サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

快楽天 2015年6月号 感想

2015-04-30 | 快楽天







今月はもじゃりんさんのでまずお世話になった挙句、その後も安定してお世話になっている・・・という感じです 笑
表紙はぼっしいさんで巻末に表紙のキャラを使ったフルカラーコミックが6P付いています
他にもカラーイラストで桂井よしあき、南北、40010試作型各名が参加してますが
桂井さんのは相当破壊力高いですね・・・(笑

全体としては女流作家の描くちょっと可愛い系の男子が目立ってた気がする(笑)。特に後半は。











■おべんきょう/mogg

絵里奈ちゃん可愛いですね・・・!
挑発的な目配せやまだコドモとは思えない発育の良さ、
前髪が短いところなんかもカラダとは違う幼さがギャップを感じさせていいです
ただ、何よりもとっても柔らかそうな尻が最高ですね(笑
8ページのフルカラーコミックで久々に?男がタジタジするタイプでした。肉食女子!



■対角線恋愛はうまくゆくか?/西安

初々しい娘は初々しい娘で悪くないですけど、
こういういかにも遊んでそうな娘は遊んでそうな娘で“イイ”ですよね
何だかんだ言って男には「扇情的に弄ばれたい願望」があるのかもしれない・・・とか思いつつ
独特のネーム、、、っちゅうかコマ割りと構図が更に大胆になっててその意味でも面白かったです
自分から誘ったくせに先輩の頑張りで感じちゃったり嬉しがっちゃったりしてる相沢さん可愛かった
結果的には相当ラブラブなオチに仕上がってて読後感も良かったですね
しかし色々な意味で先輩はめちゃくちゃ真面目なお方だ・・・笑



■えろばな/ひげなむち

この表情めちゃカワ過ぎですね・・・(笑
女の子を大切にする為に責任取れるまでやらない、というのは
時として男の勝手な自己満足にしかならないパターンもある・・・というお話
そうじゃなくてユキちゃんはずっと「今すぐ」愛し合いたかったんだよなあ。
個人的に下着姿で泣いてる女性を見るとドキッとする&可哀想になる&興奮するという3つのツボがある為(笑
めちゃくちゃツボにハマってしまったカットとキャラクターでした

途中から実にひげなむち節の効いた展開に移行しつつも、
最終的にはラブラブな方向性に落ち着いた(!)
なんというか「らしさ」と新鮮な「らしくなさ」が混ざり合った不思議な読み心地の新作でした
最後に彼氏と晴れてセックスが出来て嬉しそうなユキちゃんの表情で締め、という時点でひげなむち作品としては異例
その分次回作での反動も凄い予感もしますが・・・でもひげなむち絵にラブラブネタって基本的に合いますよね。
前の「ただれ縁」もそうだったんですが最近は少しずつ従来と違うテイストの作品も増えてますね。
でもこういうのはこういうので素敵だと思いました。



■春の朝立/かるま龍狼

まあ朝にあんな格好でうろつかれちゃあなあ・・・笑
またこの奥さんやたらノリが良い上に、
最終的には旦那さんが居る横で個室セックスっていう素晴らしいシチュエーション
そんなシチュに主人公ではなく奥さん自身が興奮して腰振りって流れに自分も興奮してお世話になってしまいました
巨乳だが形自体も良い所謂美巨乳とデカ尻という至れり尽くせり感も含めて最高だった作品
仕舞には旦那さんがいるのに膣内射精で子作りセックスしちゃってる辺り流石というか。
奥さんの顔が気持ち幼めだったのもイイ感じ
イージーな導入でありつつも読み進めていく内に背徳感も加わるのが良かったですね。



■高坂さんと斉藤くん。/めいやまもー

初登場。
ややアゴの角度が鋭い上に斉藤くんがやたら美形なので女流作家さんですかね(多分)
話の方は高坂さんがやたら従順で・・・と成年漫画的な旨味を出しつつ
何だかんだ言ってそんな高坂さんを好きな斉藤くんの心情描写が良かった
初登場の割にお尻描写、性器描写はちゃんと柔らかさが伝わって来て◎
からかって多少意地悪な目配せしてたはずの斉藤くんが本気になっちゃって思わずキスしちゃうラストが特にグッと来ました
最終的には斉藤くん勉強もやる気になって、恐らく告白もして・・・と超ポジティブなオチなのが素敵ですね(笑
高坂さん全体的に可愛かったです。



■天使学園寮姦性活/桂井よしあき

カラー3ページ。
3ページなのにも関わらず、リビドーがしっかりと刺激される辺りは流石というか安定の仕事人っぷりというか・・・笑
思うに官能的なナレーションを多々入れてるのが良いんでしょうね 
まあ単純に“男の夢”を再現してらっしゃいます(満面の笑み)
完璧と言って差し支えない出来栄え。



■うそつきお嬢様/宵野コタロー

なんちゅうドスケベボディしてるんだ東条先輩・・・(超笑顔)
ぷりっぷりのま〇こ、太もも、成熟しすぎなおっぱい、そして見事なデカケツ。
清楚な雰囲気とのギャップも手伝って正に申し分のないキャラ造詣でとっても良かったでござる
その上放尿カットまで完備、、、と満塁ホームラン級の仕上がりで正直眼福でしたね

更に、ストーリーも良く
途中までは個人的に「でも、こんなやり方で父親喜ばせても結局ブラフだからなあ・・・」って想いもあったんですが
実は最後に本当の目的が明かされたのでその引っかかりもなくなって素直にニヤニヤ出来るオチだったのが安心出来て素晴らしかった
秀彰くんが最後に見せる事が出来た“本当の気持ち”も男らしくて良かったですし、
東条先輩も基本おしとやかなのに時に大胆でそのギャップも良かったですね
最後の表情もめちゃカワでいいカップルになりそうだな、と(笑

しかし着物がはだけてデカパイの乳首がちょっと見えてるのとか最高ですね
パンチラならぬ乳首チラ・・・パイチラか?それはそれで風情があって(?)イイですよね 笑
さりげにあそこも見えてたりと着衣エロスが表現されてる上にそれを脱ぎ去った時のドスケベボディのインパクトもまた凄い
それまでの清楚でおしとやかな印象が強かった分余計に布団の上での肉食っぷりや着痩せの衝撃があったんでしょう まあ胸だけは着衣時も目立ってたけど(笑
おっぱいの揺れ方、思わずむしゃぶりつきたくなる太もも、肉感的なおしりなどなど最後までグッと来る要素ばかりの作品でした
純愛作品でありながら官能要素の追及っぷりが見事ですね。



■ドーテーキャッチャーズ/もじゃりん

うーん、これは・・・
まあお世話にならざるを得ないよな、と 笑
まずちぃのツインテロリ巨乳というキャラデザに加えて飲んでるアイテムがいちご牛乳という幼さだったり
実に子供っぽい性格と趣向でありながら中身は官能的な目配せに満ちたドスケベガールってところが最高ですね
また更に対となるむっちゃんもカジュアルな小悪魔系ロリでむっちゃんはむっちゃんで超カワイイ・・・と
バランス的にも最高なのが尚素晴らしいです

ただ単にシチュが良い、キャラデザが良い~ってだけじゃなくてキャラ自体の性格や内面がすっごく可愛く思えるのがイイです
どっちも扇情的な目配せと官能的な衝動に満ちてる女の子ですが、どこか憎めないあいらしさが表情や仕草等から感じられるのが見事
つまりはエロティック特化の作品にパッと見思えて実はキャラメイクとキャラ描写にも優れているように感じる、ということです
完全に逆レイプの相様ですが、どことなく狩られてる童貞くんが紅潮しながらも嬉しそうなのが何か良かったですね(笑


むっちゃんは体型も幼いですが、幼いからこそ年齢離れした手つきにエロスを感じますし
八重歯と明るい表情もめっちゃ可愛くて読んでてニヤニヤ出来るキャラクター
チ○ポ連呼するシーンのインパクトや
フェラで出された時のセクシーな紅潮フェイス、
百合キスに二人の仲良しっぽい描写もただエロティックなだけじゃないあいらしさに満ちてて読んでて益々イイ感じになれます
ちぃのぷにゅまんに、出した後速攻で復活させるテクとボディも最高で一発目の挿入がちぃなのもまあ分かるな、と(笑
ちょいちょい行為に及んでる時に百合っぽいテイストも含ませてるのがまた更に心地良い読み応えを生んでますね

むっちゃんはロリ体型ですが意外とぷりっとしてるお尻が素敵だったり、
ちぃはとにかく咥えてる時の表情がとても官能的、
後片方が行為に及んでる時にもう片方が茶化すというか野次ってるセリフのセンスが好きです(笑
そんなちぃの剥き出しになったドスケベボディはもう圧巻でおっぱいもぷにゅまんもお尻も何もかもがイイですね
ラストの行為描写のページではむっちゃんが乳を吸われてる時にすっごい無邪気な表情をしているギャップが良かったり
紅潮しながらクリオナしてる姿がすごく良かったり、両手に花状態が興奮を煽ってくれたり、最後までグッと来る官能だらけの作品でした
ちゅうか、どっちも最高に可愛いのが3Pモノとしては非常にクオリティが高いな、と。
オチもめちゃくちゃ羨ましい感じで正に言う事なしの新作でした。
なんかもう抱きしめたいですね(笑)。



■わんにゃーパニック/isao

こんなことされたら一発で飼っちゃいそうですけどね(笑
ペロペロするのは犬の方が上手、、、うん、間違ってない
でもちろちろの良さもあるのもまた事実、、、ってすげえ面白い作品だなあ 笑
健気犬も発情猫もそれぞれにそれぞれのエロスがあって見事に犬猫を表現出来てたな、という印象
最後には犬とか猫とかよりもセックスに夢中になってしまう、という本末転倒なオチもそれはそれで興奮出来て良かった
ちょっとウブな犬派の妹と扇情的な猫派の姉という対比も良く、お世話になりやすい作品に仕上がってるかと。
女性器のカット、行為の描写が多めなのもグッと来てお世話になる衝動をサポートしてますね。秀作。




■家主の女性(ひと)/雛原えみ

リョーコさんは今月でもトップクラスに可愛いですね
こういうサバサバしてるけど所々で女性らしい、ってキャラは女流作家にしか描けないテイストな気がする
無防備でぶっきらぼうだけど、意外と気にする所は気にしてたりする辺りが余計に生々しくて感情移入も余裕で出来ました
ところで小川ひだりさんとか雛原えみさんとかは成年誌掲載ながら素人でもこの人女性だな。って一発で分かる絵柄と雰囲気ですね
快楽天は割とボーダレスな雰囲気が、毎月読んでてるとそれを如実に感じられるところが好きです。
「いいものはいい」って方向性なのが変なカテゴライズ感がなくて良いんでしょうね。なんて。

リョーコさんのキャラは本当に好きで、
作中でも言われてるけどスレンダーなのに出る所はそこそこ出てて
無防備気味だけど時折ニヤッと出来るような恥じらいも見せて、
そういうバランス感覚っちゅうか塩梅が見事な人物ですね
ぷりっぷりのお尻も良かったし(特に5ページ目のヒップは可愛い顔とのギャップを感じられて最高)
薄着や無頓着な格好で出て来るわりに下着を凝視されてると恥ずかしがるところなんか絶妙
恐らくは女って意識されてる場面や事象に弱いんでしょうねえ。

しかし前半でとことん無防備かつ無頓着だったお陰で
行為のシーンは全体的にドキドキ感、特にリョーコさんのドキドキ感がよく伝わって来てとても良かったと思います
よれよれのシャツとかパンツコキとかフェチ部分の描写もぬかりなくキャラ、ストーリーだけでなく官能描写にも優れている作品
どちらかというとシチュってよりはキャラのドラマ中心で魅せるタイプの作品なのに官能へのこだわりも強いのは素晴らしいですね
行為の時は素直に女性らしい表情やドキドキを覗かせるギャップも素敵で、
最後のザーメンまみれになった下着を紅潮しながら捨てる描写もまたニヤニヤ出来て良かったです(笑
なんかもうこの二人はそのままカップルになっちゃえばいいのにね!女流作家の強みが上手く出ている傑作。



■エンジェルモンスター/うさぎなごむ

居酒屋で飲んでる時の「男性からの視点で~」っていうお仕事トークがやたらリアルだな、それっぽいなって思ってしまった
やっぱり幼稚園に男性職員は必須なんでしょうかね。意外と(?)ふみな先生はお仕事も真剣なんでしょうね。
にしても送り狼誘発ポイントマックスのあの状況でよく耐えたもんだ。
乳首吸われて“おっぱい怪獣の弱点”とかセリフも良かったです
「そりゃそうだ」って感じですけど(笑

ただ、男のくせに「もうらめ」ってやや情けないぞ!(笑)。
途中から裕くん先生も可愛くなっちゃってるのも、それはそれで。



■Bitches Dance/スミヤ

ちょっと可愛い系のウブ男子をエロティックお姉さんがつまみ食い・・・というお話
今月号の後半はなんかウブで弄られてるちょっと可愛い男子が目立っていますね
しかし言動の殆どから持ち前のエロスが漂ってるけしからん人ですね(笑顔
胸の形の変わり方もとても良くて眼福な作品でした。

オチは、まあでもある意味役得でしょ!って感じで・・・(笑
なんか憎めない無邪気さがあるのがまたイイですね。














来月は表紙にいーむす・アキさんが初登場、
久々に藤丸さん、甲斐まるこさん、おからさんが登場、
大好きなきいさんに単行本発売のsantaさん、そして最近注目してる起死快晴さんとこれまた良い具合のラインナップですね
快楽天には可愛い男の子に性的ないじわるをほどこすタイプの作品もちょくちょく載るので女性の方も是非読んでみてはいかがでしょうか(宣伝)
今月号もこだわりの官能描写だらけでとっても満足でした!!GWも寂しくないですね♪




【美意識のかたまり】SHOW BY ROCK!! 第4話「旅路宵酔ゐ夢花火」 感想

2015-04-28 | SHOW BY ROCK!!
まったくもう、二人とも天使すぎ!!(超笑顔)










2話を観た辺りから「音楽の魅力を真っ当に描いてくれるんじゃないか」という期待が生まれたんですけど
今週はそんな自分の期待に真っ向から応えてくれるような素晴らしい回だったと思います。

徒然なる操り霧幻庵のお師匠さまことダル太夫さんが阿・吽に告げたセリフが総てを物語ってますね
例えば、
今のプラズマジカがああいう色モノみたいな格好して受けた/或いは売れたとしてもそれは“実力”ではないですよね
ただ単に“格好”が受けてるだけで“中身そのもの”が受けてる訳でも売れる訳でも全然ないですから
別に形から入る事が悪い訳じゃない、だけどそれを“実力”だと考えると痛い目見るよ。と
ある意味ミュージシャンだけでなく漫画家や芸人にも通じそうな(笑
物凄くハイレベルで描く価値のあるメッセージ性を個人的に感じました。
要するに奇抜さで自分を飾っても、ちょっと変わった事をしてギアチェンジしたつもりでもお前自身が変わらなければすべて無意味なんだと
そういう事を教えてくれるような作劇で、もっと言えばそうやって楽をした分後で現実が待ってるよ~って話ですね(笑
「受ければいい」っていうのは違う
「売れればいい」っていうのも違う
本当にそいつ自身が魅力的にならなくちゃそんなものは単なる一過性に終わってしまう
ダル太夫さんの自身のグループに対する観られ方に自覚的な部分だったり、だからこそもっと高みを目指そうとするストイックさだったり
なんだかいち表現好きとして頷けるテーマばっかりだったなあ・・・なんてしみじみ感じてしまいました。

現実のバンドでも例えばPOLYSICSなんかは日本に於いて音楽性も衣装も個性の塊みたいなバンドですが
ちゃんと強靭なアンサンブルだったり意外と食べたらおいしいメロディだったりちゃんと“中身”もあるからここまで長続きしてる訳で
本当にこのアニメでこの4話で語られてた・描かれてたテーマに“説得力”や“正しさ”が感じられるので
それもあって益々個人的な支持を強固なものにしたい・・・とか考えてしまいました
まさかここまでズバッと批評眼冴え渡る内容になるとは思って無かったのも手伝って
改めてこの「SHOW BY ROCK!!」というアニメが大好きになってしまいました。



確かにそそる・・・けど、どう考えても“実力”ではないわな(笑


思えばインパクト重視、
売れる為に手段を選ばない、
そういう描写に対してここまで明確で「なるほどね。」って思えるアンサーを出してくれた作品も早々ない気がする
今回描かれてた事象に当てはまる人物は現実でもごまんといますからね(笑
そういう視点でも間違いなく“ロック”ですし
それを根性論とかでごまかさず、
しゃんとした“美意識”で以て否定してくれる作品は中々なかったので繰り返し視聴していて素直に感心してしまいました
ただ別に奇抜である事、過度に他人と違う事を否定している訳ではなく(夢幻庵も奇抜と言えば奇抜だし)
そこに中身は伴っているかな?という問い掛けに近いと思います
そして「形」から入ったとしても、それはその「形」が受けがいいだけの話であって
そいつ自身の受けがいいわけじゃない・・・とも受け取れるかな、と。
だから結局はそいつ自身が魅力的になるしかないっていう。

霧幻庵は確かに受けたし、感動も与えたけれど
それに酔い痴れてこのまま「奇抜である事」を貫いたんじゃ話にならない
いつか飽きられる、慣れられる事も意識してもっともっと自らの実力も高めて行く事を意識する必要性がある
そういう事をダル太夫さんは言いたかったんじゃないかな・・・と勝手に思ってますね。
やはりまだまだ夢幻庵みたいなプロフェッショナルと比べると意識の差はあれど、
でも新人バンドなんて迷走が付きものですから(笑
なんだかんだ言ってコスプレショー自体はめっちゃ面白かったしめっちゃ眼福でしたからね!(オイ)
まあゆっくりと、堅実に大きくなっていってもらえれば・・・と思います



安定のレトリーさん


ただ、プラズマジカも単純に迷走を繰り返してる訳じゃない
今週、先週期待した通りにレトリーが「自分の力で」メンバーに有名バンドのライブを観て参考にしよう、と“提案”出来ましたし
それによって途中迷走はあったものの、意識自体は高まりましたし、ちゃんとした成長も見せてくれました
そして徐々に徐々に仲が近づいていくメンバーの“友情感”がとっても素敵でもありましたね
まだまだぎこちない面も目立っている4人ですけど
正直全員大好きですし、
今期のアニメでも群を抜いて可愛さ・あいらしさに溢れてるキャラクター達だと思います
これから新曲を作って・・・!というワクワクする流れですが
その過程でもやっぱ色々あるんでしょうね
それを乗り越えた後のカタルシスに期待していますし、1話を観た時には想像してなかった類の“誠実さ”が今はしっかりと感じられてるので
これから先も個人的にめっちゃ期待しつつ、細かい小ネタも楽しみつつ(笑 見守らせて頂きたいですね
本音を書けば既に「めっちゃ大好きです」とか「いちファン」とか書きたいレベルです。




またモアちゃんも思ってた以上に素直でいい娘ですねえ
個人的に色々な意味で柔らかそうなルックスが大好物なんですが(笑
加えてものっそい純真に夢幻庵のライブを観てたり、素直に感動した事をストレートに伝えたり
そしてホームシックになっても「このバンドで頑張りたい」って強く想う気持ちだったり・・・
いつかそんな気持ちがプラズマジカに還元されたら嬉しいですし、
最終的にモアちゃんが「バンドやってて良かった。」って心境に本音でなれたら自分としても本望ですねえ
まだまだ衝突やドラマも待ってそうなポテンシャルの高いプラズマジカの面々、
その中でも早くも後々の展開に繋がりそうな複線だらけのモアちゃんに注目です
あとは多分個人的な印象であって個人差もあるとは思いますけど、プラズマジカの中で最もセックスアピールの高い娘ですね!(超笑顔)
音楽に於いて大事なテーマ、メッセージを描きつつもちゃんとキャラの成長やドラマも魅せられた傑作回だと思います
単純に霧幻庵の曲とライブも良かったと思うしね。

小ネタも光ってて、
レトリーのミーハー&百合要員っぷりも相変わらず見事でしたし
エッチな衣装の数々とそのリアクションもまた面白かった
某クリムゾンズの連中はかなり秀逸なネタ要員っぷりで前述のリアクションもそうですし
ラーメン屋での無駄な(笑 格好付けに口癖の滑稽さも相俟ってかなりゲラゲラ笑えました
でも、そんな中でもロムを笑顔で迎えに行く“ちょっと良い感じ”のシーンも演出してたり抜け目のない脚本ですね
先週のクリティクリスタの存在も気になりますし、周辺バンドの物語も楽しめそうでその辺にも期待です!















振り返って見るとある種のカウンターのような内容であり、
かといってメッセージ性先行でもなくきちんとプラズマジカのドラマや成長も描かれてたり
エンタメ性溢れる演出や小ネタの面白さも光ってたり様々な観点から面白がれる話数だったと思います
キャラクターの可愛さを押し出してるだけではなく、音楽自体の素晴らしさを伝えようと尽力してたり、
そして本質や奥深さも描こうとしてたり先週の感想通りやっぱり侮れない、
どころか普通に夢中になれる類のアニメですね(自分にとっては)
まだ感想を書いてない1~2話の感想や、
これからリリースされる音源等にも触れて行きたいですし
出来ればライブイベントも是非観たい、参加したいな・・・って思います。やれば、ですけどね!
すっごくキャラクターが可愛くて、でも可愛い「だけ」じゃない様々なテーマやドラマも内包されているアニメ「SHOW BY ROCK!!」、支持します。



構図自体も特徴的ですが、
出来るだけ母星に近い所で見上げて想いたい・・・というモアの気持ちが良く出てて素敵なワンカットです
ちなみにOPの「青春はNon-Stop!」の感想も先週同カテゴリで書いてるので宜しければそちらも是非。



TVアニメ「ハナヤマタ」トーク&ライブイベント『花彩よさこい祭 二組目』@舞浜アンフィシアター 15.4.26

2015-04-27 | LIVE
昨日はハナヤマタのライブイベントを観に舞浜に行って来ました。









結論から書くと、めちゃくちゃ良かったですね(笑
声優さんたちのキャラクターに対する理解度が深いように感じられて
今振り返ってみると本当にキャラクターが歌ってたんじゃないか?って思えるくらいでした
そのくらい全編に渡って愛情たっぷりのステージングが観られたのと同時に会場の一体感も素晴らしく
正に「ライブ!」って迫力に満ちていた2時間45分(くらい)だったと思います
正直、素直に楽しかったです。

また作中バンドNeed Cool Quality(通称にくきゅう)のパートもあったんですが
なんと生演奏(!)で2曲も披露してくれる、というこだわりっぷり
この日の為に一生懸命練習されたらしく
最後の挨拶では感極まる場面もあったり「頑張ったんだなあ・・・」という感じも凄く良かったですね
(よくよく考えないでも声優の仕事に加えて歌、ダンス、に加えてバンド練習ってかなりの負担だ)
その辺のこだわりっぷりも素敵なイベントだったと思います。

そして、千葉県民ながら舞浜アンフィシアターに行ったのは初めてでした
正直な話前々から色々な有名歌手やアニメイベントでしょっちゅう使われてるのは目にしてたんで
県民としてもかなり気になってたんですが、思ってた以上に素晴らしいハコで、広さと音響が良いのは勿論
円形のステージなんでどの客席からもパフォーマーが見えやすい、大ハコながら演者と距離の近さがあり
一体感も生まれやすい・・・と申し分のないクオリティのライブホールでした
大体会場は東京なのが多い中、
今こうやってキャパもアクセスも良い、都内のハコと対等に勝負出来るハコが千葉にあるのが嬉しいですね
場所もネズミの国のイクスピアリの敷地内にあるので周辺施設の充実も申し分ない
何より大きいのは安めの電車賃で来れるって事ですね(結局それか)
やっぱ地元千葉、それも舞浜という馴染みある大好きな場所でライブが観れるのは大きいなあ、と
これからもこのハコで色々なライブを観れればいいな。なんて事も終わってから思いました。
















この日は・・・
この日はっていうか、その前日の夜から気分が最悪の状態まで落ち込みうなされながらずっと寝てるような状態で
朝になってもまだ全然憂鬱な気分から脱せなかったので行くのをちょっと躊躇ったくらいなんですが
でも絶対生で「花ヤ踊レヤ~」とか「THUNDER,RAIN,涙の行方」とか聴きたいしなあ、、、
絶対後悔するな。と感じたので強い意志を持って行く事に
今振り返れば、あの内容を観なきゃ絶対損してたなあ、って事で大正解でしたね
(そもそもライブ前日にそこまで日常生活で精神状態を落とす事自体が狂ってるんですが 笑)

京葉線に乗って舞浜を目指す中、
海浜幕張のところで大量に乗客が増えたので「??」って思ってたら
この日はニコニコ超会議なるイベントがあったんですね。
一気に満員電車と化した京葉線に揺られながら舞浜に到着、
一応初めてなので地図も持ってたんですがずっと矢印入りの看板がちょいちょい立ってたんで
さほど迷わず、というか一切迷う事なく舞浜アンフィシアターに到着
早速物販のハッピを着て和気あいあい状態のハナヤマタファンの群れを観てちょっとほっこりしつつ(笑
鳴子は完全ソールドアウトだったんでパンフ等を購入して会場に入る
余談ですがこのパンフがまたいちいち写真の出来栄えが良くて買って良かったと思いました(笑顔)。
寄贈されたフラワースタンドの数々を眺めつつ限りなく端っこの方の席に座る、
普通なら距離を感じる座席だったんですが意外と距離は感じませんでした
この感覚は他のハコと比べてストロングポイントかもしれませんね。
開演時間からさほど経たずにライブはスタート!



一曲目は「花ヤ踊レヤいろはにほ」、
この曲実は本当に大好きで去年から今年の今までヘビロテ中の楽曲だったりします
実際に生で聴くと音源で感じてた以上に静と動のコントラストが際立つなあ、と
初っ端という事で適度に会場の温度を上げつつ、トークコーナーへ。

トークコーナーはにくきゅうのメンバーを含めた8人を2人ずつの構成にして出されたお題に対して正解ポイントを競う形式で行われました
お題の内容と正解そのものよりも間間に挟まってたアドリブが面白かったですね
なる役の上田麗奈さんがヤヤ役の奥野香耶さんの妹になったり、
香耶さんの方がヤヤの声でお姉ちゃんになったり(笑
最下位の罰ゲームは大坪さんの組だったんですが、まさかの男装風(宝塚風)のアドリブを求められて、
その上「センスが昭和」と揶揄されてたのも面白かったですね
最終的には大坪さんと沼倉さんで似非ミュージカル風のアドリブ寸劇を行ったんですけど
そこでも大坪さん「ステップが古い」と沼倉さんにイジられてたのも面白かった(笑
貴重なものが観れて良かったです。


このコーナーの後から一気にソングパートに突入、
最初は前述のにくきゅう(正式名称Need Cool Quality)で「コドクシグナル」だったんですが
聴いてて音源となんか印象が違うな、とか思ってたら本当に生演奏だったようです
その割にはバッチリ決まってていっぱい練習したんだな~と感心
だけど、真価はどっちかと言えば「THUNDER,RAIN,涙の行方」の方でした
個人的に曲としてもこっちのが好きなんですけど、(勿論コドク~も好き)
この曲に関しては、
普通に“ガールズロックバンドのツアーファイナル感”が良く出てて正直最高だったと思います
もう一度聴きたいくらいに格好良くてにくきゅうのアンセム感に満ちていたんですが
やっぱりこの曲は痛々しい歌詞こそじんじん響いてそこも堪らなかったです
端的に書くと信じたら裏切られるから、だったら何も無い方がマシ~って内容なんですが
そういうペーソス溢れる内容の曲をあんな大きなステージで聴けた時点で個人的にツボでしたね
改めてこの曲好きだなあ。と思ったと同時に
あの時のメンバーの堂々とした格好良さもまたアニメから出て来たようで良かったなあ、と。
なんだかすごく心に残ったワンアクトでした。

大坪さんとゆうゆさんのユニット・smileY.incによる「花雪」、これがまためちゃくちゃ良くて
意外とライブ向けのダンサブルな曲だなあ、と思ったのと大坪さんのお姫様みたいな美しさが素晴らしかったです
振付も決まってて、その上ゆうゆさんの生ギターも良い音出してて様々な観点から気持ち良いパフォーマンスでした
後「花や、またね。」っていうタイトルと語呂を合わせる部分がめっちゃ格好良かった。
大坪さんのドレスライクな衣装と攻めてるギターとのギャップが素敵。


ここからキャラソンコーナーに突入、
嬉しかったのは全曲フルで披露してくれた事ですね
ベストアルバムで聴いていてどれもいいな。と感じてたので余計
一曲目はなるのキャラソン「Shining glow」、限りなくなるチックに繊細に歌い上げてたのが印象的
二曲目にハナのキャラソン「スマイル」だったんですが、これは正直楽し過ぎましたね(笑
「一緒に踊りましょう」という歌詞も相俟って限りなくライブ向けに感じましたし
何より聴いててハナの姿がよく思い浮かぶ楽曲でもあったので盛り上がりもピカイチ!
正に気分はよさこいに勧誘されてるみたいでした 笑
三曲目、ヤヤのキャラソン「琥珀色キャンディ」もまた鉄板の盛り上がりっぷりで
奥野さんいちロックアーティストみたいな歌いこなしでもって広い会場に歌声をたっぷりと届けていました
その格好良さに加えてアドリブでヤヤらしい煽りを加えて来たりその辺もまた“上手い”印象でキャラが歌ってる気分に浸らせてくれた好演出でしたね
この曲はある意味一番ライブ映えしてたと思います
四曲目にはタミのキャラソン「fluffy」、一気にポップで可憐なモードに会場が変貌
乙女ちっくでふわふわした世界観がこれはこれで気持ち良くて横揺れの楽しさもまた心地が抜群
何より大坪さんのウィスパーボイスの歌を生で聴けたのが嬉しかったですね(笑
こういう声も出せるんだ、的な。間違いなく進化されてます。
五曲目はマチのキャラソン「make a friendship」、これはメロディラインの美しさがキャラソンの中でも群を抜いている一曲
一つ一つの言葉を丁寧に歌い上げて、正にキャラクターが心情吐露してるかのようなステージ観を作り上げていました
最後にアドリブで「ありがとう。」ってセリフを付け足したりキャラソンパートのエンディングに相応しい内容だったかと

再び五人揃って一体感満点の「ヨロコビ・シンクロニシティ」、番傘を使った演出なんかもあってとても華やかなステージ
そして五人バージョンでの「花雪」もしっかりと盛り上がって、
友情を感じさせる流れをもって本編は終了
気が付けばあっという間というか、おかわりをしたいくらい心地良い時間が流れてた印象で
全体的に「良かったなあ。」って部分ばかりが目立つライブだった。と、個人的には感じました
なんかよりキャラに寄り添った印象のイベント、って感じでそこがとても良かったんじゃないか、って思います。


アンコールでは「Dream Jump!!」をまず披露、
思った通り、思った以上にライブ映えする楽曲で
前述のように前日の夜から朝に掛けて最悪な気分が持続しちゃってた背景も手伝って
「何回でも夢をみよう 何回でも挑戦してみよう」ってフレーズにやたらグッと来ちゃってましたね
みんなで一緒にジャンプする箇所も気持ち良くアンコールにこの曲を持って来たのは正解だったかと

最後の最後はにくきゅうメンバーやゆうゆさん、司会者も加わって「花ヤ踊レヤいろはにほ」を再び歌って大団円
途中で特効まで飛び出す大盤振る舞いで文字通り会場全体が一体となって最後のステージを最高に盛り上げてライブはすべて終了
一組目は行ってませんが、まだ二組目の段階とは思えないくらいファンが熱くて盛り上がってた印象なので
この調子ならいつか新シリーズもあるかもしれませんね。
いち個人としては素直にただただ楽しかったライブイベントでした。多謝!!
















1.花ヤ踊レヤいろはにほ
2.コドクシグナル
3.THUNDER,RAIN,涙の行方
4.花雪
5.Shining glow
6.スマイル
7.琥珀色キャンディ
8.fluffy
9.make a friendship
10.ヨロコビ・シンクロニシティ
11.花雪(チーム“ハナヤマタ”ver.)

アンコール
12.Dream Jump!!
13.花ヤ踊レヤいろはにほ









終盤の挨拶でヤヤ役の奥野香耶さんがずっとバンド練習してきて、でも不安もあって・・・
みたいな話でそのまま号泣する場面とかあって中々感動的でした
いやでも生バンドで披露してくれるってのは嬉しかったですよ。
この間出たベストの曲は全曲フルで披露してくれた上に、
キャラになり切っているような演出も多くて間違いなく最高のライブイベントだったんじゃないでしょうか
ぶっちゃけその場で続編が発表されるんじゃないか?って予想してましたけども(笑
「三組目もやりたい」との事だったのでまたいつかそんな日が来る事を願いましょう。
満腹でした。ありがとうございました!




sleepy.ab/LOST IN TIME「東京風景vol.3」@下北沢CLUB Que 15.4.24

2015-04-27 | LIVE
                               
先週の金曜日、スリーピーとロストインタイムのツーマンを観に下北沢へ。







ええと、まずこの日は海北さんの35歳の誕生日でした(おめでとうございます)
その他にもこの日を境にしばらくは東京でのライブがないとか、
クラブキューがビルの耐震補強の為お休みする少し前だとか
色々トピックはあったんですが
何よりも意外な食い合わせの良さっちゅうか
そもそもこのライブ自体が今年1月に行われたエメラルドとスリーピーとの対バンで知ってその場でチケットを購入したものだったので、
そしてその時から、告知される前から「ロストと意外と合うかも」って観てて感じてたのでかなり期待して望んだ公演でもあって。
なので、実際に観て凄く気持ち良かったし案の定センシティブな感覚が上手く噛み合ってるなあ、と
観終えてちゃんと思えたのは個人的に大きかったですね。

スリーピーの成山さんの歌声は生で聴くの2度目ですが相変わらず「なんて素敵な声なんだろう。」と惚れ惚れしてしまうレベルのボーカルで
あの神妙かつ繊細なバンド観は是非触れてみて欲しいな。って実直に思ってしまったのと
物凄くセンシティブなオーラで聴き手を包み込んでくれるパワーのあるバンドだなあ、って
正直聴いていて沢山沢山気持ち助けられる部分がありました
めちゃくちゃ格好良くて素敵な佇まいのバンドです。
エメラルドの時もそうだったのですが、毎回「魂が込められてるなあ。」と感じられる気合満点の演奏を披露してくれるので
“なんとなく知ってた”感じの去年よりも確実にスリーピーってバンドを好きになれた気がしますね。
ロストインタイムの演奏も勿論最高でしたし、期待以上の素敵な対バンに感謝!ですね。



















sleepy.ab

演奏した曲は「メロウ」「アンドロメダ」「四季ウタカタ」「メロディ」「ユーフォリア」「24」など
なんでしょうね、スリーピーが出て来ると場の雰囲気が一気に変わるというか
スリーピーの演奏と成山さんの声に空間も聴き手も支配される感じがあります
支配、というよりは・・・引き摺り込まれる感じかなあ?
繊細な感情の渦が巻いて、しっとりと聴き惚れて
心の穴が少し埋まって、
ちょっとだけ優しい気持ちを取り戻せるような・・・ガラス細工のようでもあり、その実、音は太かったりもしてそのバランスが絶妙でしたね
もっと言えば日常の些細な軋みに似た感情をしっかりと拾い上げてくれる音楽というか。
美しいメロディと美しいボーカルに終始陶酔していた1時間

だけど、「ユーフォリア」って曲なんかではバッキバキのギターリフが聴けたり
徐々に温まって行くバンドサウンドに気持ち良く横揺れ出来たり緩急の付け方もまた以前と変わらず見事でしたね
基本的には静かなスローバラッドが多めですが、時折グイグイ行く感じの曲がある、その意味でのバランスも良いなあ、と。
これで生で観るのまだ2度目なのにも関わらずいちファンみたいなノリで観られたのは大きかったなあ。っていうのが本音
あのスッと心に入って来てくれて撫でてくれるような野暮ったさが全くないテンションは是非一度観て欲しい。

MCも今回も面白くて、
地元根室での公演に関東のお客さんが60人も来てくれたという話や(すげえ)
海北さんに初めて会った時はCSなどで先に観てた為「本物だ」って思ってしまった話など
凄く“素”のテンションが今思うと気持ち良かったなあ・・・なんて。
この日もとっても素敵なライブをありがとうございました。
また観たいです。




LOST IN TIME

1.366
2.30
3.歩く速度とその矛盾
4.26
5.五月の桜
6.あなたは生きている
7.旅立ち前夜
8.証し
9.希望
10.列車
11.明け星

アンコール
12.ぼくらの声の 帰る場所




一曲目は勢いよく「366」からスタート、
立て続けにアンセム「30」と安定した流れでした
相変わらず哀愁も揺さぶられつつ、次の「歩く速度とその矛盾」は
いつも以上に歌詞が頭に入って来たというか、それはその日自分がそのモードだったからかもしれませんが

きっとこれからも
僕は泣くんだろう


本当は泣きたくないんですけどね・・・(遠い目)。でも結局そうなるんですよね。


追えば追うほど遠のいて
なのに逃げれば 迫るばかり


必死こいて「繋がろう」と頑張ったりちょっと努力すればするほど遠くに感じる、というキツ過ぎる現実と
かといって逃げれば逃げている分だけ余計に精神的に苦しい、という悲し過ぎる真実。
でも、自分のモード以前にこの日はやっぱり振り返るとより丁寧だったような気が。
なんか胸が締め付けられつつも・・・
「それでも」って思えるような楽曲でした。


続く「26」はここ最近のライブアレンジが上手くハマってた印象
最初のオリジナルのイントロの三井さんのタッピング、そして海北さんのグルーヴィなベースはライブならではの旨味ですね
能動を促すようなフレーズも多々あって素敵な気分で聴き終える事が出来ました
「五月の桜」、
そして「あなたは生きている」とバラッドモードに突入
後者に関しては“星が綺麗だ”の部分が特に沁みました
ふと角度を変えれば、なんてことないもので救われる。という歌ですね

「旅立ち前夜」でロスト流のロックンロール(這いつくばる感じ)を叩きつけ、
コーラスワークも美しい「証し」で場の雰囲気を温めた後に
この日も素晴らしいロック感に心打たれた「希望」
更に、
その流れを加速させんばかりの勢いでロッカバラード「列車」を勢いよく強めに奏でるという実験的な構成も披露
それはそれで哀愁の度合いがより深く伝わって来て全然悪くなかったのが見事だったかと

本編最後は「明け星」、
クールでビターな雰囲気が漂うこの曲
今のロストならではの年齢感も出ているアンセムでニューアルバムで聴くのも楽しみです
相変わらず「列車」も「明け星」もアウトロのスタイリッシュなドラムの締めが格好良くて源ちゃんの存在感も増してますね
この日もこの日で前に進むパワーをたくさんもらえた渾身のライブ、とても良かったですね。感謝です。

















個人的に凄く心に響いたアンコールでの「ぼくらの声の 帰る場所」
完成や到達、結実を目指して頑張ってたのにいつの間にか放置されたままの世界や関係
そんないくつもの「過去」を思い出して帰ってから何度もこの曲が頭の中で反芻している今があります
三井さんのアコギのみずみずしい音色と最後のみんなでシンガロングするパートでの「生命感」等
グッと来る箇所多数で振り返ってこれ書いててちょっと泣きそうになるほどでした。
またアンコールでこの曲っていうのがニクい(笑
久々だったのも手伝ってやたら印象に残ってしまいました。

スリーピーで優しく撫でてもらったセンシティブな部分を、
ロストがちょっと前を向けるように加担してくれたような
そんな効能のあるツーマンだったかと。
ハイライトはそれぞれ「ユーフォリア」、「ぼくらの声の 帰る場所」、後「歩く速度とその矛盾」がいつも以上に決まってて素敵でした。
とても優しくて、温かくて、心地良い夜でしたね。



ヤングジャンプ 2015年21・22号 感想(ボクガール61話ほか)

2015-04-23 | ヤングジャンプ感想







合併号とかないわ・・・
毎週木曜にボクガを読むのが、瑞樹や藤原さんや猛を見るのが生きがいになってるのに。
それでなくとも読むもの多い雑誌なのにね。とまあ、妙なわがままはこれくらいにして(笑
GW付近の新連載攻勢に突入中のヤンジャン感想でございます。
本当最近のヤンジャンは読むのが楽しいんですよね。
感想書いてなくても読んでるの多いし。










☆ボクガール #61 ボクの浴衣

毎回思うんですが扉絵からして素晴らしいですよね
ちょっとあどけない表情の瑞樹に紙風船、そして浴衣姿・・・!
はっきりと分かるくらいに照れてるんじゃなくてそこはかとなく紅潮してる辺りがツボでした
なんかまんざらでもない感じがして(笑 扉絵の時点でこんなにもめちゃカワだったら本編はどうなるんだ、とこの時点で超ワクワク。

いきなり藤原さんから「瑞樹くんとも・・・離れたくないよ」のセリフ頂きました
これは瑞樹と同様読んでいて少しドキッとしましたね
あの藤原さんがちょっと意味深なセリフっちゅうか
全く意識してないのなら出てこないセリフですもんね
或いは名前呼びが定着して来たのに象徴されるように「以前以上に仲良くなった状態」とも形容出来ます
 ただ、「そりゃそうだ」って気持ちも個人的にはあります
お風呂場でのラッキーハプニングとかがあっただけじゃなくて
瑞樹は藤原さんの為に常に一生懸命頑張って来たし
泳ぎも得意で「教えてあげるよ。」とイケメンだった時の名残で格好良いところも見せる事が出来ましたもんね
灯台もと暗し・・・とはちょっとニュアンス的に違うかもしれませんが、それでも彼女の為に努力して来た
尽力して来てくれた瑞樹の魅力に藤原さんが気付いてくれるのもそう遠くはないのかもしれません
っていうか既に気付き始めてるのかもしれないですね。う~ん凄くワクワクして来ました!

しかし、そんなに露出の派手な服じゃないのに体のラインがさり気に目立ってるあたり藤原さんは流石ですね(笑顔)


そして、そんな藤原さんに恋焦がれてる様子の瑞樹がめちゃカワ過ぎますね・・・(溜息)
猛との関係性の中で魅せる表情だけではなく、藤原さんを実直に想う表情も負けじと天使レベルとかポテンシャルの高さが花開き始めてますね
すっかり恋する乙女みたいな表情でぬいぐるみを抱きしめる瑞樹・・・ってだけでもたまらんですばい!って何故か方言になっちゃう程度には興奮しちゃいます
俺が慰めてやりたい
・・・や、それはそれとして
そういう小物の使い方も演出的にイイなあ、と。
本当に可愛すぎです。はあぁ・・・。藤原さんは今すぐ瑞樹を抱きしめに行きましょう(提案)
別に大ゴマとか見開きでもないのにここまでキュートさ全開のシーンに感じられるって何気にスゴイです。


かと思えば、今度はお兄さんにそそのかされて浴衣デビューですよ!
「猛くんも見たいだろうし」とそっと言われてものっそい意識しちゃってる瑞樹がまためちゃくちゃ可愛いんだよなあ・・・
どんどんと「可愛い」「(そういう姿が)いい」って言われる事と思われる事に抵抗がなくなりつつあります
むしろあの表情からするとドキドキしつつもある種快感になっちゃってる節すら見受けられますね
浴衣で、完全なる美少女姿で、髪飾りなんかも付けちゃって、
おめかしして登場しちゃう瑞樹にニヤニヤが止まらない
すっかり“彼を待ち焦がれるかわゆい女の子化”しちゃってる瑞樹に自分もメロメロでした
そりゃこんな娘と一緒に付き合いたかろう、こんな娘だったら意志しちゃうのも当然であろう、っていうね。
数週前にイケメンを演じつつ今週は完全に乙女を演じている(られる)瑞樹はオールマイティ過ぎますね
デフォルメされた姿でロキや藤原さんと並んでいる小さいカットはもう単純に女子の群れでしたねえ。

ただ、そんな中で純朴な言い方で瑞樹と一緒にりんご飴を食べようとする藤原さんもまたハッとする美少女でした
ぶっちゃけ初期だったらあそこまでウキウキした表情ではなかっただろうし(明るさはあっただろうが)
猛ばっかを気にするんじゃなく瑞樹にも目を向けてくれる辺りは「よくここまで来たなあ」という感慨深さもありましたね
また藤原さん浴衣でもさり気に体のラインが目立っちゃってますから
そして再び瑞樹の乙女モードを引っ張り出してくれたり藤原さんも藤原さんで瑞樹の表情引き出しメーカーとしての良い仕事人になりつつあります
(そして、彼女自身もめっちゃ可愛いっていう)

しかし、自分の感情に真っ直ぐに行動出来ないあたりは瑞樹も猛も一緒と言えば一緒だし、ある意味“似たもの同士”なんでしょうね
自分の感情を犠牲にしてまでも猛を藤原さんと一緒にしちゃう瑞樹
加えてその“計らい”に気付く藤原さんもまたポイント高いです
藤原さんの目線から見た猛も相変わらず格好良いですね
藤原さんがそのお膳立てを受けた上で(受けたって言っても気付けば、って感じですが)どう行動するのか、何を言うのか
そしてそういう彼女の為にやってる細かい行動がどう後々に繋がって行くのか・・・も含めて今後が楽しみです
今の藤原さんは昔みたいに猛オンリーって目線なだけでもないはずですが。果てさてどこに転がるやら。


そんな中で瑞樹はまさかのナンパされるっていう面白い
・・・いや。困った事態になっちゃってますね
これもまた「女扱い」の一環なんでしょう
助けられて紅潮する瑞樹の表情やらそれを受けて意識しちゃう猛の表情やらが浮かびそうな引きですけど(笑
実際どうなるのかは合併号明けのお楽しみ・・・ですね 藤原さんの事もあるしヤキモキさせるには絶好の話数でもありました
あ、でも瑞樹合気道やってるから案外強いかもしれません 「可愛さ」を指摘されて動転しちゃう可能性もありますが。
藤原さんに恋する瑞樹の表情がどれも健気でいじらしくて天使だったり
同時に相変わらず猛を過剰に意識しちゃう乙女っぷりが素敵だったり、
そんな中で藤原さんの気持ちにも変化が出始めてたり・・・
コメディとしてもストーリーとしても面白かった濃厚な61話目でした
これから先の展開も気になりますし藤原さん相手でも瑞樹「も」イケメンなだけじゃなくめちゃカワ女子にもなれるっていうのを示せたのは大きかったですね。
次の話数も楽しみ♪












◆プリマックス/柴田ヨクサル・蒼木雅彦(新)

途中までは「?」と思いながら読んでましたけど、
友達の男子二人が徐々に感化されて“かわいい”を目指し始める辺りから
妙なテンションがちょっと面白く感じられましたね(笑)。
また最後の煽りが秀逸でした

確かに「ちょっと可愛くはなったかもな」と友達二人を見ていて思っちゃう辺りが少し悔しい 笑
本格的に目覚めるのもそう遠くはなさそう(というか既に目覚めてそう)。



◆リクドウ

まさかの単行本1巻の序盤で出て来た「的確に急所を突くパンチ」の登場・・・!
兵動の表情から察するに予想だにしてなかったみたいなんで大金星展開もあり得るかも、とか思い始めて来ました
追い込まれれば追い込まれる程誰よりも高い生存本能が出て来る、それがリクなのかもしれません。
この漫画もまた兵動の反応含めて次回が楽しみですね。



◆BUNGO-ブンゴ-

考え過ぎた結果、元々の考えがブレてしまって3ランを食らってしまいました
やっぱり元々狙ったところに冷静に投げれる投手こそ強いんでしょうね
結果的に配球は小細工と化してしまいましたが、
あの考え方自体は一つの戦法だと思うので試合としてはとても面白いですね 小細工を軽々と上回った鮎川のパワフルさ。
そして更にエース登場って事でまたまたBチームに絶対不利な展開、文吾の出番の有無を含めて行方が楽しみ
Bチームの中にも骨のある奴が出てくれば尚良いかと



◆しらたまくん

いちいちプンスカモードの白玉くんがかわいい(笑
そして肉球ぜんざいのアイディアは秀逸。



◆もぐささん

からあげにマヨ・・・
個人的にはレモン汁も「アリ」だと思います(個人差は大きいでしょうが)
にしても食べた過ぎてプルプルしちゃってる百草さん可愛いですね 笑
また「反則だよっ」って言ってる紅潮百草さんが可愛い

でも冷静に振り返ると、そんな風に生っぽい反応を普通にしてくれる時点で、1年経っただけあって
より小口の前で素直に、百草さんらしく居れてるんだろうなあ・・・ってしみじみする気持ちもあります
そしてフォークリングが「どう」隠し食いに役立つのか、ちょっと自分的には想像し難い分次のお話が楽しみですね
それとたまこちゃんまだまだ掘り下げられるだろうからその辺にも期待しつつ。
扉絵のたまこちゃんも小悪魔ちっくで可愛かった!

あと最後の煽りが何故かドラクエ風(笑










今週で二次元ジャンピンが最終回、
来週からはサムソルの山本さん帰還って事でこのところ連載経験者の新連載が続いてますね
個人的にはそろそろカイチューの林さんに帰って来てもらいたい(切実)。
今週は合併号で来週はお休みなので注意。



青春はNon-Stop!/プラズマジカ[SHOW BY ROCK!! OP]

2015-04-22 | SHOW BY ROCK!!







昨日「SHOW BY ROCK!!」のOP曲を買って来てそれからずっと聴いてます。









「SHOW BY ROCK!!」は正直メインの4人がビックリするくらいにめちゃカワで、
かつ作中から音楽愛もちゃんと伝わって来て今相当(個人的に)イイなって思ってるアニメですが
このOP曲もめっちゃ良くて昨日からずっとリピートしちゃってます

まず番組で聴いてても分かる通り物凄くハイテンションなんですけど(笑
ロックというよりはパンキッシュと形容した方が良いような高速ビートが光ってる楽曲で
冒頭のコールはサンボマスター、Aメロのアレンジはメロコアみたいにも聴こえてその点でも世代的にはジャストな一曲です
何より全体を通しての果ての無いレベルの“疾走感”と“青春っぽさ”のテイストが聴いてて堪らないですね
音源で聴くと意外と勢いや若さだけが際立ってる訳でもなくメロディメイクが丁寧なんだな、って
そんな風にも思えたのが嬉しかったですね
特にサビのひたすらポジティブになれる言葉の応酬を
ちょっとノスタルジックさも混じったメロディと雰囲気で歌ってるのが一番ツボでしたかね
作中のエネルギッシュな描写よろしくまるで劇薬のような即効性でパワーをもらえる類のナンバーに仕上がってるかと
なんとなくチアの格好で歌うタイプのアイドルソングっぽさもあったりしてその点ではロック・サウンド云々に関わらず
幅広く聴いてもらえるポテンシャルは高いと思う
ビビッドなドラミング、
そして息がぴったり合ったCメロあたりのボーカリゼイションなんかも個人的に推しです

いかにもライブ映え、イベントで生で歌ったらものっそい盛り上がりそうな楽曲でもあります
前述のようにコールの箇所がいくつもあったりパンキッシュなアレンジに仕上がってるので生との相性も抜群だと思う
それと大きいのはこの曲を聴いてるとキャラが頑張って歌っているのが「視える」、絵面が浮かびやすい楽曲である。という事
プラズマジカのイメージにぴったりな上に、
実際にメンバー紹介のパートも挿入されていたり
多分本作のアニメが好きならニヤニヤしちゃうタイプの一曲になってるのがイイですね
全体を通してプラズマジカらしい全力感が冴え渡ってるのが秀逸な会心のOPナンバーだと音源で聴いて初めて思いました
本作自体も観てるとスレてる部分が矯正されるような強力なストレートさがありますけど、それは楽曲でも同じく、でしたね。


また、カップリングの「Close to you」がとっても良い曲ですね
ある意味メロディ的にはこれはこれでタイトルチューンに相応しい洗練度の高い楽曲ですけど
歌詞の方がどっちかっていうと情景描写中心のセンチメンタルなピアノ・ロックになっているので
プラズマジカのイメージトラックとしてはカップリング扱いのが相応しかったんでしょう
ただ、表題曲にも引けを取らないアレンジセンスとメロディの楽曲だと思います
流れるようなサビメロと感傷的なフレーズとの融和が特にツボでした

しかしこの曲は実直に「別れ」を歌っているせいか
メンバーと重ね合わせて聴いちゃうと無性に聴いてて切なくなる楽曲でもありますね
いつかはこの曲のような展開も来るんだろうか・・・って考えるとやたらおセンチな気分になりますけど
こういう曲をさり気にカップリングに、対照的に聴こえるように配置しちゃうあたり粋というかニクいな、と(笑
一曲目が青春の楽しさ、二曲目が青春の寂しさを歌ってるという事でコンセプトシングルとしても面白い一枚
個人的にはこのシングルから逆にアニメに入るのもアリなんじゃないか、ってくらい完成度が高い作品かと。








個人的に大好きな3話の感想もUPしてるので、
よろしければ読んでやって下さい。まだまだヘビロテの予感がする傑作シングルです。



夢☆恋-ドリコイ- 3巻/八丸真幸

2015-04-21 | 単行本感想






最後まで米倉サクラことネクラはネクラのままでしたね。









自分はこの漫画が大好きなんですけど、
それには色々と理由があって夢女子の知識や傍目から見て滑稽な部分が面白い~っていうのがまずありますが
何よりも登場人物が「自由に」生きてる、周りにどう思われるか扱われるか、そんなものは二の次でしかなくて
ただ単に自分が生きたいように生きて、思いたいように思い、愛したいように愛する。
そういう開き直りとはまた別の限りなくピュアな感情が際立ってるので
それに触れるのが楽しくて最後まで読んでたのかもしれません
漫画のキャラに本気で恋して、
本気で付き合った時のシミュレーションに興じて
それを同士と分かち合ったり
時には妄想の方向性で喧嘩もしたり
自分の好きな彼に見合うような人間になりたい、と決意したり・・・
こうやって言葉で書き記すと空虚かつ滑稽極まりない内容でしかないんですけど(笑
でも、作中のキャラは前述の通りみんな“本気”でみんな“幸せそう”なんですよね
例え相手が二次元であろうとも、それが妄想の産物であろうと、「誰が」「何を」「どう」「感じるか」なんてホントに「人それぞれ」でしかないし
ネクラ達はネクラ達なりのやり方で幸せになってるだけなんだと思います
そして、もっともっと幸せになる為に自らも成長しようとするという選択をした、だけ
それはそれでものっそい健気ですし、ある意味こんなに愛してくれて某ラヴァンドの作者も幸せなんじゃないかな?とすら思う(笑
ある意味間違ってますが、別の意味では何一つ間違っちゃいない。ネクラはネクラらしい生き方を「自由に」してるだけですからね
結果的には何かに夢中になって、何かの為に生きる事はとても豊かな事なんだよ。と
純粋な「豊かさ」を感じられるエンディングもまた良かったと思います

実はこの3巻が出る前に電車の中で1~2巻を読み返してたんですけど、
その時改めてドリコイって素敵だなあ、って感じまして(笑
まりちゃんの児童向けアニメに陶酔する大人ファンとしての立ち位置や彼女なりの思想だったり
立場上は堂々と「好き」って言えるポジションでなかったとしても考え方次第でそんなもんどうとでも変わる。っていう
全体を通して夢女子の奥深さや自身の興味に対するどん欲な姿勢だったり、夢女子としての業が感じられる
正直夢女子漫画って本作しか読んだ事がない身でこう書くのもあれですが
ある意味「夢女子漫画」としての決定版とも言える作品に仕上がったんじゃないかな、と
俺自身は夢女子じゃないので「?」な部分もありましたが、そういう「?」な部分も含めてコミカルに描いているので終始楽しかったですし
客観的に考えれば非リア充でコミュ障の極みみたいな方々でしたが、“何だかんだで楽しそう”なんですよね
この“何だかんだで楽しそう”っていうほっこり出来る感じはね
類似の非リア系・ぼっち系作品にはない
本作だけの読み味だったと思う
元々夢女子嫌いとかそういう方にとってはアレかもしれませんが
そういうのに抵抗がない或いは夢女子に関して好意的な目線がある方にはきっと気に入ってもらえる作品だと思うので
前述の夢女子の業を描いているなあ。という奥深さも含めて個人的に大きく推したい夢女子漫画ですね
妄想の中なら自由、何を好きになっても自由、そして「どう」愛するかも自由!!
・・・っていう「自由」と「豊かさ」に満ちているドリコイがめちゃくちゃ大好きです。
いつか、
サクラが考える“素敵な自分”になれた時に
本当の意味でカインが微笑んでくれれば良いですよね。
それはきっとそう考えようとすれば視える、例えそれがサクラにとって都合の良い妄想であろうが
視ようとする意志と変わろうとする意志がなければそれはきっといつまで経っても見れない風景なのも間違いないですから。
素敵な漫画を、どうもありがとうございました。最後まで面白かったのでこれからも普通に読み続けると思います。

再三書いているように、客観的に見れば滑稽は滑稽なお話ではあるんですが
結果的にサクラはサクラで「良い方向」に変われているあたり
結局は気の持ちようであり、やっぱり考え方次第でもあるんだろうな、とも思いました
そう言う面を含めても本作はどこまでも「自由」ですし、それが読み手として気持ち良かったんだろうなと。
客観的に考えればサクラは最後まで非リアでしたが、でも最初から最後まで「らしく」て
何よりも読んでるこっちが恥ずかしくなるくらいにキラキラに“輝いて”ました
それが何よりも素敵な漫画だったと思います
そしてそんなサクラが大好きでした。あと性母まりちゃんとレインこと雨野育子さんもお気に入りでした(笑
正直もうちょっと読んでいたい気持ちも強かったりするんですが、まあでも惜しめる気持ちもそれはそれで尊い、って事で。
数年後、ちょっと洗練された3人のおまけカットもありましたが多分あれ内面的には変わってないでしょうね 笑
またいつか続編的なものも読んでみたいです。もうちょっと知名度が上がるように祈りを込めつつ、〆。











ところで表紙のサクラの太モモ・・・実にイイですね!(満面の笑み)
八丸真幸さんの次回作にも大いに期待しております。応援。



【音楽で会話しよう】SHOW BY ROCK!! 第3話「Yes!アイドル宣言」 感想

2015-04-20 | SHOW BY ROCK!!
「ロージア」って名前はLUNA SEAからだろうか?(笑








レトリーは「言葉で」プラズマジカの抱える問題点をどうにかしようとしてましたけど、
主人公のシアンは「音楽で」その問題点を解決する事に成功していました
要するに・・・大切なのはノーミスかどうかなんて事じゃなく
しっかりと“塊”になれているか
お互いのツボや呼吸を理解して演奏出来ているか、って事なんですよね

そりゃそうだ、例えば企画とかの寄せ集めのバンドとかって大抵長続きしないでしょう?
それは急造であること、それに加えてお互いの目指す地点だったり呼吸とかが合ってないから
ただ単に格好だけは付いてる「それ以上」がないバンドになっちゃって自然消滅する訳
逆に学校の同級生とかだと相当長続きするパターンが多いですよね(笑
やっぱり意志の疎通、お互いのツボや呼吸とかは知るべきなんだと思います
このアニメは一見・・・というか基本的に子供向けかつシンプルなアニメーションだと感じてますけど、
さり気に音楽に於ける重要なポイントや事柄を描いているなあ、って思えて、あくまで個人的にという注釈付きで侮れないアニメだと思いますね
より音楽的会話を交わしたプラズマジカのメンバーが自力で掴み取った確かな“達成感”・・・
成長物語として良い感じだと思います
一話を見た限りではもっとハイパーな物語だと感じてましたが、
意外とそういうセンシティブな一面も描いてくれていて悪くないと思います
というか、単純に好きですね(笑




きっかけは主人公のシアンが一音で作りだしてくれましたが
それをプッシュしたのはずっと悩んでた不器用なレトリーでした
中々自分を出す事を躊躇ってしまう
もっと言えば自分を出して不協和音を出す事を恐れてた
所謂「事なかれ主義」に陥ってしまってたのがレトリーじゃないでしょうか
でも、バンドマンなんて言葉で会話するもんじゃない、音で会話すりゃいいんだよ!と言わんばかりのシアンの豪快さ(笑)に結果的に助けられました
レトリーは本当はずっと本気でやりたかったけど、臆病だっただけ、自分から自分を出しに行くのが苦手だっただけ
その強固な扉はレトリーと同じ気持ちを抱えてたシアンの勇気ある一歩によって開かれました
確かにレトリーは表情も気持ちも今回の対バンで見違えるほどステップアップしましたが、
今回のエピソードだけではまだ彼女の本当の真価は発揮出来てはいません
むしろ「これから」なんじゃないかと思ってます
レトリーもまた、
シアンのように遠慮なくメンバーに色々言っていけるようになればいいな・・・と願いつつ
それでも言葉の隅々からメンバーに対する気持ちや音楽に対する気持ちが伝わって来て彼女を好きになるのもまた余裕だった話数でもありました
まだまだ、プラズマジカは始まったばかり、これから成長を遂げて行くバンドなんだ!って事実をはっきりと提示してたので
そういう“発展性”を感じさせる流れを含めてクオリティの高い第3話に仕上がってたんじゃないかと
最初っからスーパーな感じで行くと思ってたので、
こういう打ちのめされるパターンから始まって行くとは予想外でしたね
ただ、スタート地点が小さければ小さいほど後々の感動が大きくなるのが常套、
いつかプラズマジカのメンバーが思いっ切り気持ち良く、最高の演奏で大観衆を沸かせるシーンにも想いを馳せつつ。




ところでキャラも大分立って来ましたね
感想を書くのはこの回が初めてですが(でも1~2話の感想も隙を見つけてUPしたい)、
この回のEDを眺めていて「この子たち好きだわ。」って素直に思えたんですよね
レトリーとクリムゾンの連中だけは初っ端から濃かったんですけれど 笑
レトリーは百合要員でもあるから・・・
逆にチュチュは意外と(?)リーダーシップがあって表情豊かで、内面的には結構負けず嫌いな部分もあって掘り下げられて来たな、と
上記のカットとか、後はロージアと心の声で張り合ったりしてた場面が個人的にめっちゃツボでした(笑
割とのんきなメンバーが集まってるので結構スパイスの役割も果たしてくれそう。

キャラデザ的には(みんな好きですが)、ドラムのモアがかなりお気に入りで
髪もふかふかなら胸もふかふかそうで(オイ)とっても観てて癒されるキャラクターです
ここまでの印象だとバンドっちゅうよりは別の目的のが大事なのかな、って思ってましたが
意外とバンドを優先しちゃう「いい子」でもあるのが描写として良かったかな、と
あと口癖と声も可愛くてレトリーが「帰る。」って告げた後の「ぴゅるるるるるる~!?」ってボイスがあまりにも可愛かったですね(笑
前述のように子供向けな部分も多々ありますが、そういう部分に関して言えば普通に美少女アニメ好きにも通じるのではないかと
まあまずシアンの猫耳だったりキャラ自体が良い意味であざとくて最高な訳なんですけどね(笑
ロージア様も腹グロ系キャラとしてハイクオリティなかわゆさだと感じましたし、
案外老若男女に通じるポテンシャルあるのではないでしょうか
美男子も何気に多いしね・・・笑

チュチュも、モアもまた個別に掘り下げられると思うので
その辺含めてこれからの展開も楽しみですね。
みんな可愛くて熱くて、素敵です。




ところで細かい話になるんですが、冒頭のロージア達を解説するパートで
無知だったシアンが「スゴイの?」って聴く場面、説明セリフの導入が実にスムーズでそういうさり気ない部分もまたいいな
待田さんの脚本って自然でいいな。と 無知なキャラが凄さの説明を求めるだけできれいに説明になるものなんだなあって
手前からペラペラ話す作品が多いように感じてるので余計にスムーズに感じられたんでしょうか

ベリーさんがチラッと話してた「そうしないとお前は・・・」という複線だったり
クリティクリスタの面々、特にロージア様の意志が気になりますし
メイプルが語ってた「音楽の価値」云々の話も含めると
割と音楽のシリアスな部分も脚本に入れてくれるのかなというのもあってこれからの展開にも期待です
「今までで一番の演奏」「やり切った」と嬉しそうに話す面々の笑顔を観ていて音楽には勝ち負け云々じゃない良さがある、っていうのを伝えたかったのかなと
体裁を整えることよりも、もっと大事なことがある。と学ぶ事が出来たプラズマジカ
4話以降の彼女らの活躍にワクワクしつつ初めての感想を締めたいと思います。
















ストレートに面白く、シンプルに音楽の気持ち良さを表現出来てるのが素敵なアニメ
再三書いてるようにかなり子供向けのきらいはありますが
それでも好きなものは好き、って事で。
一つ苦言を呈するなら時間帯をもっと子供が観れるようにしろよ(笑)ってことだけですね
まあそうしたらそうしたらで所々に点在する美少女アニメちっくな部分が浮く可能性もありますが。
逆に言えば朝アニメの良さと深夜アニメの良さをミックスしてる内容とも言えるかもしれません。個人的に注目。



レトリーの表情の変わり映えっぷり、かなり好みでした。



フレデリック「UMIMOYASU vol.10」w/東京カランコロン@渋谷CLUB QUATTRO 15.4.17

2015-04-18 | LIVE
                                
昨日は渋谷にフレデリックの対バンライブを観に行きました。






フレデリックは、NHK-FM「ミュージックライン」を聴いてたら「オドループ」が流れててそれで初めて知りました
恥ずかしい話楽曲どころか存在すらNHKのラジオで知った事になるんですけど、2~3度流れてる内に「もっと聴きたいな・・・」と感じてしまい
ミニアルバムを購入、それを今年に入ってもよく聴いてる内に「ライブ行ってみたい」と素直に思ったのでチケットも購入
気が付けばライブではしゃいでしまい新曲にも興奮とかなりのハイスピードでハマりつつあるバンドになっています

それで、ワクワクしながら参加したこの夜だったんですけど
正直ビックリするくらい良かったですね
初めてですからお客さんの反応含めて手探り気味でしたが、
最初の内は「こういう感じなんだ。」って観てたのが「オドループ」の頃にはすっかり周りに混じってモッシュしたりシンガロングしている自分がいたのに驚きです
しかも、それがめっちゃ気持ち良くて・・・!初めてなのにイカされちゃったとは正にこのことですね
終演後に流れたニューミニアルバムの曲がまたツボで最高の気分で会場を後に出来ました
まだデビューしたての若手とは思えない手さばきでかなりホクホクな気持ちでした。

そういえば対バン含めてこの夜はどっちも初見、
これは自分の中では相当久々なことで気が付いたらいつも参加してる大好きなバンドや歌手のライブにしか行ってなくて
よしんば初体験があったとしてもワンマンっていう、だからそういう意味でも物凄い新鮮でしたし
「あ、この感覚忘れてたな・・・」って参加しながらしみじみ感じてしまいました
勿論大好きなバンドや歌手のライブにもこれからも参加するつもりですが
気になるニューカマーのライブに足を運ぶのも楽しいな。って
素直に思えたのは大きかったです。
感謝、ですね。













東京カランコロン

実は全然楽曲知りませんでした(恥)
でもその割には中々楽しめたのでラッキーでしたね
知ってる曲と言えばソーマのEDと前述の「ミュージックライン」で流れた「ヒールに願いを」の2曲しかなかったんで
大丈夫かな、と思ってたんですが意外とリフで攻めるアッパーな楽曲が多くて良いテンションで聴き終える事が出来た
驚いたのは一曲目からモッシュが出来ててこんなに盛り上がるタイプのバンドだったのか、と目から鱗
フレデリックのボーカル三原兄がリクエストした曲がめっちゃ良かったし、
何よりその知ってる曲だった「ヒールに願いを」が凄く丁寧に優しく鳴らされていて、そのラジオで聴いた時以上の感動がありました
慈愛とかたおやかさを感じさせる作中観というか、これバンドのアンセムだなあ。と無知ながらも感じちゃったりしてましたね
トークも面白くてそれぞれキャラが立ってたり、またはフレデリックへの想いを語ってたり、
単なる対バンイベント以上のフィーリングがあったのもプラスでした
最後の「J-POPって素敵ね~」ってサビの曲も中々新鮮なテーマの楽曲で印象に残りましたね
というかJ-POPの部分をフレデリックやイベント名に変えて歌ってるのを観ていて「なんて汎用性の高い曲なんだ!」って感心してしまった(笑
終始さわやかで、でも凝ったアレンジも面白味があったりして、心地良いライブでした。ありがとうございました。




フレデリック

こういう事書くと偏見だと思われる危険性がありますが
それでも敢えて書かせて頂くと「流石関西のバンド」っちゅうか、本場の空気に満ちてるっちゅうか、
まあ要するにMCの完成度が高いという話ですね(笑 最近の若手は結構ギコちない不器用っぽいMCが多いですが
フレデリックの場合、必ず最後にオチが決まってるのが素晴らしく多少コントめいた部分もあり
「ああ、今関西のバンドのライブ観てるんだ。」感が物凄かったです
そしてそれが新鮮で心地良くもありました
楽曲とMCを混ぜてなく、MCするところは楽器をひとまず置いてガッツリとMCに興じるスタイルがあんまり普段観ないのでそれもまた新鮮でした
アンコールでは憧れだった。という東京カランコロンに賞状や寄せ書きまで送ってたり本当手の込んだ演出と真心が光っていて
そのアドリブの上手さや構成などに前述したように若手離れした手さばきを個人的に感じたんですよね
これはライブに参加しないと分からなかったので確実に収穫と言えました

また、ライブでいっぱい披露してた新曲群がめちゃくちゃ良かった
あの独特の童謡みたいな、言葉遊びみたいな歌詞が健在の上にメロディが益々磨かれててどれも気持ち良かったですね
特にリズミカルに踊れた「DNAです」と歌詞に感情移入しながら聴けた(初なのに!)「愛の迷惑」は素晴らしかったです
後者に関しては、不用意に優しくされる事やその場しのぎの愛情に対するアンチ精神の塊の曲みたいに感じて
それもあってなぜだかちょっと泣きそうになりながら聴いちゃってましたね

一曲目の「SPAM生活」からして良かったんですが、
不穏でありながらもポップセンス抜群の楽曲が多くどの曲も楽しめました
中でも本当に童謡みたいなメロディと歌詞の「うわさのケムリの女の子」は音源からして大好きだったので
イントロの時点で嬉しかったですし、声の張りもよく良い意味で不気味なテイストがじわりと出てて最高でしたね
少し懐かしさなんかも感じられたりして期待以上に生で聴いてもガッツリ楽しめた気がする
この曲個人的にすっごくツボなんでまた機会があったら生で聴いてみたいですね。


そして冒頭で既に書いた「オドループ」はもう最高でしたし、同時に「凄かった」とも感じました
どこが凄いのか、というとまだ若手でかつ東京カランコロンのファンも多く散見される中で
この曲一発鳴らすだけでもう会場の雰囲気が一体化するんですよね
それくらいキャッチーで即効性の高い正に起爆剤のようなキラーチューン、
あそこまで「誰もが誰もこの曲に夢中になってます。」的な空気をメジャー行って半年で既に作り上げてる事実も凄い
ダンスとシンガロングを煽り、自分もそれに乗っかって跳ねたり全力で歌ったりしてたんですがこれがまためっちゃ気持ち良くて
また、歌詞が反骨精神溢れる内容なのも手伝って吐き出した時の音楽的なオルガズムが凄まじかったですし
三原兄がその後のMCでも言ってた通り(この曲限定ではないですが)、本当に会場の全部がフレデリックでした。
勿論「オドループ」自体が元々バンドの名刺代わりのキラーチューンなんですけど、それを差し引いても見事だったと思う。
ライブって素敵だな、バンドって素敵だな、ダンスって素敵だな。と心から思える好演で
初めて参加したライブでここまでカタルシスを受けられたのは本当予想外でしたね。
そして、それが何よりも嬉しくて幸せな気持ちでした。
ありがとうございました。

それで、アンコールの時の最後のMCでは有り体に来てくれたお客さんに対する感謝の気持ちを丁寧に語っていたり
その辺のメリハリもまた観ていて心地良くてしきりに「家族みたいなバンドでありたい。」と口にしてたのも印象的でした
最後の最後は終演後にも音源版で流れてた「オワラセナイト」でしたがこれがまたとびっきりの新曲に仕上がってて
もう至れり尽くせりって感じのライブでした 
ある意味これが初めてだとクオリティが高すぎて逆に次参加する時物足りなくなるんじゃ、って内容の公演でしたが(笑
でもきっとフレデリックならこういう夜さえいずれ通過点に変えてくれると信じて、出来ればまた彼らのライブに参加したいですね。
正直ここまで気持ち良いライブに仕上がるとは思ってなかったので(まだ触れ始めて日が浅めだったし)
つくづくいいもん観たなー。と実感出来る素晴らしい対バンイベントだったかと。














フレデリックは、本気で「和洋折衷」を目指せるバンドだと思いました
そして、まだまだ面白い事をやってくれそうな予感も十二分に受けられたので
これからも個人的に注目&応援していきたいですね。
ワンマンも参加してみたい。
ちなみに「oddloop」のレビューをアルバム感想のカテゴリーで書いてるので良かったらそちらも是非是非。



ヤングジャンプ 2015年20号 感想(ボクガール60話、もぐささん55話ほか)

2015-04-17 | ヤングジャンプ感想





本誌の感想とは全く関係ない個人的な事情なんですが、
まーた約1週間も何も書かずに来ちゃってごめんなさい
最近色々考えてたんですが「自分の好きなように~」とか「何も気にせず」ってのは一見簡単なようで凄く精神力を使うものなんだな、と
逆に言えばそういう風にやってる(ように見える)人はなんて凄いんだろう、とか人間的にタフに出来てるなあ。だとか
どうにもコンプレックスばかりが日々肥大していくような毎日で。

こんな長年シコシコ続けて来て書くのも変ですがつくづく自分はこういう自己表現みたいなのに向いてない人間だなと
いや、もっと書くと最初の内は(ある意味当り前ですが)何も気にしないでフリーダムにやれる程度の“無知”があったというだけなんだと思います
だから、色々と経験をすれば経験するほど、知れば知るほどダメになっていく・・・という常套パターンにハマっているだけの話なんですね

でも、そんな自分のへタレ具合にも関わらず今でも毎日コンスタントに覗いてくれてる人がいるのもまた事実です
ぶっちゃけなんで自分は他の人と比べてこんなにも精神が脆いのか、意志が弱いのかと悩んでばっかりなんですけど
ただ他人をいくら羨んだって、誰かみたいになりたいと思ったって何が変わる訳でも誰かになれる訳でもない。
複雑な気持ちを抱えながらせめて「好きだ」と言って下さった方に恥じない活動をしていきたいですね。
複雑な気持ちを抱えてるのは単純に自分が打たれ弱い人間ってだけですけど。
もっと他の人はちゃんとしてるんですよね。
せめてそれくらいは、ねえ。











☆ボクガール #60 ボクの磯遊び

猛の葛藤回。
猛はきっと・・・いや、きっとじゃなくて確実に常識人かつ真面目で男気もあって何より瑞樹の“頼れる親友”でありますから
今こうやってグラグラ揺れ動いている彼自身を許せない節がある、自分自身を律してしまう節が強い
でも心の奥では「今の」瑞樹が親友としてではなく一人の女の子として好きな気持ちが確実にあるのもまた事実
生真面目でまっすぐな性格な分逆にそれが(彼にとって)こじらせてる要因になってるんじゃないかと
つまりはもっと裸になればいい、ってだけの話なんですけど
でもこうやって悩んでこそ俺の大好きな猛なんだ。って話でもありますから(笑
良い具合に思春期しちゃってて中々面白かった回でありました

ただ、傍から見てるとそんな彼自身の本音を彼自身が本音と認める事が出来ず“逆に「都合良く」”常識的な言い訳を用意して誤魔化してる節も感じられます
色々と素直になった上での達観とかではなく、まず「本当は瑞樹が好き。」って気持ちすら無しにしちゃってる感じ
まあ親友として様々な葛藤は当然あるでしょうけど、そんな手前の気持ちだけは認めちゃった方がむしろ楽になるんじゃないかなあ~って気はします
後々更に切ない気持ちになる危険性もはらんでますけどね(笑
でも今の猛は見てて面白いし感情移入も出来ますしこじらせ具合も見事ですけど、
反面“常識”という概念で自らに蓋をしちゃってるような印象も持ちます
本当はあの妄想の内容こそが彼の偽りない本音なのに・・・笑

しかし、逆に言えばこんな風に丁寧に過程や葛藤を描いてくれるのが「ボクガール」の良さの一つであります
いつか(別にくっつく・くっつかないの是非は置いといて)彼が本当の意味で素直になる瞬間もいちボクガファンとして期待してます
まあでも、あんな無防備なショット(358ページのやつとか)見せられちゃそりゃこじらせちゃうわなあ
瑞樹も瑞樹で未だ親友だと思って色々油断して接してるから余計に困りますよね
読者的には眼福も眼福ですけどね(笑
無防備瑞樹天使すぎ・・・!

しかし瑞樹は瑞樹でそんな猛の水面下の想いを感じ取って意識しちゃってる節がありますね
ある意味藤原さん以上に超簡単にくっつけそうな関係性でめっちゃ面白いですね 笑
余談ですがそんな藤原さんと命ちゃんのおっぱい接着描写がさりげに良かったです(笑顔)。
ロキのセクシーショットも拝めたし水着回としても引き続きいい感じだったかと。


そんな猛は多少強引にでも「親友っぽい雰囲気に持ってこう」としている意図が垣間見れますが
不思議なことにそれをやればやるほどドツボにハマっていくのがめっちゃ楽しい(笑
またそんな瑞樹を見つめる猛の表情が男らしくて格好良いんですよね
散々書いてますが、
優男でも(良い意味での)へタレ系でもない、
マッチョ系のキャラクターにしたのは嫌味も情けなさも感じず凄く良い塩梅で大正解だったと思う
「ボクガール」は瑞樹の可愛さがよく言及される漫画ですが何気に猛のキャラデザの秀逸さなども言及されてもいいんじゃないかな、とか。
本当に見てて可愛らしい悩みを抱えてるし単純に「良いヤツ」ですからねえ。これからも猛の良さに関して言及していきたいですよ。

あ、ナマコに関してはですね
当然注目されるでしょうしある意味今回の最大の見せ場ではあったんですが
それも猛の葛藤描写があってこそ・・・の面白さだったんじゃないかな、とは
まあでも色々なこと、関係を想起させてくれて単純にグッジョブでしたね
いつかはそんな日も・・・
や、まあ、うん。
取り敢えずは眼福でしたって事で(笑
また動転し過ぎな猛の表情がめちゃくちゃ面白かったですね
もうそこまで好きなら、意識しちゃうなら素直に認めちゃえよ!って 笑
ちなみにナマコのマメ知識は普通に勉強になりました。他の漫画も是非利用しましょう(提案)



☆もぐささん 第55話 雨宮たまこと百草さん

たまこちゃんが思ったよりも可愛い・・・
なるほど、この漫画には今までいなかった所謂「ゲスかわ」系のキャラクターですか
やってる事はただ単に他人の秘密を探ってるだけなんですがどこか憎めない節があってバランスは成功していると感じます
百草さんがとてつもなく分かりやすい性格なのを差し引いても“動揺を引き出すテクニック”は正直上手くて伊達じゃねえなあ、と

思うに、根っからの性悪なのではなく
どこか天然というか無邪気にやってる感じがあるからいいんじゃないかと思いました
この作風には似合わないキャラではありますが、むしろこの作風だからこそキツくならずに済んでる、とも言えます
またルックスも百草さんに似ていて二人並んでるとちょっと双子っちゅうか姉妹みたいな雰囲気があるのがめちゃカワで堪らないですね(笑
っていうか進級した事をやや失念してましたがそういえば百草さんも「先輩」と呼ばれるようになったんですね
そういう部分も含めて新鮮でかなり個人的にツボに入った話数でした


また、前述のように百草さんの嘘が下手過ぎる、とてつもないレベルの分かりやすさがめちゃくちゃ面白い(笑
そしてめっちゃ可愛かったです(喜び) いくらなんでもここまでポーカーフェイスが苦手だとは思わなんだ。
ただ、だからこそ百草さんは素敵なんでしょうし、その裏表の無さがスレた自分には癒しなんだとも思います
ちょっと頼りないある種のか弱い部分もまた百草さんの魅力・・・という事で
結果的にはたまこちゃんと百草さんの可愛さがダブルで楽しめる良い塩梅の話数に仕上がってたんじゃないかと
これに小口がどう絡んでくるのか、、、も含めて来週以降の展開にも期待、ですね。
腹グロ可愛い。って感じのキャラを生み出せたのも作品にとってはプラスでした。

にしても扉絵の百草さんの純朴な美少女っぷりが見事です。
壁紙にしたいレベル。













◆妖怪少女-モンスガ-

表紙。
やっぱ漫画、それも看板以外が表紙って素晴らしいですよ
個人的にはもっともっと漫画の表紙を増やして欲しいですね
でも以前と比べると増えた、とは感じています。

本編は八喜の男気炸裂でした
こう、「ちゃんと主人公を格好良いヤツにしたい」という作者の気持ちが伝わって来るようでしたね
また一見裏切られたように感じた上でああいう誠実さを見せるから余計にグッと来るんでしょうね(彼女にとって)

まあ実際何かを「信じる」って事自体が物凄いエネルギーを使う行為だったりしますからねえ
裏切られたり仇で返された時のダメージがあまりにもデカすぎますからね
その分八喜は主人公に相応しい芯の強い人間なんだと思います。



◆リクドウ

とても主人公とは信じがたいぐらい不細工なやられっぷりを披露してます
でも、それがリアルで個人的に大好きです。
それでも何とか食らいつこうとする、
必死の形相で対峙し続けるリクの姿こそ格好良い。こういうのこそ「格好良い」んだよ、って感じてしまいました。



◆BUNGO-ブンゴ-

幼き日のマコトが可愛すぎですね
これ絶対いつか女の子らしい格好したらめちゃカワになるパターンですな
いや、今でも十二分に可愛いんですが・・・文吾の彼女になってくれないかな(期待)

甲子園に憧れてる女性は多分色々と辛いんだろうな、とは思います
そんなマコトの本当の夢が叶って欲しい気持ちもあります
でも、今抱えてる夢はきちんと叶って欲しい
順調にキャラの掘り下げがなされていて今んとこすっごく楽しいです。
またバッティングの時のフォームがかなりきれいに描かれていてそういう部分もまた見所ですね。














今週号でイノサンがグランドジャンプに移籍、より綿密な取材の敢行と作画のクオリティ向上の為~らしいです
この作品に関しては本当その文面通りに捉えてもいいでしょうね 本屋でもコミックスの入荷数少なくなかったですし。
そして来週で二次元JUMPIN'が最終回、新連載はミラジャンでやってた「プリマックス」という事で春の新連載&入れ替え攻勢ですね
余談ですが未だに「スウィートツイート」好きでちょくちょく読み返してるので本誌でなくてもいいですからまたあの二人に再会させて下さい(懇願)。