サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

「ノケモノたちの夜」のアニメが始まった件。

2023-01-08 | ノケモノたちの夜
まさか、またこのカテゴリー使う機会が来るとはね~(しみじみ)。










一昨年の春まで感想を毎週書いていた「ノケモノたちの夜」のアニメが遂に始まった。
ちなみに一応最終回の感想のリンクも張っておく

ありがとうございました。/ノケモノたちの夜 第76夜(最終話)「You mean the world to me」
https://blog.goo.ne.jp/neverendingcult/e/711b998b9b5e47b735d8d7b3e415d74b


しかも、日曜日の夜10時っていう中々良い時間帯に配置されたと思う
この漫画、
実は本誌だと打ち切りだったんですけど、
その後本誌の別の漫画達を差し置いてアニメ化されちゃってる・・・という、
一体どうなってんだよ、、、という感じですが(そりゃ今みたいな感じになるわあの雑誌は😑)。
まあ、
はっきり言って奇跡のアニメ化だと思うし、
誰もが予想だにしないアニメ化だったとも感じたけど、
でも、当時サンデーが(序盤は)推してただけあって面白い。
キャラクターがしっかり出来てるし、やっぱりウィステリアの存在感も凄いな、と。







ぶっちゃけ、
単行本全巻揃えてて、
感想も途中から良さに目覚めて書き始めたものの最後まで完走して~っていう
個人的な思い入れが強いのでかなり贔屓目で観てしまいますね
原作ファンからすると、
大好きなキャラが動いてる!
メインキャラみんな作画ヨシ!
やった~!!!!!みたいな。。語彙力を棄て切った感想になってしまいますね(笑
でも、
「この感覚」一体何年振りなんだろう・・・・・
何か最近は週刊の漫画好きになって感想とか書いててもそもそもアニメにまでなるのが少なかった気がする
そういう意味合いではなんだかんだアニメ化の悦びを味わせてくれた本作には感謝なのです
ここから先に続くノケモノたちの旅路にも期待して来週以降も観たいと思います♬
ではでは、リアルタイムの感想という事で端折ってますが取り敢えず、の。







しかし、
8巻で終わった作品がアニメ化とは夢がありますね~
なんか、個人的に世間的な流行を一切無視して自分だけの好きを優先してきて良かったな、って
素直にそう思うし、
これからもそのスタイルでゆきたいと思いました
それと、ウィステリアの目が潰れるシーンは血とか出てて原作よりもリアルでしたね。。
ああ、ノケモノの隣にある漫画もアニメ化しちゃってもいいのよ?(懇願)。



ありがとうございました。/ノケモノたちの夜 第76夜(最終話)「You mean the world to me」

2021-04-14 | ノケモノたちの夜









正直、ショックだったね。
ちょっと前まで巻頭連発でめっちゃ推されてたのに物凄いキレのあるフォークで落ちて来たというか・・・
先週も書いたけど、自分の中では単行本は全25~6巻くらいで後々アニメ化して、
サンデーを支える新たな人気作になって、、、というビジョンが見えてたので。
ま、
個人的に勝手に抱いてただけですけどね笑
ただ・・・
あれから記事とかをバズらせる為には?もっと作品の力になる為にはどうしたらいいんだろう?
っていう事をよく考えてたし考えるきっかけにもなった今回の出来事だったんだけど。
手っ取り早いのは漫画好きだと思われるアカウントを片っ端からフォローし、
大体1000人くらいにそういう事を無差別に行えば、
もうちょっと見て貰えるかな?という事は考えたよね
考えたけど、自分のメンタル的な事を考えるとそれは理想論であって100%無理ですね(笑
その前に壊れちゃうと思うんで。
だとしたらより記事のクオリティを上げて更新数も増やし見られる機会を作るって事なんだけど、
でもなんか・・・
あんまそういう事を細かくやれる体力みたいなものがなかったですね
疲れを言い訳にしない体力作り&管理は課題かもしれないです。







ノケモノの終了に関して言えば、
単行本まで律義に買ってたファンとしてはただただ悲しいし、
物語としてもラスボス放置&剣十字と協力展開みたいなものを匂わせて終わってる訳ですから、
未練が無いと言えばウソになりますよ
でも、
打ち切りに対する怒りとか不満は無いですね
何故なら終わらせたのがサンデー編集部なら、
これを始めたのも正直サンデー編集部なんですよねえ
ある意味この雑誌が無ければ日の目を見なかった物語ではある
その点に関して言えば感謝してます
 ただ、
自分がこの漫画に抱いていた期待感と、
全8巻という中途半端な巻数で終わってしまう~という現実との乖離してる感覚が、
自分の中ではまだ整理出来ない・・・っていうだけです
ぶっちゃけ、
ほぼ毎週感想を書き、アンケを投函し、ツイッターで宣伝し、、、という時点で結構頑張ったとは思う笑
それもこれもこの漫画が、この漫画のキャラが、そして有り体な正義を謳わない世界観が、
大好きだったから・・・
大好きだったから毎週書けてたんです。
個人的にはこの漫画がヒットすれば「各々に真実がある。」という新しい価値観の布教にもなったのでは?
そう信じてやまなかったんですが、この最終話でマルバスとウィステリアの関係性、
その美しさと素晴らしさ、、、は限りなく表現出来てた、と思います。
 それも、
元人間だった~という過去編があったからこそ、
余計に尊く思えたのもあったので、最後の最後まで良いものを作ろう、と努力されてたのも伝わって来ました
マルバスとウィステリアの“絆”自体は、
見事に完結したと思います・・・!!

マルバスにも、
ウィステリアにも、
互いを求める「絶対的な」理由があった、
その想いが理屈ではなく、感覚でしっかりと自分には伝わって来ました
もう悪魔とか人間とか関係ない、二人はマルバスとウィステリアという生き方なのだと。
だから、これからもきっと安心でしょう。多分。・・・否、"絶対”かな。うん。
ダイアナもしっかりと出て来たし(とっても美人さんだった♪♪🥰)、
スノウのシスコンっぷりもコミカルに描かれててキャラ描写的にも良かったと思います
出来れば、もっともっとドラマチックな・・・長期連載だからこその展開も見たかったけど、
自分の中では十分に名作でした。。
星野真さん、素敵な作品をありがとうございました・・・!











コミックスも毎巻揃えてた。。来月18日の7,8巻も勿論購入予定ぜよ😊👍✨



感想の中では、
聞き分けの良い事書いてますけど、
ぶっちゃけショック度で言えば(たぶん)今年一番のショックですよ(苦笑
もうマルバス様が、ウィスの優しい表情が、ダイアナの淑女っぷりが、
アレックスさん達のコンビが見れないって思うと気持ち泣けますよ
こんなとこで終わって良い作品だとは思えなかった。
 ま、
個人ブログって正直ただの自慰の発表会でしかないので、
個人ブログでくらい言いたい事全部言わせて下さい、っていう事で。
なんか島流しですら無かったのが余計にショックでしたよ
キングゴルフみたいに島流しの末にヒット~みたいな希望も奪われてしまった
ぶっちゃけその意味では救済措置ゼロが判明した今週のがよりショックだったかも分かりません。。

でも、
分かりやすすぎる悪を作らないファンタジーでありながらリアルでもあった作劇と、
号泣してしまったダイアナ編の素晴らしさは自分の中では永遠のものです
昨日も単行本読み返してて口惜しい気持ちになりましたけど、
この経験を燃料にして次こそ成功して貰いたい。
その時には、
湯神くんの佐倉さんと師弟で連載してたらいいなあ、とか(笑
あ、でも、どっかに引き抜きに合う可能性もあるかな?
何にせよ、本作の執筆に感謝したいです。
自分の感想を読んでくれてた方々にも、感謝!!



言葉に成らない。/ノケモノたちの夜 第75夜「それから」

2021-04-07 | ノケモノたちの夜
アスタロトも良いキャラになったなあ。。








まあ、
正直内容云々よりも、
次号最終回というショックのがデカいですね・・・
最近、
支持してる漫画の打率が高かったんでこうなるとは予想出来なかったんよ
とはいえ、大分前から最下位固定の上に以前は必ずあった単行本発売のカラーも無くなってて、
ある程度「そうなんだろうな。」という覚悟みたいなものはあったんですけど・・・
全然プッシュされてない、という事実から来る察しがね。

でも、
自分は本当にこの漫画が好きだった。
未来に向けてかなり期待していた・・・
ダイアナ嬢の活躍もルシアやビビアンのストーリー、
アレックス隊長コンビにどんどん成長していくマルバスとウィステリアの関係性。。
もっと言えば、
本気で剣十字とマルバス達が手を組む展開なども楽しみにしてたのに・・・
今サンデーで一番熱心に追い駆けてた漫画だけにショックですね。

やっぱり、
単行本がいまいち売れなかったのかな。
サンデーはアンケよりもそっちを重視する雑誌だと思うんで、、、
自分も単行本の感想も頑張って書いたりしてたんですが、
いかんせん影響力に乏しいのであんまり意味はなかったかも・・・しれない(笑
 また、
これは自分の最大の弱点なんですが、
極度の人見知りなので自分から新しい誰かをフォローとか出来ないのも痛かったですね
でもこれは精神的なモノなので改善の仕様もないし、やろうと思ったらきっとキツいでしょう。
だからその分毎日じゃんじゃん更新しろってー、みたいな感じですよね(笑
うーん。。







今思うのは・・・・・
(この漫画の)「力になれなくてごめんなさい。」という事ですね
日々最高の文章を生み出す為に研鑽というか試行錯誤はしているつもりなんですけど、
まあでも・・・
所謂大手と違ってバズったりとかは一切無いので。
 正直、
ラスボスがまだ残ってるのにここでお終いっていうのは単行本まで買ってる身としては辛いですよ
一応、みんなの「その後」も描かれたしそれなりにきれいにはまとまってるんですけどね
特に、マルバスの心境の変化を上手く描けてるのは見事だと感じました
元人間っていう事が発覚したので、
なんか性格が悪魔悪魔してなくてもそこまで違和感もなくなりましたしね
 でも、
自分の中では単行本は25~6巻出てアニメ化も果たして・・・っていう、
勝手な未来絵図が出来てたので(笑
主題歌はきっとウー〇ーワールドとかだろう、みたいな。
なので、自分が抱いてた期待との乖離が激しくて非常に悲しいんですけど、
これで水曜日の更新スケジュールが空くよな?とも同時に感じました
・・・いや、でも、
今みたいに更新スケジュールがギュウギュウでも良いのでこの漫画は大成して欲しかったなあ
途中からやたら休載が増えてたので作者の体調的な問題もあるのかもしれないですが。


ただ、
繰り返しになりますけど、
最後のマルバスの表情とセリフからは、
積み重ねによる進化の描写の「良さ」が十二分に出ていました
それが見れただけでも個人的には嬉しかったです。。
来週は、ダイアナ出るよね?よね!?










最後に。
アレックスさん生きてて良かったー!!!!!!!

星野さんありがとう。。
忘れないで描いてくれてありがとう。
この二人のエピソードが作中ベスト3に入るくらい大好きだったので。


大切なもの。/ノケモノたちの夜 第74夜「はみ出しものの矜持」

2021-03-31 | ノケモノたちの夜









無駄なものなど一つもない・・・か。
確かに、
自分も(かなり)未練がましい性格なんで、昔の友達の事など、
未だに「会いたいな。」とか思い出にしがみついてたりするんですけど。
ただ、
思いを繋ぐ・・・って意味合いでは、
そこでなあなあになってしまった“悔い”が自分を突き動かしてるような、そんな気はします
それに、
記憶の中で、
嬉しかったこと
楽しかったこと
報われたこと
支えられたと感じたこと・・・っていうのは、
未だに自分が生きる上での糧になってたりもするんで。
そう考えると、
マルバスの言ってる事もよく理解出来る・・・気がする
言ってる事がやたら人間的なのも、元人間って事で説得力を孕んでる気もするし・・・笑
ま、その辺シトリは子供の考え方で、マルバスは大人の考え方なのかもしれない
でも、「大人の考え方」っていうのも案外刺激的でいいもんですよ(笑
シトリの圧倒的な孤独感は理解出来るトコロもあるし、
理解出来るって言っちゃいけないトコロもある
だって、
俺、
人間だし。







ただ、
シトリのこの考えは、
正直共感出来る部分もあるかな笑
昔から日本人っていうのは
謙遜する事
お前だけが辛いんじゃない~と思う事
この2つが絶対的なマナーとして存在してるじゃないですか
でも、
前者は押し付けだし、
後者は相対的な考えでしかないと思うんですよね
自分よりもよっぽど辛い人が居る~という事実で頑張らなきゃ!って思考にはなりにくい
何故なら(幸不幸の度合いを)相対的に見るのは他人だけで自分自身が自分自身の事を相対的に見る事はほぼないので。
そう思うと、
シトリの自分自身の満たされなさに浸り嘆く思想、
というかこのセリフっていうのはある意味正しいとも思っちゃうんですよね
自分で自分のことを「可哀想」って思っても良いと思う。
そういう意味だと沁みるセリフでもあるし、実際可哀想なヤツなのかな。とも思う
だからこそまた深い眠りについて自身を甘やかすんでしょうけど、
それはそれで「良い逃げ」だとも感じます
まあ、
シトリには延々と逃げても許されるだけの「時間」があるんで笑
また夢から醒めた時に見る世界で彼の成長・・・というか一歩が踏み出せればいいな、とか。








ところで、兄さん呼びはちょっとグッと来ました
冒頭でシトリは「絆」って言葉を否定してたけど、
この呼び方と最後の選択、そして情報の提供に確かに「絆」があったんじゃないでしょうか。
という、持論。
ラストページのセリフも、
悪態めいた言葉とは裏腹に、本心では全く逆の事を思ってるんじゃないか、
本当は信じてみたいんじゃないか?
なんて感じたりもしました。
そして、そんな“元家族”たちがこれからどういう道のりを歩むかも楽しみです♬

今はお互い悪魔同士だけど、元々は家族、出来れば仲良くして欲しいなあ・・・ダメですか?笑



ex.人間。/ノケモノたちの夜 第73夜「思い出なんてゴミ」

2021-03-17 | ノケモノたちの夜









シトリがあっさりやられた時に、
内心シトリはこんなもんじゃないよな・・・とも思ってました
シトリも見た目だけ見れば正直かなりの美男子なんですが・・・性格が残念でしたね笑
ただ、
その感情も、
元々は虚無感というか、
多分他の悪魔と比べて特にさびしんぼうなのかもしれないですけど、、、
というよりも、
生きる目的のようなものを失くしてしまった自分に対して、
きっちり「何か」を見つけてるマルバス達に劣等感があったのかもしれないですね
或いは自分らを育ててくれた先生を救えなかった事を悔いたりとかしてるんでしょうか?
もしくは永久に近い生命を与えられた事に対するジレンマがあったりするのかな
なんでしょ、
今のところ感想っていうより最早予想になってますが(笑
 ただ、
シトリの今回の“誘い”が新展開に結び付く・・・のは間違いない。

色々なパターンが考えられるだけに、安易に次はこう、とか断言出来ないんですが、
意外と(?)まだまだ本作のストーリーは続いて行きそうで安心してます
シトリとは不気味なくらい旧友的に会話している今週なだけに、
彼がまた敵になるのか味方になるのかも未知数
でも、
来週また休載なんだよなあ。




人間マルバスかっこいい。。



いつの間にかカラーが激減、っていうか、ほぼ無い状態になってて、
しかも掲載順も最下位付近固定になり、
おまけに休載がやたら多い・・・と、ファンとしては色々な事態を想ってしまうんですが、
今週の表紙を見てると端っこですがフリーレンと共に最前列で結構扱いは良いんですよね
 ただ、
内容はまだまだ面白いと思う
ここに来てシトリに妙な魅力が出て来たというか・・・
剣十字との絡みも相変わらず期待しちゃうし、
もっと言えば、
悪魔たちって・・・元々すげー仲が良い家族のような存在だったんだな(笑) って知れたのが新鮮で楽しかった
マルバスを屠られた事でブチ切れるナベリウスだったり(←!?)、
アスタロトとシトリなんか姉弟みたいで、、、
この過去の描写群が、
今の悪魔たちの関係性に影響も与えそう。と感じつつ、
そういうバックボーンが知れた分、
今は大切な「誰か」(ウィスだったりダイアナだったり)を守れてる事実にグッと来ます・・・!
成長・・・成長っていう単語で言い表していいのかは正直分かんないですけど笑
悪魔は元人間って事実が判明した分、悪魔の性格の差異にも今まで以上に得心がいったかもしれない。

それだけに、
今週の「事実の露呈」がどう転ぶかが非常に楽しみです
シトリも最終的にどういう立ち位置になるのか未知数なトコあるし、
元人間ってのがはっきり提示された分感情移入の度合いも変わってくるかも
マルバス、ナベリウス、アスタロトが元は家族だった事実も関係性の変化に繋がるかもだし、
めちゃくちゃ良いタイミングで休載なのはいちファンとしては歯痒いですが(笑
撒かれた伏線の行方を楽しみにしつつ、
2週間後を待ちたいと思います・・・・・!!







ダイアナ編で泣かされた身としては、
この物語は常に前のめりで追い駆ける所存。。
今週はサブタイも印象的で良かったです。



悪だったのか?/ノケモノたちの夜 第72夜「たぶん運命だった」

2021-03-10 | ノケモノたちの夜







・・・でも、
あんな恋人みたいな別れ見せられたら憎めないですよね
そもそもダンタリオンは悪だったのだろうか?
シトリは純粋に下衆だったけど、
ダンタリオンは、、、
文字通り「本能のままに生きてる。」そんな気がしました
 例えば、
以前自分の親父が鳥を買って来たら、間違って籠の中から出た鳥が昔の飼い猫に屠られた、という
そういう悲しい出来事があったんですけど、それもぶっちゃけ悪意があってやった訳じゃない
所謂本能から出た行動だし、人間は比較的慈悲深い方だと思うけど、
他の動物は食べないのにも関わらず普通に興味本位で他の生物を屠っちゃうでしょ(笑
だから、ダンタリオンは“悪魔としての本能”のままに行動させてくれた、
そんなルーサーに感謝してたんじゃないかなあ・・・
人間とは考え方も違うだろうし、
そう思うと、
ちょっと感動的ですらある
・・・いや、ちょっと待て、下衆じゃないけど、
こいつらも結構酷いことしてたのに?!







いやでも、
ルーサーもなんだかんだで、
「守る」という大義名分をダンタリオンに与え、
悪魔として血沸き肉躍るような最期を味合わせてくれた、
(ダンタリオンにとっては)ある種の救世主に近い存在だったのかもしれない・・・
顛末だけ見れば、
腐り切っていた悪魔に、
最後に本望たる本気の死に場所を与えられた、とも云える
ちょっと複雑ですけどね・・・
ちょっと、どころの話じゃないか(笑
 正直、
この二人には変な絆があったので、
シトリの時ほどなんだコノヤロー!的な感情にはなれなかった
でもそこがある意味(王道の)少年漫画を放棄したきっかけにもなってしまって、
今現在の掲載順低迷に繋がったのかもしれない、し、そうではないのかもしれない
ただ、
何が何でも様式美とかテンプレートのような悪役は出したくなかった
ファンタジー漫画でありながら早々絶対悪は居ない、と拒否し続けたスタンスは見事だったと思う
それが商業的成功には繋がらなかったとしても・・・ってこれ綺麗事なのかな?笑
いや、でも、自分はこの漫画の「そういう所」が大好きだったので、
今の掲載順がアレでもぶっちゃけ否定など出来ないです
 ただ・・・
やっぱり「マルバス達が勝って嬉しい。」という気持ちの方が強い、、、のもまた事実(やっぱりね!)
なんか最後のページの煽りがかなり怪しいのがめちゃくちゃ気になってるんですけど、
個人的には剣十字との新たな関係性含めて今後の展開にも期待したいです
ちゃんと続くかな、
大丈夫かな。。







でもなんか、
ダンタリオンの死のトコは、
強大な敵だったのだから本当は感動とかしちゃいけないのかも、ですけど笑
でも、命を賭して他人の本懐を叶えた~って顛末になってるのも揺るぎない真実なので、
その辺りでやっぱそういう気分になっちゃったのでちょっとしょうがなかったですね
つくづく恐ろしい漫画だぜ・・・!!



二兎を得る。/ノケモノたちの夜 第70夜「もう一度」

2021-02-17 | ノケモノたちの夜
作画ホント素晴らしい。








この漫画って、
最初マルバスとウィステリアだけで始まったじゃないですか
しかも、スノウは元々不穏な登場の仕方で突っかかって来る奴~みたいな印象だったんで、
ぶっちゃけウィステリアを救ったのはマルバスである~という認識だったんですよね
(ま、マルバス自身もウィステリアの存在に救われてたでしょうが)。

でも、
最近の展開で・・・
スノウもまたウィスを救う為に命懸けで生きていきたんだな、、、という事が伝わって来たんですよね
しかも、スノウの場合、まだ年端も行かないガキんちょの頃から使命感を抱いてたじゃないですか
あの年代の、しかも男の子で、ああいう決断は中々出来るもんじゃないと思うんですよね
ウィスもきっと、自分を売ってまで支えてくれた事、探してくれてた事・・・に、
深い深い感謝があったんでしょう
過去編を見て思った事は、
スノウもまた、ウィステリアを救ってくれていたこと。
そしてその行為に対する感謝も恩義もマルバスにも劣らないくらい大きなものである、という事。
ウィステリアがマルバスもスノウも選ばなかったのは、優柔不断でも八方美人でもなく、
心の底から・・・
天秤なんていう下衆な概念に掛けられないくらいに二人とも大事に想ってた、という真実ですね。


正直、
見開きのシーンは読んでて深く感動し、
泣きそうになりました・・・
泣きそうになった=泣いてはいないって事ですが、
しかし読んでてグッと来たのは間違いないっていう事でもあります
それも、
ウィステリアが、、、
結果的には彼女が中心になって二人を同時に救い出した~という事もまた非常に尊いです
今までは守られる側だったウィスが二人の男を守ったっていうのが素晴らしい
そして、二人に対するストレートな感情を表すセリフがまた良かった
何気に、
本当に天秤に掛けず、
きれいごとでない事を証明した訳ですもんね。







しかし、
スノウの言葉も熱かったですね
スノウも・・・
正直、
一番危機的状況の時にウィスを守れなかった
或いはずっとずっとウィスの傍にいれなかった事を内心気にしてるんじゃないですかね
だから、
ちょっと大人になったというか、
心の底では大事な肉親を助けてくれたマルバスを「認める」想いもあったんでしょう
スノウの心情を考えると、肉親である自分以上に傍に居る事は複雑な想いもあるでしょうが笑
ただ、
ストレートにマルバスのウィスへの大切にしてる気持ちを、
信じて言葉に出せたのは少年が一歩大人になる様を垣間見た気がしました
少年っていうか、確か酒飲んでた気がするから、もう大人だっけか笑
それもウィスの自分への気持ちを知れたから口に出せたのかもしれないですね、、、とか想像してみる。


しかし、
今週は色々「スカッとする」回でしたね~。
個人的に一番嬉しかったのは、何気にウィスのスノウに対する熱い想いが
言葉ではなく画面から伝わって来た事じゃないでしょうか
言葉も勿論先述のように良かったですが、
それ以上に表情作画とか演出によって伝わって来たのが嬉しかったですね
決して社交辞令や八方美人とかではない「ホンモノのキズナ」を漫画で味わえた気がしました

マルバスがウィステリアにきれいだ、って言った事とか、
シトリがあっさりとノックダウンされた事が気になる、とか、
今回の一連の行動が剣十字とマルバス達の関係性を変えていく気がする、とか、
色々と思ったことはあったんですけど、
結局はやっぱりシンプルな感動がもっとも印象に残った70夜に仕上がってましたね。
特に敢えて引用しなかった見開きのページは演出含めて相当気合が滲んでるので是非直接見て欲しいです
何となく、マルウィスが進展しそうな気配も感じましたが、それは俺個人的な願望かもしれません笑











スノウの美少年っぷりが。。



さて、
次週は休載です。。
ここ最近休載が増えてるのと、
それに伴い以前よりもプッシュの機会が減ってるっぽいのが若干心配ですね
しかし内容的にはどんどん熱くなってると感じてるので、今年もっともっと人気になって欲しいです
具体的に書くと天野めぐみとか魔王城くらい安泰なトコまで到達して欲しんだよな。
っていうかまず表紙よ表紙。取り敢えず感想とアンケでアピールしますわ!どっちもずっと続けてるけど笑

次回は遂にルーサー達との決着編に移行しそうなので、そちらにも期待します♪


スノウの過去。/ノケモノたちの夜 第69夜「最後の手掛かり」

2021-02-10 | ノケモノたちの夜








今週はスノウの過去でした。
結構・・・
最初から読んでた身からすると、
ウィステリアを救ったのはあくまで(洒落じゃないよ)マルバスであり、
スノウはどっちかって言えば(初期は)敵だったイメージの方が強いんですよね
 でも、
今週の内容を読んでみると、
本当はマルバスと出会うずっと前から、
ウィステリアを救う為に頑張ってたんだよなあ。。とか感じました

ウィステリアが本当の本当にピンチだった時、
傍に居て彼女を救ったのはマルバスである事実は消えませんけど、
ただ、
スノウがウィステリアを救いたかった時は
スノウはまだ子供だったから自分を売る事しか選択肢が無かった訳なんですよね
そう考えると、
「そうなってしまった」のも情状酌量の余地があるというか、
まあ端的に書いてスノウ自身もまた子供だったから色々な意味で力量不足だったんでしょう
なので、黒い悪魔が吐露した心情も全部が全部嘘っぱちでもないのでは?とか思っちゃいましたよね







でも、
ドス黒い感情も人間にはあるけど、
割り切れない表向きの感情もありますからね
よく本音とか本心とか言いますけど、
正直それもまた感情の一部でしかないって思うんです
表向きの感情が嘘かって言ったらぶっちゃけそれも別に嘘ではないよね
例えば、仕事場であの人のこういう所は心底嫌いだわ、とか思うけど、
その人のやってる事の全部が悪だ~なんて思わないでしょ
そう・・・
スノウは、
一番肝心なトコはマルバスに託した
先述の通り、「俺が救うはずだったのに~」っていう気持ちももしかしたら本音かもしれない
でも、あんな風に素直に頼るって事は、どこかでマルバスを認めてなきゃ出ない言葉だと思うんですよ
スノウの性格上、
“一番苦しい時に守ってやれなかった”という懺悔にも似た想いも持ってるかもしれないし・・・。







いずれにせよ、
シトリの“絆ぶち壊し計画”は頓挫した模様
ウィステリアは兄を目覚めさせる頃まで我慢をして必死に生き抜き、
スノウもまたウィステリアが誰も見捨てない事を信じて「もう一度」自分の身体を売った
そして、
マルバスも・・・
ウィスとスノウの異変に気付き、
「もう一度」新しい契約を交わしてみんなを救おうとしている。。

ただ、
他人も絡む救済なので、
ウィステリアは再び対価を払わないといけない
既に視力を失っているのに、
また何かを払ったら、
ウィステリア一体どうなっちゃうんだろう・・・?って不安の方が正直大きい

・・・でも、
「それ」を一切の躊躇なく、
真っ直ぐな瞳で言い切れるウィスの姿に感動してしまう自分も居ます
先週号も次回読むの(実は)怖かったのに、
今週号も次回読むのちょっと怖いですね・・・
しかしここまで見守って来たので、
シトリをぶっ飛ばすトコまで期待して次回以降も読んでいきたいですね!
揺るぎない絆が半端な悪意を吹き飛ばすシーンが、見たいです。







個人的には、
今週でスノウとマルバスの「和解」を何となく感じました。。
それが何よりもジーンと来たので、今後は「そこ」にも注目です。



君が見た世界。/ノケモノたちの夜 第68夜「記憶の旅路」

2021-02-03 | ノケモノたちの夜
誰!?








うん、まあ、大人になったウィステリアな訳ですけど・・・
正直あまりに“良いオンナ”過ぎてギャップという意味で凄かったですね
凄く・・・凄く・・・面白いです!!(ニッコリ)
ああ、誘惑されたい
・・・否、
ゲフンゲフン(←こーゆーの多いな俺のブログ)、
アレックスさんにも劣らないくらいムッチムチのボディ含めて完璧でした
ウィステリアのポテンシャル半端ねーな!という事を先週に引き続き強く実感したんですが、
この世界自体がスノウの記憶を元に作られてるって事なので、
このウィステリアはスノウのイメージに基づいて成長したウィステリア~らしいです
あいつも結構ムッツリだな!
・・・という事はさておき(?)、
鏡に映った自分を見て「可愛すぎる」とナルシスト気味に恍惚状態になってるシーンはかなり笑った
なんでしょう、
連載も今年で2周年を迎えるタイミングになって、
シリアスの中にも笑いを入れる余裕が出て来たのかな?
兎に角、今までだったら真剣勝負の中でギャグとかあんま入れるイメージが無かったので、
そういう意味では(本作的に)斬新な作劇に仕上がっててかなり好感触でした笑
っていうか、大人ウィスマジで可愛いしな・・・!(ウットリ)。








一方でマルバスは手負いな上に、
ナベリウスはダイアナ達を守る立ち回りをしてるから
悪魔化したスノウにかなり苦戦しているっぽいです
・・・いや、
本当は、
ストレートに屠るのを躊躇してるんじゃないかな?って自分的には感じました
どっちかっていうとずっと戦闘を長引かせて時間を稼いでるか、或いはモラトリアムにも見えます
いずれにせよ、
現状を打破する為にはウィスの覚醒が必須になると思うんですが、
耐えて耐えて耐え抜いた先に待つのも恐らく「悪意」だと予想しちゃうんですよね
そのラスボスをウィステリアは越える事が出来るのか・・・が鍵になって来ると思うし、
美人過ぎる自分を見て、
そこから違和感をまず感じて、
兄の記憶を元に作られた世界だ~って気付くのもね、
多少自虐的な精神性を持つウィステリアだからこそ、、、な気がしてね、
そういう点でも「この漫画らしい」演出で物語が進んでて非常に良かったと思います。

それと、
マルバスのウィステリア「達」に対する想いの進化の気付きだったり、
あの引き、及び今やってる物語の方向性自体がかなり王道チックでその点でも読んでて面白いです
ある意味、
この世界に来たからこそ、
スノウが、
本当に必死に自分を探してくれてた事を「知れた」
その“絆”が子供じみた悪意に負けない事を願っています・・・!!



ラストで驚愕。/ノケモノたちの夜 第67夜「天秤」

2021-01-27 | ノケモノたちの夜







シトリの「この感情」がどこから来てるかと言えば、
ぶっちゃけ“嫉妬”でしょうね。
しかも、
相当子供じみた・・・
ただ、悪魔的と言えば悪魔的と言えなくもないけど(笑
人間みたいな感情ではあるけど、根本的には悪魔らしい悪魔なんでしょう
マルバスとかが異常なだけで、、、って、
そのマルバスもまた力が弱まってるのと相俟って契約者のスノウに苦戦してる模様
スノウとマルバスを殺し合わせるのも、
ウィステリアにどちらかを見捨てる選択をさせるのも、
ストレートに言って「悪 趣 味」ですな(ドーン)。
それほど、
悪魔としてのプライド及びジェラシーを大きく刺激した~って事なんでしょうけども、
こういうやり方でしかうっぷんを晴らせない辺り精神的には未熟な様子も伺えますね。

しかし、
ゾクゾクするような残虐性を感じたのもまた事実
悪魔の差別化という意味合いでは面白いキャラだな、とも思う
紳士な奴もいれば下衆な奴も居るって事なんでしょう。







しかし、
その結果・・・・・「!?」な事態に。。
これ、凄いネタバレになってしまうので、
即座に語るのは精神的に憚られるんですけど(笑
最後のページで、その・・・物凄い事が起こるんです
ま、
この記事自体この話を読んだ方に向けて書いてるので、
別に当日の夕方を過ぎればじゃんじゃんバラしていいのかも、ですが
まあそんな簡単には語りたくない気持ちもあり・・・
うん、
さっきからめちゃくちゃ優柔不断ですね(爆

ただ一つ言える事は、
この話のオチを見た時、
「ポテンシャルすごっ!!」と感じた事は記しておきます
っていうかおっぱいが・・・
まだ発展途上だったのね(ニッコリ)
・・・うん、
すぐ、
そっちに走るのは良くないですね😡
ただまあ、ああ、こういう風になるんだ~って純粋にビックリしたし、
惚れ惚れしちゃいましたね
正直、
すげえ良い女だ。。とか思ったんですけど、
論点としては「そこ」じゃないので笑

そう、
あそこまで“耐え抜く力”が本当にスゴイと思ったんです
並みの人間では不可能というか、
自身の意志の正しさ、
博愛っぷり・・・を自身で証明して見せた根性が半端ないな、と。
もしかして、
シトリとの決着このシリーズでつくのかな?とかふと感じたりもしたんですが、
何にせよ、団長の想いだったり、マルバスの選択だったり・・・
色々な意味合いで来週以降が気になりますね。
次週も、刮目して読みます!!