サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

天野めぐみはスキだらけ! 第40話 「危険だ!!」 感想ほか(週刊少年サンデー2016年40号)

2016-08-31 | 天野めぐみ&古見さん
                                     
                                  嬉しかっただろうなあ・・・。










今週はめぐみの母親が、本当はめぐみに(自分と同じ)卓球をやって欲しかった、というお話でした
親が子供に夢を見るか、というと・・・正直見ると思いますし、期待しちゃう面は否めない、「あれをやらせたい」と思う気持ちも分かる所はあります
あります、っていうか、俺自身は親でも何でもないんですけど(笑
ただ、そうはいっても人間ですから、個人的な欲とか希望があるじゃないですか。
自分に出来なかった事をやって欲しい、ある意味子供は自分の分身ですから、親として期待を懸けちゃう気持ちも分からなくもないんですよね

ただ・・・生き方はやっぱりその人自身で決めなきゃいけない
誰かに用意された道を走ってるよりも、やっぱり自分の足で自由に歩いてる方が楽しい
めぐみはそれを選んだんでしょうし、めぐみの母親もまた自由に歩かせる事を選んだんだと思います
だからこそ、今こうやって夢見た親子卓球をやれてる事が嬉しい・・・!という
ある種母親の視点から観た印象の強い、変わり種的でありながらほっこりするような話数に仕上がってたかなあ、と。



カワイイ。


めぐみの母親も、どこかで自分と同じ道を選んでくれなかった寂しさがあったんでしょうね
まして結構いいとこまで行った選手っぽいですから、そりゃあったんでしょう
子の心親知らず、
親の心子知らず・・・
本当は、
今こうやって何となく生きている自分でも
知らず知らずの内にそんな期待を裏切り続けて来た(いる)のかもしれません

それでも、こうやって楽しそうに、そして官能的に(笑)
卓球に勤しむ二人の相様を観ていると、
少しはそんな気持ちも晴れたんじゃないかな、
ちょっとは報われたんじゃないかな、、、って思えて
なんとなく良い気分になるような、そういう話しだったかと思います。個人的には。


こういう感想になってしまうのも、
恐らく年食った影響なんでしょうね
若いころだったら「なんだこのBBA」で済んでたんでしょうが
最近は、なんだかそういう気持ちも理解出来るようになってしまって・・・
でも、基本的にはいつも通りのワイワイ楽しくサービス満点の天野めぐみなんで
俺のこういう感想は置いといて気軽に気楽に楽しんで下さい。って事で笑
ただ、めぐみの母親の想いはちょっとは晴れたかな。と思うと
多少なりとも感情移入してしまう気持ちがあるなあ。という話しですね。



ところで、めぐみ母、熟女卓球ユニフォーム・・・アリですね
や、ちょっと、「いいな。」って思っただけです・・・笑













◆古見さんは、コミュ症です。

古見さん、密かに成長してるな(笑
以前だったら手を差し伸べる事すら無理だったでしょう
そんな彼女の相様を遠くから見守る只野君の距離感もまた良かった
それにしても、中々さんは、中二病ってよりも多少ツンデレに見えますね。
それがまた良いんですけど。ニヤニヤ出来て。









ちょっと疲労感が凄いので今週はこの辺で。
休日もう少し更新を頑張りたい今日この頃です。




ゆらぎ荘の幽奈さん 第28話「南国と幽奈さん御一行」 感想(週刊少年ジャンプ2016年39号)

2016-08-29 | ゆらぎ荘の幽奈さん
                                     
                               ずっとこのままで居てくれ・・・(懇願)。









今週は、
「悲恋」ネタだったはずなのに
何故か「ボコボコにしてやる」という強烈なオチがついてましたね
でも・・・実際、人を動かしたり執着させるのは悲恋なんてピュアな気持ちではなく
「あいつだけは許せない」「殴ってやりたい」みたいな負の想い、怒りのエネルギーだったりするのかもしれないですね
それはそれで正しいなあ、とか思いつつ、始まりがそれなんでそのまま不穏な方向には行かず
なんだかんだ「良い話」で終わる可能性も高いかなあ、って個人的には読んでます
仮に、彼女が成仏するんだとしたら
幽奈さんも、コガラシもまた想うところはあるでしょうし
存外に「何か」が動くエピソードになりそうな気もしてますが・・・
気の所為だったら、もうジャンピング土下座するしかないんですけどね(笑
でも、同じ未練を背負った幽霊だからこそ、幽奈さん的には感じるところがあったんでしょう
幽奈さん自身も周りのみんなもそんな彼女の未練自体は知らないんですが
ある意味これが何かのきっかけになればいいかなー、って思ってます
まあ最近は掲載順的にも扱い的にも大分余裕が出て来てるので
そんな急ピッチで話を進めたりはしないと思いますが・・・
どうかな。

ただ、「恋染紅葉」が本誌で終わったのは28話だったんですよね
同じ28話でも載ってる位置がこんなにも違うのは、驚きでもあり、嬉しくもあり、、、
正直前作の待遇と比べるとあまりに出てる結果が違い過ぎて笑ってしまうんですけれど
ここまで来たら巻頭カラーを獲って更に盤石になりたい気持ちも個人的にはあります
それに、他の雑誌だとそんな事はない(ように感じる)んですけど
ことジャンプだと競合するジャンルの作品が重なると
やたらと無駄な比較とか対立なんちゃらが生まれる気がして
まあ、その、そういう点でも、不安がないわけではないので(笑)。
もっともっと上に行く為にもまだまだ細やかなアンケ投函は欠かせないと思われます
これがサンデーだったら何の心配もなかったんですが
・・・あっちはむしろ、完全に土壌が出来あがってますもんね。




完全に最中です。どうも(略


今週は、少年誌である事を利用して
SEXのメタファー的な描写が多かった気がします
しかも、それをサンオイルでやってのけるミウラセンセの技量が半端なかったですね
呑子さんのシーンとか、もう完全に挿入されてイッっちゃってるスケベ女そのものだろ・・・っていう
そういう良さがありましたね。
これは、
正直青年誌とか成年誌でやっても「刺激が足りない」感じになるのは明白なので
むしろある意味「少年誌でやる必然性」に満ちているシーンと演出になっているな。と個人的には思いました
このドキドキ感とイケナイ感じはとっても少年誌のラブコメちっくで大変よろしかったかと思われます。




はあ・・・朧ちゃん(惚)


また今回の面子は割と珍しいというか
こういう時大体いる狭霧はんとか千紗希さんが全く出てこない
呑子さん、朧ちゃん、幽奈さん・・・という組み合わせがとても新鮮だなあ、って感じました
この後どういう展開になっていくのか、コガラシと幽奈さんだけではなく
残りの二人の動向だったり変遷にも注目、、、したいと思います

それにしても、朧ちゃんの際どい水着に
前まで塗ってくれ。っていうサービスシーンは大変よろしかったですね(超笑顔)
こういうドキドキ感、えっちな相様にワクワクする感じたまらんなあ、、、とか思いつつ
朧ちゃん自身も「どきどき」って擬音があってドキドキしちゃってるトコロもまた素晴らしかったと感じました
コガラシだけではなく、彼女自身もちょっと高鳴ってる感覚が彼女の精神的な可愛さを演出してくれてて良かったですね

ただエロい事を、
エロいシチュエーションを出してる訳でもなく
そこに何らかのメタファーや妄想が捗る演出を入れ込み
それ以上のものがあるなあ、と感じさせるセンスこそミウラセンセの真骨頂だと思ってます
今回も、呑子さんとのドキドキの距離感や朧ちゃんの積極的なアプローチで色々と妄想が捗りましたし(笑
そういう「一歩先を想像させる」センスがずば抜けてるんだなあ。って個人的に再確認出来た話数でした
その上で、「良い話」に繋がりそうな素養も感じられましたし導入編として優れていたんではないでしょうか
「ボコボコにする」という不穏なオチが、どういう風に変わって行くのか、どういう顛末に辿り着くのか・・・に今は期待して来週を待ちたいと思います
ラブコメの定番ネタに切り込みつつも、一歩先を往く表現力の高さが際立っていた話数でした。
今週もごちそうさまでした(笑顔)。













なんて生々しい作画なんだ・・・!
よーし、ロケットダイブしちゃうぞー
っていうか色々と凄すぎますよ、ミウラさん・・・(笑)

コミックス2巻の感想もよろしくお願いします。
呑子さんとのお話なんかは、
世間の皆様が考えている以上に深いお話になってると思いますよ。是非

頑張った分だけ認められるのが嬉しい ゆらぎ荘の幽奈さん 2巻/ミウラタダヒロ



【自力で手に入れる喜び】アニメ「きこちゃんすまいる」 おこずかいが欲しい!! 感想

2016-08-27 | きこちゃんすまいる
                                
                           今のtwitterのアイコンはこのお話から来てます。











おこずかいを最後に貰ったのっていつでしょうね
正直忘れてしまったし、そもそも最初に貰ったのも覚えてないんですが
普通に考えると、何もしてないのに貰えてしまう、自身が子供だからこその「甘えた報酬」である事は否定出来ないと思います
まあ、そんな風に厳しく考える必要性があるのか、って言えばアレなんですけど(笑
ただ、このアニメは、きこちゃんに「お手伝い」をさせる事でその報酬としてのおこずかいを与える、、、という
きこちゃんが自分の力で頑張って、その対価としてお金を得る・・・という「労働」を感じさせるお話に仕上がってるのが秀逸なんですよね。

なんでもそうですけど、
棚ボタ的に得たもの、頑張ってないのに得たものよりも
そこを目指して得たもの、自分の力で得たものの方がより尊く、大切に感じられるものです
きこちゃんは、まだ幼稚園児の頃から、そういう気持ちを学んでいる、自力で喜びを掴む事の尊さを学んでいるんですよね
多分本作を観ていた小学生の頃は、このお話の本当の意味合いなんて全然分かって無かったと思います
何故なら、その頃の自分は完全に「甘えた報酬」しか貰ってなかったから・・・ですね
それを考えると、あの頃からもうきこちゃんは自分の遥か先を往ってたんですよね
確かにアルミ缶回収とかでこのお話と同じく「1円の喜び」は1回だけ味わいましたけど(笑
でも、それを根気よく続けられるところにきこちゃんの“本当の強さ”があるんじゃないでしょうか
今になってこのお話を何度も何度も繰り返し観ていると、大人だからこそ感じるものも存外に多くて
なんだか色々な意味で感慨深い気持ちにもなってしまいますね。




また、この・・・
みんなの会話に混ざるでもなく、
ただ一緒に居て聴いて、家に帰って取り入れようとする感じ・・・が
凄く良く分かるというか、自分も無口だからこそシンパシーを感じる部分が多々あります笑
その提案(おこづかい)を「労働」という形で受け入れてもらえて、嬉々とするきこちゃんも本当に可愛かった
普段は物凄い仏頂面で、無表情で、愛想が全くないからこそ、ああいうシーンも際立つんだろうな、、、とか
そういう事を今観ると考えてしまいますね

報酬としては、何か善行をする度に1円、とかいう
ブラック企業レベルの条件だったわけなんですが(笑
まあ幼稚園児にそんな金持たせてもアレだしねえ、、、と考えると納得は出来る
それでも、健気に、いじらしく、一生懸命頑張って、夢を叶えようとするきこちゃんの姿がとても美しくて、胸に来て、何より可愛く思えるのが素晴らしいですね
誰に頼るでもなく、ズルをする訳でもない、今観ると驚くほど正攻法で頑張ってるキャラだったんだなあ。。って思えて
正直眩しいですし、より大好きになれますね
きこちゃんは甘えないし、
ただただ一途に頑張る「強さ」を持っている
誰かの為に何かをしよう、とする「心」を持っている
それこそが“無敵のきこちゃん”と称される最大の所以なんじゃないですかね
それも齢4歳で・・・と考えるとある意味将来が末恐ろしくもなるんですけれど(笑




ただ、報酬の額が報酬の額な分
取り立ては積極的に、やり方は多種多様に賢く攻めるあたりもまたきこちゃんらしいです
その辺は子供を舐めている大人へのしっぺ返しというか、またきこちゃん自身のオーバーな面がよく出ているというか笑
なんとなく献身的な当初と比べて目的がすり変わってしまっている気がしなくもない
そんなコミカルな相様を並べつつ、最後にはその当初の目的にもう一度立ち返ったラストがまた素晴らしかったんですよね。




憧れの洋服も買えない、
キラキラしたアクセサリーも買えない、
当時は高級品であったパソコンなんてもっての他・・・という状況で
きこちゃんは、最終的に親へのプレゼントの為に折り紙を買う、、、という選択をします
そもそも、お駄賃というのは、自分の為なのもあるけれど、基本的に他人の為に頑張って得るものだと思います
労働だって同じ、働いてる時は報酬である給料の事しか頭にないんですけど、でも結局は他人の為にやる事なのは間違いない
だからこそ、教育的に間違った行き過ぎたお手伝いの相様が散々あったからこそ
最終的に感謝の想いを込めて折り紙の花を母に捧げたエンディングがこれ以上なく美しく映る、、、のだと思います
いつしか、お駄賃の為にやらなくて良い事までやってしまって労働の本質を履きちがえてしまったきこちゃんだったけど
結果的には、両親の想いの通りに、他人の為に一生懸命頑張る子、、、に育ってくれた
それが両親にとっても凄く嬉しくて、母親は不意に涙を流したんだと思います。

また、父親の「本物の花よりもずっときれい」ってセリフが素晴らしいですね
ただ売店でさっと買って来た花よりも、想いを込めて端正に折った手作りの花に心打たれる
そこにはきっと当人の“気持ち”も入っているから・・・って事で
自分の欲の為にオーバーにも成り過ぎたきこちゃんが
他人を喜ばす、という人として大事な部分に帰結する
そういう美しいストーリーが光っている傑作回に仕上がってるな。と個人的には想います
単純に、あれだけ散々頑張って働いて苦労したお金を、親の喜ぶ姿を観る為に遣う・・・という作劇にグッと来る
お金を取り扱ったお話ではありますけど、ある意味お金よりも大事なものを描いているお話だとも言えます
誰よりも無敵なようでいて、そのくせ誰よりも優しく、いたわりに溢れている、、、
そんなきこちゃんの本質が垣間見える名作回になってるんじゃないかと

その分、オチがずっこけるんですが(笑
ああいう打算的なところもまたきこちゃんらしいですね
コメディとしても、感動話としてもレベルが高い話数で今観ても面白いです
きこちゃんが渾身の力を振り絞ってただ一つの「いいこと」をする
そんな説明すれば一言に収まるシンプルさがまた素晴らしい。
普段は無表情なきこちゃんが、
母親の喜ぶ姿を観て照れながら嬉しそうにしている一番最初に上げたカットこそ
このお話の全てが詰まっているんだと個人的には感じました。それもまた、確かな「結実」だったんですよね。
最高のお金の遣い方を、既にこの頃から彼女はしてたんだと思います。そんな精神性を含めてきこちゃんは同年代の子よりも、
そしてあの頃の自分よりもずっとずっと前を進んでて、「やっぱりきこちゃんには敵わないなあ。」
文字通り彼女の“無敵”っぷりを確認させてもらった次第です。 
何度観ても飽きない、大好きなお話ですね。













最近完全に「きこちゃんすまいる」熱が再燃してて、
ビデオ毎日のように観返したり、主題歌聴いたり、サントラ買ったり、クイズ本買ったりと
自分の中だけで(笑)完全にきこちゃんの再ブームが来ています
まあ、他人(ひと)の作ったブームに乗るよりも
自分だけのブームに素直に生きていたい
ただそれだけ、ですね
まだまだ機会を見つけてきこちゃんの記事はちょくちょくUPして行きたいです。



かぐや様は告らせたい21話、茅ヶ崎麻「TAMATA~黒タイツで蹴ります~」ヤングジャンプ2016年39号の感想

2016-08-25 | ヤングジャンプ感想













シンマンGP Season2 エントリー作品⑤ TAMATA~黒タイツで蹴ります~/茅ヶ崎麻

これ、凄く良かったです
大体この手のペーソス漫画だと
「諦めるな」「頑張れ」「嘆くほど懸けちゃいないだろう?」とか
ひたすらに励まし励ましアンド励ましモードになるのが常なんですけど
この漫画の場合、むしろ「そのまんまのあなたで良いんだよ。」っていう方向性のオチになってて
それが凄く心地良かったというか、そうだよな、これこそ青年誌の読み味だよな。って個人的に思ったんです。

嘆く人、弱気な人に対して足掻く事を促したり気持ちを煽って矯正させる作劇は多いんですけど、
でも結局あなた生きてるでしょ、死なないんでしょ?それこそあなたの魅力だよ。・・・っていうのは
それはそれですっごく正しい気がするというか、これらはあくまで俺個人的に感じた事でしかないんですけど
全部を否定して、頑張れ頑張れと強引に押すのではなく、「今あるもの」を認めさせて、気付かせて
そこにその人の価値を見い出す・・・って作劇は物凄く合理的に感じましたし
今こういう切り口こそ必要なのでは?ってちょっと思いました
少なくとも、
わざわざ青年誌を買ってまで少年誌の延長線上のような作品ばかりを読まされるよりは
こういう漫画がもっと読みたいなあ。って思う程度には個人的に気に入りました
主人公は確かにネガティブでグチグチ言うマイナス面も目立つけれど、
その分真っ直ぐに自分の「好き」に向かっていける強さがある
不器用だけど、その気持ちだけは本物、、、って事で
かなり読後感も良く、秀逸なお話だったかと

絵柄が個性的で癖が強いのが読み手を選びそうですけど、お話自体はギャグも多目だしラブコメちっくなシーンもあって
意外とスルスルと読めますし、いつも大胆不敵でクールだけど、時折「女の子」な一面も出す田俣さんはすっごく可愛くてキャラものとしても楽しめる
特に厄介な客におっぱいを触られて紅潮して怒る田俣さんには不覚にもキュンキュンしました(笑
主人公の妄想の中の田俣さんもとびっきりエッチで素晴らしかったし、イメージほど読みづらくなかったので
是非触れて欲しいですし、一切の押し付けがましさのない、背中を押す類のメッセージ性がそこはかとなく光っている作劇の素晴らしさを感じて欲しいです

自分を否定する事は誰にだって出来る、
でも、自分の「良さ」に気付く事は大変だし、勇気だって要るけれど
でも、「そんな案外悪いものでもないよ?」って事をさり気なく気付かせてくれる
そういう効能のあった作品だと個人的に強く感じました
アンケートは勿論支持、
ちょっとサブカル誌っぽい絵柄がYJ読者に受けるかな?って懸念はありますが、
自分はこういうのも大好きですし、応援したくなるクオリティの漫画であった事は間違いない


別にね、
何もかもが完璧な人間でなくてもいい
出来ない人間でもいいし、だから何?って話なんですよ
何もかもが悪けりゃ、生き延びる事さえ出来ない。
だから、主人公はこれで良いんですよ。
そういう事を、
完璧なヒロインを遣って表現出来ているセンスが実にスゴイです
「何もできない」と彼は言ってたけれど、
彼がいなきゃ気絶してる間田俣さんは無防備なままだった
そういう事なんですよね
そういう事にもっと気付こうよ。っていう。
そういうのが・・・凄く良く感じました、って感想ですね
しかし田俣さんのおっぱい、すごく弾力があって柔らかそうですよね・・・(ゲス顔)

冒頭のコメディも楽しかったですし、存外にお気に入りの一作になりました。
何よりも、ギャグとアクションに振り切りながらも、全体的に流れている優しい空気感が好みです。
その中に浮かぶペーソスの群れもいいスパイスになってて想像以上に褒めちぎってしまいたい内容になってました
個人的に応援してます。



最高です・・・(超笑顔)



かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 第21話 白銀御幸は負けられない

超カワイイ・・・(惚れ)
ヤバい、、、
会長にテストの点数で負けて、
涙目でこらえてるかぐや様が可愛過ぎ!
正直、このシーンが来た途端一気にときめいてしまったというか、
愚直過ぎるかぐや様の可愛さに悶えてしまった自分がいました
ちょっと子供みたいでもあるし、そこがまたカワイイっていうか・・・
もっと泣かせてみたい

しかし、話としても面白かった
オールマイティなかぐや様に対抗する会長、という図式にも感情移入出来ましたし、
最終的に勝利して、こちらもガキみたいにはしゃぎまわる会長の相様も笑ってしまいましたし
ある意味バトル、正に本当の勝負、勝敗が分かれる事柄でもあったんですけど
その割には微笑ましい感覚なんかもあったりして、色々な意味で絶妙な話数でしたね
要約すると、二人とも可愛いよ!って感じですかね(笑

赤坂アカさんは、一発で読者を「おっ」と思わせる決めゴマの演出が巧いですね
シンマン賞の講評でもその辺りに対する強いこだわりが伺えましたが、
正にそんな講評でのテクニックを実践しててそれもまた(個人的に)良かったです
重ね重ね、会長に負けて泣いて悔しがるかぐや様超可愛かったです
ただ可愛かったんじゃありませんよ、「超」可愛かったんです
赤坂さんの“キャラを魅せるセンス”が炸裂していた傑作回だと思いました。なんだかんだでお似合いの二人ですよね、色々な意味で!











◆耐え子の日常/そろそろ谷川

破天荒なネタが多目で面白かった
っていうか、ほぼイジメじゃねーか(笑
来週も楽しみです。シンプルな絵柄も好み。



◆潔癖男子!青山くん

スグルはイケメン系の主人公ではないから、
ヒロインとくっ付いて文句言われる類のキャラじゃないから、
なるほど確かにああいう展開になったら好感度上がるかもなあ・・・って感じで
色々と興味深く読めた。で、正体があの子だった訳なんですが、これってフラグなんでしょうか?(笑)。

っていうか、読んでて思ったんですけど、イマドキああいうヒロインを全力で守る!!って感じのド直球の少年漫画の主人公が少なくなった気が。
ああいうのもたまには良いですよねえ。










次週は以前の読切を絶賛した中野ユウスケさんがシンマンGPの一角として登場!!
新作はどんな感じに仕上がってるのか、ワクワクしながら待ってます♪




天野めぐみはスキだらけ!第39話 「ポロっと・・・」 古見さんは、コミュ症です。29話&30話 感想

2016-08-24 | 天野めぐみ&古見さん
                                 
                                 カワイイ。









天野めぐみはスキだらけ! 第39話「ポロッと・・・」 

今週号はね・・・ヤバかったですね(笑
電車の中で読んでて「あー、もうっ!」って状態になってしまいましたよ
めぐみは、パンツだけじゃなくてそういうトコロも隙だらけなんですねえ・・・
正直めちゃくちゃニヤニヤしてしまいましたね。

まず、学の行動がイケメン過ぎましたね
なんとなくめぐみの気持ちを察して、女の子に恥かかせないように、「あくまで自分が」という体をよそおって
めぐみの本懐を果たさせてくれる、気を効かせてくれる。長年一緒にいるからこその、まるで夫婦間のようないたわり、、、が実に見事でした
そりゃめぐみもこの過ごしやすさ、気の効かせ方を味わったら自然と「好きだなー」って言葉も出ちゃうだろうなあ・・・って感じもして
そういう展開の自然さもまた秀逸な話数だったなー、って個人的にはそう思いました
そういう空気感を作るのがこれまで以上に上手くなっているような、、、
ねこぐちさん自身の「進化」も感じさせるようなお話でした
正直、自分は男ですが
今週のまーくんは男でも格好良いな。と思える位に精神的に凄く大人で抜群に素敵でしたね
ああいう行動が取れる人間がモテるんだろうなー、って思いつつ、本人が無自覚なのがまた面白い・・・というか、
ニブ過ぎって話なんですけど(笑
でも、めぐみ的には本当に嬉しかったと思います
やっぱり女の子だし、好きな人の前だから、ガツガツ食うのも憚られるでしょうしね
この漫画もうどっちが主人公なのかが分からないくらいに両方に感情移入出来る漫画になってますね
今週なんか完全にめぐみの気持ちにシンクロしちゃってましたもんね
この調子で、学をもっともっと縁の下の力持ち的に輝かせて欲しい
学も(実は)相当魅力的なヤツだと思ってます。



カワイイ(2回目)


そして、つい口に出してしまっためぐみの「好き」発言、
まさか、(学の事を)「好き」なのと、(カラダが)「隙」だらけなのと、更に(発言が)「隙(好き?)だらけ」・・・という
遂にトリプルミーニングになってしまった「スキ」を基軸にした作劇に唸らされました
隙だらけなのは、カラダだけじゃなくて、不用意な発言もなのね!?っていう新しい面白さがあったかと思います
最後の煽りを見て、まさかそういう意味合いでの隙を作劇に組み込んで来てたのか、、、とやたら感心してしまいました

また、不用意な発言に紅潮しまくるめぐみの表情に相当キュンキュンしちゃいました
ちょっとおドジだけど、そんなトコロもまた可愛いなあ・・・って感じで
学の前で「好き」って言ってしまって動揺しまくる姿は
正にラブコメの旨味たっぷりで、
いつもとは違った良さが出ていたエピソードだったかなあ、と
そこまで強く、熱く想ってくれてるのに、美川さんにうつつを抜かしてるとは学もまだまだですね(笑
つい出ちゃうくらい「好き」がいっぱいなめぐみが兎角可愛かったし、そんな「好き」を引き出せる学の自然体の格好良さも痺れた
最終的に「どっちも素敵」と思えるこの塩梅こそねこぐちさんの手さばきの巧さが良く出ている証拠かと思われます
多分、タイトルとイメージで抱かれてるよりも、ずっとずっとピュアなラブコメだとはっきりと思ってるので
是非純朴ほのぼのラブコメ好きの皆様にも触れて頂きたい一作です


しかし、8番ラーメンとは知りませんでした
いつか石川県に行く機会があったら絶対に食べたいです
ちなみに千葉県の子供はなりたけでラーメンを知ります
そして、神奈川県の子供はラーメン記念館でラーメンを
・・・や、
初めて食べたお店のラーメンは戸塚にある普通の小さいラーメン屋でしたが(笑


先週、単行本3巻が出ました
感想も気合いを込めて書いてるので是非見て下さい!
めぐみと学が初めてのケンカ? 天野めぐみはスキだらけ! 3巻/ねこぐち

この3巻と、
今週号を読んで、
心から「天野めぐみ」が大好きだなー、って改めて思いました
これからも全力で強プッシュしていきたいですし、毎週のアンケも欠かさないつもりです。
同士の方はよろしくお願いします。もっと「隙」と「好き」がちゃんと両立されてる事を伝えていかなきゃね。



↑こういう見え方、凄く好きです・・・笑







古見さんは、コミュ症です。 コミュ29 ギャグです。 コミュ30 雨です。

今週・・・凄く良かったです。
なんでしょう、ものすごく真っ当なラブコメっぽくなって来たというか、
かなり俺好みの話数でした
やっぱり、サンデーはラブコメを大切に扱ってくれるから好きですね
この漫画も最近ずっと掲載順良いですし、その内また巻頭とか、あわよくば表紙もあるかも知れないですね。
取り敢えずアンケで「面白かった漫画」の項に入れる率が最近高まってます。

今週の内容は、
今まで変化球主体だった投手が、
いきなりど真ん中のストレートを投げて来たようなもの、、、で
そりゃめちゃくちゃ反応しちゃいますし、ストライク不可避ですよね。って思います
単純に、好きな男の子(?)の為に、ずっと待っててくれる古見さん可愛すぎ・・・!っていうか
正直紅潮している表情も相俟って物凄く高いレベルでときめきを感じてしまいました
すごく健気で、いじらしくて、友達想いで、男心にグッと来る・・・という
正に最高の作劇、最高のオチに仕上がってて手放しで絶賛したい出来栄えでした
普段あまり話さないからこそ、
表情で答えてくれる古見さんのキャラ性が今まででも随一に際立ってましたし
ハッとするような可愛さ、ときめき、そして美しさがあったなあ、、、と素直に感じましたね
兎角、普段この漫画スルーしている御仁にも是非触れて欲しい大傑作回に仕上がっています
少年少女の、思春期の、恥じらいを含む甘酸っぱいストーリー・・・が最高の演出で形になっているので

それにしても、肩と肩が触れ合う、一緒に男の子と歩いている、
そんな相様にちょっとドキドキしてる?風の古見さんのふんわり紅潮のシーンからして良かったですわ
良い意味で派手さのない堅実なコマ割り、ほのぼのまったりな放課後の相様を描く作劇は
かなりサンデーらしい画面作りと雰囲気だなあ、、、って感じる事も出来て
タイトルだけ見ると今どきの若者が好きそうな印象ですけど、
本質はすごく王道のサンデー漫画そのもの。なのかもしれません
その辺は「天野めぐみ」とも通じる部分あるなー、と思いつつ
そういえば合併号とかでこの漫画もラーメンのお話やってたんでした(笑

そんな訳で、
天野めぐみの感想目当てで来て下さってる方、
今週の古見さん、めぐみ好きにも刺さるお話だと思うので
是非チェックしてみて下さい。そういう意味合いも含めて記事タイトルをダブルにしたのもありました。
兎角今週のサンデーはニヤニヤ青春模様満載でものすごく楽しかったですね!最高です。












古見さんのコミックスは来月、9月の16日に出るみたいなんで
チェックしてみようかな。。と思わされたお話でもありました
それくらい、今週の美しいラブコメ模様は素晴らしかった。
また、ここに来るまで29話分話数を使ってるのも大きいかと思われます。
積み重ねがあるからこその、、、なので(ただでさえ山井さんの事で色々あったしね笑)。
段々「古見さん」も好きになりつつありますね。個人的に注目しています。



面倒くさ可愛い女の子 まったくモー助「あか×しろ」 感想

2016-08-23 | 同人
                                 
                               紅ちゃんをずっと眺めていたい・・・。












夏コミで買った本の感想その2。
これもパッと見で「ああ、いいな。」と思ってその場で購入した本です
作者がバカテスのコミカライズでお馴染みまったくモー助さん、というのは後書きを見てから気付きました
こういう事も正直よくあるのがコミケのいいところ・・・っていうか、面白いところですかね。
逆も多々ありますけど。商業読んでて「あ、この人の同人誌読んだ事ある。」って思うの。個人的には川崎直考さんとかね。


で、この本なんですけど、正直堪らないですね(笑
俺の大好きな思春期の相様が、この間紹介した「サマータイム。」とはまた違って女の子のフィルターを通して描かれてます
幼馴染の仲良しの男の子と、ちょっといい噂をされて、紅潮して怒って、恥ずかしがって、でも、脈がない訳でもなさそうで、、、っていう
凄く良い感じの思春期模様が描かれてるので正にドンピシャ!って感じでした
続きが読みたい気持ちもあるけれど、
成就とかしないままで終わってるこの顛末もこの顛末で味があって大変素敵だと思います
そういう結末が描かれてないからこそ、想像出来る余韻があるし、胸ときめかせる事も出来る・・・っていう。
最後の紅ちゃんの表情も絶妙過ぎて毎回読むたびに惚れ惚れしてしまいますね。

また、そんな紅ちゃんのキャラ造詣が実にイイんですよね
子供っぽいけれど、カラダは相応に育っていて、女っぽさも存分に感じさせる
ちょうど真ん中の世代というか、成熟中な感じが見ていて凄く好きですね
それに、性格もめちゃくちゃ幼くて頑固で嫉妬しいなのも見ていてとても面白いです
テストの点数での哀愁ネタなんかは絵に動きがあってクスクス笑っちゃいましたね。
幼さが全然残ってる癖に、
こと恋愛ネタに関しては敏感・・・っていう
それが正に“思春期的”で一発で終わらせるには惜しいクオリティのキャラクターに仕上がっています
ただ、あとがきを見ると作者さん的には満足されたっぽいので続編は望めないですかね(笑
でも、男の子のしろくんも可愛い感じで良かったですし、全体的にとても心地良い青春漫画になっててこれもまたお気に入りの一作です
普段子供っぽい紅ちゃんが、途中で挟まってる扉絵でグラビアみたいなポーズをしてたのには流石にドキッとしました
最後の畳み掛けるようなラブコメ展開もニヤニヤ不可避な仕上がりで実にいいものを見させてもらいました。

それにしても、このハッとするような表紙もいいですね。
個人的に、普段子供っぽいけど、ふとした時に女を感じさせる、、、っていうのがすごく好きなので
これからもそう感じさせる作品を見つけていっぱいキュンキュンしていたいですね。
そんな風に思いました。友達が少ないネタも良かったです(笑













あー、でも、やっぱり、どっちのキャラも良かったので
機会があったらまたこの二人の相様を読んでみたいな。もっと紅ちゃんのプリプリ&紅潮っぷりが見てみたい。
そう思える位には心地良い作品だったかと
そしてさり気なく紅ちゃんのパンチラがあったのも嬉しかった・・・一コマだけですが(笑



ゆらぎ荘の幽奈さん 第27話「期末テストと千紗希さん」 感想(週刊少年ジャンプ2016年38号)

2016-08-22 | ゆらぎ荘の幽奈さん
                                     
                                  やだ、格好良いじゃない・・・(惚)。











先週の木曜日あたりからずっと憂鬱な気持ちが続いてて
何やっても気分が晴れないどころか、更に「うーん・・・」ってなる出来事も続いてて、
夜中に悲しい音楽を聴いて号泣したりムカムカしながらずっとうなされてたり
なんというか、まあ、最悪の精神状態が続いています

でも、不思議と、、、自分の「好きなもの」を見てると自然と反応しちゃうというか
誰とも話したくない気分にはなってるけど、自分の好きなものに触れるとまだ感情が動く事にありがたさを感じるんですよね・・・。
それが「本当に好き」って事なんでしょうね。こういう話、前にも記述した気がしますけどね。

頑張ってもちっとも報われない出来事があまりに多過ぎて
眩暈にも似た感情を日常茶飯事的に覚えてるんですが、
だからこそ、、、
そんな荒んだ精神を癒してくれるこういう「娯楽」と呼ばれるものがある種の“救い”に成り得るんでしょうね
今日も休憩時間に読んでエネルギー・・・っていうかニヤニヤをもらいましたよ。では感想です。







別のトコロに集中しちゃうね!(笑顔)


今回はラブコメの王道「惚れ薬」がネタでした
サブタイに千紗希さんって入ってるのに当人が全然出て来ないのはよく分からなかったんですが(ミスかな?)
みんなでワイワイ回、、、と見せかけて本題は狭霧と狭霧の恋心についての描写だったかな、と思います。

そういえば、私的な事なんですがこの間掲載順が2番手になった話数を読み返してたんです
あの号は掲載順含めてゆらぎ荘のファン的に嬉しすぎる号数だったので。
その回のメインだったのが狭霧でした
そしてこの回も狭霧が(ほぼ)メイン、、、と考えると
今現在狭霧の人気が抜けてて狭霧を(作者的には)推したいのかな?って何となく思いました
初期のゆらぎ荘メンバーの中でも幽奈さんを含めても一番出番が多い、というか恋愛的なエピソードを用意されてる気がします。
こりゃ夜々ちゃんは厳しいか?
マスコット的存在で終わっちゃいそう
呑子さんはもっと

・・・いや、そんな事はいいんですよ
いいんですか?って自分自身に問いたい気持ちはあるんですけど(笑)。
ただまあ、年齢だとか(読者にとっての)取っ付き易さを考えるとやっぱ狭霧はんなんでしょうね
そういうのは凄く感じます そして、それも全然嫌じゃない自分も居たりするんですよね。



今回の狭霧は、凄く可愛かったです
ただ「可愛かった」で済まされるようなものじゃなく
「凄く」可愛かったんです
その要因は決して作画とかエロとかではないです
何かって言うと、最後の朧ちゃんを通して惚れ薬の弱点が露呈したシーン
あそこが正直一番大きかった要因なんじゃないかと思いますね 勿論作画もエロも素晴らしい、と認めた上でね。

元々「いいなあ。」って思ってたところに「少しでも好きな気持ちがないと~」って裏設定ですよ
所謂有り体な惚れ薬、というよりは心の奥底の本音掻き出し薬~的なアイテムだった。と分かってから読み返すと
余計に狭霧がめちゃくちゃ可愛く思えるし、実は健気でいじらしい女の子なんじゃないか・・・って感じられるんですよね
いつも戦ってて、強張ってるけど、心のどこかで「女の子扱いして欲しい」気持ちがある、、、って
乙女心の表現に正直キュンキュンしちゃいましたね
特に「狭霧はちゃんとかわいい女だ!」のシーンはね(笑

しかも、服もはだけまくってますからね
そのままワンチャンあります?的な妄想も捗って二重の意味でありがたいです(超笑顔)
お話としてはラブコメの王道のアイテムである惚れ薬の亜種を遣って展開させただけなんですけど
最後に裏話を持って来る構成力であったり、キャラの可愛さを魅せる演出が極上で
正直流石、、、掲載順2番手記録する事だけはある漫画だな。って個人的に思ってしまいました
また、この話に取りかかるまで半年掛けてる「待ち」の効力もかなり光っていて
ある意味そこまで恋愛に関係ない日常話をやってた甲斐も旨味もあったな~って感じました
勿論、あれら単体でも面白かったんですけど、こういう話はより時間をかけて、時間を置いてからやった方が絶対に面白かったと思うので。
サービスという建前の裏に隠された狭霧の「本当の気持ち」の表現が見事でしたし、
ストレートに描き切らず、後から想いが伝わる仕様にしたのもミウラさんなりの粋な演出、又は照れ隠しのようなものだったのかな。って少し思いました
強くて、格好良くて、自分の事を素直に「可愛い」って言ってくれるコガラシに惚れる気持ちも、今だからこそ良く分かります
芽生え始めた、というか、はっきりと描き始めた狭霧はんの恋の行方にも注目しています
バレンタインのお話とかやってもめっちゃニヤニヤ出来そうだな、、、って今ふと思いました(笑


単行本2巻の感想もまだまだヨロシク!解禁ポイントも多いぞっ!
頑張った分だけ認められるのが嬉しい ゆらぎ荘の幽奈さん 2巻/ミウラタダヒロ















俺もそう思ってます。だから


いやしかし、純粋に官能的なシーンのはずなのに
(狭霧の)心情を想うと、キュンキュンもしちゃうこの感覚はなんなんでしょうね?
ミウラさんは伊達や酔狂ではなく相当ラブコメを描くのが巧い気がします
っていうか、ぶっちゃけ巧いと思ってます

そして一切の邪念/余所見をせず課題をやり切った夜々ちゃんは流石だ・・・笑
ああいう雑念を捨てられる力があればもっと色々な事が捗るのになあ、、、ってそんな事も思ったり。
お知り合いが教科書に出て来る仲居さんのBBAっぷりもスゲェ



悲しい時に聴くと必ず泣いてしまう一曲 tobaccojuice「意味のない朝食」

2016-08-19 | お気に入りの楽曲









そんな一瞬の幸福の幻想は
剥がれかけた天井にかき消されるけど










最近、よく真夜中に泣いてしまうんです
昨日も無性に悲しい気分になって悲しい曲をずっと流してたら
この曲が聴きたくなって、こんな気分の時にこの曲聴いたら泣くだろうなあ。。って分かってたはずなのに
聴いてしまって案の定涙がポロポロ零れてしまいました。

なんでしょうね・・・
体感的に「この願いは叶わない」って思ってしまう事がよくあるんです
自分がずっと欲しかったものをあっさりと手に入れて行く人々を見て羨ましそうに指を咥えて眺めているだけの人生でした
自分も「それ」が欲しかった
夢見た
頑張った、
だけど、届かなかった
叶わなかった
この生き様自体が恥そのもので、毎日の生存そのものが恥の上塗りだと考えると
もう「生きたい」とか、そういう気持ちさえ薄れていくじゃないですか?

慣性だけで、
本当に楽しいと思える事も
本当に嬉しいと思える事も一切ない毎日で
自分の不出来だけが痛烈に響く日常を送っていると
そこに全く意味を見い出せなくなる現実があり、
そういう気分の時に聴いてたので涙が溢れ出してしまいました
それ以外にも、得体の知れない、自分でもよく分からない空しさが付きまとっていて
本当に嫌だなあ・・・。って思うんですけど。



この偽らなきゃ生きてゆけないメチャクチャな世界で


本作に於けるこのフレーズは凄く自分に響きました
一体いつまで楽しくないのに楽しいフリをしなきゃいけないんだろう
一体いつまで嬉しくないのに嬉しいフリをしなきゃいけないんだろう
一体いつまで穏やかじゃないのに穏やかなフリをしなきゃいけないんだろう
一体いつまで「本当の自分」を(嫌われない為に)隠し続けなければいけないんだろう・・・って思うと
途方にくれるというか、もう本当にこの世が無間地獄のように思えるじゃないですか。
偽らなきゃ、平然を保てない
偽らなきゃ、軋轢を避けれない
偽った自分でなきゃ、誰からも相手にされない
それはもう、生きている意味があるんだろうか・・・って思えて
このフレーズの部分に差しかかると凄く歌に気持ちがシンクロしてしまうんですね。


曲調としてはスローバラッド、
長めの楽曲ですが
個人的にはそういう曲こそよく涙を流してしまう
松本さんの聴き手の心に直接触れるような、
正に歌詞の如く「痛いほどに優しい」歌声と
シビアな雰囲気が兎角大好きな一曲で
数年前ライブで初めて聴けた時にはそれこそ物凄く感動した楽曲でもありました。


悲しいほど強く痛いほどに優しく
温もりをくれるから
苦しくて泣きたくて 泣けないそんな夜は
僕が涙になろう



ただ、ここまで理屈を並べて来てアレなんですが
この曲を聴いてよく泣いてしまうのは、理屈を越えた「何か」があるような気もします
本当は悲しくて、苦しくて、でも、誰とも話したくなんかなくて、「あなたには分からない」という気持ちがあって
どうしようもなくて、どこにも気持ちの置き場所がない、そんな夜に
自然に涙を流させてくれる包容力がある楽曲、、、が自分にとってはこの曲なんだろうな。とは思います

誰にも話せない、
話したとしても分かってくれるとは思えない
そもそも、気軽に「分かる」なんて絶対に言って欲しくない
あなたに俺の気持ちが分かるわけがない
あなたに何が分かる―――

そういう気分に陥って、拠り所もない、そんな時に精一杯(聴き手を)掬い上げてくれる、何も聴かずに話を聴いてくれる・・・
そういう曲だと思ってます。何よりも、「苦しくて泣きたくて泣けないそんな夜は僕が涙になろう」ってフレーズがめちゃくちゃ好きです
これまで何度も助けられていて、これからも頼りにして、また立ち上がるきっかけをもらうであろう、大切な大切な一曲です
昨日また泣いてしまったタイミングだったので、「これは・・・。」と思い記事を書かざるを得ませんでした。









丁寧に丁寧に、聴き手の気持ちに寄り添う様な歌声とメロディと
完全な、腰を据えたスローバラッドという(周りに)作用されないオリジナリティ、
そして全体から漂って来る物悲しい雰囲気がとても自分好みな曲ですね。
「意味のない朝食」っていうタイトルもまた大好きなんです。




めぐみと学が初めてのケンカ? 天野めぐみはスキだらけ! 3巻/ねこぐち

2016-08-18 | 天野めぐみ&古見さん









3巻、買いました。









相変わらず凄く面白いです
官能に振り切ったお話があったり、
または青春に振り切ったお話があったり・・・と
単行本でまとめて読むと意外とバランスが良くて
バラエティに富んでるな~ときちんと思えるのが実にイイですね
毎週各話感想書いてるんですが、まとめて読む面白さもしっかりとあるな、と
そんな風に思えたのがまずは嬉しかったです。

この巻でもめぐみは本当に可愛くて、
子犬のように学に懐く姿の数々を眺めてるだけでも楽しいし、
そんなめぐみに対する学のリアクションの数々もまたコメディとして面白可笑しく演出出来てるな、と
学は地味にめぐみを色々な場面で助けていて、めぐみの存在がシンボリックな本作ですけど
学もまた縁の下の力持ち的に輝いてるキャラだなー、って思うんです
めぐみが隙だらけなのがウリの一つである本作ですが
ある意味学の思春期丸出しな反応があっての楽しさ、面白さ・・・という気も最近はしています
それでいて助ける時はクールに、黙って助けるところが彼の魅力的な部分なんでしょうね
正直この二人のやりとりを眺めてるだけで面白い領域まで来ている気がしました。
また、絵柄もコメディ模様もまったりほのぼのそのまんまなんで
官能目当ての人以外にも気に入ってもらえる素養があり、
その上で官能要素がスパイスとして光っている作劇がまた見事でした
このメイン二人のキャラクターメイキングの時点で勝利してたんだな、って3巻目で改めて思えたんですよね。


取り分け、秀逸だったのは23話と26話でした
まず23話はこの漫画初の?ケンカ回になってるんですよね
ケンカ回っていうか、ちょっと軋轢が生まれて気まずくなる話数なんですけど
そんな軋轢の後で普段とは違ってやたらしおらしくなるめぐみがまず新鮮で可愛かったし、
その後の学が言い過ぎた事を反省して、彼女が買って来てくれたおまもりをちゃんと身につけてくれる
そんなラブコメの王道を往く作劇がキュンキュンを誘ってくれて、初めて読むんじゃないのに不覚にもときめいてしまいました
また、軋轢があったからこそ、めぐみの気持ちが学に伝わって、学が目に見える形で応えてくれた、そんな相様に太陽のような笑顔を見せてくれる・・・
そんなめぐみが可愛すぎて正に青春ものの旨味が出まくっている話数に仕上がっていると思いました
お話としても真っ当にほっこり出来るエピソードでこういう丁寧な青春ストーリーを描かせても上手いな、と。

もう一つの26話は、学のペーソスが光っているお話です
学が落ちた県下一の進学校の昔の同級生に会うお話で
ちょっとアンニュイな雰囲気からして新鮮で面白かったし、
彼らと自分との差や、憧れの人が遥か先を往っている事実に空しさを感じる内容もまた
本作では珍しい、新たな引き出し、、、といった感じで色々なパターンの切り口があるのがまたイイですね
そこから、めぐみが学の気落ちしている心情を察して、いつもの隙だらけ→ビンタの流れを敢えて封じて避わして
彼女なりのやり方で、精一杯学を励ます作劇もまた青春性溢れるお話に仕上がってて素晴らしいな、と感じました
また、そんなめぐみの策略にまんまと引っ掛かって悔しがりながらも紅潮する学の表情を見て思春期を感じてニヤニヤしちゃいましたね


この漫画は、
お互いがお互いを想って、支え合ってるのが素敵だな。って感じるんです
めぐみはめぐみでいつも学に助けられてるし、時には優しさをもらって笑顔になる
かと思えば、学は学で時にめぐみに励まされたり、彼女の頑張りに刺激をもらってたりもする
そういう風に・・・片方がいつも片方を助けている「だけ」じゃないのがこの漫画の最も誠実な部分であり
また目に見える個性の一つなんじゃないかな、と思います。学はヒーローじゃないけど、縁の下の力持ちとしていつもめぐみを救ってて
そんなめぐみの無邪気さ、いたわりにいつも学も救われてたりする。そういう男の子も女の子も頑張ってる漫画として本作はキラキラと輝いているように思います
官能が来たと思ったら、青春が来たり、青春が来たと思ったら、官能が来たりする
そんなバランスの良さもまた単行本で一気読みする時のメリットであります
いちいちリアクションが大げさなめぐみも、
いちいち思春期真っ只中な学も
両方大好きだとはっきりと思えた3巻目
これからも頑張って応援したい!って思えました。

尚、あのおまもりは今後の最良のエピソードに繋がっていくので、覚えていて下さいね(笑)。










メイン二人のエピソード以外にも、
あのアキちゃんとめぐみが仲良くなる蝉取りのエピソードが感慨深かったり、
女の子だらけで徹底的に遊び倒すいつもとは違った魅力のある話数があったりと
やっぱりバラエティに富んでる。と言い切れる内容になっていると思いました
個人的に勅使河原さんがめぐみを頼りまくってる姿に百合的にグッと来ましたね(笑
そんな違った見方も出来る、様々な観点から楽しめる秀逸な青春ラブコメに今回も仕上がっています。
各話感想も毎週書いてますので、本誌でも読んでる方はそちらも宜しければチェックお願いします!
おまけページのラフイラストの数々も本作らしいほっこり出来るネタが多目で良かったですね。



心地良い思春期の情景 樋渡りん「サマータイム。」 感想

2016-08-17 | 同人
                                 
                                 ちょっと光に当たってますが・・・(申し訳)。












先日の夏コミで買った同人誌をボチボチ紹介していこうかなと思う
この本はポスター(だったかな?)をパッと見て「あっ」と思って購入した本です
俺の大好きな「思春期」の匂いがしたので・・・そしたら想像以上に「思春期」を描いていて大当たりでしたね。


昔から思春期ものを見るのが、読むのが大好きでした
そして最近になって益々加速度的に思春期ものが大好きになっている現状があって
あの初々しい年代だからこそのドキドキ感、甘酸っぱい感じ、そして切なさ・・・
正に思春期ものにこそ自分のワクワクの何割かが詰まっているのは書くまでもありません
や、勿論それ以外もいっぱいいっぱい好きなジャンルはあるんですけど(笑
ただ・・・自分が思春期にあたる年代にこういう経験が出来なかった
そして、単純に「したかった」という心残りがあるので
それもあって強く求めてしまうのかもしれません
女の子の目配せにドギマギが止まらない男の子も、
男の子のカッコいいとこ、素直なとこに紅潮してしまう女の子も
両方最高だと思えるのが思春期ものの強みであります
今回のコミケでは諸々込みで約2万遣ったんですけど、その中から敢えて「思春期もの」の良さを伝えたくてこれをまず選んだんです。


内容としては、
もう思春期漫画の王道ですね
ただバカやってるだけの幼馴染が、
時折「女の子」に思えてドキドキが止まらなくなる・・・という
正に俺の好みド真ん中のお話の一つに仕上がっていました
そこからの、女の子の意地悪で官能的な目配せに関しては
読んでて本当に堪らない気持ちになってしまって、、、
本当に良い買い物したな。って思えましたね

また、ヒロインにあたる四季ちゃんがめちゃくちゃ可愛いんですよね
冒頭の画像の白と青が映える爽やかな背景に凛として佇む姿からしてグッと来るんですけど
本当に思春期によく見る男の心を弄びがちなきれいどころの女の子そのまんまのイメージで
正直、、、読んでて弄ばれたい、悶々させられたい気持ちになってしまいました笑
主人公の宮野をからかって遊んだり、無自覚なボディタッチなどは
なんかもう、、、勘違いしそうな行動のオンパレードで(笑
冒頭から堪りませんでしたよね
そこからのスレンダーながら逆にそれが女の子っぽくてたまらないスク水のシーンなどは
もう思春期ものの王道を真っ向から射抜く作劇で信頼感が凄かったですね

また、スク水の四季ちゃんが可愛いんだなこれが。
ちょっと無防備で、おてんばで、でも純朴な女の子像が素晴らしくて
それに対して(本当はグッと来てるのに)「普通」とかいう答えを出しちゃう宮野の素直になれない思春期っぷりも良かったです
こういう・・・男の子的に辛抱たまらん目配せをかけられたら大人だと夢中になっちゃう
いや、ならせて!って所望するレベルなんですけど
年頃だと本当上手く行かないんですよね(笑


後半は、いつもバカやってからかいあってる友達だったはずの四季を
異様に意識してしまう宮野の心情が中心で、
その前のラッキースケベも素晴らしかったんですが(超笑顔)
こういう・・・やたらと意識して避けてしまう思春期の動物そのものな作劇もまた素晴らしかったです
また、無意識に女の子女の子してるような仕草を見せる四季ちゃんの男子キラーっぷりがたまらないですね

本当は四季ちゃんの事を女の子として意識してたのに、
水着姿を見せても「無反応だな~」って若干イラっとしてた四季ちゃんが
何とか宮野くんに意識させようと官能的な目配せを図るスカートのシーンは
思春期のほんのりエロスを存分に受け取れて正に最高の作劇でした
また汗だくの四季ちゃんがやたらエロくて
むしろ俺に虫を取らせろ!って言いたい気分でしたね(爆)
女の子として、
男の子に勝った四季ちゃん
そんな青春性の高いやりとり、ゲームの様な作劇が正に自分好みで繰り返し読んでる要因になっていますね。

そこからの宮野くんの素直な独白に紅潮している四季ちゃんの表情も可愛かったんですが、
最終的に恋愛関係に成らずにあくまでバカやってる友達のまま終わるエンディングもまた味があって良かったです
その中々進まない、「あの時・・・」って思えるようなシーンこそ思春期ものの醍醐味の一つでもある
この先この二人がどうなるのかは分かりませんけど、
その先を読者が勝手に想像したくなるような、、、
そういう余韻の残るオチだったのもまた個人的に「秀逸だな。」と思いました
中々、そういう関係性に進めない、進ませてくれない、もどかしさとなんだか切ない感じ・・・が良かった
読み終わってから、また表紙を眺めてると、益々四季ちゃんの小悪魔的な目配せにドキドキしたい気持ちに駆られるのがまた素敵なトコロです
凄く・・・青春性と、思春期のドキドキが詰まっている同人誌に仕上がってるので、機会があれば、、、という事で。
何度も繰り返し読むほど好きな本です。














これからも当ブログでは商業/同人関わらず“思春期”を取り扱った作品を多数取り上げたい、と思ってます
そうやって少しは「思春期もの」の隆盛に貢献出来れば幸せですね。
「女の子の無防備かつ意地悪な目配せ」に弱い自分にとってはまさに理想に近い内容の一冊でした。
絵柄も大好きです。