サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

決着へ。/セメルパルス 第十八話「ゲート」 感想(コミック百合姫2022年2月号)

2022-01-15 | 荻野純








あけましておめでとうございます
新年一発目のセメルパルスの感想で御座います
今さっき、
ふと思ったんですが何気に今作も連載期間が長くなって来たというか、
多分月刊連載だからそう感じてるんでしょうね
毎回感想書いてますからね笑
2周年越えて今年で3周年に向かって行く感じですかね・・・物語としては、
恐らく最終決戦っぽい雰囲気ですがγも透明人間の骨も最終話まで感想書いたので、
今作も最後まで書けるよう頑張りますので荻野純ファンの方々は是非よろしくお願いしますね。

で、
今回の内容なんですが、
シンプルな様で居て結構複雑なものが絡まってる様に感じました
まず、
冒頭の会話ですが・・・
北村さんは「ずっと友達でいたい」って言われて、
まあこれって事実上の恋人には成れないという宣言ですよね
彼女を想って何度も自慰行為をするくらい大好きだったのに、
多分普通の人であればヘコむと思うんですけど。
ただ、
命乃の前って事もあったかもだけど、
その言葉を聞いて彼女は一瞬開口した後に微笑むんですよね
それって、
結構器がデカくないと出来ない態度だったりすると思うんですよ
自分と結ばれて欲しかった~という我を押し殺して微笑むのは難しい
でもだからこそより彼女の人間的な大きさが映える演出になっててそこが好きでした
 ふと思ったんですが、
元々「命乃が幸福でさえあればそれでいい。」っていう献身的なソウルもあったのかもしれません
その辺は全部自分の想像でしか無いですけど、なんとなく趣があって良いシーンだなぁって感じましたね
また良い意味で曖昧な描写になってるのが逆に秀逸な気もしていてそれが荻野純作品の良さな気もしました。







もう一つ、
冒頭に引用させて貰ったカット、
ここには様子先輩の「覚悟」も感じました
多分、
人間生きていく上で、
全部正解を引いたまま生きてく事って不可能だと思うんですよ
っていうか、
全方位の他者に対して全員に良い顔して生き抜く事自体物理上不可能だと思ってるんです
だったら、今救える、ここから貫きたい正義の為に生きるしかないよなって思う
そういう事をあのセリフからは感じました
過去は変えられないけど、
未来を創る事は誰にだって出来る~っていう。

様子さんは強い覚悟で、
もう誰も(理不尽に)苦しまずにいられる世界を創るって決めた
そうじゃないと今までやって来た事の意味合いが全部失われてしまう
失ったものは取り戻せないけど、
ここから平和を築ければ、新しい笑顔を守る事は、きっと出来る。
様子さんや命乃達が頑張った結果、安心して生き抜ける世界を創造する事は可能だと思う
そもそも世の中そんなに白黒はっきり付けられる事も正直全然無いですよね。。
なので、
読者としては2022年もそんな彼女たちの努力と奮闘を応援してゆきたいです
という訳で、改めまして今年もセメルパルスの感想を私独自の視点で描いていくのでよろしくお願いします!








個人的には、
北村さんのナイスファイトにも期待したいですね~
なんか共感度指数高いキャラですよ(笑
自分的にね。


生なる者。/セメルパルス 第十七話「マコト・スワ」 感想(コミック百合姫2022年1月号)

2021-12-17 | 荻野純








率直に最新話を読んでいて・・・
というか、明日最新号が出るんでこの感想自体が結構ギリギリなんですけど(笑
前の話のオチに関しては過去からのメッセージ的なものに捉えていたのでかなり驚きましたね
でも、
そうではなく、
むしろ「現実」であった、と。。
その上、反逆軍に加わって一気にラスボスを叩き潰そう!みたいな流れにもなって来ていて、
結構分かりやすい感じになってゆくんじゃないかな、という予感も大いにしましたね。


ただね、
個人的には・・・
荻野純さんの漫画ってそれなりに残酷な展開もあったりするので、
様子さんに関しては100%もうお亡くなりになったものと信じてたんですよ
展開としてはある種センセーショナルなものでもあった訳ですしね。
なので、
ある意味「意外」だったと言うか、
ここに来て「希望」を匂わす展開になって逆に面白いな、っていう感情もありますね
それは多分今まで長い間荻野純さんの漫画を読み続けて来たからこその想いなのかな、とも感じました
何にせよ、お似合いのカップルの再会が拝めそうな事に関しては素直におめでたいですね(喜
最近、色々な意味で感想をお届けするのがスローになって来ていますけど、
本作に関して言えば最後の最後までやり遂げる気持ちでいるので、
是非2022年もセメパルの感想をよろしくお願いします🙇‍♂️








しかし、
最後の命乃の反応、
とっても感慨深くてグッと来ました。。
いつかこの戦いが終わった時にみんなで笑える日が来ると良い、ですね。
 それと、
様子が結果的に生き残ったのは、
ある種神様からの責務でもあったのかな?とかちょっと感じたりもしました。
かなりロマンティックな見方ですが・・・笑
確固たる意志を持つ者は早々簡単にくたばらない、って事を描いてる風にも映りましたね。


あれから。/セメルパルス 第十六話「第六次大規模侵攻」 感想(コミック百合姫2021年11月号)

2021-10-15 | 荻野純









前話から数年後~っていうのは結構驚きました
最終回とかならよくあるパターンですが・・・ああ、でも、少年漫画とかならそこそこ前例あるかな
しかも、伏線をバッチリ生かして命乃のお子さんまで生まれてましたね(笑
命乃が母親かぁ、、、と思うと感慨深いものがありますが、
産むことを促したのがまた北村ちゃんっていうのも気持ち泣けますな
やっぱり、
好きな人だからこそ、
幸福になって欲しかったんでしょうね・・・
多分、
命乃も別に赤ん坊の命を軽んじてた訳ではなく、
「自分が居なければ。」という強い使命感から最初は拒否してたんでしょう
でも・・・
逆に今は普段一人ぼっちにさせてる罪悪感がある辺り良い母親だな~とも感じました
命乃の精神的な成長と、そして、覚醒した戦闘能力と。
(二つの意味合いで)少女が大人になった瞬間を拝めて良かったです。。




可愛い。。🥰



バトル描写も相変わらず迫力満点で良かった
流れる様な戦闘シーンの数々がのっけから矢継ぎ早で展開されていくので、
正直それ眺めてるだけでも楽しかったですね
荻野さんの描く戦闘シーンって、
遠慮なくバッサバッサ屠っていくじゃないですか(笑
それがイイですよね
余計な慈悲をかけないというか、
自分の大切なものを守る為には鬼にでも成る、というか。
しかも、
命乃は覚醒したけど、
基本的に劣勢っていうのも燃える展開で素晴らしいですね
素晴らしいけど、命乃が自己犠牲に走る可能性もある事を考えるとハラハラしてる自分も居ます(笑
以前ツイッターで悲しい結末に~みたいな(ニュアンス)事を呟いてたのを見ましたが、
「あの引き」も含めて最終的にどういう結末になるのかは超気になります
そういう意味合いだと、
月刊誌の連載ながら読み味は週刊の少年漫画に通ずるかもしれませんね
いよいよ最終決戦の雰囲気も漂って来たので、来月以降も本作に熱視線を送りたいと思います!!
この戦いに勝ち切って、少しでもみんなに笑顔が溢れますように。
そういう想いも抱かせるような十六話でした。









ところで、
北村ちゃんはホントに献身的で良い子ですね~😭
自分も苦しいのに、子供との時間を取らせる為に命乃を先に帰したり、
なんか色々な意味合いで報われて欲しい、とか感じてしまうなぁ
 そして、
「奇襲作戦」を是非成功させて欲しい
命乃たちの‟勝利”を当ブログは全力で応援しています。。


営み。/セメルパルス 番外編「二日前」 感想(コミック百合姫2021年10月号)

2021-08-31 | 荻野純








今月の話は・・・「営み」でした。
どうやら、
タイトルから察するに様子さんが健在だった時のストーリーみたいです
内容としては数ページに渡って命乃と様子さんの情事が描かれています
しかも、
凄く濃厚なものでした
いつもカットを引用してるんですけど、
今回に限っては正直上記のがギリで他はBANされそうなので無理でした
ただ、
人って、
情事の時はあれくらい狂いたいものだよな~とか思いながら見てました
逆に言えばお互いが正しく乱れれる情事が行えるからこそ幸福な関係だったんでしょうね
個人的には、どっちかと言えば責められてる命乃ののがより堪らん感じでしたね(笑
絶頂の時の表情と構図は普段見せる格好良い表情とはまた違う柔らかな魅力に満ちていました
うん、表情も柔らかいですけど、
別のものもすっごく柔らかそうでしたね(ニッコリ)。







で、
これだけじゃ短いので、
この間単行本の3巻を購入した話もします
この表紙、
肌色が多いので結構書店で目立ってましたね(笑
ちなみに連載当初から各話感想を続けてるので興味あればそちらも是非。。
3巻の内容も全話感想書いてますので。

全体的な印象としては、
やっぱりラストが強烈ですよね
結構・・・
γの頃から衝撃的展開が多いんですが、
今作でも最たるレベルの衝撃が最後に待ってます
しかも、
この話の続きはこれから描かれると思うので、、、
一体どういう風に物語が展開していくのかもまた楽しみです
でもなんでしょう、
ある意味3巻最後のような展開って言い方を変えれば「当たり前」なのかもしれません
お互い命の奪い合いをしてる訳ですから、逆に言えば全員無傷な方が異常な訳で・・・
そういう意味では命乃もまた心配ではあります
ただ、
最新の番外編で「希望」の伏線も撒かれてるので、、、
いち荻野純ファンとしてはリアリティも混ぜ込んだ闘争劇の顛末を見届けたい想いでいっぱいです。。







あと、
第12話は何度読み返しても眼福ですね~(ニッコリ)
こういう描写を堂々と描けるのが本作の一番の強みなのかもしれない、とか感じました
俗に言う“メリハリ”ってヤツですかね。命乃の神ボディごちでした♬😊👍✨



復讐。/セメルパルス 第十五話「開戦」 感想(コミック百合姫2021年8月号)

2021-07-15 | 荻野純








なんてこったい・・・
ただ、
文字通り生死を賭ける戦いをしているので、
ある意味当然っちゃあ当然というか・・・これもまたドラマですよね
圧倒的に絶望的なこの状況、
命乃もまた、
ショックにより死ぬ寸前でしたけど、
間一髪で・・・。







個人的に、
前回の終わりで、
ショックを受けて終わるか、
逆上してパワーアップするか、、、のどっちかだと感じたんですが、
結果的には「どっちも」でしたね
途中までは、
相手の思う通りにショックからの思考停止で屠る直前まで追い詰めた
ただ、
その後「考える時間」を与えてしまったのが大きなミスだったと思います
まともに死を認識した事により、命乃は激昂、慈悲も全部棄てた殺戮マシーンと化してしまった、、、という、
狙いがハマったんだかハマらなかったんだか微妙な顛末になってしまいました

始まるは、
命乃の復讐、
だけど、
戦力的に考えれば(多分)敵側の方が上、だとは思う
逆上してる事が不利に繋がる可能性だってある
ただ、
命乃がどれだけキレられるのか・・・は正直興味ありますね(笑
ルール無用の残虐ファイトと化しつつある今作、最終的な着地点も含めて期待は大、ですね・・・!!






最後に、
諸事情により感想が最新号手前の日になってしまって申し訳ないです
次はもっと早めに書けるように善処します。。
純粋に、続きも気になるし。



犠牲。/セメルパルス 第十四話「神之椅様子」 感想(コミック百合姫2021年7月号)

2021-06-15 | 荻野純
様子さん・・・。







個人的に、
ミュールの狙いって、
命乃が絶望しそうなタイミングで「こうする」事だと思いましたけど、
実際どうなんでしょうね
だとすれば、
狙いとしては上手く行ってるとは感じましたが・・・まあ結構残酷ですよね
間接的とは言え地球を救う為に犠牲を出して来た罪だったりするのか、
或いは、
このイベントがきっかけで逆に命乃が覚醒するのか、、、
色々な意味合いで数日後に出る百合姫が気になる展開ではあるんですが、
物語の主人公としては・・・辛い展開ですよね。




この表情作画が素晴らしい。。





でも、
これって、
かなりシビアな話数ではあるんですけど、
結構・・・ストレートに様子が逝ってしまったな、とも感じました
フィクションでありながら、あっさり逝ってしまうトコに生々しさを感じました。
あと、
何気に、
やっぱ少年誌出身の血が入ってるというか、
こういうジェットコースター的な展開で魅せるのって割とジャンプ的でもあるので。
そういった意味では純粋に「面白いなあ。」って思ったエピソードにも仕上がってましたね
キャラが一人犠牲になってる回だったので、
「面白い」と書くと語弊があるかも分かりませんが、
ただ、
展開としてはどんどん見逃せない展開にはなってると思います
それと、今月の百合姫の裏表紙が様子さんだったのが編集部の“心遣い”を感じて、
そこもまた良かったな、と・・・!








個人的に、命乃には「頑張って欲しい。」って思ってます。
こういう展開だからこそ、「敢えて」。


急転直下。/セメルパルス 第十三話「新更真矢」 感想(コミック百合姫2021年6月号)

2021-05-08 | 荻野純









最後の展開は流石に唸ったね
確かに、
「そういう事」もあるかな?とは思ってたけど・・・
ここで来るか!っていうね。
思えば、
ガンマでも透明人間の骨でもこういった「衝撃展開」を作るのが上手かった
所謂読者が気になる引きをコンスタントに作るのが本当秀逸なんですよね
また、
こういう展開を、
抜群のタイミングで繰り出したのも巧妙過ぎます
特に命乃っていうのは正直人間たちにとっては“希望”だったりするので、
その希望をバッキバキに噛み砕くにはもう本当に「ここ」しか無いですよね
ミュールは最初っから命乃だけを対策して来たんじゃないか・・・
そんな気さえして来ました
結構、
確信犯な表情にも見えたので(笑







この漫画の読切版の時、
作者の荻野純さんがツイッターで、
この作品を連載にするなら悲しいオチになる~的な、
そういう事を述べてた記憶がうっすらと残ってるんですけど、
今月号を読んで、
「ああ、こういう事だったのね。」と何となく思いました
あの事実を突きつけられても、
命乃は任務を全う出来るのか、
正義の為に感情を殺せるのか、
それとも・・・。
 何気に、
先月号の深い情事ですらラストに向けての伏線にも思えて来てます
もし仮に様子が〇〇でも、命は受け継がれるんじゃないか?だとか、
これが計算しての事だったら相当構成上手いなあ、とか、
個人的に予想しつつ(笑

でも、
そう簡単に決断出来る事じゃない
じゃないけど、
この世界を救う事が出来るのは、やっぱり命乃しか居ない・・・!のも、また現実。
来月号以降彼女がどういう選択を取るのか、、、見守らせて貰おうと思います。
(なんか命乃を見てるとγのミカちゃんを思い出すんだよな。。)







しっかし、
ものの見事に残酷なオチが来ましたね~
ぶっちゃけ件の設定が出て来た時点でそれも想像はしてたんですが、
実際に描かれるとやっぱ衝撃的ですね・・・でも、漫画の展開としては凄く面白いのもまた事実。。
面白いって書くと語弊があるかもしんないけど、いちファンとしては「気になる」展開ですよ。



起源。/セメルパルス 第十二話「様子と命乃1.」 感想(コミック百合姫2021年5月号)

2021-04-13 | 荻野純







いや、
確かに命乃がなぜ「こっち側」に居るのかは気になってはいました
設定としてはめちゃくちゃ面白いんですけど、説明されないままだったら結構モヤるじゃないですか(笑
でも、そこは流石の荻野さん、これから命乃に関しての「起源」を作中で明かす模様です
 先述のように、
ミュールの純潔がただ一人居て、
その子を“希望”にしてこの世界を守る・・・って展開は非常に熱いものがあるんですよ
でもそこに確固たる理由があれば更に面白そう、とは感じてたのでこれは秀逸な流れだと思います
その他にも、
壊獣やミュール達と戦うメンバーも集結、
こういうのすげーγっぽいなあ、、、とか懐かしい気分にもなりつつ(笑
今月はその前に二人の「愛」を確かめ合う・・・その、まあ、情事。。。ですよね。







元々、
昔から百合セックスに関しては、
成年雑誌や自らのツイッター等で描かれてたんですけど、
ここに来てめちゃくちゃ濃厚なエッチ模様をバーンと描かれていてビックリしました
まあ、
荻野さんのファンなら(ある意味)お馴染みでしょうが・・・笑
でも、肌と肌を重ね合わせて愛情を感じ合う、、、という行為は生きていく為には必要だ
ぶっちゃけ百合姫ってここまでやっても大丈夫な雑誌だったんだ!とか思ったけど笑
しかし快楽天で描いてたFLOWERCHILDさんもいるから今更か
勿論、
自分は大肯定派ですよ(笑
多分、こういうのも後々の絆を感じさせる描写に繋がって来るんだろうし、
個人的には手慣れた様子の様子(シャレではない、マジで)以上に、
初めてで積極的な命乃のがより淫靡に感じました。。
行為の作画に関しては、
直接本誌で拝んでもらいたい
毎回カットを引用させて貰ってるのは是非本編を読んで欲しいからで、
わざと大事なシーンを省いてるのもある。
まあ、はっきり言って、相当エロいですよ(笑
二人ともグラマーだし、
めちゃくちゃ感じあってるし・・・まあ、想い合ってる同士の情事は燃えるわな
そういう意味合いではこれまででも随一に必見な話数に仕上がってるかもしれません
様子の言う通り、素直に愛撫とかされて感じまくってる命乃は天使さんでした・・・笑
でも、こういう時間も仕事と同じくらい大事ですよね。。実は、ね。
それが生きてるって事ですから。







しかし、
荻野純さん、
完全にリミッターが外れてノリノリですな(笑
自分自身百合も大好きな人間なんでとってもウェルカムですよ!(ニッコリ)。



再生。/セメルパルス 第11話「傷」 感想(コミック百合姫2021年3月号)

2021-02-14 | 荻野純









前回のオチで・・・
というか、
今回の始まりでも、か。正直かなり絶望的な状況に思えたんですけど、
命乃の強烈な再生能力の高さで巻き返して来ましたね
そう、
既にミュールという事実も明かされてたので、
希望があるとしたら「そこ」しか無いかなー、とは思ってましたけど、
いやはやTHE主人公って感じで中々面白い展開になって来ましたね。

今回、
面白かったのは、
ストーリーも勿論なんですけど、
バトルシーンが単純に迫力というか、
所謂「キレ」があって非常に読んでて楽しかったですね
例えば、
百合姫3月号から引用させてもらうならば、
下のコレ↓とか。







これ、
スピード感も秀逸なんですが、
様子がまず上で引き付けて命乃が下で切り裂いてるじゃないですか
正直(二人の)実力的にもそうですけど、こういう立ち回りされたらまず反応出来ないと思うんですよね
結局どっちかの攻撃に対応しなくちゃいけないから、観音様じゃない限り、
こういう顛末になってしまう~っていう
バトルシーンの一つ一つにちゃんと得心が行くものがあって・・・
そこがこの漫画の売りの一つですし、
個人的には北村さんが命乃を必死で助けたのにもグッと来ました。
しかも、
そんな北村さんのピンチに、
命乃が魂を燃やして奮闘したのも良かったですし、
今月号は絶望的だった前回の引きから、
命乃側が意地を見せてる話数に仕上がっていてその意味合いでも読んでて気持ちが良い回でしたね。
 
個人的には、
命乃は北村さんにとっての憧れであり好きな人でもあるので、
北村さんは最後まで死なないで欲しいなあ、、、って今回読んで強く思いましたね(笑
いつまでも彼女にとってのヒーローでありヒロインであって欲しい、という気持ち。







最終的には、
人間側が勝利して欲しいですし、
ある程度のハッピーエンドを望んでしまうんですけど、
結構オチで不穏なにおいも感じるので・・・それがどうなるか。
でも、
今回は様子と命乃のコンビネーションが抜群でしたし、
命乃が「今回は」仲間を決死で守る事に成功していた
そういう“積み重ね”による結実が表現されてたのがこれからの(登場人物の)伸び代を感じさせてくれて、
その意味で今後にも大いに期待したくなるエピソードだったのが良かったです
また、反撃の回が新年一発目、というのも読者的には良かったですね。





スパイ。/セメルパルス 第十話「人型」 感想(コミック百合姫2021年2月号)

2020-12-29 | 荻野純
初っ端から大ピンチ!








いよいよ物語も最終局面・・・なのかな?
取り敢えず、「向こう側」に行って直接親玉をぶっ潰す~みたいな流れだったと思いますが、
個人的に多分それを果たすには 今戦ってる誰かが犠牲になるのかもしれない?とか予想しちゃうんですよね
それほどまでにリスクのある戦い、、、だとは感じてますから。
で、
早速、
主人公の命乃がぶっ刺されるという衝撃展開ですけど。
これはね、あんまり予想してなかった・・・
というより、
これまで命乃が戦闘に於いて苦労する事(精神的な疲労はあったけど)が少なかったので、
不意打ちとは言え相手側も色々考えてるんだな、って感じで物語としては面白くなって来たなあ、と。







でもま、
多少のリスク犯して向こう側に行くか、
それともリスクが比較的少ない今までの方法を取るか・・・では、
やっぱり前者なんでしょうなあ
後者に関しては、
「倒せるか分からない。」という疑問符が免罪符になってたんでしょうけど、
ただ命乃たちの性格上誰かが無為に犠牲になるよりも、自分らが命懸けて戦う方が性に合ってると思うので。
その一歩目でいきなり躓いてしまった形になりましたが、まあ相手も馬鹿では無い。って事なんでしょう
この話数では完膚なきまでに壊獣側の方が力でも策略でも上回った形になりましたけど、
来年は是非リベンジして命乃側の本領発揮、を期待したいところです・・・!

ところで、
状況としては割と絶望的?ですよね
ここをどうやって切り抜けるのか、が、
2021年の本作に於いて最初の焦点になりそうです。
今月号の内容見てると、
割とじっくり決戦を描いていきそうな感じもしたので、
その点含めて来年のセメルパルスも楽しみにしたい、と思います。






追伸:2巻購入しました♪