ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

アンティークと金子みすゞと佐治晴夫

2020-12-04 11:40:38 | 映画・演劇

本日の東京は、朝から暖かくて
ちょっとお掃除を始めたら
次々と気になるところが出てきて
あちこち掃除と断捨離。

きょうはブログお休みと思いながら、
ほかの方々のブログを拝見していると、
アップしたくなりました。
出かけるまでに時間があるのでアップ。

このところ、ずっと手から離せないのは~~、

佐治晴夫「詩人のための宇宙授業」

「金子みすゞの詩をめぐる
夜想的逍遥」
と、サブタイトル。
いいタイトル、きれいな響きです。



金子みすゞさんの詩が好きなんですね。

有名な詩といえば、
「私が両手を広げても、
お空はちっとも飛べないが==
飛べる小鳥は私のように
地面を早くは走れない

鈴と小鳥と、それから私
みんなちがって、みんないい」
でしょうか。


少し前に、彼女の映画を観ました。
あの頃のアンティークの着物も素敵だった。

少女から大人に、そして結婚~~。
だんだん、着物も地味に
大人しくなっていくのが
少し寂しかった。


なぜなら、
叔父に無理やり結婚させられ、
結婚相手には、堂々と浮気をされ、
「詩を書くな」と言われ、
着物が、だんだん精気をなくしていく
象徴のように見えて~(涙)

昔の女性は悲しい~~。


佐治さんの本は、
みすゞさんの世界に対する
優しい目、接し方を、
物理学者らしい世界観で
科学的に、
でも易しく説明してくれます。

ひとつの花のなかには
大きな宇宙があるとか、
自分の身体のなかにある宇宙とか、
フラクタル=
細部を拡大すると全体に似てくる
とか、
佐治さんは物理学者で禅の研究なども
やっていらっしゃるから、
宇宙をより神秘的に
説明してくれるんですね。

小さな日常が宇宙につながっている
大きさを教えてくれます。

永島暎子さん、
70年台の独立系の映画によく出演、
懐かしい~~。

みすゞさん、
26歳で自ら命を絶つんですね。
幼い子を残して~~。

主演は田中美里さん。

その前日に写真を撮ったそうです。
26歳、
可愛い、そして深い詩を残して。

でも自分は恋一つ
しなかったのでしょうか。
大事な、大事な一冊です。

ということで、
最後までありがとうございます。

ついでに
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ありがとうございます。
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コメント (4)
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