ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

きもので自由学園の明日館②~~ロイドのことなど

2017-08-14 14:05:15 | きものでレトロ散歩

 

明日館の続きです。

 

えーと、結婚式までだったかな?

いえいえ、

 

F.R・ライトの事など。

この人、建築家としても有名だけど、

済みません、ちょっとゴシップを。

こんな話聞きたくなわという方は

スルーしてね。

すごい話だから。

40代で不倫して文春にすっぱ抜かれ、

しかし妻は離婚に応じないままに、

愛人と駆け落ち。

モテる男の40代、50代はアブナイわね。


その愛人とのスイートホームを作ったものの、

使用人に放火された上、愛人と二人の子ども、

弟子7人を惨殺された~~。

動機は不明、

犯人は牢屋で餓死したそうです。


失意というか、絶望の最中に依頼がきたのが

帝国ホテルの設計というわけ。


帝国ホテルの車寄せ。

車引きの方の服装が~~。

今の帝国ホテル。

情緒ないよ~~。

 

明日館には、

ロイドのミニミュージアムもあります。

ロイドさまと記念撮影。


「君、苦しゅうない、もっと近こうに」?

「はい」

ということで、

ロイドさま、よそ見しないでね。


ロイド建築といえば、

翼を広げたような屋根。

天井も高く、


食堂の電灯も、

最初は設計になかったそうですが、

急きょ変更、灯りを。


細かいところに「なるほど」な

アイデアがいっぱいです。



たとえば階段をあがって食堂に入る入口の上。

上に大きな箱みたいなものがありますが、

これはわざと圧迫感を作って、

狭いところから出たときに、

より広い空間を意識させるようにしたとか。

茶室の「にじり」を連想させます。


生徒を家族と見なし、

家族=一緒に食事=温かい=暖炉。

これは設立者羽仁もと子さんの考えかな。



 

ということで暖炉も。

これは今も実際に使われるとのこと。


はい、お邪魔虫です。

至る所に撮影スポットあり。

撮影自由よ。


最後にホールにある壁画。


なんの絵かわかりますか。

モーゼの「十戒」です。

ほら、海が開くところよ。

自由学園はキリスト教精神に基づいた学校ですが、

戦時中「自由」という名が当局に

目をつけられて、その上同盟国である

ドイツのユダヤ人迫害の関係から、

戦時中塗りこめられたそうです。

修復のときに、発見されました。

 

いや、もうホント、落ち着く空間で、

一日居ても飽きないわ。


入口。

中から外を~~。


帯は絽綴れ。

帯締めがだんだん下がってきたわ。



さようなら、明日館。

また明日~~。


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きもので自由学園の明日館~夏塩沢

2017-08-14 10:49:10 | きものでレトロ散歩

 

しばらく東京を離れておりました。

もう秋の気配が。


 

帰ってすぐに行ったのは

池袋のある自由学園の建物

重要文化財の明日館。


 


喧噪の池袋からわずか5分。

そこはもう別天地の静かさ。

何度か訪れたことはあるのですが、

見学会に参加、きもので行ったのは初めて。

ここで写真を撮りたかった


1921年、羽仁もと子さんが女史の教育のために

設立した自由学園。

設計は、かのF・L・ライト。

そう帝国ホテルを設計した方です。



日比谷通り、公園と向かい合う形で建っていた

こんな素晴らしい建物。


この日は音楽会あり、

手塚治虫賞作品の展示ありと

盛りだくさん。

音楽会はなんと料よ。


20日にはかの「モンスター」

(いや、もう夢中で読んだ)

などでおなじみの浦沢直樹さんの講演が

あるそうですが、もちろんもう満員。


講堂。

ここはライトの弟子の遠藤新の設計。


かつては椅子がなくて、

この階段に直に座っていたそうです。

すると、ちょうど生徒の目のところに舞台が。


屋根裏まで見せてくれるのよ。





同じ場所で撮影。

お邪魔虫の映像です。


東京音大の方のクラシックが主ですが、

この日は「鉄腕アトムのテーマ」などの

空を超えてラララ♬

懐かしい曲も。

作詞は谷川俊太郎さんなんですね。


音楽会を終えて、明日館に。

案内の方が古い写真を見せながら

説明してくれます。





食堂です。

この椅子とテーブルが素晴らしくて。


かつて使っていたものをそのまま。

この場所は、いまでは結婚式の披露宴として使用。

こんな感じ。

借り写真です。

 

こんな場所で式を挙げたいわ

挙げたかったwa.


椅子もね、低くて、

とても座り心地がいい。

右がかつての椅子。

日本人は背が高くなったので

左が現在の椅子。

販売もしているのよ。高いけど



今は喫茶室になっているホールの窓。

座るとちょうど目線のところに低い窓がある。

こちらは喫茶室の椅子。

これも低い。


こちらも人がいるので全体像はカット。


借り写真です。

ホール全体。

ここで挙式。

右側がわ~~。いえ、

もちろん借り写真です。


本を読みながらゆっくりお茶を。

ロイドの本も置いてあります。

見学案内はお茶付きで6百円。

見学だけならフリー。


毎日来たいくらいだわ。

残念ながら公開日限られている。


 

百日紅の花がきれい。

明日館、まだまだあるけど、

疲れたからちょっと休憩、

またすぐにアップしますね。

取り急ぎ。


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