クー子の落し物

ニャン子やニャン坊と暮らすお宅では、名前の他に色々と愛称を付けて呼ばれているだろう。僕はクーにはクー子と呼ぶ。コカ・コーラのクーはやんちゃで元気な男の子。我が家のクーは女の子だから後ろに「子」を付け、女の子らしく呼ぶようになった。この呼び方はクーを家に入れた翌日から始めたと記憶する。勿論本ニャンも「クー子」と呼ばれても、自分の名前だと分かっており、ちゃんと返事を返したり、振り向いたりする。一方ココは、チョコと呼ぶ。毛の色がブラックチョコレートだし、チビニャンの頃からチョコ・チョコと落着き無く動き回っている事が多いからである。
さて、昨夕の事。何気なくクーが寛ぎ、居眠りをしている本棚を見ると、太目の白い毛が落ちていた。取って触るとそれはクー子の髭であった。落ちている場所からみて、１００％クーの物。何か貴重品を拾ったような気分になった。ココの髭は時々拾うが、クーの髭を見付けたのは、７年間で２、３回しかない。暫らく大切に取っておこう。
今年も残すところ後１０日。鉄道雑誌を買いに行きながら、ＰＣデポにも寄り年賀状のインクを買ってこよう。先日来黄色のインクが減って来て、警告ランプが点いており、黒もかなり減って来た。年賀状を約１００枚印刷するのには足りないだろうから。だだ、ＰＣデポに行くと余計な物も買う危険が大いにあるのだが。

７年も前から

クーが居る居間の本箱の上は、クーの大切な陣地である。この場所に登りだしたのは、生後５～６ヶ月目の頃、今から７年も前になる。我が家の暖房は、ガスの温風ヒーターとエァコンのみ。温風ヒーターの風は３ｍ程離れた場所では、かなり高い所へも届く。チビニャンだったクーは、冒険心もあってかこの場所に上がってみると、温風が適度の温度で体を包む事を知ったのだろう。勿論この場所へは、一旦ソファーの背に登り、勢いを付けて「せーの」と言う感じで隣の本の上に。そして爪を立てて体を持ち上げるのである。この場所は絶対にココに渡さないと硬く決心し、ココが高い場所に上がれるようになると追い払い「この場所はクーちゃんのお城だから、ココは来ちゃだめよ」と実力行使を伴って教えたのである。今ではココも諦め、上がろうとはしないのである。
この本箱の上で寛いで居る時のクーは、実に奔放な姿を見せる。あごが外れると思うような欠伸をしたり、垂らしている尻尾や足を触っても怒らない。クーがリラックスしている姿を見せるのは、この場所とお日様の光が充分に入っている時の西側の出窓だけである。
今日は晴れて暖かくなるとの天気予報だ。クーがリラックスしていたら、お腹を撫ぜてみようか。クーも嬉しくなって喉を鳴らすだろう。

猫の耳は

まだ寒気が居座っているようで、今朝も寒い朝を迎えた我が街。今週はクリスマス・ウィーク。アドベントキャンドルには今日４本目のロウソクに火が点され、金曜日のイブ礼拝では真ん中の５本目にも点される。
我が家の母教会の聖愛教会では、今日の礼拝後一足早く祝会が行われると、先程見たマーサメリーさんのブログに書かれてあった。不参信徒の我が一家は欠席である。祝会のメニューはカレーライスだろう。イエス様は大工の倅としてこの世にお生まれになった。決して大金持ちの息子ではない。そのイエス様を忍ぶのなら、カレーライスは最適な食べ物であり、イブ礼拝ごキャロルを歌いながら街の人々に喜びを伝える、キャロリングから教会に帰って来ると、温かいトン汁が待っている。教会のクリスマスは、街の人々の祝会よりも数段に質素である。
前置きが３５０字にもなり、長くなったが、写真を見て頂きたい。クーの左耳が９０度横に向き、後ろに座っているココの様子を観察している。ねこの耳は優れもので、人には聞こえない程の小さな音も捉えて、直ちに行動を起こす。昨夜もこの後の２ニャンは、ココがクーの尻尾を狙って半歩動くと、直ちに反応し、１、２、３で床に飛び降り、台所に行ってしまった。ココは「アーアクーちゃん行っちゃった」と言う顔で棚の上に移動して、次の作戦を考えていたのであった。

頭上注意だニャ～アー

今朝も昨日の朝と同じく真冬並みの寒さ。出窓は凍り付いていた。そんな寒さの中でも、部屋の中は温風で暖かくなり、愛猫は元気である。特にココは、先程メモ用紙を入れた篭を床に落とし、台所に入ると家内の足に頭付きをしてそのままひっくり反って「ぼく可愛いでしょう」と。
昨日の午前の事。突然クーのスイッチがお遊びモードに入り、家の中を全力で駆け回り始めた。椅子の上で大人しく朝寝をしていたココも目を覚まし「なんだニャンダ」とクーの後追い。居間のテーブルに置いておいた僕の眼鏡は数メートルも飛ばされ、パソコンのモニターも向きが斜めに変わった。時々残りのカリカリを食べ、洗い桶の水を飲んで力を補給しながら走り回る。
パソコンテーブルで一休みした所でココが追い付いた。ココはクーの真下に座り、クーを見上げ「クーちゃん如何したの」と言うと、いきなり最高速のクーパンチが降って来て、ココの頭に炸裂。流石のココも１歩退き、モニターの横に逃げ「頭上注意だニャ～アー」と言う顔でクーの様子を眺め、クーが台所に向うと、懲りずに追い掛けて行ったのである。
兎に角クーのパンチが早過ぎて、カメラの方が追い付かなくなってしまったのである。

昔も今も

いよいよ寒さ本格化。朝刊を取りに玄関を出ると、息は真っ白になり、膝がガクガクと音を発てた。
先程、ぐりぐら写のテケトさんが、４年前の１２月１６日に撮影された写真を見ていると、ココの遊びは昔も今も変わらないと思った次第。写真はおもちゃを取ろうと戸棚に手を掛けて立ち上がっている姿であるが、今も廊下に出て日向ぼっこをしている時に、レースのカーテンに手を掛けて立ち上がる事がしばしばある。
また、ソファーカバーで爪研ぎをする時、脇に座り爪を砥ぐのもチビニャンの頃から続けている。チビニャンの頃にはそれを始めると叱ったが、全く聞く耳を持たず、今も続けているのである。それ故、このカバーは背の部分だけでなく、脇も大きく開いてしまった。背の部分はココを見習ってクーも爪を砥ぐが、脇はココ１ニャンだけの仕業。
猫だからと言う事で全て許してしまう大甘の夫婦なのである。

尻尾を持っても

今朝は朝刊を取りに一寸外に出ただけで、鼻水が止まらなくなってしまった。近くの畑では霜柱が立っている事だろう。
何回も同じ事を書くようで恐縮であるが、愛猫ココは、何をされても滅多に怒らず「ウッシャー」の声を聞いたのは、４年間で２，３回。良い言い方では温厚、別の表現では能天気だ。昨夜も、夜食を食べると、ブログを見ている僕の目の前、つまりモニターの横で正座をし「クーちゃん、今晩来ないニャー」と言いたげな顔をした。モニターの３/1がデッカイココの体で遮られて見えぬ。全くのお邪魔虫。そこで垂れていた尻尾を握り、上下左右に振ってみるが、本ニャンは一向に怒らない。カメラを片手で持ち、尻尾を少し上に持ち上げたのが今日の１枚。
普通のワン・ニャンならばこんな事をされると怒り心頭し、即ガブリか高速パンチが飛んで来る。クーならばその両方だろうカ。
尻尾で遊ばれて怒らないねこは少ない、貴重品である。

頭で分かっていても……

今朝起きて、インターネットを開くと、接続不良の表示が。モデムもルーターにも異常を示す赤点灯はない。再起動をかけてもダメ。モデムとルーターのコンセントを抜いて５～６分置いておく。そして差し込むと正常に動き出した。原因は何だか分からぬがホットした。会社の総務に居た頃、パソコンが正常に動かぬと、大声を出し溜息を付いていた。すると、背中合わせに座っていた、システム担当が「全く煩いんだから」と文句を言いながらも復旧の手順を教えてくれたもので、その第一がコンセントを抜き、数分間休ませると言う方法。それを思い出し、今回も行うと復旧した。
今使っているパソコンも、来年４月で丸５年になる。ぼちぼち異常が出てもおかしくない。その前に使っていたパソコンは、バスター攻撃を受けてあえなく撃沈。ハードディスクの交換が必要だ。予備の機械として使える。ハードディスクの要領も大きくし、来年には修理をしておこう。頭では分かっていても、お金が掛かるので、中々動かすにいるのである。
ニャンズは元気で、ココはパソコンテーブルを動かした際に出で来た、ふあふあボールで遊び、クーはそれを棚の上で正座をして眺めているのである。

１ニャン２丁

今朝はまだ少し強い雨が降り続いている。
昨夜、捨て猫むっちゃんのお宅で拾われ、しっぽな君から金太郎君になった、『今日から金太郎』のブログを見ていると、数年前の僕自身の姿が写って来た。家庭でもおやじの威厳を崩さずに振舞っているご亭主が、金太郎君の前ではメロメロになり、仔猫を膝に座らせ、遊ばせていると言う。ご家族は皆「？？？」だとか。でも僕にはこのご主人の気持ちが、痛い様に分かります。数年前の自分の姿がそこにあったから。今の会社の状況は、僕が勤めていた頃よりも厳しく、例え大企業の中間管理職であっても、苦労の連続だろう。誰にも愚痴をこぼす事無く、家の中でも妻子にも泣き言を言わず、気丈に振舞っている時、目の前に現れた仔猫と遊ぶ事で、心身共に癒された。家に帰るのが楽しくなり、会社の中でも、ねこ好きさんと話が出来るようになった。真に「１ニャン２丁」なのである。
我が家でも今の僕にとっては、クーとココの存在は大きい。年金生活の味付け役である。本当にねこって可愛い生き物だ。

賀状完成

あと２０日足らずで新年を迎える。何となく慌しくなって来た。晴天に恵まれた昨日は、家内が廊下や窓に下げられている、レースのカーテン全てを洗濯していた。
年末の僕の仕事は、年賀状を作る事。去年のホームが保存してあり、それに写真を入換える位だが。ここ数年年賀状本文は、エクセルで加工している。文字は楷書体と教科書体の組み合わせ。パソコンの画像を見ても、コウの適当な写真が無い事に気付き、隣へ駆けて行き、自転車に乗っている姿を写す。「止まっていろ」と言うが、言う事を聞かない。撮った写真全てのピントが甘くなってしまった。
賀状では、上に孫兄弟、下にクーとココを配した。ネコ達の写真もトリミングをして、顔の部分を切り抜いた。クーの写真は先週このブログに載せたものを加工。クーの写真では、目がはっきりと見えるものが少なく、毎年写真探しに苦労する。そして一句詠むのだが、入浴中に去年の大晦日の事を思い出し、それを詠んだ。今年の年賀状と同じくその題材はクーとココである。
あとは、宛名ホルダーを整理し、印刷をするだけ。賀状が完成しホットしたのである。

乗らないの

今朝は初冬とは思えぬ暖かな朝を迎えた。５時半過ぎの外は真っ暗。明るくなる迄小１時間掛かるだろう。
そんな朝でも、我が家のねこは大変元気で、今朝はクーがココのお尻の匂いを嗅ぎ、気付いたココが珍しく「シッァー」と怒った。それは一瞬で、直ぐに普段の顔に戻り、居間のテーブルに上がり、コーヒーを入れたジョッキに顔を入れたり、ビスケットの袋をチョチョイと蹴飛ばしたりし遊んでいる。
クーも何時ものように、エァコンから温風が下りる、パソコンテーブルの真下で毛繕い。掻いた毛がフアフアと舞うのを眺めている。居間に漂う毛が僕の鼻にも入ったようで、さっきから鼻がムズムズと。
今日の１枚は、昨日のココの写真を撮った後続けて写したもので、クーがガス温風器の上から、カーテン越に庭を眺めている時のもの。この時クーは少し前進し、温風器のボタンを押し、運転を始めてしまった。側のプリンターに乗っていたココも「あれれ」と言う顔で、クーの方を見ていた。「この上には乗らないの」とクーに言うが「あたし知らない」と言うポーカーフェイスをしているだけであった。
この１枚は、クーらしさが出ているので、年賀状に使おうと思っている。