作劇を魅せてくれるとは、、、と思うと、
むしろこちらが佐倉さん及び湯神くんやちひろちゃんに感謝したいレベルである
また、
闇を抜けて、
素直に、
フラットな気持ちで、
湯神くんと向き合って通じ合っているちひろちゃんはとても素敵な女性に思えた
ある意味、付き合うよりも気持ちの面で繋がってるのかもしれない、、、とか感じつつ(笑
とっても爽やかで、前向きで、個性的で、「愛」を感じるセミファイナルだったなあ、と。
そういう漫画のまま、素晴らしい漫画のまま終わってくれた事に感謝します

正直、
出来るんであれば半永久的に読んでいたかったし、
ちひろちゃんと湯神くんのラブい展開ももっともっと見たかったけど笑
面白い漫画が一番面白いとこで終わるのもある意味贅沢だったりするんでしょうね
次回、GW明けの5/22売りという事で・・・今から期待しています!!







にしても、
湯神くんに笑顔で話しかける ちひろちゃんがめっちゃ可愛かった・・・!(笑)。
もう付き合っちゃえばいいのに~!って思ったけど、そういう気持ちにさせてくれるのがこの漫画の長所なんでしょうね
今週のちひろちゃんは、色々な意味で大人になってて、尚且つ素敵な女性になってて本当に素晴らしかった
湯神くんの嘘が一切ない答辞にも感動しましたし・・・本当に生き方の参考になる台詞ばかりだった。


あと、門田くんと城戸さんも、もう付き合っちゃっていいんじゃない?(笑)。
っていうか将来自然に夫婦になってそう(高確率で)。




こういうので良い。/神緒ゆいは髪を結い 第6話「カーラの華麗なるSP」 感想(週刊少年ジャンプ2019年20号)

2019-04-17 | 神緒ゆいは髪を結い
カワイイ。




「神緒ゆいは髪を結い」が面白い。
正直、椎橋寛さん及び本作が突き抜ける為には、
徹底的にコメディとサービスに振り切る必要がある・・・と思ってたのですが、
そういう意味では今週は良い具合におバカな方向に突き抜けてて良かったと思う。



カーラ可愛い。


結構、
3話以降バトル展開への未練を感じてしまって、
いまいち「とことんコメディに振り切ってやろう!」という気概を感じずに居たんですが、
そういう意味だと今週はバトル要素もゼロでお話自体も良い意味で下らない方向に転がってて、
正直素直に面白いなあ、、、と思える内容に仕上がってて純粋に良かったです

特に、
鎖をひっぺがす為に、
いちいち無駄な労力を懸けまくってる様が面白かったですね(笑
動機としても真っ当だと思うし、金持ちの学園という設定も上手く使えてると思う
それに対して成金の方法論で立ち向かう鍵斗、という構図も良かった笑







この漫画は、
それまでの椎橋漫画との差別化を図る新境地として描かれてるんだと思いますが、
そういう狙いならもうあからさまに媚びまくってとことんまでイメージを変える方がいいでしょう
そういう意味だと2話以降のお話(特に3~4話)は思い切りが足りなかったように思う
だから、
ラブコメの匂いを感じさせつつ、
徹底的に偏差値の低い内容を目指したこの6話は秀逸に感じました
催涙スプレーもアリ地獄(?)も外人ランナーもみんなやりすぎだし、
ああいう荒唐無稽な感覚は昔のジャンプのコメディ漫画を思わせるセンスがあってよいです
「ここまでするか!?」と思わせられたら“勝ち”ですよね笑

それに対して、
鍵斗の対抗手段もドローンとか空飛ぶスーツとか、「ライフラバー」の設定を生かした成金の方法だったんで、
その意味だとちょっとありきたりな学園バトル展開だった3~4話よりもよっぽどこの漫画“らしい”と思えて良かった
カーラもゆいのライバル?として映えそうなキャラだし、鍵斗もなんだかんだ格好良いんですよね
正直3話以降の展開がいつものアンケ取れなさそうな椎橋漫画らしい展開だったんで心配してたんですが、
今週は色々な意味で冴えてる構成と内容に仕上がっててちょっと安心しました
毎週アンケ出してるし、
椎橋さんは思い出の作家のひとりなんで、
是非ここから頑張って欲しい・・・!と思ってます

何より、
今のジャンプでこういう純正なコメディ漫画あんまないと思うしね
相変わらず密かに応援しています!













にしても、
このシーンは流石に良かったです・・・(笑顔)。
っていうか、もっともっとはっちゃけてもいいのよ?って思う笑
ゆいちゃん、あんな卑怯な手段使っても純粋に褒めてくれるし、これぞ「マジ天使」だな、と。
この漫画に漂ってるゆる~い空気はキミ侵に通じるものも感じるので個人的に好きなんです。








「頑張る」に優劣なし。/アクタージュ 第61話「そういう普通」 感想(週刊少年ジャンプ2019年20号)

2019-04-15 | アクタージュ
それぞれに「フツー」がある。











「頑張る」・・・有り触れている様で実は奥深い言葉です
一生懸命女優の道をひた走っている夜凪ちゃんは勿論頑張っているけれど、
吉岡くんだって別のベクトルで頑張ってるし、ひなちゃんもひなちゃんで「頑張れる自分」を探している
それぞれ方向性は異なるしポピュラリティも違うけど、みんな“頑張ってる”事には違いない
だから、ある意味みんな正しいんですよね







で、遼馬が「頑張ってない」かと言えば、
それも違くて、頑張り方は違うけど、遼馬は遼馬で「後押しする」という行為を“頑張っている”
その頑張りを認める景ちゃんは正にジャンプ主人公らしい頼もしさに満ちていて素敵だなあ・・・と実直に思いました

そう、
遼馬は遼馬で何一つ頑張ってない・・・とも言えないんですよ
遼馬がいなければ、吉岡くんの本懐も果たされず、ひなちゃんの努力も報われなかった
大方、映画作りにまったく参加していない後ろめたさもあったんでしょうけど、
製作に参加するだけが、メインで動くだけが「頑張る」って事じゃない
遼馬は、もうプロには行けないんでしょうけど、
例え行けなくても、「頑張る」方法はいくらでもある・・・ある意味そういう水面下のメッセージ性すら感じましたね。

別に、
物凄く大きな成果だけが報われるっていう事ではなく、
些細でも、裏方でも、どんな小さいことでも、「頑張った」と思うなら、
それはもう既に頑張れてる何よりの証拠だと思うんですよね
そういう自分を認めるのも大事なんじゃないかなあ・・・とかこの話数を読んで感じつつ、
ある意味「自己肯定の真っ当なやり方」を描いているようにも思えて本当哲学の塊のような漫画だな、と(笑
何より、あまり話数をダラダラ使わずに各々にちゃんと見せ場を用意してあげた作劇の巧さが光ってて素晴らしかったです。







本当は、
みんな“普通”に安心しながらも、
他の誰かとは違う「何か」に成りたがっている
自分を肯定出来る「何か」をいつも探している
だからこそ、
少しでも“頑張れた”自分が嬉しい、
ただの凡人だからこそ、誰かの何かに成れた事がとても嬉しい・・・っていう、
自分の参加した映画が拍手されることで満たされる相様を描いてみせたのも美しくて誠実で良かったです
頑張り切れない自分に本当はジレンマを感じつつ、でも、こんな風に頑張りたいともがいている。。
そんなひなちゃんもまた読者共感度の高いキャラでもっともっと見たい!って思わせる魅力がありましたね
この学園編が終わっても、是非出番があるといいな・・・って個人的には思っています。







夜凪ちゃんの出した答えは、
日常の自分もまた「自分」に間違いはなく、
役者の自分もまた「自分」である・・・という、
例え役者じゃなくなったって自分は自分だ。というものでした
そして、日常を楽しく過ごせる自分をちゃんと見つけたからこそ、
今度は本当の意味で役者になりたいと思える・・・と、かなり腑に落ちる答えでした
だから、
自分の幸福を見失わない力さえあれば、
自分たちは何だってなれる
何だって目指せる、、、という依存ではなく選択する事の喜び・・・を伝えるテーマ性もまたハイレベルで良かったです
景ちゃんにとってのフツー、ひなちゃんにとってのフツー、吉岡くんにとってのフツー、遼馬にとってのフツー。
それは別に重ならなくても良いし、重ならなくてもみんな頑張ってるという事実には変わりない。
極論を言えば、「毎日ちゃんと生きてる」だけでも頑張ってると言えますしね。

だから、頑張り方は一つじゃなくて良い。。
個人的には、このお話で最も感じ取ったのは「それ」でしたね。
色々な意味で見事かつストンと納得の行くお話でした。
次週以降も、楽しみです!!








個人的に、
遼馬は指導者の道もありかなー、と。
もしくは本当に裏方でもいい。
道は一つじゃない。