サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

イチャラブの伝道師。/ichiro「幼なじみ」(アンスリウム2020年11月号)

2020-10-18 | ichiro
超カワイイ。







久々にichiroさんの漫画の感想書きます
5年ぶりくらい・・・ですかね。
 先日、千葉のメロンブックスに漫画を買いに行ったんですけど、
成年漫画のコーナーを眺めてたらふと見知った名前を見かけまして。
昔からの読者ならご存じかもしれませんが自分以前からichiroさんを推していて、
エウロパとかバベルに載った読切の感想をちょこちょこ書いてたんですよね
でもちょうど5年前くらい・・・かな
また、
お気に入りの漫画をアンケとか感想で支持してどんどん人気になっていく様を眺めて、
長期的にコンテンツを楽しむ~という方向性に(自然と)シフトしていってしまったので、
こういう単発の読切に関して書く時間とかが段々無くなっていってしまったんです
その間、
何回かどっかに載ったのかもしれませんが、
個人的には久々の再会だったので・・・正直嬉しかったです。
初めてこの方の漫画を読んだのが約10年前?の俺妹の桐乃の同人誌から~だったので、
それを考えると長い間この作家さんのファンやってるな~と思いつつ、
相変わらずのイチャラブっぷりだったので読んでて安心しました笑
本当こういうの描かせたら最高ですね、っていう。




迫力がスゴイ。



そもそも、
このichiroってペンネームは、
「あの」イチロー氏から来てるんだろうか?・・・・・って、
今書いてて思い出しましたけどこの表現以前にも使った覚えがあるんだよな。。
何年前の記述を何回も使い回す漢ですいませんが←
そう、
今回のはichiroさんの代名詞である「イチャラブ」を前面に押し出した、
もう自分の得意分野全部詰め込みました!みたいな作品で本当に素晴らしかったんです
純朴な作風・幼馴染という題材・そしてひたすらお互いの愛を確かめ合うという内容・・・
正に思春期男子の願望全開といった内容に仕上がってて読んでて(色々な意味で)気持ち良かったです

また、
ichiroさんの絵って本当独特なんですよ
ある意味癖が強いっちゃあ強いんですけど、
純愛系にしては行為の描写がねちっこいのがまず一つ、
あと擬音とか目の中のハートマークとか蕩けてるのを表現するのに使う演出が素晴らしいんですよね
なんでしょう、もう絵柄とか独特の表現見てるだけで「あ、ichiroさんだ!」って分かるんです
純愛系の成年漫画家の方って基本シンプルで爽快感の強い画面作りが常套なんですが、
ichiroさんの場合、より愛し合ってる事を力強く表現する為に、
表情から擬音まで凝りまくってるんですよね
ヒロインは鼻水垂らしてるし、
でも、
鼻水垂らしてるのに「可愛い。」っていう・・・
まず、それがある意味異常ですからね笑
久々にこの方の堪らないヒロインの蕩け具合に触れて「やっぱ稀有な才能だわ。」と感銘を受けました
感じてる相様をめいっぱい制限越えて描き切ってる印象で、そういうの好きなら是非という所。




天使。。



最後に、
純粋にお話自体も大好きです。
冒頭、主人公が一切の忖度をせずにゲームで陽菜をボコボコにするトコがまず最高でした(外道)
そこからの、まるで子供のような絡み合い~からの、思いがけない行為への入り口まで、
凄く思春期感満載で読んでてかなりニヤニヤ出来るもんがありました
また、陽菜の無防備っぷりもめっちゃ可愛かったです!(超笑顔)

そこから段々陽菜が“オンナ”になっていく様もグッと来たし、
どことなく子供の戯れみたいな雰囲気もあって、
そういうトコも好みでした
陽菜の反応もいちいち可愛ければ、
執拗な行為の描写も可愛い絵柄とは正反対の「濃ゆさ」があって素晴らしかった
何より、最初はじゃれ合いから始まったのに、段々とお互いの「好き」を確認していく、
そういうムードになっていったのがいかにもichiroさんらしい直球のラブラブ感に満ちてて良かったです!
そりゃ主人公もハッスルするに決まってるジャン!!!と思いつつ←
精神的に幼いのに、
身体はオトナ~っていうのもかなり自分好みなんでそこもまた秀逸でしたね
グラマラスボディの描写自体も単純にイイですが、感じてる表情描写も併せると更にgood!でした(はぁと)。
まあ、勿論そういうトコは載せれないし載せないですけど、
クライマックスのシーンなんかは胸も表情もスゴい事になってるので紳士の皆様は是非という感じですかね笑

そういえばアンスリウム、かなり久々に購入したんですよ
ichiroさんが載ってた、という理由だけでね・・・。
それ考えるとやっぱこの方の「個性」って確かなものなんだな、としみじみ感じました
逆に言えばichiroさん目当てで購入のきっかけを貰った、とも言えるので
他の作品もこれから楽しみたいな、って思ってます。
ラストの、
陽菜ちゃんの甘々な満面の笑みがまた堪らない。。
いいモン拝ませてもらいました。なんかこの二人はずっと仲良しで居て欲しいっスね(笑








しかし、
こと漫画やアニメやゲームなどに関しては、
自分はとことんまで「可愛い」を重要視するんだな・・・と
今作を読んでいても痛感しましたね。勿論、えっちぃのは大好きですけど、
それも可愛さを演出する一要素というか・・・ま、個人的な感覚ですけどね(笑
自分の大好きな「可愛い。」がたっぷり詰まってる渾身の新作でした。
また、ichiroさんの漫画が読みたいです。



待望の商業誌復帰作!ichiro「ともだち」 感想(コミックバベル 2015年12月号)

2015-12-09 | ichiro

comicエウロパに掲載されていたichiro先生の作品が大好きでした
あの独特の擬音の表現、イキ顔の巧みさ、徹底的に純愛を貫くスタンス・・・
正にオリジナリティ、「らしさ」をちゃんと持ってる作家さんだなあ。って個人的に感じてました
ところが、そのエウロパが休刊し電子の方でも載ってないみたいだったんで
ichiroさんの作品がまた商業で読めるかがいささか不安だったんですが
先月号のバベルにて初登場、また氏の漫画が読める・・・!って事で喜びの気持ちも込めて感想を書きたいと思います
このままバベルで描き続けるのか、そしてどのくらいのペースなのかが分からないんですけど
取り敢えずは無事に新作が届けられたという事で、、、応援の意味合いも込めて。





新作「ともだち」は、
未だ恋人になる前の微妙な関係性の二人を描いたichiroさん王道の純愛作品
あまりにも近すぎた故に対象でなかった二人がどんどんタガを外して行く様が気持ち良く、
またちょっとずつ恋人みたいになっていく変遷もまた最高にニヤニヤ出来る類の一作に仕上がっております
これが本誌初登場だからか、分かりやすくichiroさんのポテンシャルの高さを存分に示す内容になっていますね
ichiroさんの描く女の子の可愛さ、清純さ、そしてあいらしさがバッチリと味わえる漫画ですね「ともだち」は。

朋はきっと、(不意に)勃起された事でちょっと調子に乗っちゃったんでしょうね
それこそ友達感覚でのアプローチだったのかもしれない
そんな彼女が笑顔でイジる様は可愛かったし、
どんどん大きくなるモノに興奮する様も
純真に咥える様も“可愛かった”
・・・そう、そんな風に官能的な事に無邪気である様子がとってもキュートに思えるっていうのはとても素晴らしい事ですし
それは「エッチな事を絡めないと描けなかった類の可愛さ」そのものである、と個人的に感じます
ぶっちゃけ成年漫画を読み耽るのはお世話になる為だけじゃない
そこに付随する可愛さやあいらしさを味わう為でもある
だから、抜く事が目的のAVとは違う
突然おっぱいを触られてドギマギする朋や
自分で官能的な目配せをしておきながらいざ迫られて、脱がされて紅潮する朋はめちゃくちゃに可愛かった
そんな可愛さは、きっと成年漫画でしか表現し得ない類の可愛さでしょう。間違いなく。


しかし、ichiroさんの作品は余裕でお世話になれるクオリティなのも素晴らしい(笑
朋の肉感的なおっぱい、ボーイッシュに見えてオンナそのものなボディがイイ
デカケツに生々しい印象のあそこなどファンシーな絵柄なのに毎回かなり官能的なシーンにも気合いが入ってます
クンニされてる時の気持ち良さそうな表情、アクメを迎えた時のイキ顔も個性的でとても可愛い。
最中に思い出を絡めて余計に興奮させる手法や
最中に意志の通じ合いを絡めて更にボルテージを高める演出が見事
益々官能的に、そしてラブラブになっていく二人の様相は序盤のそれとはまるで温度と多幸感が違っていて
割とロングページなんですが、そういうメリハリの付け方も流石で実に良い作品だなあ、と
こうして振り返って見ても思いました
揺れるおっぱいの表現も冴えていて、
フィニッシュのシーンのエロ可愛さも相変わらず素晴らしいですね
いつの間にか誰よりも恋人らしくなっている二人、その距離感の表現にグッと来てしまった一作でした。




また、ラストのこの描写が最高ですね
ある意味成年漫画的ではなく、ラブコメ的にグッと来ます
それくらいニヤニヤを生んでくれるパワーボムが最後に控えてるのを見ると
ichiroさんが本作で描きたかった本懐は果たされてるのかな、っていちファン的に(勝手に)思います
ちょっとサバサバしてて、天然だった朋が、自分から甘えに来てくれている事実が堪らない・・・!
見事にタイトル通り「ともだち」を完遂しているオチも含めて名刺代わりとしては最高の一作かな、と
まだまだichiroさんの作品を読みたいんで、是非今後も素敵な作品を掲載し続けていってもらいたい。
そして、いつか単行本が出るといいなあ・・・って思います。期待&応援。