諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

証券会社に舞い戻った夢。

2014年06月29日 08時55分16秒 | 昨日見た夢、いつか見た夢。
昨日、またまた夢を見ました。新入社員当時に働いていた証券会社に再就職し、働いている夢です。仙台支店で上司・同僚みな同じです。

実はこの夢は頻繁に見ています。それだけ辛かったから見るのでしょう。ホント、厭な思い出です。

さて、今回の夢の内容ですが、再就職したにも関わらず名刺が貰えません。だから外回りにもいけません。新規開拓したくても名刺がなければ訪問できない。再就職したばかりでは顧客もいない。どうしようもありません。

しょうがないから訳が分からない書類のチェックをし、仕事をしているフリをしています。でもそれもバレバレです。皆に気付かれています。呆れ果てられ、軽蔑の眼差しで見られています。何故か怒られはしませんが・・・・・。

うーん、しょうがないと思い、自分でもビックリなのですが、ラーメンのスープを作り始めます。ちょっとラートを効かせ、コクとキレのあるスープを作りました。自信作です。

そこで我に返りました。何で証券会社の支店でラーメンのスープを作っているんだろう。

うーん、何を考えていたんだ。それにしてもこのラーメンスープどうしようか。ここでラーメンを売ろうか。売れるだろうけど(変に自身はある)、証券会社の中でラーメン屋をやるってのもどうだろうか。

うーん、うーんと悩んでて目が覚めました。


今回の夢を自己分析しますと、今の私、仕事で悩んでいると言えますね。事実、悩んでいますし。

そして証券会社時代に背負った悔しい思いを晴らしたい。ラーメン屋でもいいから繁盛させて皆を見返してやりたいと思っているのでしょうか。

でもラーメン屋といえども経営は大変です。美味いラーメンが作れても商売が繁盛するとは言えません。仙台のラーメン店は激戦で、どこも美味いです。美味いだけじゃダメ。個性が必要。何か個性が必要だと思っているのでしょうか。

そして仙台で商売する大変さを知っている。仙台人の人の悪さを知っている。そんな状態で商売をしても・・・・・・っと、夢の中で考えていたのでしょうかね。

悩んでも答えは出なさそうなんですが。


ではでは。




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男は女性よりもか弱い!?

2014年06月29日 08時29分15秒 | 人生
先日テレビで青森県大鰐町の山までタケノコ採りに行った秋田県大館市在住の母子が、10日ぶりに見つかり保護されたと言うニュースが流れていました。

母子と言っても母親は77歳。子供である息子は57歳。老婆と壮年の母子です。

この程度ならよくある話て大したニュースにならないのですが(失礼)、助かった理由は衰弱し動けなくなった息子を沢に残し、77歳の母親が自力で林道まで這い上がり蹲っていたところを山菜採りの人に助けられ、母子ともに無事救助。「母は強し、めでたしめでたし」となりました。

母子は食料も持たずに入山。「ミズ」と言う山菜をを食べ、湧水を飲んで10日間を過ごした訳ですが、57歳の息子が衰弱で動けなくなり、77歳の母親が自力で救助を求めに行ったって話、逆じゃないのか、息子、だらしないぞと思いますよね。

でも登山では当たり前とは言いませんが、男性よりも女性が助かる確率が高いんです。

同じ条件、同じ男女の比率で計算し登山で遭難し助かる確率は7:3。勿論、女性の方が高いのです。

何故、女性の方が助かる確率が高いのか。常識で考えて男の方か筋力は上です。山での対応力も高いと言えます。しかし持久力では断然女性の方がある。遭難は持久力が勝負。だから女性が助かる確立が大幅に高いと言われています。

例えば海士さんです。海女さんと言った方がいいですかね。女性が海に潜ってアワビや雲丹なんか取ってくる訳です。海女さんを夫婦でやっている人もいます。嫁さんが海に潜り、旦那がその命綱を預かります。やはり夫婦でも女性が海に潜るのです。

理由は男より女性の持久力が強いからなのは言うまでもありません。男では息を止めて海に潜っても中々思うように仕事が出来ない。息が続かない様です。

最近は男の海士もいますが、酸素ボンベを背負ってでの作業の場合です。息を止めるのは精神力がものを言いますからね、やっぱり女性じゃなければダメな様です。

それだけではないです。日本での自殺者の男女の比率ですが、7:3です。勿論、女性が3です。奇しくも山で遭難で助かる比率と同じです。

これもやはり精神力の違いと言えますね。最近の自殺者は私のように自営業者が多い。だから男性の比率が高いとも言えます。

男は仕事ですからね。仕事が上手くいかないのが当たり前の時代です。だから男性の自殺者が多いとも言えますが、それでも7:3程の大差が付くのはやはり女性の持久力・精神力の強さを表していると思います。

現に80歳以上の自殺者の比率は、若干まだ男性の方が高いですが、ほぼ対等となっています。60歳から徐々に女性の自殺者の比率が高くなっているのです。

この理由は、女性は歳を取ると女性ホルモンの分泌が下がり男性化するからだと言えます。逆に男は男性ホルモンの分泌が下がり女性化します。老人になると男女のホルモンバランスが逆転するんです。

人間、男も女もそれぞれ男性ホルモン・女性ホルモンを持っていますが、歳をとり老人になると男の方が女性よりも女性ホルモンを多く持つようになる。逆に女性の方が男よりも男性ホルモンが高くなります。

近所のオバちゃんを見れば分かると思いますが、恥も外聞もなくなる。下品になり恥じらいもなくなるはその為です。男性化するから高齢女性の自殺者の比率が高まると言う事ですね。多分ですけど。

その他にも女性の方が脂肪を多く蓄えている。つまり余分なエネルギーを持っている。

そしてこれは私の実感ですが、家の因果は断然男の方が受ける。だから運気が低い。その点も男性の弱さに繋がると思います。

まっ、そう言う事なんで、女性の方は男性を勞ってください。男の寿命が女性よりも7歳前後短いのも精神力の弱さ、心の脆さ故ですからね。

非婚の男女が増えています(私もそうですが・・・)。女性の男性化を察知し、男の方が結婚したくないと思っているケースが増えていると考えます(私は違いますが・・・)。

チョット前までは嫁不足が叫ばれていますが、今は婿不足の時代です。格差社会でまともな給料を稼ぐのは至難の業になっている。だから男は結婚を諦める。故に女性の方が余っているのです。

それは「女性の方が見栄っ張り・・・」とは言いませんが、日本の将来のために、「♪それ以上~ あれ未満ーね~ 妥協な線で納得しぃーて~」てで、お早めに結婚することをお勧めします(独身の私が言えた義理ではありませんが)。


ではでは。




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数時間後に亡くなる人。そして片目の真鮒。【水の森公園にて】 その4

2014年06月27日 04時11分12秒 | 霊体・恐怖

続けます。

ここで一つ告白をしたいと思います。私が三共堤で最後に釣りをしたときの話です。

当時、私は小学6年生。11月頃だと思います。季節的に釣れる時期は過ぎています。

その日は霧雨が降っていました。それでも釣りキチだった私は新聞配達を終えてから自転車を走らせ、自転車で行くのであれば自宅から結構距離がある三共堤まで釣行したんです。

水神の碑がある現在のキャンプ場側から入ってワンドを登り、水死体が流れ付く水門から数十メートル離れた場所で竿掛け・元受けをセット。釣りを開始しました。

釣り人は私一人。霧雨ですから視界も悪かったです。それでもよく釣れてました。片目の真鮒を含めてです。浮子の動きが激しく簡単に釣れたのよくを覚えてます。

そして浮子から目を離し何気なく対岸を見ました。三共堤は大きな沼なので対岸までは多分、200メートル近くありますが、その対岸付近の水面に肩より長い黒髪で白いネグリジェ??を着た女性が浮かんでいる姿を見ました。一瞬です。すぐ消えました。

私は錯覚だとは思いました。霧雨でしたし靄もかかっていた。多分、錯覚。錯覚の筈です。錯覚の筈なんですが、一瞬で恐怖にとり憑かれまして竿をさっさと畳み急いで逃げ帰りました。

以前、「幽霊との対峙」と題して某神社のの参道で、男の幽霊と2メートルもない距離で睨み合った話をしました。丑三つ時です。その時見た角刈りの男は間違いなく幽霊でした。

三共堤での女の幽霊は200メートル近く離れています。当時の私の視力は1.2位はあった筈ですが、「錯覚だろ」と言われれば「錯覚だった」となります。それだけあやふやな記憶です。しかし、恐怖は尋常でなかった。何たってそれ以来、三共堤には釣りに行ってないのですから。

あの時の女性の幽霊が仮に本当だったとします。ここは心霊スポットです。日本兵の姿をした幽霊の目撃談も寄せられています。もし本当に本当の幽霊だとしたらコレラで亡くなり、この地で焼却された方の様に思います。

そしてコレラは感染症です。私は鬼渡神に因縁を感じていますが、鬼渡神は疱瘡神であり水神です。そして疱瘡も感染症。つまりコレラもまた疱瘡と言えます。

これも愕然とした話なのですが、コレラ患者も含み疱瘡にかかり片目になる人が多いのです。そう言えば伊達政宗も天然痘で片目になっている。だから三共堤では片目の真鮒が釣れる・・・・・・なんて事は無いでしょうが、どうなんでしょ。

片目の鮒の伝説は日本中にあります。「戦で片目を負傷した武将がその沼でめを洗ったら、その沼の鮒は片目になった」と言う旨の伝説が多いです。

現に水の森公園のすぐ手前には小さな瀧があり、不動明王が祀られています。不動明王は目を直してくれる仏。そして不動明王の多くは瀧に祀られている。つまり水神。これは何か関わりがあるかも知れないです。

水の森公園には、コレラで亡くなった方たちの叢塚の碑と水神の碑が建立されています。

疱瘡(コレラ)と水神。「何か関連があるのか」と思い調べました。結果、水神は疱瘡から身を守ってくれる神との事です。

これは何を意味するのか。疱瘡神と水神は敵対しているのではありません。水神が疱瘡神なのです。

疱瘡神は渡り鳥の様に渡り歩き、桜が散る如く疱瘡を撒き散らすと言われます。その疱瘡(ここではコレラですが)を撒き散らして貰わない様に、疱瘡神である水神を祀っている様に私は思いました。三共堤・丸田沢堤には桜の木もありますし、渡り鳥が飛来しますしね。

ここでふと思ったのですが、遺体を不謹慎な言い方で「マルタ」と言いますよね。確か731部隊では「マルタ」と呼んでいた。それが発祥だと思います。

以前、老人向けの雑誌で戦争特集の企画記事を書いた事があるのですが、老人会から戦争に詳しい方を紹介され取材ました。会うまで知らなかったのですが、731部隊の人でした。

彼は「731部隊は悪魔のように言われているが、731部隊の研究資料が有ったからこそ多くの戦犯が命を長らえた。731部隊のおかげで、日本政府は大幅に助かったのだ」と語っていました。731部隊はヒーローだった様に。

そう言う時代だったから遺体を、或いは実験体とされる人たちを「マルタ」と読んだのかも知れません。人を殺す時代の人間は悪魔と変わらなくなってしまうのでしょうから・・・・・。悲しい時代だった。だから人も変わってしまったのだと思いました。

そして水色のジャンバーのヘラ師が釣りをしていた沼は丸田沢堤。これ偶然でしょうか。明治の時代に「マルタ」と言う呼び方が有ったのかは知りませんが、焼却された遺体と丸田沢。何か関連がありそうです。

仮にですよ。仮にコレラで亡くなった276名のお骨が水の森公園のどこかに埋められているとしたら、丸田沢堤付近が考えられるのではと思った瞬間、厭な考えが浮かびました。
「水神は疱瘡を抑える」と言います。だったら276名のお骨が埋められた場所には水神が祀られているのでは。

いやいや、水神の碑は造成された水の森公園キャンプ場に隣接してます。それならキャンプ場が整備された時にお骨が出てきてもおかしくは無いです。それは無いかなぁー。

うーん、分からないです。ただ一つだけ分かったことが有ります。それは「水神が祀られている場所では釣りはするな」と言う事です。

当然、私も三共堤・丸田沢堤での釣りは諦めました。フローターでの釣り用具を一式揃えましたが、一度も使わず押入れの中に仕舞い込んだままです。

それでいいと思います。水神が祀られている場所は霊場です。霊場で釣りなんかするべきではないです。これは私としては奇しく確信を持って言えます。断言します。

そして最後に、亡くなられた水色のジャンバーのヘラ師さんのご冥福をお祈りします。もしかして私が何かを話しかければ命をながられたかも知れませんが、あの時の私にはそんな余裕はありませんでした。

助けてあげられず申し訳ございませんでした。


ではでは。








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数時間後に亡くなる人。そして片目の真鮒。【水の森公園にて】 その3

2014年06月26日 06時12分43秒 | 霊体・恐怖
続きます。

眷属についてですが、正直まだ考えが練上がっていません。眷属について語っている人も少ないようですが、直接、人に関わってくる存在の筈です。

私は神が人間に宿ることは無いと考えておりますが、眷属は宿ると考えます。その理由については何れまたお題を改めて書きたいと思っております。

さて、私のブログを読んでいる奇特な皆さんは「叢塚(クサムラヅカ)」をご存知でしょうか。実は私も名前は知っていましたが、何と飢饉等によって大多数の人が亡くなられた場合の供養碑でした。

飢饉といえば天保の大飢饉が有名です。当時の仙台藩では30万人の餓死者を出しています。

「仙台62万石」なんて言われていますが、本当に62万石だったら徳川家に警戒なんかされません。実際は仙台から石巻までの貞山堀が完成してからは、実質250万石ありました。

徳川幕府が260万石ですから、ほぼ互角の石高です。だから警戒されていたんですが、この飢饉の時は100万石しか取れなかった。だからは米どころ故、30万人の餓死者を出したんです。凄い悲劇ですわ。

現在の仙台市の人口は105万人前後ですが、そのうち30万人が餓死したとなると想像を絶します。3.11の東日本大震災で亡くなった方たちの数でさえ愕然としているのです。多分、当時の人口は現在より少いはずですから、その深刻さは津波以上だったでしょう。しかも餓死です。空腹に苦しんで死ぬのです。仙台には餓死した方々の念は根強く残っていると思いますね。

「叢塚」で検索すると仙台の叢塚がトップでヒットするんですが、それだけ仙台には被害者は多かったと言う事だと思います。

そしてこの水の森公園にも叢塚が存在します。その叢塚は明治15年当時、コレラで亡くなった人達の供養を目的としたものです。

明治13年にもコレラ蔓延し、全国で16万人以上が発病。うち10万人以上が亡くなっていますが、明治15年時の仙台でのコレラ患者は920名。うち410名が亡くなっているそうです。

仙台には水の森公園以外にもコレラで亡くなった方たちの鎮魂として叢塚が存在しますが、その場所は元々コレラ患者を隔離していた施設があった場所です。コレラ騒ぎが収まった後、その施設は焼却されています。コレラ菌の蔓延を防ぐ為にです。

水の森公園の叢塚に近い台原にもコレラ患者の隔離施設があり、その施設で亡くなった方たちの遺体を焼却した場所が、水の森公園の叢塚の場所だった様です。

これは未確認の話ですが、仙台のコレラ患者の数はそんなものではなかったとも聞いています。そして焼却せず遺体をそのまま埋めたとの話もあります。手が回らずです。中にはまだ生きている患者も生き埋めにしたとの話もあります。そしてその埋めた場所は水の森公園周辺とのことです。

この話は多分、焼却場があった事から尾ひれが付いて語られたデマだとは思いますが、もし本当だったらどうでしょう。

仙台藩は一万数千人の犯罪人を処刑しています。勿論、犯罪は罰するべきですが、1万人以上の処刑は異常です。今では考えられない程の軽い罪でも処刑してきたと思います。その仙台藩の流れから、明治の時代も十分ありえる話だとと勘ぐっちいますね。

まっ、それは兎も角、水の森で焼却された276名のお骨はどこに行ったのでしょう。その点についてはどこにも記載されてないです。

これは私の想像ですが、隔離施設も焼却場もコレラ菌の蔓延を恐れ焼却されたのです。そうなるとお骨はそれぞれの家のお墓に埋葬されず、水の森公園のどこかにまとめて埋められた可能性は高いと思います。

先に述べた1万人を越す処刑者の骸もどこに行ったのか不明です。そして「警察官と錦町公園の幽霊」でも書きましたが、錦町公園は元々は墓地です。ちょっと掘り返さば墓石とお骨がザクザク出てきます。仙台とはそう言う街です。十分考えられると思います。


つづく。






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数時間後に亡くなる人。そして片目の真鮒。【水の森公園にて】 その2

2014年06月25日 00時31分35秒 | 霊体・恐怖
さて、丸田沢堤に行きました。時間は午前10時半頃。12時から店を開けるので時間はタップリあります。着いてみるとちょっとした駐車スペースがあって中々いい感じです。

実は私、三共堤には子供の頃に何度も通っていたのですが、隣の丸田沢堤では釣りをしたことは一度もありません。何故か行く気に成らなかったんです。

ネットで調べてみて、どちらでもフローターでバス釣りしている方がいるから釣れるのでしょうが、一見、三共堤よりは暗さが無いと言うか、重々しい感じがしません。鴨やあひる、ダチョウもいますので、何かいい感じと思いましたね。

見渡すとヘラブナ釣りをしている方が2人います。「どれ、ちょっくら釣れているか見てくっかな」と水際まで降り、水門に近づいたらジィーンと言うか、変な感じがしました。空気が淀んでいるというのでしょうか、空気が重いというのか、兎に角変な感じです。

「何か変だな、何か変だな」と思いながら水色の軽い感じのジャンバーを着ているヘラ師の所に寄ろうとしたのですが、急に私の肌が泡立ってきました。ビリビリきてます。細胞が行くのを拒否している感じです。

「こっ、これは不味い、絶対不味い」と私の体が警告している感じです。私は「これ以上ここに居るべきではない」と思いました。

こういう時の私の直感は絶対です。だからこそ私は何時も単独で行動しているのかも知れません。人には良薬でも私には劇薬の人生を歩んでいます。人に合わせていたら、私は生きられません。そう言う因果なのです。

「これは絶対帰るべきだ」と確信し、私は水色のジャンバーのヘラ師に背を向け、一目散に帰りました。

そしてその日の午後7時。ながら仕事をしなから7時のニュースを見ました。地元のニュースです。私はビックリしました。午前中に立ち寄った丸田沢堤の風景が流がされていたので・・・・。

ニュースでは釣り人が沼に落ち、行方不明であるとしてます。夫婦で釣りに来ていて、旦那の方が沼に落ちたのです。50代の方です。竿を流され、取ろうとして落ちた。這い上がれなくなったとの事です。

私の見た水色のジャンバーのヘラ師は、間違いなく男性でした。ちょっと離れた場所で薄紫色のジャバーを着たヘラ師がいたのも確認してますが、その方は奥さんだったと思います。

つまり水色のジャンバーの男性が落ちたと言う事。私は愕然としました。危なかったんだなぁーと思いました。

次の日の早朝、丸田沢堤の水門が開けられ沼の水量を落とし、行方不明の男性は見つかりました。何と釣台からたった5メートル沖でです。勿論、遺体で。

たった5メートルと思うでしょうが、沼に嵌ったら這い上がれないものなのです。50歳代でしたから、まだまだ体力はあったはずですが、体力がどうこう言う問題じゃないんです。何かに引きずり込まれる感じなんです。

私も近所の与平衞沼と言う沼で釣りをしてて、私の体重で釣台の足が抜け堤防から沼に滑り落ちた事があったんです。苔ですべるからはいあがれませんでした。引きずり込まれる感じでした。

隣で釣りをしていた弟と近辺の釣り師に引き上げられ私は助かりましたが、一人で釣行してたらアウトだったかも知れません。それだけ沼は危険なんです。

そして思いました。もし私が水色のジャンバーのヘラ師の後ろで彼を見ていたとしたら、彼が受けた因果が私に移っていたかも知れないと。

因果を受けやすい私は弱い人間です。かなりの弱さです。水色のジャンバーのヘラ師を引きずり込んだ魔物が、弱い私に目をつける筈。こっちが楽だと思う筈。そして憑依する筈だと思いました。

亡くなったヘラ師には大変大変申し訳ありませんが、私、引き返して良かったです。こんな事を言う私は大変罪深い男ですが、本当によかったと思いました。本当に申し訳ないですが・・・・。

そして思いました。あの時、私を引き返させたものは私に宿る眷属ではないかと。

弱い私に眷属が宿っているから、なんとが生きていられるのだと・・・・・。




つづく。




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