サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ステキな人情作品。/鹿子木灯「のらねこ道連れ旅にっき。」(コミックキューン2023年5月号)

2023-04-23 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)












最新号のコミックキューンに鹿子木灯さんの読切「のらねこ道連れ旅にっき。」が掲載されていた。
関係ないけど、自分はREXに掲載されてた「ぼっち日和。。」から入ったんで、
未だに今村朝希のイメージが強いんですよね笑
いい加減慣れろよ。って話ですが・・・
あれももう10年以上前の漫画だったりするんですね。当時は頑張ってレビュー書いてたなぁ。

ただ、
自分から切り出しておいてなんですが、
別に懐かしい話がしたい訳ではない
今現在、
発表されたばかりのこの新作漫画の内容が実に素晴らしい。という事を言いたいんですよね。

単刀直入に書くと、読んでて心が洗われるような内容でした。
簡単に説明すると、仕事に追われて生きてる女性(冬見さん)が、
観光タクシーに気分転換に乗りに来て、
その出会いがきっかけで、
本来の自分.....素直に何かに対して「楽しい。」と想える自分を取り戻す。っていう
今ありそうで中々無い感じの、リアリティのある人間ドラマが楽しめて非常に読んでて気持ち良かったです。

もっと書くと、お話の内容自体はシンプルと言えばシンプルなんですけど、
観光タクシーに出会って仏頂面だった冬見さんが徐々に乗り気になって
色々な事を楽しみだす人間描写が良いんですよね。
正直、
なんでも否定から入る人間ってつまんないでしょ?(笑
ぶっちゃけ自発的にアンテナ張って能動的に楽しめる人間の方が面白いに決まっている。
その観点だと、作中でどんどん自分から楽しもうと考えが変わって最後には笑顔になる~っていう
❝冬見さんの心の成長❞が垣間見れたのが読んでて非常に爽やかな気分になれましたね。
例えば、
道端に咲いてる美しい花、可愛らしい花の良さに気付くだけで日常の充実度は変わって来る。
そういう意味では、冬見さんもこの小さな旅の中でちょっとだけ変われたんでしょうね。




しっかし、冬見さん、めちゃくちゃ可愛いな・・・笑



で、
この作品は久々にコミックキューンへの凱旋作品になった訳ですが、
以前よりも絵が逞しくなってるというか、純粋に上手くなっている気がしました。
特に、
冬見さんに関しては、
今までの鹿子木さんの漫画では見られなかった大人の色香を感じさせるキャラクターで、
そんな彼女がどんどん柔らかく、そしてニッコリしていく様はドキドキしましたね
 逆に、
天真爛漫な観光タクシーのわらび(関係ないけど、管理人と名字がほぼ一緒...笑)は、
王道の鹿子木キャラ・・・って感じで安心しつつ、新機軸も楽しめる。っていう出来栄えでした
いつでも真っ直ぐで、
お客さんを楽しませる事に終始尽力している彼女の仕事っぷりも見事でした。

それと、
熊本が舞台で、
熊本の名所やグルメも丁寧に取り上げられているので、
純粋な観光作品としても楽しめる隙の無い仕上がりになっている~と感じましたね。
ちなみに、これはファンだから忖度しているわけではなく(笑
本当に思ったことですし、
より一層ブラッシュアップして帰ってこられた~という感覚ですね。

物語の構造的には、
平成中期ぐらいにあった、
毎回ゲストを招いて人間ドラマを展開して、、、みたいな。
要は連載にも向いている題材にも思えたので、
個人的にはまたコミックキューンで新連載して欲しいな。って感じました
兎角、
仕事一筋の現代人が人間として生き生きした感情を取り戻す~という分かりやすい内容にもなってるので、
そのコンプレックスの描写やちゃんと取材がしっかりしてるからこその説得力など、
渾身の新作読切に仕上がってるので出来たら読んで欲しい漫画ですね。
本当に素晴らしかったです。












コミックキューン、来週水曜日には最新号が出るので、
もし良かったら紙でも是非~ってトコロ
まあでも、
電子書籍でも出てるので、遅いという事も無いです
それと、もしこの感想をキューンの関係者が読んでいましたら、
毎月紙で買ってる読者の一意見として「この作品を連載にして下さいお願いします!」って感じです笑
見開きの使い方もすごく秀逸で、また更に進化した鹿子木漫画を拝めてとても幸福でした。


男のロマン。/「今日どこさん行くと?」が理想じみてて面白い(コミックキューン2019年10月号感想その①)

2019-09-03 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)
戸部下くん逞しい。









コミックキューン、毎月買ってて、
しかも買ってるだけじゃなく楽しみに読んでるのに先月号分で超久々に感想書いた、という感じだったんです
月刊誌だから後回しにしちゃうんでしょうけど、そろそろキューン応援ブログとして本格的に始動したいな、と
今月から・・・今月からは真面目にやろうと思う!そんで勿論切り込み隊長はこの作品でしょう。







今月はね・・・ドライブの描写がまず良かった。
ドライブが気持ち良い、のは分かってたけど
今月は思わず観光したくなるのどかな自然の風景がみっちり描かれてて・・・
純粋に田舎のほのぼののんびり出来る感覚を作画に落とし込めてたように思います
まず、冒頭から名水の紹介と観光したくなる場所を紹介してますもんね。。
しかもドライブしながらきらきら輝く上司さん付き!(笑

正直な話、
大人になるとある程度疲弊しながら生きるようになるので(人によるかもしれないけど)、
漫画の中でもきれいな景色を眺めて観光した気分になれる、、、というのも素敵ですよね
それくらい今月は自然に熊本の美しい風景をアピール出来てたんじゃないか、って感じました
ま、画像だと折り目とか付いてますけど・・・笑
でもその辺のセンスは、
益々磨かれてるように思えたのもまた素直な感想であります。ちょっと行きたくなったもん(笑
それを観て輝いている上司さんもまた素敵で、、、正に一粒で二度美味しい、ですね!







それで、ラブコメとしてもまた今月「も」良かったです
冒頭から力仕事任されて頑張ってる戸部下くんが可愛かったりして(笑
でも男女に限らず頼ってくれるのは正直嬉しいですよね・・・あてにしてくれてる、って事ですもんね
その後、ナチュラルな夫婦発言だったりデートっぽい雰囲気だったり手作り弁当発言だったり。。
色々と外堀から距離を埋めんとする演出の数々といちいち翻弄されている戸部下くんが可愛かった・・・笑
いずれ、手作り弁当作っちゃうんだろうか、それってもう立派なカップルなんじゃ・・・!?と思いつつ、
そんな上司さんの天然なロマン溢れる発言の数々にもグッと来た話数に仕上がっていました

あと、「だろ!?」って方言がまた良かったですね・・・方言女子、かわいかとです!!








まあでも、
「何かを思いっきり楽しんでる人」っていいですよね・・・
最近はワイドショーの影響で愚痴っぽい世の中だから、
とことんまで純朴な上司さんに癒されます。。
隠れた良作ですよ。
隠れないで欲しいですけど。












健気な後輩。/今日どこさん行くと? 第13話 感想(コミックキューン2019年3月号)

2019-02-26 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)
                             
                             カワイイ。








今月の扉絵はやたらセクシーだと思う
キューンの他の漫画に刺激されたのか、それとも純粋なアレなのか。
今月っちゅうか、明日には最新号が出るんですけどね・・・笑
そろそろ月刊誌を後回しにする癖を直したいですね。
すぐ追い付けてしまうのが理由ではありますが。

にしても、まさかヘソ出しとは。。
以前からの作風を考えると有り得ないですね
何気に上司さんスタイルいいなあ・・・と思いつつ、
この回は本編もまた「男同士のドライブ(っていうか仕事)」という異色の話数でした。







しかしまあ、
健気な後輩だと思います
上司さんと絡むと見えづらくもあるんですが、
ああいう良くも悪くもノリが軽い先輩と絡むと、
案外しっかりしてるなっちゅうか、
意外と頼れるなっちゅうか・・・。

まあそもそも鹿子木さんの漫画で「男同士の」って形容詞が出てくる時点で面白いんですけどね(笑
今までとは違った魅力というか、戸部下くんが後輩カワイイ(←?)っていうか、
そういった類の新しい引き出しを見せてもらったお話だったように思う。







にしても、
ドヤ顔からの盛大な失敗は笑いましたね。。
っていうか、
そう考えると運転ベタな先輩を察して運転してあげてる戸部下くんが凄く健気に思えるというか、
こっちはこっちで戸部下くんすっごい「良い後輩」演じてあげてるんだなあ・・・と思うと、
やっぱり意外と戸部下くんは戸部下くんで面倒見良かったりもするんですよね
それはそれで可愛いっていうか・・・
うん、
この回は戸部下くんが健気で素敵な話数だったと思います!

新キャラの須賀さんもちょっとピリリとしたキャラで好印象でした
戸部下くんこれからちょくちょくイジられそうだなー、と笑





No.1になりたい。/今日どこさん行くと? 第12話 感想(コミックキューン2019年2月号)

2019-02-17 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)
                            
                              カワイイ。






今月のテーマは「嫉妬」でした
今月っていうか、先月号ですかね
最近仲良くなった・・・という類の人間が抱きがちな感情を描いてた、と思います。







まあ、四六時中謙虚で献身的な想いで生きていける・・・ほど人間は強くはないわな
どうせ心血込めて関わるんなら大好きな人のNo.1で居たい。って気持ちは誰しも持っていると思う
ただ、「それまで」その人が嫉妬する“誰か”と築き上げて来た記憶には敵わないのが現実
そういった意味でこの回は凄くキャラクターが人間らしい話数に仕上がってたと感じた。


ぶっちゃけ、
客観的に見ると戸部下くんの心情は正しくはない心情なんだけど、
正直な話365日良い子ちゃんの気持ちで生きていく事って案外難しい
それを表に出さないのは良心的だし素晴らしい男の子だと思うけど、
ああいう「正しくない感情」って誰しも大なり小なりあるもんだから。
それを“描いた”っていうのがまず秀逸ですし、
ある意味「リアル」を描けている・・・という証明のような話数になっているでしょう







ただ、こういう心境に明確な解決法ってないんですけどね
努力でどうにか出来るか?っていうとスポーツとかとは違ってそれも微妙ですしね
じゃあ、聖人のようになれば、欲を消せばOKか?って言えばそれはそれで「都合の良い人」になっちゃう気もする
っていうか、好きな人のNo.1に成りたい、っていうのはある種普遍的な心情でもありますしね


「今日も上司さんが楽しそうでなによりだ!」
   ↓
「もやってする~!!」

っていう、
一度無理矢理自分を納得させたのに結局悩んでる辺りがまたあるあるですけど(笑
でも正直、戸部下くんの想いってかなり共感出来るものだし、
読んでて応援したい気持ちにもなってしまいました
こういう・・・
客観的に言えば100%正しくはない、ある種格好悪さを含む心情を、
この雑誌で堂々と描いてくれた作者のセンスと美意識に敬意を表したくなってしまったお話でした
キャラの心情が生々しい分、ある意味一番面白味があって深いエピソードに仕上がっている、、、、と思います。


正しい/正しくない、は別として、こういう心境を漫画で表現するのは間違いなく正しい。





格好良い戸部下くん。/今日どこさん行くと? 第11話 感想(コミックキューン2018年12月号)

2018-11-23 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)
                               
                               カワイイ。














実際、
こんな風に意中の女性とドライブデート出来たら幸せだろうなあ・・・とは思う
美しい景色を観て、美味しいものを食べて、美しい女性を観て・・・←
正に美のトリプルコースじゃん!!と感じつつ、
今回も上司さんのマニアックな歓びに、
それを観てニヤニヤする戸部下くん、、、とこの漫画ならではのコミカルさが光っていて良かったです
上司さんは結構少年的な冒険心があるというか、確かに狭くてどこかに繋がってそうな暗い道って、
ちょっとアニメや漫画の展開みたいでワクワクしちゃうのも理解出来ますけどね
あの道はあの道で良かったんでしょうけど、
正しい道に引き返した事によって
上司さんの真剣な眼差しをガン見出来た。。っていうのは男子的な役得で良かったです(笑
それでいてドライブテクニックも抜群とかね、可愛い上に格好良いっていうのが、
正に憧憬を抱くには十分でそこもまた今回良かったポイントの一つでした。





ただ、今回は戸部下くんも格好良かったと思う
いつもは上司さんに憧れて尽くすある種「可愛い」部分が目立ってますが(笑
今回はそんな上司さんの窮地を救って男らしく支えてあげる・・・という、
ここに来て戸部下くんの格好良い部分が垣間見えたのが良かったです
冷静に考えれば、
ただ転びそうになったのを助けただけなんですが、
今までが今までだった分ここぞという時に頼りになる、、、っていうそういう良さがあったような気がします
なんでしょう、普段ちょっと頼りなさげな人が時によく見てガッツリ助けてくれるとギャップ的な何か・・・っていうか笑

その後の自分で注意しときながら転びそうになってしまった自分を恥じて紅潮する上司さんもまた超絶可愛かったです(笑
ドライブテクニック抜群で出来る類の上司さんだからこそ、ああいう子供っぽい一面にグッと来る。。という、
そういう演出の妙・・・もまた光っていたまた少し距離が縮まったかな?という話数でした
今月発売のキューンは休載らしいですけど、
こんなニヤニヤ回見せられたら余裕でまた来月まで待てそうですね(笑
上司さんも段々戸部下くんに惹かれていって欲しい!




道はいつでも引き返せる。/今日どこさん行くと? 第10話 感想(コミックキューン2018年11月号)

2018-10-09 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)
                              
                              カワイイ。









久々のドライブとなった今回、
冒頭からカップルのような雰囲気を醸し出していてとても良かったです(笑
っていうか、休日に「普通に」一緒に行動するのがデフォルトとなっている節があるので、
その意味では非常にニヤニヤが止まらない話数でもありました・・・笑
美人上司と休日おデイト、とっても宜しいですね!(笑顔)。

その中で、観光名所や美味しい名物をきっちりと入れ込んだり、
背景に凝った作画に仕上がっていたりと今月もまた細部に渡る演出力が光るお話でもありました
正直、物語に緩急を付ける為にもある意味先月のようなお話は必要だったのかもしれません

ただ、戸部下くんも、背が高くて普通に格好良くもある笑
優しい誠実な性格含めて(色々な意味で)似合ってるんじゃないかなあ、と。
特にデコポンフロートを一緒に食べている辺りが個人的にツボでした。







印象的だったのはこの言葉。
感情移入し過ぎかもしれませんが、
自分も何度も何度も道を間違えてここまで生きて来た・・・って感じがします
その所為で失ったものもあるし、逆に得られたものもあると思う。
なんなら、今現在も色々と道を間違えてしまっているのかもしれない、、、。こういう、
身を粉にして毎日ブログ更新する作業だって、本当にこれが「価値ある行為」なんて確信もなかったりするし。

でも、結局ミスした事を悔いても仕方ないし、一度間違ったのなら、もう一度引き返してやり直せばいい
動物ならまだしも、人間は意志があるから奥底に眠る自虐や恐怖心に打ち勝ってもう一度正しい道を歩める、
そういう生き物なんだ・・・って事をこの漫画から教えてもらった気がします
変な道を好むのだって、オリジナリティを追求している~という、ある種のメタファーなのかもしれない・・・と思いつつ、
純粋に上記のセリフは個人的な心境にもフィットして響いてくれたなあ、、、って。

自分も、もうちょっと引き返してみたいです。純粋な道、を。







しかし今月は久々に思い切りドライブする描写があって、その意味でも良かったです
また敢えてああいういばらの道をじっくりと進む・・・というのも深読み出来る隙間があってイイですね
回を増すごとに面白くなっている、と断言出来る仕上がりになっていますが、
戸部下くんの表情もまた更に可愛く仕上がってて満足なのでした。。

自分も狭い道をジワジワ進む人間でありたいです。



初めてのライン交換。/今日どこさん行くと? 第9話 感想(コミックキューン2018年10月号)

2018-09-04 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)
                               
                               カワイイ。









正直、面白いと思う。
仕事場の(好きな)女性とのライン交換。。わくわくするじゃないですか?笑
想像しただけでグッと来ますけど、そんな夢が叶っちゃうのが漫画の優れたポイントなんだなー。





でも実際どうなんだろう?
こういうのって男子の方が淡い期待を持っちゃってドキドキしちゃいそうな気がするね
結局はまあ、誰だって戸部下くんみたいな反応になるんでしょうけど・・・それにしても、
上司さんとのラインのやりとりにドキドキしている戸部下くんはいじらしくてとても可愛かったです(笑
その前の弓削さんとのやりとりも可愛くて大好きなんですが、、、笑


別に俺が男子好きって事ではなく?(ぉ
ああいう風になっちゃう気持ちも分かるっていうか、
まあ基本的に男って先走っちゃう生き物ですからね笑
上司さんともっと仲良くやりとりがしたい、と恋焦がれてる戸部下くんは今月も最高でした
笑顔で布団の上に寝転がってる7ページ目の戸部下くんがまた健全な男子っぽくて可愛かったですね
ちょっとだけ、仲良くなれた?っていう、些細だけど大切な感覚・・・これぞラブコメの真骨頂!という話数でした
にしても鹿子木(今村)さんの漫画でここまで愚直な“恋する男子”が観られるのに尊さも感じますね
なんか、変化するのを観てるのも正直楽しいな、っていうか・・・。
新境地に挑戦してる感覚がビシビシ伝わって来ます。





とはいえ、妄想の上司さんも当然のように可愛いのであった(笑
っていうか、こういう都合の良い妄想を繰り広げる辺りがいかにも男子的な思想ですね
なんかそういうトコも含めてきっちりと「男の子」を描けている秀逸な9話目だったな、って思いました
それと今回Cカラーだったのですが、清楚でちょっと色っぽい上司さんのイラストがまた良かったです
単行本も無事購入出来たので、近い内にまとめのような感想をUPしたいところですね。




イケメンな先輩。/今日どこさん行くと? 第8話 感想(コミックキューン2018年9月号)

2018-07-31 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)
                             
                             来月単行本出ます。









今月はやたら掲載順が高いです
上から5番目くらい?くらいっていうか5番目ですね
純粋に人気が上がってるのかプッシュしてくれてるのか、或いはその両方か・・・
なんにせよ、作者ファン及び今日どこファンとしてはとっても嬉しい限りです!

今月はコミックス作業の為(たぶん)、ページ数が8ページなんですが、
ただの番外編と思いきや今月も安定の逆胸キュン展開で大変素晴らしかったですね・・・!





結構この手の漫画だと、
男子がやたらハイスペックに描かれるのが常ですが
戸部下くん乙女みたいに胸キュンしてるし、
上司さんは憧れるレベルでイケメンっぷり発揮してるし・・・で
中々オリジナリティの高い(ラブコメとしての)面白さがあるなあ。。と。
確かに、こんな上司が居て「一緒に」と誘ってくれたら頑張りたくなるよなあ、、、って思いましたね
ある意味、男子の憧れをストレートに描いているような内容で今月もページ数に反比例して濃ゆい内容でした

にしても、咄嗟に手が出る上司さんも流石だし、
その後の戸部下くんの反応も可愛過ぎて正にキューンな仕上がりですよね(笑
でも、戸部下くんの「役に立ちたい」って必死な想いもそれはそれで格好良かったです
結局、本当に大事なのはそういう些細な思い遣りなのかもしれないですね・・・。
そういう意味だと共感型の物語なのかもしれません。





扉絵もセクシーで良かったです(笑
なんか最近どんどん上司さんが可愛くなっている気がします
今月の夏仕様の格好&髪型も最高にキュートでしたし・・・
年頃の男の子のような好奇心旺盛なトコも面白いです笑
それでいて、さり気に観光マンガとしても成り立ってるのが尚見事でした

最後の、虫に刺された時のかゆみ止めを塗るシーン、これまたときめき要素100%で、
今月はページ数が短い分その分ラブコメ要素をたっぷり詰め込んだ感じで凄く満足度が高かったです
そりゃ、あんな近距離で、思わせぶりな表情されたら男子としては「たまらんばい」って感じですよね・・・笑
ある意味今月から読み始めるのにも向いている話数だとも思ったので、その意味でも是非是非、、、というところ。










しかし今月も戸部下くんの乙女チックな反応の数々が面白可愛かった・・・笑
色々な意味で愛嬌があるというか、ほっとけない感じというか、安心する感じというか。
それもまた間違いなくこの漫画の良さ、ですね。
来月は単行本の感想も書く予定なので、
併せてよろしくお願いします。そして、アンケも勿論投函します!




夜のメロディ。/「今日どこさん行くと?」第7話 感想(コミックキューン2018年8月号)

2018-07-10 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)
                            
                              カワイイ。











しかしまあ、俺この方の漫画初めて読んだの2010年~2011年頃雑誌に載ってた「ぼっち日和。。」ですけど
そこからずっと来てまさかボーイズトークから漫画が始まるようになるとは思いもしませんでした
しかも今回の内容も憧れの女上司と夜のおデイト・・・って事で
色々な意味で内容が大人になったなあ。。と感じました
そこがまた面白いというか、
ある意味今までと比べての「変化」を含めてこの作品を楽しんでいる感覚があります
それはお世辞とかではなく、作者ファンなら誰しもが感じる事柄だろう。。という確信がありますね。

ただなんでしょう、作者は女性なはずなのに凄く男の子の気持ちを上手く描けるなあ。って感覚があるんですよね
何かそれも含めて“作風の進化”というか、鹿子木さんの世界観が広がった感じがしていて・・・凄く良いです
多分「それまで」のファンが喜ぶような同じ作品を描く選択肢もあったと思うんですけど、
敢えて新機軸に挑戦して同じような漫画を描かない・・・っていう、
ある意味作家としての矜持を受けるような作品なんですよね
その結果、
ツイッターでも今まで以上に話題になっていて、
掲載順も前作と比べて良い位置に掲載されてますし、
努力した甲斐が結構目に見える形で伝わって来てるのがとても嬉しいです
俺はただの読者なんで今まで通りこうやって感想を書き続けるしか応援の手口がないんですけど、
でも、なんでしょう・・・。正直、これで本当にブレイクしたら応援して来た甲斐が凄くあるなあ、って思います。





鹿子木さんの漫画はいつ見ても平和で登場人物の純朴さが直で伝わって来るから大好きなんです
正直、初連載からここまで興味を落とさずずっと感想を書いて来ている作家さんは稀です
鹿子木さんは変化させる部分は変化させつつ、
ただ元々の作家性自体はそのままでここまで来てると思うんで
そこが個人的に大きいんじゃないかな?って思いますね
いつ見ても読んでて安心するというか、
その純粋さに癒されるというか・・・
それは詩春(ぼっち日和。。の主人公)も戸部下くんも変わってないと思う
どっちも鹿子木さんの漫画の主人公っぽいというかね、、、ある意味女の子男の子の枠組みを超越されましたね
正直、上司さんに自分のお誘いを受け入れてもらって安堵する戸部下くんはあまりにも可愛過ぎでした(笑





今回は、
ドライブシーンも男の子がワクワクするような激しいものだったし、
一番の見所だった夜景のシーンも情感豊かで素敵だったし、
勿論、ラブコメとしての旨味も忘れてないし・・・で
ある意味バズりつつある現状で繰り出すにはベストな話数だったなあ。とも思います
個人的には今回をきっかけにハマって欲しい!と切望するくらいクオリティの高い話数であったかと

何より、一緒に夜景を観に行く、、、とか、それもう恋人じゃん!って(笑
それ直接口に出しちゃう戸部下くんのシーンがもうラブコメど真ん中でめっちゃニヤニヤしました
戸部下くん、キョどり過ぎて面白可愛くて戸部下くん萌えとしても良かったです(超笑顔)
そのまま抱きしめれば良かったのに
・・・いや、なんでもないです

ただ、この分だと更なるニヤニヤシーンも期待出来そうで続きを読むのもまた楽しみです
最後のシーンなんかあからさまにそんな期待を煽りまくりで素晴らしかったですね(笑
そりゃドキッとするっつーの!と思いつつ、
女子の一挙手一投足に過剰にドキドキしてしまう男子の心境(というか半分は間抜けさ笑)を上手く描けていて、
そういう意味合いでもまた鹿子木さんの新しい引き出しを垣間見れたような出色の7話目でした!










で、来月は久々の鹿子木さんの単行本発売です!1巻目です!!
今回の連載こそは普通に続いて欲しいので、自分も購入して感想も改めて書こうと思います
その前に、この感想が単行本購入の足掛かりになってくれたらとても嬉しいです。
面白いですよ♪





上司さんの不安。/「今日どこさん行くと?」第6話 感想(コミックキューン2018年7月号)

2018-06-01 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)
                             
                             楽しそう。










今月は、
自分のドライブプランを戸部下くんがちゃんと楽しんでくれてるか?を心配する回だった。
正直、上司さんの気持ちは分かる部分もあって、一応自分がエスコートしている訳ですから、
嫌々だったり本心では退屈だったら(気持ち的に)辛い。。という、
そういう想いはよく分かるつもりなので、
それが解消されてほっとする上司さんの表情や気持ちの表現には感情移入も出来てとても良かったと思います。

でもやっぱり、
自分の計らいだったり、もてなしだったり、誘いだったりを、
「ちゃんと楽しみにしてくれる」って相当大きいですよね・・・
人間なんだかんだ金とかよりも承認欲求の方が大事~ってトコあるじゃないですか?
二人の休日ドライブを、ちゃんと口に出して褒めて貰えて、嬉しそうな顔を見せる上司さん、、、
今風の云い方をすれば「尊い」とかになるんでしょうけど(笑
そういう、
誠実で温かみのある作風が素敵だった今月の今日どこでした。





しかしまあ、
戸部下くんからすると、
休日に女性、それも仕事場の先輩にドライブに誘ってもらう。。ってだけで
正直「嬉しい楽しい大好き!」だよなあ・・・って所はあると思います
ちょっとドリカムの曲名っぽいですが(笑

確かに、上司さんの趣味的なところはあるでしょうが、それでもきちんとイベントを用意していたり、
例えば今回だったら動物を観る~というオプションもある訳ですから、
そりゃデートみたいで楽しいわなあ。。って思う

震えながら答えを待つ上司さんも可愛かったですが(笑
純粋に楽しんでます!と伝えてくれる戸部下くんのアンサーも良かったです
最近心が荒みっぱなしなので、こういうピュアな漫画に癒されますね。。
そして、
俺も仕事場の女性にドライブ誘われないかなー、と笑
その機会は一生ないだろうけど









あと、
今回のドライブ個所の実写の風景を作者さんがツイッターでUPされています
そちらと照らし合わせてみるのも面白いかもしれません。
っていうか、本当に行ってみたくなる場所ばかりで凄いですね。。

最後に、お好きな方は是非共にアンケ出しましょう。
自分は毎月欠かさず投函中です!