INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

どうでもいいですよ(31)

2012年01月26日 |   ┗ どうでもいいですよ
(つづき)
昨年春のダイヤ改正で、「72番」に代わって「27B」が久山町の「猪野」に行くことになった。



このイメージ図のように、昨年春までの「72番」は「猪野」で終点だったものが、春以降の「27B」は「猪野」を複乗するという運行形態をとっているが、「27B」の中には、一部に「猪野」を複乗しないもの(=昨年春までの運行経路と同じ。下の図の点線を通るルート)がある(冒頭の時刻表の「篠栗駅前行き」のうちの左の方)。

ここからは「どうでもいい話」だが、仮に、ここにやってくる路線が、都市高速香椎浜ランプを通ることを意味するアルファベット「B」が付いた「27B」ではなく、都市高速を通らずアルファベットが付かない路線(例えば「27番」)だったとしたら、猪野を複乗しないものが「27番」で、複乗するものが「27-1番」などのように、「枝番」で振り分けられていた可能性があるのではないだろうか。
翻って、「27B-1」とか「27-1B」のような番号が出現しない背景には、「行先番号に使える文字数は(ハイフンを除いて)3文字まで」という暗黙の(?)ルールが存在しているように思える。
3文字と4文字の間には、「視認性」の面で大きな壁があるということなのではないだろうか。

もちろん、2文字と3文字の間にも、大きな「視認性」の壁がある。
3桁の行先番号の場合、3つの数字のうちの1つは、必ず「0」か「1」というプリミティブな(?)数字が入っている。
“「0」「1」が入らない3桁の番号がない”のは、(意図的ではないとしても)文字がゴチャゴチャすることを回避したいという意識が働いているのではないだろうか。
なお、3文字の場合でも、間にハイフンが入る「枝番」の場合には、「48-2番」「23-2番」という「0」「1」が全く出てこない番号も存在するが、「0」「1」が出てくる場合と比較すると、ゴチャゴチャした印象は否めないと思う(←感覚の問題ではあるのですが)。

4文字を消費する「201A」「204A」(西高下・野方~原~六本松~法務局前~天神)や、「0」「1」が入らない3桁番号「242番」(東大谷~天神一丁目~バス専用道~大門~砂津)があまり長続きしなかったのは、「視認性の面からも受け入れられなかった」という見方ができるのではないだろうか。

「行先番号に使える文字数は(ハイフンを除いて)3文字まで」という暗黙の(?)ルールが存在することを前提とするならば、それは、1桁、2桁の行先番号には枝番やアルファベットが付く余地があるのに対し、3桁の行先番号にはそれがないということを表していることになる。
「1桁、2桁」と「3桁」の行先番号は、並列には取り扱えないということであり、行先番号を体系的に取り扱うにあたってかなり大きな「制約」と言えると思う…というのは以前にも書いたところである。

最後に、話を「27B」に戻す。
「27B」の「B」は都市高速の意味なのだから、郊外行きについては、都市高速を下りたあとはアルファベットを取って、単に「27番」にしてしまえば枝番も「付け放題」なのでは?…という考えもあるかもしれない。
ただ「27番」には、「27B」のほかに、名島ランプを経由する「27N」という兄弟がおり、都市高速の利用ランプ以外にも、香椎台一丁目~みどりが丘一丁目間で、「27B」が青葉小学校経由であるのに対し「27N」が香椎東小学校経由という違いがある。
本来は都市高速のランプを示すはずのアルファベット(BとN)が、都市高速とは関係のない全く違う役割を担わされているという現状があり、アルファベットを安易に外す訳にもいかない面がある(「YKF」が華やかなりし時代であれば、「27B」と「27N」のそれぞれに、青葉小学校経由と香椎東小学校経由がある…みたいなパターンも有り得たのかもしれませんが)。


(つづく)
コメント
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