山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

散策日和で「越木平」の魅力を発見

2015-04-12 21:09:39 | 旅行・散策
 昨日までの雨模様を払拭したきょうの森林散策会。
 広報が不十分だったにもかかわらず、21人の参加者が新春の空気と景色を楽しんだ。
 春野町・越木平の眺望もほぼ期待どおりで、カメラもこの広角の山並みを捕捉できない。

           
 大曲の道路カーブに沿って、茶畑のデザインの見事さにみんなシャッターを切る。
 隠れ里の魅力はここでも発見。
 日当りはいいとはいえないが、斜面の足場の悪い中での作業の奮闘が結果的に造形美の景観を形成している。

                     
 茶畑の中に雨量計があった。
 気象台情報で越木平の雨量がときどき紹介されるが、ここから発信される。
 目の前の農家が無線でこの雨量計情報を受け取るらしい。

      
                
 「八王子神社」境内の大木とそのたたずまいが魅力的。
 ここの世界だけが結界のパワースポットを感じられる。
 色鮮やかな折り紙が奉納されているが、意味はわからない。

    
 8軒しかないというこの山奥の集落の中心に神社があったが、近所の人の話によるとその隣の立派な2体の木像は「薬師様」だという。
 なかなかの力作のように思える。

                       
 「キランソウ」(別名ジゴクノカマノフタ)の広い群落が絨毯となっていたバス停があった。
 この地下には「地獄の釜の蓋」があるのだろうか。

 さらに、庚申様が祀られているお堂には、6面からなる「石幢(セキドウ)」もあった。これもなかなか珍しい。
 幕末に来日したイギリスの外交官、アーネスト・サトウが明治14年の夏に秋葉神社の帰りにここ越木平を訪問している。
 地域の魅力が知られていない典型的な中山間地である。    
   
 

              

             
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする