サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

【スレてなさが生む奇跡】アニメ「ひなこのーと」 第3話 ともだちかんちがい 感想

2017-05-03 | ひなこのーと
                                          
                                          大家さんはとてもいい人。










ひととせのみんなとは仲良くなれたけど、
中々知らない人とは仲良くなれずに苦戦していたひな子。
かかしから抜け出せないひな子を(意図せずに)救っていたのはそんな彼女をライバル視するゆあちゃんでした。

ゆあちゃんからすれば、大家さんに自分を見てもらう為のアピールに過ぎなかったんですが
ひな子はそれをストレートにゆあの「優しさ」として受け取ってしまったんですね
そういう・・・“スレてない”純粋で真っすぐな気持ちが動かした勝利(?)な気がしました、今回は。





ひな子が他人を引き付けるのは、
そういう素直なピュアな想いが素敵に感じられるから。。なんだと、個人的には思いました
ゆあちゃんもまさか、意地悪でやっていたつもりなのに、逆に感謝されるとは想像もしてなかったでしょうし
その上友達申請されるとは夢にも思ってなかったでしょうね
また、友達がいなさそうなので(笑)。
余計にゆあちゃん自身のピュアリティがストレートに伝わって来て、それもまたグッとくるシーンに仕上がっていて満足でした。





それもまた、鳥を遣って他人と会話する。。という
間にワンステップ挟んだからこその結実、、、にもなっているんですよね
ひな子は罪悪感を受けていたけど、ひな子が頑張って迷子を助けたのは紛れもない事実
そういう様々な過程を経て、めげずに辿り着いた一つの顛末・・・が描かれてる構成力が優れているなあ、と
ゆあちゃんのひな子いびりから始まって(笑)、対抗の数々を経て、見事に勘違いされて、
でもそんな彼女の純粋さに胸打たれて・・・っていう美しい流れが出来てるんですよね
それは一見すると地味かもしれませんが、
逆に言えば「堅実」という言い方も出来ると思います
やはり、「ひなこのーと」は単なる日常アニメの枠にはとどまらない、
1話1話重ねる毎に確かな成長が垣間見れる、着実に進むストーリー模様が心地良い秀作になっていると思います
尚、これらはあくまで個人的な意見ですが、これだけ丁寧に描いてくれてたらきっと伝わるものもあるんじゃないかと
なんだかんだで悪役になり切れないゆあちゃんもくーちゃんの言う通り、“根は良い子”で可愛かったなあって(笑)。









それにしても、
高橋丈夫さんのアニメだからか、
要所要所で官能的な演出とカットが入って来ますね。
ま、原作もサービスシーン多めですけどね(笑
アニメが気に入ったなら、是非原作もどうぞどうぞ
期待を裏切らない出来だと思うので!




【選んだ“始まり”】アニメ「ひなこのーと」 第2話 ここからはじまる 感想

2017-05-02 | ひなこのーと
                                           
                                             畑泥棒疑惑(ぉ













まず思ったのは、
凄く丁寧に描いているなあ~って感じたのと
それと同時に原作のストック的にバンバン進められないのもあるんだろうな。って事
しかし、だからこそより細やかに「ひなこのーと」の作中観を再現出来ていたのでは?とも思いました。

個人的には、まさかひな子の過去話をあんな長回しで展開するなんて想像してなかったので、
アニメから観た人ならともかく、原作ファンからすると正直意表を突かれましたね。
原作はもっと単純なギャグとしてまとめてるんですけど、
アニメでは褒められたのが嬉しくて、
自ら率先してかかしをやるようになったこと
そして、そんなかかし作業を繰り返している内に、少しの自信をつけて他人と話せるようになったこと。。が
執拗に描かれていて、それもまた「現在」に繋がる一つの素養だったんじゃないかなあ~って思いました。



カワイイ。


おじさんにお礼を言う為に、
動物たちと一緒に頑張ったひな子。
牧歌的な演出も手伝ってとっても微笑ましいワンシーンにまで仕上がっていたのは
ある種アニメ化の功績なんじゃないかなあ。とまで感じました
そして、「そこ」で話せた経験があったからこそ、
今現在もかかし化の症状は完治してないにしても(笑
ある程度仲良くなった、知り合った人とは普通に話せるひな子になれているんだと思います
さり気に、この1話の中でもひな子の成長を過去話を長回しできっちり伝える事によって確かに証明しているんですよね
そういう点では予想以上に真摯に作られているアニメだと思いますし、原作愛もきちんと感じられるのが素敵です
パッと見順風満帆に見えても、積み重ねがあったからこそ、今が出来ている、、、という
本作らしい映像表現に仕上がっていたんじゃないかな~と。





また、後半の劇団ひととせ結成までの流れも良かったです
取り合えず、みんな本当に良い子過ぎて(笑
グッと来たんですけど。
純粋にひな子を後押ししてくれる大家さんに
気軽に協力を示唆してくれるくーちゃん、
まゆちゃんもまゆちゃんでとってもファンシーで可愛くて・・・と
キャラ紹介の押し広げとしてはすこぶる良かったんじゃないかなあ
食いしんぼキャラ確立のくーちゃんに、
褒められて赤面気味のまゆちゃんの映像が兎角可愛かった(笑
だけど、一番はそんな自分を受け入れてもらって充足気味なひな子の表情の数々でした。



含みある表情作画がイイ。


感慨深そうに、
達成感を味わいながら嬉しそうな表情を見せるひな子のカットの数々は
やはり幼少時代のダメダメな(笑)お礼の一言すら告げられなかった時代を見せられてたからこそ、
よりグッと来たり本作の光っている部分をより強く感じさせるものになっていたんじゃないかと
また、繰り返しますがとても感慨深そうに微笑む含みのある表情になっているのも素敵で
それもまた派手さはないですが、堅実な歩みをしっかりと見せる本作らしい誠実さに溢れたワンシーンだったんじゃないかと
自分の想いに賛同してくれる仲間との出会い、そして、自分の意見が受け入れられた時の喜び・・・・・は、
以前のひな子だったら到底得られなかったような出来事なので余計に尊いものがあります
そういう構成のすばらしさ、、、も感じながら是非観て欲しいアニメですね。推し。














それにしても、
OPが何度観ても飽きないですね・・・笑
自己紹介的な歌に仕上がってるので入門としてもピッタリだし、
歌って踊って仮装して最後はみんなでジャンプして。。っていう、
一連の作業の美しさと楽しさのエネルギーが半端じゃありません
何より、
視聴者に向けての純粋なメッセージソングに成り得てるのが本当に素敵で
最近よく観返しているフェイバリットなOPの一つ、、、であります。感想遅れてますが、今作は毎回気持ちを込めて完走するつもり。
「ひなこのーと」、大好きです!!




「ひなこのーと 公式コミックアンソロジー」の感想~怒涛のくーちゃんラッシュにひな子×ゆあパレード!

2017-04-25 | ひなこのーと
                                        
                                        絶賛発売中。











全部読んだんですが、
想像以上にくーちゃんネタが多い・・・っていうか、
もしこの漫画から読んだ人がいたらくーちゃんが主人公だと間違われそうなくらいにくーちゃんの本ネタが多かったです笑
そして、ひな子×ゆあのネタもそれに次いで多くて大体この2パターンに分かれていた印象ですね
大体レギュラーの4人+ゆあちゃんで固まってたイメージなんで、
次があるならば新キャラ勢のネタも見てみたいトコロです。
では今回は全部の作品に感想を付けますね。







表紙/かにビーム

最初に出会った4人オンリーの表紙
ひな子のおっぱい&絶対領域が強調されてて良い感じ(笑



イラスト/中山幸

くーちゃんのイラスト。
ある意味、これがトップに来てるのが何よりも象徴的である・・・笑
当たり前のように本をむしゃむしゃしてるのがカワイイ。



イラスト/おしおしお

この人が「ひなこのーと」書いたらどうなるのか・・・も、見てみたかったな(笑
なんせ暴走列車みたいな作風なんで。そんな作風からはかけ離れたひな子の可愛らしい天使みたいなイラストです。



イラスト/菅野マナミ

大家さんのイラスト。大家さんと言えばやはりジャージ+ブルマのイメージが強いのね。
猫のポーズが可愛いです。







河合朗「おとなのまほう」

漫画一発目。
ダイナマイトバディーになったまゆちゃん・・・
これはこれで(笑
割と本編の細かな設定を活かした作品に仕上がっていて、
きちんと愛情をもって取り組んだのがよく分る秀作に仕上がっています
特にまゆちゃんのキャラ造詣が相当本家に似ていて「河合さん凄いな。」と笑
オチも綺麗に決まってます。



今村朝希「くいな、食欲と戦う」


今村さんの描いたくーちゃん可愛いな・・・!笑

まあ、ブックオフの本は基本立ち読まれまくってますからね、そりゃ美味しくないでしょう
でも、正直用途としては限りなく狂ってるのが読んでて笑えて来ます
本は食べるものじゃねえ・・・!
原作の設定を限りなく活かしたコメディタッチの作品に仕上がっています
兎角、本を(食すのを)我慢しようとしつつ、結果的に大暴れしてしまうくーちゃんが可愛い
今村さん自身は大家さんが好きみたいですが、くーちゃん大立ち回り!って内容になってるので
色々な意味で動かしやすいキャラなんだろうなあ・・・って思いました くーちゃんファンは必見。

また、オチが面白い(笑
原作のぶっ飛んだ設定を更にぶっ飛んだものにしている顛末は非常にギャグセンス高いです
特に「つけ本」には笑いました・・・笑
ただ、ある意味効果的かも(ぉ



ぐる「こわいものとすきなもの」

ゆあとひな子の絡み、、、と見せつつ、
最後に大家さんとの絡みも見せる
一粒で二度美味しい作品ですね。
しかしくーちゃんはほぼほぼトラブルメイカーの役割だな笑


レルシー「黒い友達」

カラスがかっこいい・・・
そして、カラスと美少女の組み合わせもいい。
あと固まってるひな子にぶつかった時のゆあちゃんの反応、というかリアクションがイイですね
思いっきり殴られてるみたいな・・・笑
カラスでも本は食わないよね。洗練された絵柄も素敵。



ばにら棒「衣装パレードその後で」

この方、「ポプリクラブ」で描いてた人ですよね?
やたら絵柄がエロいんでふと思い出しました
emily氏といいポプリ作家とパイプあるんでしょうか・・・>キューン

それはさておき、20話の後のお話~と、ある意味今作の中でも最も原作を読んでないと理解出来ない類のお話で
逆に言えばファンにとってはかなり嬉しい内容の漫画になっていたかな~、と
やっぱあの衣装遊びの回って好評だったんですね・・・
俺も絶賛したしね。

それと、ひな子のおっぱい推しだったのも最高です・・・!(超笑顔)。
更にひな子×ゆあで〆、と百合展開も楽しめる良作でした。
この漫画のくーちゃんは空気読める子だなあ笑



ミヤコヒト「くいなのーと」

完全にくいなが主役ですね
っていうか、このままスピンオフとして成立しそうなくらいクオリティが高い
最後のひな子いじりも振り切れてて良かった。



むく「くーちゃん思い出して!」

またくーちゃんが主役の話
そして、本食べネタが続く(笑
ただ、この漫画のひな子は原作よりもちょっと毒があってネジが緩んでてそこもまた印象的でした
またむくさんの絵が凄く可愛くて洗練されてるので純粋に目の保養にもなって良かったです
あとやっぱこの方巨乳好きですよね・・・笑



吉辺あくろ「ふかしぎなかかし」



純粋にネタとして面白かった
冒頭からすでに笑えたんですが、
真面目に感謝してるひな子の相様に更に笑いました
空気椅子でエクササイズとか、子熊かな・・・、とか、小ネタもいちいち面白いですね
大家さんのおっぱい描写も冴えてましたし、今回の中でも特に出来が良いのではないかと
全体的に良い作品が揃ってる印象ではあるんですけど、その中でも抜けてると思う
オチがまた見事に決まっててイイですね
言われてみれば、全員揃うとなんかの集団みたいなんだよな笑



高市みき緒「まよなかのーと」

タイトルが「ひなこのーと」と「真夜中の音」にかかってて上手い。
この漫画でもまたしてもくーちゃんがトラブルメイカー的役割で、
一般的にどう見られてるかがよく分りますよね・・・笑
ここまで来ると安定のくーちゃんオチも天丼みたいで笑える。



倉林青「ひととせトラベル」

絵が飛び抜けてファンシーですね・・・
目が少女漫画みたいにキラッキラしてます
それぞれのイメージする旅行絵図の違いが面白かった
くーちゃんはわんこそば、って、「いかにも」な感じで良かったかと笑



池内たぬま「かっこよくなりたいの!」

超ストレートなあき×まゆですね(笑)。ある意味潔い。そしてカワイイ。



九郎「おさわがせペアチケット」

練習してる時のひな子の姿がエロ漫画みたいにエロい・・・笑
そりゃ裏表紙にもそのカットが起用されるわ!ってレベルだったんですが、
素直にひな子を応援するゆあちゃんの描写もまた(原作を)「わかってる感」あって良かったです
きっとゆあちゃんなら原作でもそうすると思う。

しかし、ひな子×ゆあって大人気ですね
ここまで積極的にみんな描くとは思わなんだ。流石。



しの「ひととせ荘の大掃除!」

言われてみれば闇だらけですね・・・笑
そして、またもひな子のおっぱいネタ、、、というか、
ゆあちゃんの貧乳ネタ?があってよろしかった
1冊の本で二度も胸の大きさで責められるって凄いですね。アンソロとはいえ。
最後まで闇ネタで推す徹底っぷりも◎。



甘露アメ「ある休日と日常」

さり気に「次」って言葉を放つゆあちゃんが可愛かった・・・
この方演出上手いですねえ。すごくほっこりするひな子×ゆあネタで、
この漫画が最後を飾ってるのもある意味この本を象徴してるかもしれません。
くーちゃんとひな子×ゆあでサンドされている、、、っていう。














こーゆーアンソロジーって、
必ず一つ~二つは素人が描いたようなめちゃくちゃなナンセンス漫画が入ってたり、
「原作読んでなさそう」ってネタが紛れ込んでいるイメージだったんですけど、
割とそれぞれキャラ描写は忠実な印象でしたし、
絵もしっかりと上手い方だけを揃えてたんで結構原作のファンが購入しても満足出来るんじゃないでしょうか
ある意味また一つキューン編集部に対する信頼が高まったような一冊でしたね。
個人的になおススメは掲載順に河合さん今村さんばにら棒さんミヤコヒトさん吉辺さん九郎さんあたりかな
でも全体的にクスクスニヤニヤほっこり出来る仕上がりで、割とサクサク読めたので、ひなこファン及び好きな作家がいるなら是非。

あとがきコメントも表紙/イラストのみの作家さん含めて全員欠かさず掲載されています
そこもまたこの本の売りですかね 各々の「ひなこ観」が垣間見れるのでお勧めです
個人的には是非第2弾も出して欲しいですね。






【目指すは“素敵な自分”】アニメ「ひなこのーと」 第1話 とくぎは、かかしです 感想

2017-04-08 | ひなこのーと
                                          
                                             始まったね。












色々書きたい事はあるんだけど、
何から書こうかな(笑)。
う~ん、まず、現代のアニメを観るのは久しぶりでした
今年に入ってから「きんぎょ注意報!」「怪盗セイントテール」「きこちゃんすまいる」「姫ちゃんのリボン」などなど
昔のアニメばっかり観てたんですよ DVDやBD、ビデオなどでね。だから、ちょっと緊張したというか(笑
なんだか逆に懐かしい気分でしたね 「ああ、最近のアニメってこういう感じだったっけ。」という。

そして、始まってから数分はなんだか恥ずかしかったです
馴染みのキャラが動いてる衝撃というか、
近所の子が舞台に立ってる感覚というか・・・笑
ああ、好きな原作がアニメ化される、ってこういう感覚だったんだなあ。とまたも懐かしい気分になりました
気が付けば「妹ちょ。」以来約3年ぶりに“大好きな漫画のアニメ化”を味わったんですが、
逆に言えば約3年以上コミックス追いかけてる漫画がアニメ化とは無縁だったんですね
それはそれで凄い話ですが・・・。凄いというか、ハードコアというか笑 ちなみにその時も小倉唯がメインキャラの一人でした。



高橋丈夫さんだから、表情等がエロいんだね(嬉)


コミックキューンを初めて買った時の表紙が「ひなこのーと」だったんです
その時はコミックキューン自体を気に入ってってよりは、
今村朝希さんという好きな漫画家の読み切りが載るので買っただけだったんですけど、
その後今村さんが連載を始めてから他の漫画も読むようになってその流れで「ひなこのーと」も好きになりました
そういう経緯があったからなのか、自分でも思ってた以上に思い入れの強い作品で1話を観ている時も感慨深さがありました

やはり、原作を全然知らない、観たこともないアニメよりも
自分の好きな原作だったりキャラが動いていると嬉しさも全然違うんだな。。って思いました
勿論、原作を全然知らなくても気に入るパターンもめいっぱいあるんですけど、
今の自分にとってはやはりこういうパターンが少なくなって来ているので(ハードコアだからかなあ?笑)、
なんかそういう感覚がすごく新鮮でしたし、観ている時もアドレナリン出っ放しで超楽しかったんですよね。



カワイイ。


また、作画とテンポ、キャスティングや丈夫さんのセンスまで含めて純粋に良い仕上がりだったとも思います
全体的にシックなテイストであんまり派手派手にしてない配慮が原作ファンに気を遣ってて凄く良かった
特にひな子の声が本当に自信なさげで素で小さい感じの声になってるのがとても粋でしたね
アニメ声ではあるんだけど、そこまでアニメアニメさせてない感じの絶妙さ?が、「ひなこのーと」には合ってて良かったかな、と。
勿論OPEDは思い切り現代的なアニソンなんですけど(笑)でもそこまでシックにしちゃったら流石に地味過ぎますからね、
それはそれで正解かな、って思う。

ファンタジスタで不思議っ子な印象のくーちゃん、お姉さんぶってるトコロが可愛いまゆ、
おしとやかでワガママボディな大家さん、そしてかかしという一芸が個性的で光っている主人公のひな子・・・と
キャラの立たせ方も上手く、きちんと「ひなこのーと」の魅力をアピール出来ていた1話にもなっているように思えて、
いち原作ファンとしては及第点をあげられる、正に合格通知進呈不可避な初回だったと思います(←こいつ何様?笑
くーちゃんの異常さをポップに見せる演出、ひな子の可愛さを癒し要素含めて魅せる演出は
アニメならではの手腕だと思いますし、純粋に面白いのではないかな。と
昔ながらのコメディアニメ好きにもおススメしたい新作です。
 


おいしそう(素直な感想)


「ひなこのーと」は、タイトルと主題歌だけ聴けばいわゆる「日常系」っぽいが、
実際は日常系のようでいて日常系とはちょっと違うアニメ(漫画)だと思う
まず、主人公のひな子に「明確な目的」があること
かかしを卒業する、
人とまともに話せるようになる、
そして、自分の劇団を立ち上げて成功させる、、、という「夢」に似た曖昧ではない目標がある
ある意味少年誌的な目標でもあるので、その意味では「一歩一歩着実に進む堅実な物語性」が楽しめる作品ではあるし、
アニメでも、、、というか、嬉しい事にコミックキューン初の30分アニメでもあるので(満面の笑み)、
時間が漫画よりも多い分、「そこ」をより丁寧に描いてくれそうな期待がある
というかこの1話を観て期待が確信に変わりつつある
特に原作のひととせ初公演のお話は、
すっごく良い話だったのだが連載誌が4コマ誌なのでそこまでじっくり演劇自体を描けなかった節があったので、
アニメならば(原作ストックがそう多くないのも手伝って)本格的に描いてくれるんじゃないかと
その時が今から楽しみですし、そう期待させるだけのポテンシャルを感じさせる初回でした
全体的に物静かでヒーリング的な雰囲気にわちゃわちゃし過ぎてないキャスティング等
アニメスタッフの原作理解の深さも感じれて、それもまた嬉しかった。感動しました。来週もめっちゃ楽しみです。












なんか、色々書いてきましたけど、
純粋に「好きな漫画がいい感じでアニメ化されてすっごく良い気分だった。」ってのが要約した感想ですかね(笑
しかもそれを3年以上ぶりに味わったんで、そりゃもうテンションの高い感想になるわなあ、、、と笑
かかし設定の再現度やくーちゃんの設定の広げ方など原作ファンならニヤニヤする箇所多し
自分みたいに枠の時間やクオリティを心配してた原作ファンにもバッチリなアニメに仕上がっております
今からBDの発売も楽しみです!

構成自体は原作の1~2話をほぼほぼやって、3話のラストをオチに持って来た感じ。
初回で小劇団の発足が提示されて終わる~という、方向性と物語の目的を早めに示唆出来た良い構成だったかと思います
この調子で、いけいけゴーゴージャンプ!って感じで(古い?笑)、良いアニメ化にしてあげて欲しいですね
至福の30分間でした。

あと、昔書いた「ひなこのーと」の感想が昨日の(当ブログの)アクセスランキング1位だったのも嬉しかった(笑)。



「ひなこのーと」のススメ~TVアニメ放送直前記念

2017-04-07 | ひなこのーと
ついに始まりますね。










今夜、「ひなこのーと」のアニメが始まる
それ自体はとっても楽しみだし、喜ばしい出来事ではあるのだが
最近はアニメ化という出来事自体にあまり素直に心が躍らなくなって来ている
理由は2つある。
①メジャーになってしまう

・・・いやいや、こんな中学生のような事を思わんでも・・・笑
でもなんか、漫画とアニメって全然違うものだし、意外とファン層も被ってないんですよ
だからちょっと、漫画は漫画のままで、、、みたいな、ワガママな気持ちもあるというのが個人的な本音だ
まあでもそれでもチェック不可避なあたりはやっぱり気になっちゃってるんだろうな。とは思う。

②クオリティが気になる

昔はアニメ化ってだけでただただ純粋に嬉しかったんですけど、
今はSNS全盛の時代な訳で、ただただ純粋に観ていた頃とは違うんですよね
兎角野暮な視点の嵐なイメージが強いので、やっぱり「そこ」は気になってしまうんですけど
でも最近は割とシャットアウトしてるというか、ほぼほぼ自分の感想オンリーな感じにはなってるので
それさえ徹底してればまた子供の頃みたいに純粋に観れるのかな。。って気はしています
なんでも玄人化しちゃうとちょっと堪らないというか、
ちょっと自分自身が今の時代に合わないのかもしれません。







ひなこのーとを本格的に好きになったのは2巻に入っているひととせの初公演のお話です
究極的にエロい扉絵と、美少女4コマとは思えぬ露骨なサービスカットの連発に度肝を抜かれた記憶があります
ぶっちゃけて言えば、単純に「お世話になった。」というレベルだったんですが(笑)、
つまりはお色気と日常的雰囲気を両立させているところにこの作者のセンスを感じたんですよね





この4コマもエロくてエロくて・・・
画力も表現力も半端ないな、、、と思いつつ、
その圧倒的な「可愛さ」といいキューンの中でも飛び抜けてキャッチーな漫画であると思います
初期の頃はまだ絵柄がもっさり(といいつつ、かなり上手い)してるんですけど、2巻目になると相当洗練されていて
正直その美麗すぎる絵を眺めてるだけでも眼福気味な漫画に進化しているのが更なる凄みを感じさせますね。







ただ、お話も真っ当に面白い。
どちらかと言えば、一歩一歩真面目に歩んでいくというか、
俺の好きな「堅実な」方向性の話運びに仕上がっているので、
読んでいて気持ちが良い。
主人公のひなこが最初からダメダメな分、
着実に成長が提示しやすいタイプのストーリーにもなっているので
その点ではアニメ向きなのかもしれない、、、とは思います
大体2巻分の範疇で終わるのかな。。とは予想してますが(最後はひととせの初公演をアニメで再現して終わり、かな?)、
その分丁寧に描いてくれそうな期待、、、というか、予感もあったりして、その意味合いでも楽しみです
気が付けば90年代のアニメばっかり観ているノスタルジー野郎になっちゃってますが、
これはきちんと観よう!って思ってます
なぜなら、原作ファンだから。。という事で。





ネタもきっちり面白い
1巻よりも2巻の方がはっちゃっけてて好みかな(笑
ひなこのかかし化も絶好調だし、まゆちゃんの人形化(紅潮)も絶好調笑
女の子同士のストレートないちゃいちゃ模様も観ていて純粋に楽しくなって来てるし、
キャラのお色気もどんどん増して来て美少女版ラーメン二郎みたいな漫画になっているのが凄いです
可愛さあり、いちゃいちゃあり、クスクスあり、エロあり、ほっこりあり、、、となんでもござれのスタンスですね
この手の作品の中では、誤魔化しも奇を衒うことも一切していない正真正銘のストレートを投げ込んで来てるのが潔くて格好良い
アニメでどれだけ原作の可愛さと官能っぷりが再現されるのか、期待しながら注視していきたいと思います。押忍。












個人的にはひな子のコミュ障っぷりと健気なところが大好きです
いつでも弱気で、自分に自信がなくて、それでも一生懸命頑張ってて。。っていう、
正に自分の好みドンピシャな主人公に仕上がってるので、それもあって素直に好きになったのかもしれない
なんにせよ、久々に「自分の好きな漫画がアニメになる」現象に立ち会えるのは純粋に楽しみ。是非。