ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

喪の黒いベールと皇室と

2018-03-21 11:41:52 | アート・文化

 

先にアップした映画「繕い裁つ人」、

「漂う死の影、そして再生へ~~」


喪失を表す黒の喪のシーンから

ウエディングドレスの白へ。

基調の色を黒から白へと変えることで、

主人公の気持ちを表す。



色を、非常に効果的に使っていました。


喪失の象徴としての喪のシーン。

中谷さんの喪のベール。


 

それとともに気になったのは、

「お見送りのシーン」での黒のベール。


 

志乃さんが作った洋服を着ることで敬意を、

そして哀悼の意を表すことでベールをかぶっている

わけですね。

原作にはなかったのですが、

志乃さんはカトリック、

なのですね。


調べてみると、

喪服の際の帽子のルール」

カトリック、の帽子は親族の第一礼装。

参列者はベール。

 

喪の際のベール、映画ではよく見て、

不謹慎ながら素敵だなと思っていたのですが、

キリスト教以外の人がかぶるのはご法度、

だそうです。

 

洋服の喪のシーンですごく印象に残ったのは、

故ケネディ大統領・葬儀の際の夫人。


もちろん、借り写真です。

あとで映像や雑誌などで拝見したのだと思います。

悲しみに耐えて強くあろうとしている姿が

不謹慎ながら美しい~~。

 

こちらは~~、

はい、「風と共に去りぬ」の有名なシーンです。

 

借り写真です。

笑っている~~。

 

まだ喪中にいるスカーレットに、

レッドは堂々とダンスを申し込み、

「まさか、受けないでしょうね」と

周りが言うのに対し、

「イエス、I WILL!!」

お年寄りが卒倒するというシーン。

いまだ哀しみを知らなかったワタクシは

皆と一緒に笑ったものです。

スカーレットも、このときには

まだ哀しみを知らない。

大好きな映画ですが、

のちの悲しみや苦しみを知ったあとの

喪のシーンのほうが、

まだ中学生だった子ども心にも

美しく感じられた。

やはり本当の悲しみは伝わるものなんですね。

 

で、「喪のベール」を検索していて

気になった一枚。


皇室の方々の喪のベール。

皇室といえば神道。

なのにベール?

調べてみました。


 

明治時代、日本が列強諸国とあい並び

対等につきあうために

西洋式を取り入れた。

「鹿鳴館外交」なども、ですね。

そのため「オモテ」が洋式で、

「ウラ」が和式。

逆ではないのですね。

その伝統が今も続き、

歌会始のような儀式の際には洋式、

なのだそうです。

そうなんだ、なるほど。

というわけで、

紫苑の疑問にお付き合いいただき

ありがとうございました。

 

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コメント (4)
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