ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

今や地獄はワンダーランド

2017-08-24 18:54:51 | アート・美術展

 

夏といえば、かつてはお化けだったものですが、

このところ、すっかり影が薄くて?

地獄巡りが今や人気。

夏休みのせいか、人が大勢いて少し

びっくり。

三井記念美術館は、

古いエレベーターが素敵。

地獄への入り口はシャレている。



 

展覧会は、入るとすぐに水木しげるさんの

地獄絵を展示。

「のんのんばあ」が案内してくれるというわけ。

もう、これで、怖さはなくなるよね。


私ら子供のころは、地獄とか幽霊とか

怖くて、「悪いことは絶対にしない」と

誓ったものだけど(本当かな?)

幽霊や地獄にいる閻魔様とかも

すっかりキャラクター化しているのね。

 

私は、母親が、今思えば、ホラー好きで、

「ひとつ積んでは母のため、

二つ積んでは父のため~~」という歌?

(御詠歌)を

子守歌のように?聞いて育ったから、

もうそれだけで怖かった~~、

でも、よくこんな文句考えたよね。

地獄より、母が怖かった~~。

 

「私が行く地獄はどんなところかしら」と

夢見る??


でも、子どもの頃のうす暗い家のなかで

想像する怖さと、今明るい家のなかで

見る地獄では、怖さがだいぶ、違います。

最近は、地獄の効果も薄い~~。

陰影礼賛はこんなところにも。


平凡社ギャラリー」

この冊子は、昭和49年刊。

はい、若い頃に買っていまだに持っている。

かの澁澤龍彦氏が解説しています。


地獄にも、どうせ行くならきれいな歩き方で

いきたいわあと練習??

 

そもそもジャパンの地獄絵は、平安時代の源信という人が

「往生要集」という書で

「死後の世界を思い描けよ」との

言葉から始まったとか。

人の想像力は、天国より地獄の怖さに

向かっていったのね。


天国では、みな同じ表情をしていて

面白みがないけど、地獄はカラフル。

「餓鬼道」「阿鼻地獄」「等活地獄」とか

スゴイわあ。

面白かったのは、謎の死を遂げた

八代目團十郎を三途の川まで追っていく

 追っかけ女性ファンを描いた江戸時代の「死絵」や

地獄の門の前で

「浄玻璃の鏡」(死者の善悪を写す鏡)に

写った自分をうっとりと眺める團十郎。


地獄も娑婆もあまり変わらないのかも。


展覧会を出て小腹が空いたので、ちょっと食事。

会場を出るとカフェがあるの。


 

しかし、地獄の鬼たちも

重労働、ダーティーワークだよね。

悪人どんどん出るから休む暇なくて、

その表情も、悪人どもよりも、疲れて見えた。


というわけで、地獄巡り、

ワタシも少し疲れた。


帰りの空。いかにも鬼とか出そう??

今夜は地獄の夢でも見てぐっすり眠ろう。


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「地獄」への途中、奇跡の出会い・琉球麻

2017-08-24 09:18:18 | きものコーディネイト

 

日本橋の三井記念美術館で開催中の

「地獄絵ワンダーランド」に行きました。


 

展示会の模様はのちに述べるとして、


その途中、銀座線は三越前のホームで

奇跡的な遭遇が。


美術館には何度か行っているのですが、

一応出口を確かめようと、案内板を見ていたら、

「~~紫苑さん??」と

どなたかに声をかけられて、

振り返ると、楚々とした着物美人が。

 

よくコメントをくださる方で、

拙ブログ以上に素敵な内容。


 

きれいでかわいい半襟に白っぽい麻?のきもの。

羅の帯にブルーの帯揚げと帯締めで統一。


物腰といい、お声といい、美しいのですよ。


ちなみにその日のマイコーディは、

琉球模様の麻に

先日下した羅の帯。

帯揚げは同じブルーの麻。

帯締めはピンクと白のツートンに

縞の帯どめ。



しかしですね、たとえば着物イベントなどで、

「ああ、あの人ブログで見たことあるわ」と

いうのならまだしも、

駅のホームで、

それもいつもコメントをくださる方に

出会うなんてことがあるとは


そしてお声かけいただくなんて、

なんという偶然の重なりでしょう。


その日は、別の展覧会に行く予定だったのですが、

その会場は駅から結構歩く、

暑いので駅からすぐの場所がいい。

あとで人に会うので、少し遅めに家を出て、

電車の一本も違えば、お目にかかれないまま。

たまたまホームの案内板辺りで

うろうろしていて。


その方も、集まりがあるので、

その前にデパートにでも、とお出かけ。


しかしその日、三越お休みだったそうです(笑)。


展覧会は幸い、絶賛開催中


こんなこと、なかなかないですよね」と

いうことで再会を約束して、

右と左に泣き別れ、ならぬ

ニコニコとお別れしたのです。

若く、相手が異性なら「恋が生まれそう」?

生まれない、生まれない


もう一枚アップ。

色が少し変わっちゃったけど、

半襟ばっちり。

 

しかし、あり得ないこと起こるものです。

 

というわけけで、地獄への道は

思わぬ方との巡り合い。

地獄に仏、とはこのこと?

いや、ちと違うと思うよ。


 

ということで、「地獄ワンダーランド」

についてはすぐにまた

アップさせてくださいませ。

 

 

実は私「地獄フェチ」なんです。

そう、先々行く場所の情報は

早めに獲得、ということでね。

 

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