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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

レンギョウの花が咲いた意味

2015-04-07 18:30:55 | 出会い・近隣
 近くの国道法面にレンギョウの花が咲いている。
 これ自体が画期的なのだ。
 というのも、毎年灼熱の夏に雑草に覆われたこの法面を「道路愛護」と評して集落全体で草刈を行っている。

                       
 ところが、斜面がかなり急であること、夏の半日かけて行う作業は日射病の危険もあり、汗びっしょりのハードな作業であることなどから高齢者にはつらい行為でもある。
 「これをやれる人はだんだんいなくなってきている」と、自嘲気味に語ることが多くなった。

         
 そんな草刈でむかし植樹しておいたレンギョウもススキや雑草に埋もれて毎年知らずに刈り取られていたのだ。
 それをプロジェクトで支柱を立てて保護してきたので、やっと花が咲いたというわけだ。
 レンギョウの挿し木もいずれそこに返される。

           
 アジサイの挿し木も順調に冬越えしている。
 地味なプロジェクトも目に見える「結果」を出しつつある。
 愚痴をこぼすしかない現状にささやかな希望の花がちょっぴり咲いたわけだ。

                       
 今月中には役所からいただいた新しいアジサイを植栽する予定だ。
 それで少なくとも、夏に草刈する面積が縮小されたわけでもある。

 問題はそれを継続的に管理するのは誰かということだ。
 面倒な仕事が増えたと思う人もいることも事実だが、サポートしようとする人がじわりと増えてきていることも見逃せない。

 変革は小さなところから。
 変革は一人から。
 それを肝に命じたい。
 
コメント
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