山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

雲海の「越木平」を下見する

2015-04-08 20:46:07 | 旅行・散策
 昨日の雨の中、天竜・春野町の「越木平」の下見を急遽することになった。
 今週12日の森林散策会のコースとなる場所だ。
 雨天のため多数の沢ガニが路上を闊歩するが、車に轢かれたカニも少なくない。

       
                   
 「海老頭(エビトウ)」という茶工場から越木平集落へ向かう。
 林縁には実生から茂ったと思われる「リョウブ」の若葉が春を迎えていた。
 原生林にあったと思われる「モミ」の大木の周りには、実生の幼芽をたくさん残していた。
 明治に王子製紙の工場が来てから主にモミを伐採して洋紙を生産していく。
 その後、モミやツガを皆伐しつくして苫小牧へと移転していく。
 したがって、このモミはその生き残りとも言える。

                     
 集落の氏神様と思われる「八王子神社」を発見。
 うっそうとした古木に囲まれた幻想的なスポットだ。
 建物は新しいが先代たちがここを守ってきたつながりが「気」となっている。

    
 その隣に小さな祠があった。
 その中には、木造の50cmほどの地蔵菩薩像らしきものが2体鎮座されていた。
 これはかなり古く貴重なものに思えたが、町の文化財には指定されていない。

 雨模様で山並みは霧で見えなかったが、雨上がりはきっと素晴らしい眺望が予想される。
 ミニマチュピチのような山里風景が堪能できそうだ。
 集落の方に庭先の小道を通行することをお願いしておいた。
 知られていない隠れ里「越木平」をじっくり散策してみたいと思った下見だった。
           

     
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする