サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

トラウマ発動。/栗ののか「ぼっちの僕に強制彼女がやってきた」4巻 感想

2024-05-29 | 単行本感想











すいません
先に謝っておきますが、
スマホからの更新になります
昨日もそうですけど家の回線が絶不調なので・・・
スマホ用のキーボード買わなきゃいけない時期に来てるのかも。
なので改行とか少しおかしくなるかもですがよろしくお願いします。


で、
4巻です
この漫画の感想、
ちょうど去年の5月に書いたのが最後なので
1年ぶりになるんですね
って言うか
単行本自体も1年半ぶりくらいに出たのでそりゃそうなるわな
 内容としては、
強制彼女の期間である約束の3ヶ月を迎えたので
無事に関係解消・・・という物寂しい流れになっています
ただ、亜沙乃さん自身は周平のいいとこをいっぱい見て来たし、
情も深い人なのでこの関係を継続させようと提案してくれました
だけど肝心の周平は…..
そもそも人間関係というか
男女関係の軋轢を見て育って来たので
どうしても自信が無くてその返事を保留したままにしてしまう
おいおい、こんな良い女からの提案なら即答しろよ!と思いつつ
彼のトラウマはもっと根深いものみたいだった。




高橋周平が凡退した時に使えそう笑




周平は、
幼い頃から両親の顔色を常に伺いながら育って来た
不仲かつ冷戦状態の両親
父は母のご機嫌取りを息子に丸投げし、
母はうつの苛立ちをすべて息子にぶつけて来た
そんな夫婦生活を目の当たりにして来た影響で
結婚とか
交際とか
そういうものに対する恐怖心、億劫な気持ち、トラウマ・・・等が強くあるみたいだった
 でも、
これは仕方ないよね
はっきり言って経験した人にしか分からないと思う
管理人なんかは両親は離婚もせず元気にここまで来てるけど
そういう人間と
周平みたいな人間では
確かに精神的なプレッシャーも違うと思う
彼は、
あまりに不幸な人生を歩みすぎた
自分も他人もあまり信じる事が出来ない状態なんだと思う。




後半の部分、よく分かる。。男のメンヘラはね・・・。



しかし、
本当にこれで良いんだろうか
亜沙乃さんは臆病になってる周平に対して
素直に好意を示してくれた
周平も、
そんな亜沙乃さんを「可愛い」「素敵」と感じる想いも強い
確かにトラウマっていうのはそんな簡単に克服出来るものでは無いけれど、
逆に言えば
これを乗り越えて踏み込んで本当の愛を手に入れる事が出来たなら、
逃げ続けている過去のトラウマを払拭出来るチャンス…とも言える
ま、
外野だから言える事ですけど笑
でも読者としては折角亜沙乃さんがマジになり始めた今、
こんなところで関係性が終わってしまうのはとっても寂しい
もっと亜沙乃さんの可愛いところ見たいしさ(笑)。
なので、
周平頑張れ!!・・・と
最後は背中を押しておきます。
連絡放置してても会ってくれる時点で彼女は素晴らしい人だぞっ!!











それにしても、
最後の亜沙乃さんのおまけ漫画、切なかったな笑
マッサージの時は眼福でしたが・・・(笑顔)
求められてる内が花だぞ、周平っ。
 でも、
展開としては非常にドキドキハラハラ出来て面白くもあった4巻目でした。
周平の葛藤もよく分かったし。


【さよならだけが】彼女の友達/じゅら 4巻

2024-05-14 | 単行本感想











今回も超面白かった。
面白過ぎて、
ページ捲る手が止まんないんだよね。
正直それは背徳的なストーリーだから~っていうのもあるかもしれないけど笑
カオリに関してはとても良い子ですよね
カオリは、
恩を武器に付き合ってもらった・・・って言ってたけど
それだって別に悪い事だとは思わないし。
奪い取ったのは奪い取ったって事になるんでしょうが
別に付き合ってた訳でもないしな、、、
それで
自分から別れを決断するだなんてあまりにも健気過ぎますね
いやまあ、タケルは本当は吉岡さんのが良いだろう。って気持ちもあったんでしょうけど。







内容としては、
医者になる為に奮闘するタケルとカオリの(情事含む)日々が中心
3巻でタケルは吉岡さんと浮気してた事を正直に話し、
完全に彼女への未練を断ち切った.....ので、
今までの様な
タケルと吉岡さんの背徳の情事~みたいなのは(この巻では)一切無いですね
それはそれでこの漫画本来の醍醐味から外れてないか?って気がしなくもないけど、
でも、
人間的には正しいよなぁ・・・笑
その中で、お互い愛や衝動を持って身体を重ねたり、
泡沫のデートを重ねたり、
一度は(大学合格を)諦めたタケルが泥臭くもがいたり・・・
ここだけ切り取ると献身的なカップルの漫画に見えるんですけどねぇ。
取り敢えず、
吉岡さんは吉岡さんでグラビア活動を頑張ってるみたいでした。







しかし、
一見順調に見えたタケルとカオリ...だけど、カオリが
吉岡さんに向かって「タケルくんとは別れる」と堂々と宣言
元々タケルは吉岡さんの事が好きだったのと、
そこに割って入った自責の念と
「また浮気するかも。」っていう想いと...
様々な思惑が絡み合って決断したみたい
吉岡さんは喜ぶでもなく、
諦めるでもなく。
時折、
複雑な表情をしたり
カオリを焚き付けたりどっちつかずな印象でした
ただ、
吉岡さんは吉岡さんでそれでもタケル自身の事は踏ん切りがつかない相様でしたね
多分、直接的ではなく、グラビアを頑張る事によって間接的にアプローチしてるんだと思う
それはそれで健気ですけど・・・ぶっちゃけ、ここまでの表紙が全部吉岡さんになっているので
このままカオリENDになったら「あれ?吉岡さんメインヒロインじゃないの?」って感じもしますけど、
そういう意味では挽回のチャンスがあるのかどうかが気になるトコロですね。
でも、その刹那的な日々はどこか楽しくも淋しく感じられました。。







個人的に、
意外だったのはタケルの選択ですね
カオリから別れを告げられ(このシーンも凄く良かった・・・!)、
ぶっちゃけ
吉岡さんと付き合っても良い流れになったのに
それを受け入れず、カオリに「別れたくない」「大好きだから」と告げ抱きしめる・・・
いや、
物語的に言えば
こっちのが正解.....

っていうか男らしい決断ではあるんですけどね笑
カオリも苦悩していた
タケルは元々吉岡さんの事が好き
そこに恩を武器にして付き合ってもらった
そんな今の関係は100%肯定出来ない・・・っていうアンサー。
だけど、
タケルは
最初はそうだったかもしれないけど
思い出を重ねて今は、、、という気持ちを抱えて彼女を抱きしめたんだと思う
ある種この漫画の最も美しく感じられる鳥肌が立つ様なシーンでしたが、
これって
もうカオリENDで行く!って事なのかな
ぶっちゃけ、本当にカオリへの愛を貫き通したらそれはそれで超格好良いですけど。
そうなっていくとこの先どういう風に物語が展開するのか読めないですね
これで終わりではなく、5巻以降も続くみたいなんで尚更。
 まあ、
あの流れで吉岡さんには行けないでしょうが・・・笑
吉岡さんは3巻末に続き4巻でも思い切りフラれてしまった形になった
(寄り道はあったけど)純愛を貫くのか、
それとも、
吉岡さんの逆襲はあるのか?
いずれにせよ次が気になる・・・って事で発売日を確認したら
5巻の発売日は今年の冬頃、、、だと!?
待てるわけねえっ!(憤怒)
いや、
この漫画は是非結末を迎える所まで読みたいからいつまでも待ちたいと思いますよ、ええ。














しかし、
この状況で吉岡さんと再び...って事があったら、泥沼だけど燃えるでしょうね。。
それと、カオリのクラスの先生とかカオリのママとか、
芸能事務所の社長とか(この人も結構好き)
メインヒロイン二人以外もスタイル抜群で色気ムンムンなのはどういう事なんだろう(笑
出て来る女性出て来る女性がことごとく官能的なのはこの漫画の特徴ですな
いや、この漫画に限らず他の作品でもそうなんでしょう。
ヨシ!←←←


あきやまえんま「のあ先輩はともだち。」2巻 感想

2024-05-11 | 単行本感想











2巻目も面白かった。
っていうか、
毎週紙のヤングジャンプ購入して読んでるので
もう既に分かってはいる事なんですけど笑
自分が面白いと思っているだけではなく、
毎週掲載順自体も高めなので読者人気もそこそこあるんだと思われる
100カノに引き続き今作もアニメ化とかしたら連載初期から目を付けてた俺~みたいな事やれますね(笑
まあ心の中でそう思うだけでわざわざそんなん言わないでしょうけど。




これもうプロポーズだろ(笑




内容は、
完璧ですね
なんでしょう...ずっと蛇の生殺し状態と言いますか
読んでると「もう付き合っちゃえよ」とか「結婚すればいいだろ」って思うんですけど
その付き合う前段階の良い意味での期待感というか・・・寸止め感がこの漫画の一番の長所だと思う
常に思わせぶりなのあ先輩の好意に満ちた発言
だけど、
理人自体が良くも悪くも草食系なので
そのドキドキ感というか無防備な目配せを延々と楽しむ事が出来る...っていう
そういう心地の良い永久機関が既に出来上がってる様にも感じました
にしても、
のあ先輩
理人の事を大切な親友扱いしてるけど、
理人から離れられる気配が全く感じられないですね
漫画としてはめっちゃ可愛いし面白い
だけど、
実際にあのメンヘラムーヴかまされたら結構疲れるだろうな。とは思う笑
そういう意味ではけだるげだけど意外と他人と根気強く付き合える忍耐力...というか
咀嚼力とでも言うのかな
理人の存在は唯一無二のものだと思うし、
そんな理人もちょっとずつのあ先輩に惹かれていってる描写があるのも良いなぁ、と思いました。




「のあ先輩はともだち。」2巻より引用。なんか可愛い...笑




この漫画の絵柄って
少年誌の男性向けのラブコメと
少女漫画のキラキラした感じがミックスされてる様に感じました
それはそれとして、
全体的には
ラブコメの王道を往く印象
カフェにてデート(ヌンチャ)したり、
二人で一緒にお泊りしたり、
飲み会に明け暮れたり、
ちょっと恥ずかしくなってのあ先輩が照れ避けたり・・・と
こうして一個一個記述してると「本当に❝ともだち❞か!?」って思うんですけど笑
 ただ、
中々恋人までは行かない日々の中で
ピザパーティの末のおふざけのシーンの中で
不意にのあ先輩に理人が倒れ込む...っていうあの場面
あれは正に少年誌のラブコメの超王道ギミック
敢えて固有名詞を出すと「いちご100%」みたいなシーンでもあったので、
あそこの破壊力は半端無かったですね
正直、
ラブコメ好きの血が騒ぎましたね(笑
ずっと親友ごっこを続けてるのも楽しいですけど、
あの場面はこれからの未来...というか今後に向けての布石の様な気もしました
それにしても理人の寝顔を何度もパシャパシャ撮るってのあ先輩彼の事好き過ぎだろ!
最後のエピソードもなんか半ばプロポーズみたいな事言ってるし、、、
あんなん言われたらマジで嬉しいだろうな。
そんな二人の様相が相変わらず微笑ましい2巻目でした。
雑誌で毎週読んでるけど3巻目も買います。







それと、
新キャラの立花りりなも2巻目で初登場
もっと前から出てる様な印象あったけど17話からだったんだなあ。
のあ先輩に憧れてる系女子で外向けののあ先輩に惹かれてるみたいですね
理人とも彼女の事を教えてもらう為に絡むんですが、
パッと見、
恋のライバルに映らなくもない・・・けど
この漫画はあくまでのあ先輩と理人のストーリーなので、
彼女とどうこう~っていうのは無さそう
嫉妬とかはありそうですけどね笑
嫉妬とかしちゃったら、
そりゃもう完全に彼女だろ。って思うんですがそれが通用しないのが本作の個性でもある
何にせよ、ただただ二人のイチャコラっぷり(?)を眺めてるだけで自動的に面白い本作に
また良い具合に作用してくれそうな新キャラの登場.....って事で今後も楽しみです
割と正統派のヒロイン・・・正統派でもないかもだけど笑
ストレートな良さのあるのあ先輩に対して
特殊性癖でタレ目っていう
変化球的な新ヒロインでそういう対照的な部分もまた良し!でした












しかし、
普段が見事な草食系男子な分、
不意に照れたり恥ずかしがったりする理人もちょっと可愛かったですね
なんか、こう、いたずらしたくなるような.....
そう想うと
何気に理人もまたのあ先輩に落とされるヒロインポジなのかもしれない・・・
そんな事も感じた2巻目でございました。


【新しい果実】大箕すず「フィルター越しのカノジョ」4巻 感想

2024-05-10 | 単行本感想
表紙はアマゾン等で確認推奨。。












この4巻は、
メロンブックスで購入したんですが、
いつにも増して攻めてる表紙だな...と思いました
特典のペーパーやしおりも付いて来たんですけど、それらは更に、、、
下着とかモロ見えなカンジでした
よって、
全体像は通販サイト等で確認して貰えれば~って思う
公式とかではなくただの一般人なのでセンシティブ判定怖いからね(笑
しかし、その攻めの姿勢や、ヨシ!!


内容は、
とても面白かった
琴ちゃんや南ちゃんがどっちかと言えばギャル系(?)なので
黒髪美人かつ最初は能面くんに食って掛かる(というほどキツくはなかったけど)てまりは
随分新鮮なキャラに思えて非常に素晴らしかったです
また、
スタイルが凄いっすね
これみよがしに強調されるメロン・・・
正直、
バストサイズだけなら琴を食ってしまうんじゃないか?と思う位デカかった
おまけに、最初そこまで仲良い感じで始まってないだけに
徐々に能面くんに惹かれていく様は良かったですね
なんというか
彗星の如く現れて琴ちゃんに肉薄するヒロインっぷりを見せつけちゃった感じ、、、
南ちゃん辺りピンチだなぁ(汗
南ちゃんもしっかり単独エピソードある辺り、
てまりちゃん激推しの4巻の中でも均衡を保とうとする意志は感じられました。




O.K!🤤



それにしても、
てまりの魅力は凄いですね
彼女の学校に行くエピソードでは
目の前で着替えだす~とかあまりに無防備過ぎてビックリした
ビックリしたけど、イイ・・・(ニッコリ)
こんなん、
100%勘違いするだろ。っていうナチュラルな誘いっぷりが読んでて楽しかった
いや、別に誘ってはいないと思うんですけど(笑
 でも、
能面くんも本当良いヤツだ
下心出し過ぎないし
研究熱心だし、
褒め上手だし・・・ぶっちゃけ相手が言って欲しい言葉全部言ってるもんね
そういう意味では八方美人に見えてただただ一生懸命な能面くんがモテるのも理解出来ますね
一緒に乙女ゲーをやってる時の三者三様のリアクションがまた面白かったです
琴とてまりとは一緒にコスプレイベントにも行ってましたけど、
琴のギリギリの衣装がまた良かったですね~
あんなんされたら
確実にイチコロですわ。。







この巻は、
兎にも角にもてまりが猛威を奮っているイメージなんですけど、
いや実際、
あそこまで唐突に来て思わせぶり?な発言とかお誘いとかあったら
そりゃイロイロ妄想しちゃうわ~と思いつつ、
最後の方は夏祭りが中心でした
何となく
ラストページの「皆でたくさん思い出作れて嬉しいなあ」っていうセリフが
この巻の全体的な総括及びやりたかった事なんじゃないか、、、
と思わなくもない
そういう意味では統一感も強い4巻目ではありました
 最後の琴ちゃんとのエピソード、
久々に初期の路線に立ち返ったみたいなエピソードだったと思うんですが
そこで見せた琴ちゃんの表情が正に情事を彷彿とさせる色気のあるものに仕上がっていて
そういう意味ではポップなサービス模様を届けている作品と同時に
真正面から官能と向き合っている漫画...でもあるなぁ、と。
っていうか、
作者が快楽天で描いてた漫画も好きでしたけど
これはこれで趣のあるエロスに真剣に取り組んでいて本当素晴らしいと思えますね
情事してないのに情事のオイニーを感じさせるというか、、、続巻にも勿論期待です。













しかし、
てまりさん
途中からやって来たのにメインヒロイン?みたいな風格ありましたね
夏祭りのエピソードはヒロイン三人分均等にあったんですが、
あれとか読んでると
てまりと結ばれる風にも見えるから不思議だ・・・
いや、っていうか、
ああいうオタク系ラブコメありそうだもん(笑
だから余計にメインヒロインみたいに見えてしまうのかもしれない。
こりゃ強力なライバル登場で琴も南ちゃんもウカウカしてられませんな~
という訳で、6月20日発売の5巻目に続く!


【彼女認定!?】碇マナツ「くらいあの子としたいこと」 4巻

2024-03-24 | 単行本感想













陰キャ女子とのラブコメ4巻目。
とは言え、
そこまでお互いが意識し合う事も無かったんだけど
この巻では色々変化が生まれてるかな~って感じた次第。
前回のラストから透子がお弁当を田畑くんの為に作ったこと
遂に(?)相合傘をしたこと
田畑くんが生徒会の誘いを断り透子とのクラス委員を選んだこと
そして、
お互いの家族から彼氏彼女みたいに扱われ始めたこと・・・等。







一応、
正式に付き合ったり~みたいなのは無いですね
なのでそこまで甘々な感じが出ている訳ではないです
ただ、
その一歩手前の...
お互いを意識し合う段階が続いている印象です
それはそれで良い意味でじらし上手で楽しかったりもするんですけど(笑
最後には、
田畑くんのお姉さんから「彼女」とはっきりと言及されて、
いよいよ本格的に本格的になっていくんでしょうか・・・というトコロでこの4巻は終わってますね。







読んでいて感じたのは、
ビックリするくらい「良い人」まみれな世界観ですね
クラスメイト同士で誕生日を祝いあったり・・・ちょっと知らない世界線でした(笑
ただ、
その分物凄い平和な世界でもあって、
逆に言えば「こうであって欲しい」という願望の様なものが表現されている~とも言えます
もっと言えば読んでいて管理人はこの人らと比べると冷たいな。って感じました
そういう❝優しい世界❞が徹底して描かれてるのが本作の個性だと言えますね。
それはこの漫画の味だと思うので貫き通して欲しい~と思う
ホント、
主役の二人は勿論のこと
周りの人々もみんな良い人ばかりで・・・
何気に、
上記に引用した緒原さんと東谷くんのラブコメも始まりそうな予感もしたので
サイドカップル好きとしては水面下で動き始めた感覚もあるそっちも非常に楽しみですね
ラブコメって大体メインの二人が幸福になって周りの人々は独り身貫きがちだから。
そういう観点では東谷くんのダイエットの成果に期待...ですかね(笑




ヨシ!




しかし、
田畑くんの自分の誕生日覚えてない~っていうのもスゴいな
誕生日嫌いな管理人でさえ覚えてるのに・・・
逆に言えば
他人に対する思い遣りが強すぎてそういう事になるのかもしれないですね
それに対して、
一生懸命彼の誕生日プレゼントをチョイスして
休日に待ち合わせしてまで渡そうとする透子・・・これもう彼女だろ。
って、
まったくの部外者である自分ですらそう思うんだから、
はっきり言って当人たちが否定するのは不自然感すらありますね(笑
気恥ずかしさもあるし、
自信も無かったりするんでしょうけど、
いつかは
その気持ちを自覚して
素敵に彼女になって彼氏になって欲しいなぁ、、、
と見守り隊の一員としては感じた次第です
正直、
どっちがスペック高いというよりも
フツーに釣り合ってる様にも感じますし...
透子の視点から考えると不器用な自分にここまで向き合ってくれる田畑くんは優良物件な気もするし。
そんな透子の心境の変化及び少しずつ田畑くんに惹かれている様子が楽しかった4巻目でした。
それから、カバー裏は必見でございます(こういうのが紙の本の楽しさよね!)。









しかし、
町田さん変わったってレベルを超えて垢抜けたんだな
見た目の割にはちょっと友達少なそうな印象と辻褄があった気がする
そしておまけページで褒められて紅潮しているちょっとセクシーなカットも良かった
ああいう一枚絵のセンスは流石長年Xで人気博されてるだけの事はあるなあ、と
 それと、
基本紳士ですけど
きっちり透子の水着画像保存している田畑くんも良かったです
良かったというか、この手のラブコメの男子って結構な確率で無駄に草食系にされがちなので(笑
男性性があって当たり前なんだよっていう。


【弱いっていけない事なの?】「あかね噺」 8~9巻の感想

2024-02-29 | 単行本感想












かつての好敵手、ひかるを含む前座錬成会の模様と結果が8~9巻では描かれている。
そこで主人公のあかねが披露した落語は・・・
強さや上手さではなく、
「弱さ」を魅せる驚きの落語だった。
そこで彼女の脳内世界で問い掛けられた「強くなきゃいけないの?」というテーマは、
ある種アンチジャンプ的であり正直考えさせられる部分が強かった。

そもそも、
弱い人間は存在してはいけないですか?
正しくなければ許されないですか?

でも.....
いくら頑張ったところで、
誰もがナンバーワンになれる訳でも、
誰もがスーパーマンになれる訳でもない。
だけど、
確かにここに存在している。
もう、それだけでもいいんじゃないですか?という事を描いている様に思えて、
ある種常に「上へ上へ」「頑張らなくちゃね」としかめっ面で息巻いてる日本人の性質とは、
あまりにもかけ離れたあかねのアンサーに読んでて震えてしまった。







(他人よりも)弱いと、
(他人よりも)下手だと、
どこか惨めさを感じるし情けなくも思うし悔しい気分を憶えるのは日本人らしい考え方だと思う
だけど、その考え方でいくと頂点の人しか幸福になれない~という事になってしまう
そこで、
過去のあかねから投げられた「強くなきゃいけないの?」って言葉には読んでて泣きそうになった
いつの間にか、誰に強いられた訳でもないのに、優れなくちゃ、完璧にならなくちゃ~と自分を虐待していた
でも、
この日のあかねの落語は、
そんな人間の「弱さ」も「出来なさ」も包み込んでくれる様な何よりも温かいものだった。
例えば、現状を変えたい、もっと頑張りたい。って自分を卑下しながら進む毎日をずっと繰り返すのって
一体いつどのタイミングで充足感とかを得るんだろう?とは前々から感じてたし、
やっぱりストイックさだけがすべての世界って息苦しい。
ってのを、
少年ジャンプでやってしまうセンスには痺れましたね
あかねは父親への憧憬が強すぎるあまり、彼の芸を美化しがちなところがあったみたい
だけど、本当はそうじゃない、弱いからこそ弱きの気持ちが分かる人間味が彼の落語の本質だった
そして、
そういう落語で勝ち続ける事が真の意味合いで一家の正しさを証明する~って事になると思う。
そういう落語は、誰もが報われてる訳では無い読者の心をも救う気もしました。







っていう事に気付き、
本当の意味で大好きだった父の落語を「識る」事が出来た
いずれはあかねはあかねで父を超えていく事になるんだと思う
ただ、
それに気付くのが遅かった。
それまでの方向性が足を引っ張り、
結果的には・・・
審査員受けは一番良かったものの、ある種一番大事なお客さんの評価が足りずに優勝は出来なかった。
 の、前に、
例え審査員受けを度外視しても、
この場に集まってたり配信で観てくれてるお客さんに全振りして演じ切ってみせた嘉一もまた素晴らしかった
落語はお偉いさんの為にあるんじゃない、お客さんの為のものだ。という芯の強さが素敵でした。
伝統も確かに大事だけど、どんどん形が変わっていくのも日本らしさだとも思う。
そして、彼は大人なので言う事にいちいち深みがある様にも感じた
結果的には、
ひかるどころかあかねにも負けて3位でしたけど、
彼もまた素敵なキャラクターなんで今後も頑張って欲しいですね。







で、まあ、
先述しちゃってたけど、
優勝したのはまさかのひかるでした。
っていうか、
「あかね噺」って主人公に負けさすタイプの漫画だったんだ~って感心しましたね
管理人の大好きな「みどりのマキバオー」にも通じる部分があってニッコリでした。
ひかるの落語は、見事だった
優勝するのも頷ける
単純に分かりやすいし、
客観的に考えても勘違い系の笑い話はウケを取りやすいのも理解出来る
声優という今まで培って来た技術を否定せずに、
❝ひかるのまま❞勝ってみせたのも正直素晴らしかった。

過去を否定せず、
過去も大事にして鮮やかに勝利してみせる
そんな生まれ変わったひかるの底力には感服させられた、、、が、
まさかこんな早くリベンジ達成するとは思わなかった(笑
自分も、
あかねと同じく、
あかねをねじ伏せてしまったら満足して落語を辞めるのではないか?って思ってた
 けど、
ひかるは辞めなかった
お客さんの評価の高さで総合的に勝利したけど、
審査員受けしたのは明確にあかねだったのは事実だから。
なので、
こんなものじゃ彼女が受けたトラウマは払拭されないだろう
今は、落語の世界で高め合う事自体に夢中になってる感もあるし、ひかるの今後も楽しみですね!!







ただ・・・
あかねがひかるに負けて号泣するシーンもかなりインパクトあった。
あかねは結構あっけらかんとした性格でもあるので、
負けても泣かないんじゃないかと思ってた
でも、
今回は父が得意としていたネタで負けたのがデカかったみたい
そもそもあかねは大衆の前でこき下ろされた父親の仇を討つ為にこの世界に乗り込んで来た訳で、
だからこそ、
父親のネタで負けるのは彼女の中では許されない事だった
父親のネタで負ける事は忌まわしい過去を正解にしてしまうも同義なので、
再び父親の存在が否定された気がして大泣きしてしまったんだと思う
 この涙を見た時、
胸が痛んだ
主人公がたまに負けるのは漫画としては予想が付かなくなって良い事のはずなのに、
あかねが親父の得意ネタを使って敗北した事実にもらい泣きしそうになった。
あかねはそもそも父親の正しさを証明するのが目的で、
決して落語王になる為にやってる訳では無い。
だからこそ、
読者としても悔しさを覚え・・・やっぱり、この娘を応援したい。って気持ちになりましたね
「強すぎる想い」と作中で皮肉られてたけど、そりゃ強すぎるって状態にもなるわな。
全力で人情的な落語に邁進するあかねの未来にも期待...です!

あかねのリベンジを拝むまでは決して本作からは離れられないでしょう
あの涙を見たら「勝ってても良かった。」って思っちゃうけど、
でも.....人生に挫折は付き物ですから。
可愛いのもあるけど、人生賭けて大好きなものの為に生きている姿が尊敬も出来て好きなんだと思う。
それと、新しい師匠に「ギャル」って言われてたけど、本当にギャル系にも見えるよね(笑
こういう娘がジャンプ漫画の主人公してるのも多様性ある令和っぽくて良いと思う。







多様性と言えば、
主人公のあかねは勿論、
兄弟子たちの想い、そして遂に登場したあかねの親父.....等々、
気が付けば様々な人間のドラマが描かれる職業漫画みたいにもなってきました
この辺は、
これまた管理人の大好きな「モンキーターン」を彷彿とさせます
っていうか、ジャンプと昔のサンデー漫画のミックスにも思えるんですよね
主人公のあかねだけではなく、
彼女を取り巻くみんなにも各々の人生があって、
決して脇役を演じたい訳じゃない
既に、
あかねに抜かれてしまったぐりこ兄さんの意地
彼は彼でこの漫画が「弱さ」を肯定した事でフィーチャーされたキャラにも思える
世の中マウントって言葉が流行してますけど、マウントを取られる様な側にも人生があって、
血の通った人間である~って事を痛感させられるシーンでした
 まあ、
ぐりこはマウント取られた訳では無く、
自ら察して「自分がこのグループの中で一番実力が無い。」って認めた訳ですけど、
それもまた辛いよな.....
想像以上に長寿漫画になりそうな気配もしてきたので、
当ブログもよりどっしりと本作とは向き合っていかなければ~と思いました。







一方、
ひかると並んで
もう一人の同世代ライバルポジションのからしも頑張っている
からしは意外とモテるのか幼馴染にひっそりと想われてるみたいなんですけど(笑
ただ、
からし自身は、
潜在的に好きなのかどうなのか、
あかねがひかるに負けた事にショックというか、
「強くあってくれよ。」みたいな切望も感じたりもしました
やっぱり、
あかねの事色々な意味で意識してるのかな・・・
それはそれとして、
あかね自身の評価が高まって来た事であかねにも昇進の話が出てきました
今度は、あかねは二ツ目昇進に向かって頑張っていく~流れになっていくっぽいですね
傷心から立ち直って、「塩からし」とか言ってる辺りの描写を見て安心もしました
活きの良い新米から、しっかりとした実績を奪いに行く...という新たな挑戦
10巻は3月に入ってすぐに出るので取り敢えずそちらが楽しみです♬


関係無いけど、
第七十三席の水着の扉絵を見る限り、
あかねは胸に関して言えばひかるに余裕で勝ってますな。。
(マジで関係ねぇーーー)















オマケ 最近ジャソプの表紙を飾ったイラスト。



しかし、
あの涙にはヤラれた・・・
泣き顔は可愛くもあったんだけど、
それ以上に、水面下の心情が痛いくらいに伝わって来て、
絶対にこの娘が親父の鉄板ネタで万雷の拍手を受けるトコ見届けないかん。。という想いにさせられた
誰よりも主人公を応援したくなる~って時点で良質な漫画なのは疑い様もないですね。


【君を待ってるよ】家守真言「ノーマルガール」1巻 感想

2024-02-09 | 単行本感想












去年ヤングジャンプで始まった漫画。だけど、今は諸事情で休載中。
ヤングジャンプは毎週感想を書いてる100カノ以外にも、
のあ先輩、女性専用、ハッピーマリオネット、スナックバス江、女優めし等々を読んでいるのだが、
本作も地味に大好きで隠れ伊織ファンでもありました(まあ正直一本でいっぱいいっぱいなのもあった、
各話感想は)。
だけど、
原稿が大幅に遅れているらしく?なんかずっと休載していて、それが意外とキツいですね
「ノーマルガール」の載って無いヤンジャンはちょっと寂しく感じられます
ちょっとどころじゃないかもだけど(あくまで、個人的にね)。

正直、
再開時期未定で未完になる可能性もある漫画の単行本を買うのは勇気が要りましたが、
内心「早く帰って来い・・・!」と強く願っているので、
応援票も込みで購入しました
この記事も、
別にプッシュする~とかではなく
ただただ個人的な想いの吐露に終始したいと思っています。







で、
「ノーマルガール」がどういう漫画かというと・・・
結構説明が難しいですね(笑
なんだろう、
敢えて単純な言い方をすると、「ダメ人間の日常」みたいになるんですかね?
兎角、
駅の改札を通るだけで大苦戦するような主人公なんで...
他人に話かけるとか、
飲食店で食事をする~などの
普通の人が出来て当たり前の事柄に挑戦している女の子の漫画~って書くと、
ちょっと人間としてのレベルが低い感じもするんですけど😂
でも正直、
最近の風潮は努力努力努力努力ストイックみたいなある種の窮屈さも感じたりもしなくもないので
逆に「頑張れ頑張れ」のこの時代にこういうダメ人間賛歌みたいな漫画が生まれるのは貴重さも感じます。
っていうか、メジャー誌だとあんまり無いような?
まあ伊織はそれ以前に挙動不審過ぎますけどね笑







主人公の伊織は、
黙ってればスタイル抜群の美少女なんですけど、
田舎出身で
都会人にコンプレックスが強くあり、
それを克服する為に東京の大学に通い一人暮らしをする~といった内容
この漫画の中の「東京」は
作者さんのイメージもあるのか、
とんでもない魔境として描かれていて
その偏見だったりありあまるコンプっぷりが面白い作品でもあります
まあでも、
ところどころ理解出来なくもない.....笑
管理人は千葉の南の方に住んでいるのですが、
明らかに東京とは(色々な意味で)温度感が違いますもん
東京はもっとギラギラしてる感じ・・・まあ、場所にもよりますけどね。







でも、
伊織の苦悩も分かる。
自分自身も割と・・・割とどころじゃねえか。
コミュ障ですし、はっきり言って自分だけの世界に籠りがちな性格してるので。
ep.6での他人が❝当たり前の様にキラキラしている姿❞を垣間見て、
自分と比べて落ち込んで苦悩するシーンなんかは、
普段ギャグ描写の多い本作の中でも
かなりシンパシーの高いシーンに感じられました。

伊織は、
クールっぽい見た目の割には超ビビりで、
挙動不審が心にも身体にも出過ぎで
店員さんを呼ぶ事さえも出来ない結構なダメダメ人間ですけど、
だからこそ妙な親近感がある、、、というかね。あまりにも完璧過ぎる人を観ると、
「自分とは違う。」ってなる事も多かったりするんです
その点、
伊織に関しては誇張されてる部分はあるとはいえ、
ある種.....❝私たち❞だな。って感じる部分も中々にあって、
その奮闘っぷりや成長っぷりを見守るのが本作の一番の魅力に感じますね

それと、
この漫画って絵柄もキャラも「妙な味」があるというか、
絵柄に関しては綺麗ではあるんですが要所要所で雑さを感じる部分があって、
でもそれが個性にまで昇華されてる気がするんです
むしろ、
このままで良い。
整ってしまったら逆に淋しいなって思う。
 それと、
キャラも大抵のキャラが癖が強い
主人公の伊織が一番癖強いけど、サブキャラもなんか変人だな~って感じる事が多かったです
それは嫌悪感とかではなくて、愛嬌がある感じの「変」・・・だと思います

都会アレルギー持ちの伊織が、
他人からの助けもあって、
徐々に都会を攻略(?)し、
充足感を得ていく様は素直にほっこりしますし、そんな伊織は純粋に可愛く思えます。
御影伊織の真人間を目指す物語、ある種忘れていた初心を思い返せる節もあり、
そういう意味でも面白く興味深い漫画になっていると思います。
たまに真顔でショック受けるのも好きですね。











自分自身は「都会に染まりたい」っていう想いがなくて、
その点に関しては伊織とは違うんですけど、
だからこそ、
都会に溶け込む事を熱く一生懸命に頑張っている様が滑稽でもありいじらしい・・・
そんな伊織の❝現在地❞を一刻も早くヤンジャンで確認したいと願う日々です。


【メダカ可愛い。】久世蘭「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」 7~12巻 感想

2024-02-06 | 単行本感想












メダかわの感想書くの、
5~6巻の感想が2022年の秋だったので
実に1年半ぶり。
・・・歌手がアルバム出してるんじゃないんだから、もっと細かく書けよ。と我ながら思う
とは言え、単行本に関しては全冊リアルタイムで初版で購入している
予め書いておくけど、どれも新刊として買ったものである。

ならば、尚更、書けと(略


そもそも、
メダかわを読むようになったきっかけは
新連載のタイミングで読んで「これ面白いなあ。」と思ったから。
面白いと思ったポイントは、それまでのラブコメとは違って
女子の方から落としにくるというか
設定的に
メダカは女人禁制の古いしきたりの中で生きて来た訳で
必然的にメダカの方からは何もアクション起こせないから
ヒロインズの方から来る訳ですよね
多分、
それが読んでて楽しいんだと思いますよ
それはオートマティックな感じが心地良いのもあるし、
メダカが今まで自分が信じて守って来たものを破ってしまうのか~っていう
ある種の生殺し感に揺れ動いてるのが面白いんですよね。
そういう意味では、
本当のヒロインはメダカの方なのかもしれない、、、とか思ったり(笑
 にしても、
人気投票のトコで判明したけど、
この漫画って一応主人公はメダカなのね。
大体モナから動く事のが多いし視点も多いから、
モナが主人公だと感じてましたな。


ただ、
最近になって、
メダカが戒律を守り続ける事に疑問を持ち始めているので
物語が徐々に動いて来た感が出てきましたね
何よりも、
12巻の展開・・・
新ヒロイン?の品川さんが出て来てからグッと面白くなって来たというか、
具体的に書くと、
モナの「彼女ですぅっ」からの
メダカの「え?」があまりにも衝撃的過ぎましたね(笑

全然付き合ってもないのに、唐突な❝彼女❞宣言は物凄い面白かった
その後のメダカのぽかーんとした表情含めて、本作で一番読んでて痺れた場面ではあった
 でも、
品川さんはただ新しいヒロインってだけではなく、
戒律を守ってるだけのメダカには自分の意志が無い。と鋭い指摘をするんだな
それと、言い寄られて?るのを薄々感じてるのに拒否し続けてる事に罪悪感を持ってる事も指摘
もっと言えば、品川さんの出現によって、家庭教師を疑似的にやってあげてる事によって
よりモナ達を焚き付けてる感覚もあり
品川さんのお陰である種この漫画がそれまでの展開から大きく変わった様に感じる。
そういう意味では見事な新キャラに仕上がってる~って思いました。

ただ、
メダカの気持ちも解からんでもない
自分一人の一存で伝統を壊していいのか?ってのもあるし、
それに、
簡単に寝返る様な緩い生き方をしてこなかったのもあるんでしょうね
高校生の身でありながら自らを❝修行僧❞と呼ぶほど真剣に努力して来たんでしょうから。
正直、
「言い寄られたから、これまでの自分はナシ!」ってのもそれはそれで軽薄な感じもするし...
そりゃ悩んじゃうよね
健全な男子であるから余計にね。
それに懊悩しつつ、
ゆらゆら動いてる今のメダかわは最高に面白いタームに突入してますね
そう考えると、メダカが仏門に入っている~って設定は本当に秀逸な気はしますね
深く悩み続けるのも理解は出来るので延々と寸止め状態を味わい続けられるカンジが素晴らしい。


品川さんの登場によって、
ちょいワルを意識した107話とかすごく楽しかったですね
そう言えば、8巻でモナの友達だった朋もメダカの事が好きになっちゃったんですよね
きっかけは・・・
何にも夢中になれない彼女に対して、
そのコンプレックスだった部分をメダカに褒めてもらったのが最大のきっかけですかね
確かに、
「この人は自分の事を分かってくれてる。」って思うと好感度上がるもんなあ
やっぱりなんだかんだ最後は精神的な繋がり、、、って感じはする
そんな、
朋が徐々に❝女の子❞になっていく8~9巻辺りの内容も面白かったです
あんまり朋が恋に落ちる様を想像が出来なかっただけに、興味深い一幕でしたね。

12巻の最後では旭のアタックもあるんですが、
旭も可愛いですよね
ミスコンでは惜敗、
あそこは、モナちゃんの気合が彼女の熱意を上回ったカンジだったかな
そう、結局ミスコンはモナが勝利、クリスマスの約束もモナが勝利・・・!って事で、
全体的にはやっぱり一番最初のヒロインだったモナが優勢ってムードは存在しているんですよね
だからこそ、
11巻で
メダカが一番最初に戒律の事を打ち明けたシーンはドラマティックで素晴らしかった
です
今思えばあそこってモナがメダカに対して「勝利した」って言えるんじゃないかな
まあ、
もう当初の目的なんてあってないようなものだけど・・・笑
しかし、普段我慢してる分、メダカのデレは威力高いな~と思いました。
あれ、やっぱメダカが正ヒロイン、、、??(ぉ












という訳で、
新ヒロイン登場の影響もあり、
今までの我慢の季節から収穫の季節(?)に入りつつあるメダかわ最新刊までの感想でした。
この漫画は完全にメダカが戒律を破ってしまったらメダカの努力も消えてしまうので、
女の子と良い感じになると「おおっ」って背徳感と、
同時に「ああっ」って勿体無い。ってなる気持ちと、
読者もまた二律背反の想いに苛まれるトコロが個性であり面白さに繋がってますね。
でも、
これだけ苦悩してるんだから、
それがある種の免罪符と化してどんな展開でも受け入れられる気もする。
推しは、正直悩むな。モナちゃんも大好きだけど、朋も新鮮で好きなんだよな~
取り敢えず今後はもうちょっと踏み込んだ展開もありそうなんで期待大ですよ。


【新しいファン】大箕すず「フィルター越しのカノジョ」3巻 感想

2024-01-30 | 単行本感想
今回も大分際どい表紙だ。。













この巻の内容を説明すると・・・
兎に角ハッピーだけが詰まっていますね(ニッコリ)
冒頭から、
能面くんを取り合う三葉さんと南ちゃん
それと、
カラオケで知り合ったもかさんと含めて女子4人+男子1名でお勉強会、、、等
潔いまでに男の夢が詰まっていて終始笑顔で読んでしまった3巻目でしたね
俗に言う水着回...海回も2話に渡って展開されているんですけど、
それですら友達の男子2名を海の家に回して、
能面くん+ガールズという構図にしている徹底っぷり
更に、
巻末では❝第3のヒロイン❞まで・・・!?と絶好調の内容に仕上がっていますね。







それにしても、
能面くん(成海)はマジで能面貫いてますね
ただ、
遊園地の時
コーヒーカップとかジェットコースターに乗って...乗らされて?
ぐあああって表情してる彼はちょっと可愛かったですね(本作はデフォルメが可愛い作品でもある)
その後、
観覧車での三葉さんとのシーン・・・は、ロマンチックかつ官能的でとっても良かったです
能面くんじゃ無かったらロケットダイブしてても可笑しくない場面でしたね。。

そう、
3巻は三葉さんの威力が高い。
その豊満なボディをブイブイ言わせて(?)、
尚且つ恋する乙女っぷりにも磨きが掛かって来てるもんですから、
純粋に三葉さんの可愛さの破壊力を味わう~という観点では過去最高調の巻でありました
ただでさえスタイル抜群の男受け度マックスのJKなのに、
そこにシンプルな恋慕の情が乗っかればそりゃもう無敵よ~ってなもんですよね
あくまで黒子役に徹しつつ、
能面とは裏腹に
しっかりと❝思春期男子❞しちゃってる成海も微笑ましくて良かったです。




ヨシッ



ただ、
成海も意外と度胸あるんだな~と
正直、
輩から女子を守るタイプの男子には見えないだけに、
彼なりに頑張って三葉を守るシーンはいじらしくて格好良かったです
でも、
三葉も守られてるだけではなく、
一緒にくっ付いてカップルじみたポージングを取ったり頑張ってましたね
その後のご褒美の様な三葉の目配せも眼福で素晴らしかったです
ああいうのは、
王道だけど
だからこそグッとくるものがあるなあ・・・と思いながら見てました
そういう頼りなさそうに見えて実は漢気もある意外性に三葉もヤラれてるんじゃないでしょうか。うん。

しかし、
南ちゃんも負けてはいない。
海にて待望の積極的アプローチ・・・っていうか、
元はと言えば彼女の水着が波に攫われたトラブルによる産物なんですけど(笑
でも、
ある意味南にとってはラッキーだったかもね。
大好きな成海の背中に胸を当てつつ、
成海もまたそんな感触を愉しむ...という正にWIN-WINの関係性。
ただ、
そのまま胸丸出しで沖に上がったら単なる変態になってしまう
そこで成海が取った行動は泳げないのに海に潜って探す~というもの
これはこれで彼の誠意が伝わって来てとっても良いシーンでした
それと、
あの天パにわかめは非常に合いますね(笑
これまた美女4人と遊ぶ~というハーレムっぷりを含めて超役得の海回だったのでした。
#17ラストの南ちゃんの表情がまた狙ってない分最高にグッと来る仕上がりでしたね・・・!




新キャラもイイ感じ。



個人的には1巻の時点で十分面白い漫画だったと思うんですが、
やっぱり1巻のエロは羨望的なエロが多くて、
3巻になってくると
お互いの気持ちが通じ合いつつあるからか、
より立体的なエロスに変化している気がしますね
海の撮影とか、
撮影してるだけなのに、
疑似行為的なテンションにも思えました
元々快楽天の漫画で好きになった作者なので、そういうの得意な気もしますが。。
やっぱり、本当に気持ちが乗って来た時にバズは生まれるものなんですね
着々と有名人になりつつあるえふぁこと三葉さん
そんな彼女のファンを名乗る女性が接近して来て、、、というのがこの3巻のオチでした。

ああ、
意外と同性のファンとかも居そうだもんね
男性でも耽美なV系バンド普通に好きになるしな...ちょっと違うかもだけど(笑
ただ、
この子成海くんの撮影の腕認めてそうなんで、
そこからまたちょっといい感じになりそうな予感もするな~

正直、
早くもワクワクしてますね
はっきり言って三葉にも負けないぐらいのグラマーですし。
蜂谷てまりちゃんかぁ・・・生真面目そうで最初は成海にジェラシー感じてるけど、
どういうきっかけで次巻予告みたいな状況になるのか...はかなり気になってます
制服姿はめっちゃ可愛いし、また強力なライバルが出現!?かもですね
益々魅力的になっていくヒロインズの姿がステキな優良ラブコメ
表紙はかなり際どいですけど、
描かれてる感情は純な気もするこれまた一推しの作品です。













メロブかなんかで購入したら特典で付いて来た素敵イラスト。
やっぱり自分は通販ではなく電子書籍でもなく、
直接その地方のお店に赴いて紙の本で購入する方が好きだな。
っていう、
自己主張も入れつつ(笑
4巻は来月発売するみたいなんで楽しみです!!
フィルカノの女の子はみんな可愛いし、能面くんも面白いんでホント「良き!」ですよ。


好きって何なんだろう。/きし晴護「何も知らないけど、キミが好き。」 2巻

2024-01-17 | 単行本感想












内容は、
まあ表紙の通りですね(笑
どちらかと言えば愛理はモノローグ役に回り、
実質主人公が翠ちゃむに代わった~みたいな印象も受けました。

正直な話、
自分はアイドルとか女優さんとか芸能関係の人にガチ恋した経験が無いんですよね
例えば、アイドルグループの誰かが彼氏彼女云々みたいなスクープが出ても、
何とも思わないというか・・・
達観してるのもあるし、
そもそも「表現」が好きなだけであって、その人の細かい人間性とか知ってる訳じゃないし。
もっと言えば、はっきり言ってそういう人たちと自分が釣り合うなんて死んでも思えないしね(笑
 ただ、
そういう状態は、
初めから外的要因に目を向けて、
体の良いおりこうさんを演じてるだけ、、、っていうのも解かるし、
愛理の言う「良い子にしてたって一生何も無い」ってセリフも結構痛いトコ突くな~と思いました
要するに、始める前から「無理でしょう。」とセルフジャッジする人が多いという事なんですね
全部棄てる覚悟で出来うる総てをまっとうする事で初めてそのステージに立てる。っていう。




「何も知らないけど、キミが好き。」2巻より。



ただ、
愛理の言う通り、
❝それ❞をするにはある程度の正気は失わなければいけない
狂気の沙汰を貫くのにも才能が要る~っていうのは「なるほど。」とも思いました
確かに、
真人間の振りをして自分を殺している方が楽.....楽というか、安心ではある。
更に言えば、
勝ち目の限りなく薄い勝負に挑み続けるには想像を絶する精神力と根気が必要になる
そういう気持ちや心構え、どう思われても自分の好きを貫き続ける意志・・・
が、
自分には到底持てない。と
電車の中で愛理が悟り切ったシーンは切なかったけど分かる部分もかなり強かった。
例えば、
こういう事に限った事ではなく、
あるかどうか分からない可能性に自分自身を賭け続けられるのも馬鹿なのではなく、才能だから。
自分自身が「特別ではない人」と認めざるを得ない瞬間は大人ならみんな経験してる(と、思う)
そういう意味では、愛理もまた一つ大人になった・・・のだと思いたい。
それが良い事なのか悪い事なのかも断定は出来ないけれど。







でもま、
こういうのって難しいよな(笑
表現者は「好きになってもらいたい。」と努力する訳だけど、
その「好き」の方向性まではコントロール出来ない
それを「都合の良い好き」と本作は表現してるけど、言い得て妙だな~とは感じました。
ある種のタブーというか・・・
そういう意味では、
ガチ恋勢の感情や悲哀を描く~ということ以上に、
ガチ恋される側の心情も一人の人間として描いている作品とも言えますね
一方的じゃないのは好感が持てます
人は、
自分が辛かったり満たされてないと「自分だけが...。」って思いがち
でも、
本当はきっと誰もが心の奥底に葛藤を抱えながら生きている・・・本作を読むと、
その当たり前の事実に気付かされます。
その葛藤は、
どっちも何とも表現出来ないモヤモヤで包まれている気もする。







最終的には、
ガチ恋される側の心境を綴って第1章はENDになりました
こういうメインの視点がコロコロ切り変わる漫画も珍しいので正直かなり面白かった。
恐らくは、
作者さんは勧善懲悪ではなく、
「それぞれに事情がある。」という描き方のが好きなんでしょうね(たぶん)。
それは人によっては白黒はっきりさせて欲しい!って思うでしょうけど、
そういう意味では現実派の漫画なのかもしれない。
表現者側も、
いたずらに好きにさせている訳じゃない
自分の価値を証明する為でもあるし、
何よりも、
根底には表現で❝何か❞を変えたい。っていう本懐があって・・・
なんかむつかしいね。
ただ、
それでも、
彼の言う通り、
表現っていうのはそういう惚れた腫れただけの単純過ぎるものではない事を信じたい。
そんな気持ちを支持したい自分もいます まあそれが「都合の良い」って事かもしれないんだけど、
答えの出ない事柄を取り扱ってる中でも最低限の答えを出そうとする姿勢は良き!でした
 愛理がパパ活を始めるトコロとかどこまで堕ちるんだ?と思って
結構ドキドキしましたけど(笑
ただ、
本気で狂えるなら、
それはそれで幸福なのかも・・・?
とか、様々な事を考えさせられる2巻目ではありました。
愛理の言う通り、最後には完全に翠ちゃむが主人公しちゃってましたね。
でも、迷惑を掛けるのはダメよ~
良い大人なんだし、ね。











しかし、
パパ活の親父ですら、
ただの悪役として描かずに、
ちょっと真っ当な事言わせてたのは唸りましたね~
確かに、
昨今のゴシップ関係のあれやこれを思うとちょっと得心のいくセリフではあった。
それでも、強引に迫るのはダメだけどね笑 この2巻でも正直かなり上手くまとまってるけど、
あとがきによると「次巻」もある、との事でまだまだ続くみたいですね。

それと、
オタク友達間の表向きとは別の裏の噛み合わなさの描写とかもリアルで良かったです(笑
あれってぶっちゃけ男でも同じだと思うからね・・・個人的に。