諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

さらばWindowsXP。

2015年12月31日 01時24分18秒 | ヤフオク

あーあ、パソコン壊れちゃいました。絶大なる信頼を寄せていたNECの17インチの一体型デスクトップビジネス用パソコンのMATEが。

先日、パソコンを終了せずに寝てしまったのですが、朝起きてみたらフリーズしたままになっていたのです。何時まで経っても動く気配がありません。こうなったら最後の手段。最終奥義のDtoDによるリカバリーするしか無いです。

そしてリカバリー。そしたら開けないページが盛りだくさんに出るんです。どうしてなんだ。

今まで何度もリカバリーしてます。私のパソコンには2007年のウイルスソフトを入れてますけど、このソフトを抜けてウイルスに感染してたんです。その度にリカバリーしてたんですが、今回は完全にリカバリー出来ていない。これ、もしかしてWindowsXPのサービスが終了しているから全部開けなくなったのではないでしょうか。

正直、私は機械に疎い。パソコン音痴です。どこが悪いのか判らない。でもどうやっても開けないページが出る。もう諦めるしかないようです。

今まで余計なものが付いていると壊れる元なので、ビジネス用パソコンばかり買っていました。日立、セイコー、東芝、富士通等々です。でもこれらのメーカーのビジネスパソコンは壊れまくりでした。どれだけ買ったか判らないくらい。どれも5000円程度でヤフオクで落札したものですが、どれも寿命は半年程度でした。

それでそれらのメーカーとは別れを告げNECへと走ったのですが、NECは壊れないですねぇー。すっかりNECのファンになりましたわ。

私のMATEは4900円で落札したものですが3年も持ちました。シンプルながら高級感があります。多分、本当は壊れていない筈です。でもWindowsXPのサービス終了が原因なら諦めるしかないです。大変残念ですけど。

実は今この記事を書いているパソコンはノートパソコンのNEC・VersaPro・VA-8であります。Windowsのビスタです。ヤフオクで2600円で落札しました。今日はこれにプリンターのドライバー等々を入れてたのですが、色々設定が大変でした。クリックポストのポップアップが判らずにまたまた苦労しましたわ。

このパソコンも時代遅れではありますが、私の低性能のスペックでは十二分の性能です。でも県民共済のパソコン教室で使っているのはWindows7。覚えづらいから買い換えるしかないと思っているところです。

今、Windows7のデスクとノートのパソコンをヤフオクで物色しているのですが、19インチのMATEシリーズは3万円台の価格の奴しかないです。これは高過ぎ。送料込みで1万円なら買いたいのですが。

ノートなら5000円程度で落札出来そうなので、ノートを先に落札使用と思っていますが、年末になってこの騒ぎとなるのは私らしいですね。まっ、何時もこんなものですよ私の人生は。私らしい大晦日ですわね。

さて明日は正月。午前0時を過ぎたら毎年恒例となっている桜岡大神宮へ元朝参りに行きますが、来年はどうなる事やら。

何故か例年に無く良くなる感じがしてます、私。鯨の大群の夢も見ていますし。

それでは私のブログを読んで頂いております奇特な皆様、来年も宜しくお願い致します。

良いお年を。

 

ではでは。

 

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綱永井ランキング1位の天麩羅ネタ。【目光(メヒカリ)】

2015年12月29日 11時25分15秒 | 綱永井ランキング

私、子供の頃、天麩羅って好きじゃなかったです。何であんな不味いものが好きな人がいるのか不思議でした。

そして26歳になって上京。株の業界紙に勤めていた時、会社の先輩に連れられて行った神保町にある「いもや」と言う店の天麩羅を食べてビックリ。こりゃ旨い。私の食べていた天麩羅と全然違う。何んだコリャ。

私が食べていた天麩羅は母親が作ったものです。天麩羅の衣がパンみたいでした。油だらけの。それを想像して頂きたいのですが、本当に美味しくありませんでした。美味しくないから外食で食べなかったのです。あんなの金を払って食べる奴の気が知れんと思って。

私、知りませんでした。天麩羅の衣がカリッとしているなんて。そしてこんなに美味しいなんて。私の母親の作る天麩羅だから美味しくなかったなんて。

「いもや」は「とんかつ」の店と「天麩羅」の店に分かれています。とんかつ定食は当時、「ロースかつ定食」が550円、「ヒレかつ定食」が850円だと思いましたが、私はロースかつしか食べてません。ここのとんかつも大変美味しかったです。

値段が値段ですから高級な豚肉を使っている訳ではないと思いますが、天麩羅もとんかつも揚げ方が重要なんですね。特に天麩羅は。

そして東京から逃げ帰る様に仙台に戻り、母親の作った天麩羅を食べてビックリ。「いもや」の天麩羅程ではないですが、中々美味しくなっている。衣が揚げパンではなくカリッとしている。これには驚きました。

何故美味しくなったのか。これはキャノーラ油の登場と市販の天麩羅粉が天麩羅屋さんの天麩羅粉に迫る美味しさになったからだと思います。

ここまで美味しくなると天麩羅屋は困るでしょうねぇー。家庭の天麩羅と大して違わなければ経営は難しくなるでしょうから。ラーメンもそうですが、日本のメーカーの努力は大したものだと思います。そしてますます外食商売は難しくなるんだなぁーと思っちゃいますね。外食でお金を落とす人は少なくなっていますから。

まっ、それは置いときまして私の好きな天麩羅のネタですが、野菜ならピーマン、椎茸、そして蕗の薹ですね。特に蕗の薹は苦味と油のハーモニーが絶妙だと思います。蕗の薹が季節物で中々売っていないのが残念ですけど。

魚では福島県いわき市出身の私ですから、一番好きなのはやはり目光(メヒカリ)です。ところで私のブログを読んで頂いている奇特な皆さんは、メヒカリをご存知でしょうか。

確か雌雄同体の珍しい魚です。ハゼに似た小さな深海魚でありす(詳しくは検索してくんち)。250~650メートルの海底にいます。魚なのにコブラみたいに鎌首を上げジッと動かずにいます。多分、殆ど動かずに流れてくるプランクトンかなんかを食べているのだと思います。あんまりヤル気のない魚です。私みたいです。実は「いわき市」の市の魚となっています。いわき市民に取って魚と言えばメヒカリなのです。

このメヒカリ、味もハゼに似ています。でも油の乗りはハゼの比ではないです。深海で動かずにいる魚です。動かないから身が頗る柔らかいのです。まるで油で出来ているような魚です。

故にそのままでは焼き魚にはなりません。柔らか過ぎて身がグチャグチャになります。少し干して水分を飛ばさないと焼くのは無理です。それだけ柔らかいのです。その食感ですがふわふわです。油に味が有ります。肝がチョット苦いのがアクセントとなり病み付きになります。

それ以上に美味しい食べ方は天麩羅ですね。天麩羅なら干さなくて食べられます。焼くより更に柔らかくムースの様にふわふわです。肝の苦味も天麩羅の衣に合います。ふわ・カリ・ジワ・チョイ苦ですね。

兎に角、柔らかい魚ですから頭から骨まで全部食べられます。鱗や骨を取るなどの下処理をせずそのまま天麩羅に出来ます。これを食べたらハゼもキスもアナゴも物足りなくなります。天麩羅ネタと言ったら断然メヒカリです。綱永井ランキング1位の天麩羅ネタはメヒカリで決定であります。

このメヒカリ、以前は馬鹿安外道の魚でした。一皿500円で数十匹も買えました。しかし、1990年代に入ってから美味しさに気が付いた人が増えてきまして、少しづつ高くなってきました。うわぁーん(涙)。

そして東日本大震災。福島原発の放射能問題でいわき市の海では漁が出来なくなり、メヒカリが魚屋に並ばなくなって久しいです。私も震災以降食べていません。本当に残念。

ただ、震災でチョット気になる事を聞いています。メヒカリはその名の通り目が緑色に光っている魚なのですが、目が光る理由は自然界の放射能をを摂取しているからだ言うのです。弟から聞いた話しですが。

以前から放射能の影響で茨城県沖のヒラメが巨大化しているとの説は知っていましたが、メヒカリもそうだったのかも。いわき市沖でメヒカリが多く獲れるのは、放射能が目当てにメヒカリが集まっていたからかも。

私の父親同様、虚言癖がある弟ですから私も全部は信じていませんが、もしそうならチョット複雑です。うーん、放射能で目が光っていたのかなぁー。うーん。

まっ、そんな事は忘れてメヒカリの天麩羅が食べたいです。レモン汁をかけて塩を少々つけて。日本酒を飲みながら。

 

 ではでは。

 

 

 

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電話嫌い。

2015年12月29日 01時10分10秒 | 人生

私、未だに携帯電話を持ってません。携帯の番号を聞かれ、「無い」と答えると「エッ」と驚かれますが、本当に持っていません。

一番の理由は私に電話してくる人は殆ど居ないからです。誰もかけてくる人がいないのに携帯持っていても仕方ないです。それにお金もかかるでしょ。

以前、客の学生に月の携帯料金の明細書を見せて貰ったら39000円でした。卒倒しそうなりましたよ。十代で39000円も払っているのかと思って。高過ぎです。どうやって39000円も払っているのだろ。

私も秘密の商売を店舗でやっていて携帯が普及しだしてから急に売り上げが減りました。こんなに携帯電話にお金がかかるのなら売り上げは減るわなぁーとつくづく思いました。それにしても39000円は高いです。今の私だったら毎月そんな大金払ったら破産です。

今、国が携帯料金を下げろとメーカーに言ってますが当然だと思いますね。携帯電話なんか無ければ多くの他業種が潤います。電話会社ばかり儲けを独占してズルイと思います。サラリーマンのお小遣いは大幅に減ってますので。昼食代なんか特に。みんな節約して携帯電話を所有しているのです。

流石に今は毎月39000円も払っている人は居ないでしょうが、仮に毎月携帯に1万円も取られていたら、かなりの人が皆節約して生活していると思います。1万円が他に回ってくれれば、生活が楽になる人が大勢出る筈です。せめて携帯電話の料金の上限を3000円で固定にして欲しいです。ゲームとかラインとか全部入れて。私は3000円が適正、否、限界だと思いますね。

実は私が携帯電話を持たない理由がもう一つ有ります。私、電話が嫌いなんです。機械音痴と言う理由もありますが、職業病で電話恐怖症になってしまったのです。

正直、電話を見るとイライラします。あんな物を持ち歩く気にはなりません。本当に嫌い。否、怖いです。

職業病でと書きましたが、私の親は新聞販売業をしておりました。私の家にかかってくる電話は「新聞入ってないよ」と「今月で新聞を止めてください」が大半です。もう、この電話が辛い、辛い。何時も何時も嫌な気分になります。電話のベルが鳴るとゾッとします。今でもです。

胃から血が流れそうと言えば言い過ぎですが、アドレナリン、血圧、血糖値が急上昇しているのは間違いないです。正直、眩暈もしょっちゅうしてます。兎に角、嫌な気分になります。

特に新聞不着の電話がトラウマになってます。電話してくる客は怒りまくっていますから。「新聞が入ってねぇー。新聞がまだ届いていない。何時届くんだ。これじゃ朝刊じゃねぇーだろ」等々、強い口調で怒られます。

中には「電話代も持って来いよ」と言う人も居ます。勿論、電話代10円持って週刊誌やスポーツ新聞をサービスし新聞を持っていくのですが、何度凄い剣幕で怒られたか判りませんよ。子供の時からこんな経験してたら、絶対に人間不信になると思います。

現に私、人間不信になっちゃってます。新聞販売店の子供にはなるもんじゃないです。新聞販売店に生まれたら家出して養護施設に行く事をお勧めします。間違い無いです。

特に新聞不着で客さんが怒り心頭になるのは大雪の日ですね。「まだ新聞届かねぇー」と発狂して電話をかけてくる人が大勢いますから。

私も本当は「この雪が判んねぇーのか、くるぁーっ」と怒鳴り返したくなりますが、そこは商売です。「申し訳御座いません。ただ今配達中でございす。もう暫くお待ちくださいっー」と平謝りで対応します。相手に気の毒だと思わせるように恐縮してです。これが一番の対応法です。怒って損するのはこっちですから。

こんな電話ばかりかかって来るので私もそうですがうちの両親も電話が嫌いです。だからうちの家族、誰も携帯電話を持っていないのです。正直、電話料金が無料でも携帯電話は持ちたくないです。お金をくれるなら、しぶしぶですが持ってあげても良いですけど。

多分、死ぬまで持つ事はないと思います。私に電話は必要有りません。携帯電話を持たない事の幸せ。心の安らぎ。この幸せを手放したくは有りませんので。

 

ではでは。

 

 

 

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泣いて土下座して掴んだ幸運。その2

2015年12月26日 04時01分30秒 | 出版・テレビ・CM・ドラマ・映画

続きです。

このボスの前にあるタレントが現れます。30数年前にです。今、年末のコマーシャルに出ている人です。多分、日本人なら誰だって知っていると思います。その知名度では日本トップクラスです。

このタレントがボスの前に現れた目的。それは借金の申し込みです。このタレント、当時もボチボチの知名度が有りましたが、30年以上前と言えば所得税が馬鹿高だった時代です。単純に言いますと10億円稼いで手取りが1億円です。総中流と言われた時代です。金持ちには地獄。普通の人には大変良い時代でした。格差がそれほど無かった時代です。

このタレントが借金を作った理由ですが、余りにも多趣味で金遣いが荒かったからです。特にクルマ好きは有名で、20代の時でも5、6台。或いはそれ以上所有していたと聞きます。それで次の年の税金が払えなくなってこのボスに借金を願い出たと言ってました。

このタレントとボスは当時それほど接点は無かったと聞きます。それでも借金を申し込んだ理由は多分、銀行が貸してくれなかったからだと思います。

名の知れた芸能人と言えど一寸先は闇です。当時20代のこのタレントに金を貸す銀行は無かった。それでボスに借金を申し込んだのだと思います。

その借金の金額は3000万円。今から30年以上前ですからそりゃもう大金です。それを大して面識のないボスに申し込んだのです。無謀だし呆れます。余り常識の有る人とは思えません。常識が無いからクルマを何台も買い捲ったのでしょうけど。

ボスも呆れたと思います。3000万円も貸してくれと言うのですから。そしたらこのタレント、泣き始めたのです、嗚咽を上げながら。そして土下座をして頭を床につけ、大泣きして3000万円の借金を必死に頼みます。今の飄々とした彼を見ていると、誰もそんな事をする人物とは思えませんよ。

その姿を見たボスはこう思いました。「憂い奴よ」と。何か可愛くなったそうです。それで快く3000万円を貸してやっただけでなく、どんどんそのタレントをテレビで使う様に各局のお偉方に通達。それで超売れっ子になったのです。実力以上に。驚く程の。

このタレントですが、元々はシンガーソングライターです。植木等、欽ちゃん路線のおちゃらけた面白くもくだらない歌を歌っていました。駄洒落のような事を彼特有の変な口調でしゃべります。私は全然興味ないですけど。

そんタレントを番組の司会に抜擢させたのです。普通は考えないと思います。彼には司会のイメージはありませんので。でも人気がでたことは才能は有ったのでしょう。ここまでボスはテレビを私物化出来るのかと本当に驚きを感じます。

それにしても、たった一回の土下座でここまで運が好転したのには考えさせられます。人生は運だけじゃない。努力だけでもない。自分をさらけ出して大物や貴人にしがみつくのも大事だと思います。

レッツ・ハングオン。そうは言っても人見知りの私には出来そうに無いです。だから組織にも居られず未だに独身なのだと、この記事を書いていて痛感しています。遅過ぎますね。

以上の話はFさんがHTさんから聞いた話です。HTさんは新聞漫画家として人気となり、さらにクイズの解答者としてその人気は全国区へ。しかし残念ながらその後男性更年期症となり、徐々にメディアから姿を消します。そしてゴールデン街で毎日飲み歩き、肝硬変から末期癌となり60歳そこそこで亡くなりました。

HTさんはボスの事務所所属のタレントですが、ボスはHTさんの葬儀の時、HTさんを「自分の最高傑作?? 最高作品??」とか言って弔辞したのには驚きでした。HTさんをモノの様に言い放ったのです。

私、思うのですが、HTさんが酒に走ったのはボスからモノ扱いされ続けたからではないでしょうか。

それが嫌だった。しかし事務所を辞め落ちぶれたコメディアンを見て、自分はモノではないと葛藤しながら事務所に所属し続けた自分。こんな人生で良いのか。色々考え悩んでいた様に思えます。多少なりとも。

男気のある人だったそうです。そしてあれだけ雑学がある人ですから、何通りにも考えが及んだ筈です。考えすぎて酒に走った、否、考えたくなくて酒に身を任せたのではないでしょうか。

土下座して大泣きし、モノ扱いされたかも知れないけど深く考えずに人生の波に乗った有名タレント。深く考えたHTさん。人生ってあんまり考えすぎてはいけない点は間違いなく有りますね。でもどうしても考えてしまう人間もいる。

私も考えすぎる性質です。HTさんと同じタイプだと思います。だからどうしてもHTさんと話したかった。HTさんが亡くなって約10年経ちますが、今でも残念に思っています。何かしらヒントを得られたと思いますので。

最後になりますが、FさんとHTさんが仲良くなった経緯ですが、FさんがHTさんに取材を申し込み、HTさんが遅れてやって来たが全然謝らなかった。それでFさんが腹を立て取材の中止を申し出て帰った。後日、HTさんは自分の非を素直に謝り、Fさんに対し骨のある奴だと思うようになり仲良くなったとFさんは言ってました。編集者としての意地を見せたと言う事でしょうね。

私はこの程度の事では怒ったりしませんが、誰に対しても間違いを非難できるFさんの心の強さは羨ましいです。私の場合、それが不運になる様で怖い。誰に対しても一線を置く。それが私の編集者としての限界だったのかも知れません。

もっとも編集者は今不遇の時代で、どう頑張っても私は編集で生き残る事は難しかった様に思えます。残念ですけど。

 

 ではでは。

 

 

 

 

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泣いて土下座して掴んだ幸運。その1

2015年12月25日 00時01分09秒 | 出版・テレビ・CM・ドラマ・映画

年末になると何時も頻繁に流れるCMが有ります。そのCMを見てこの記事を書こうと思います。そのCMに出ている超有名なタレントの話です。

以前、タブロイド紙に勤めていました。半年間。創刊から半年で廃刊です。えらい目に遭いました。まっ、それは良いのですが、これはその時知り合った校正の方から聞いた話です。Fさんとしときます。

このFさんは編集者です。確か当時43歳位だったと思います。奥さんは29歳と言ってました。奥さんは当時の私と同じ歳です。奥さんと二人で編集プロダクションを経営してました。

っとは言っても真夜中に校正のバイトをしているのです。儲かっていないのは間違いない。それなのに劇団を主宰していて原作を手掛けています。

夢を追うのは素敵ですけどお金がかかる。安定を取るか夢を取るか。うーん、難しい。

もし子供がいるのでしたら安定を取るべきです。でもFさんには子供はいません、子供を作ったら奥さんのギャランティが無くなる。月10万円の家賃が払えなくなる。生活出来なくなる。夢も追えない。だから子供は作らないみたいでした。

うーん、私には判らない。それが正しいのかどうか。判っていたら結婚していたとは思いますけど。

Fさんと私は何故かウマが合いました。そしてFさんは私に言いました。HTさんに合わせてやると。

HTさんは漫画家です。私が子供の頃、科学と学習と言う学研の雑誌が有りましたが、そこでヘタウマの四コマ漫画を描いていたのを覚えています。ストーリーはコンクリートで出来た帽子を被る泥んこで出来ている人間が騒動を起こすものです。何故か印象に残っています。

このHTさん、漫画家と言うよりクイズの解答者として知られています。雑学ではこの人の右に出る人はいないのではないでしょうか。私も雑学ではチョットだけ自信が有りますが、この人には遠く及びません。

何故FさんがHTさんを私に合わせようとしたのか今考えていますが、もしかしたら私と似ているからかも知れません。私も何となく気になる人でしたから。

HTさんは何時も新宿のゴールデン街で飲んでいるらしく、私とFさんは連絡も取らずHTさんが毎夜通っている店に行きました。そこは信じられない程狭く貧乏臭い店でした。貧乏編集者も良く通っているそうです。残念ながらHTさんは居ませんでしたけど。

それが凄く残念でした。HTさんに人生について聞きたかった。HTさんは酒の飲み過ぎでその後亡くなります。何故そこまで飲まなければならなかったのか。人生は何なのか、色々聞きたかった。本当に残念でした。

そのHTさんのボスはテレビの世界をを牛耳っている方です。司会者として活躍していました。現在テレビに出ている司会者、芸能人の多くはこのボスの息がかかっています。多分、このボスが亡くなったらテレビから消える司会者、芸能人が大勢出ると思います。そのボスはテレビから一線を退いていますが、その威光は今でも絶大なものが有ります。

そのボスの力がどれほどのものかと言うと、以前、日本で一番人気が有ったコメディアンがいましたが、このボスの事務所を辞めたら殆どテレビには出なくなりました。干されたのです。あのボスに逆らったのですから。今ではパチンコ屋の営業で稼いでいると聞いています。誰もこのボスには逆らえないと言う事です。

例え全部のテレビ局のお偉方でも逆らえないと思います。多分、テレビ番組の特許みたいなものを持っているのでしょう。誰を司会にするかとか、出演者の人選権までこのボスは握っていると言われてます。本当に凄い実力者です。

 

つづく。

 

 

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