アヒルにかまけて、昔の姫路と江戸のことを忘れかけておりました。まもなく正月。酒井抱一の元旦行事について、ずいぶん前に、ノートにメモしたことを思い出しました。
酒井抱一の兄は、姫路城主の酒井忠以。抱一は次男で酒井忠因。ふたりは本当に仲のいい兄弟で、兄が延々と書き連ねた『玄武日記』を読むと伝わってきます。
日記から正月元旦の記述を転記します。ただわたしが書き残したのは、メモです。いくらかの転記ミスがあればお許しください。記述は藩主忠以。栄八は抱一。徳太郎は不明。場所は姫路酒井藩江戸屋敷。元旦挨拶の記述です。幕府役職をつとめる忠以の元旦は、ほとんど江戸滞在時です。参勤にはほとんど出ません。
天明3年1783 「栄八殿出坐、喰積出之、雑煮料理食事」
(雑煮料理を食べるために挨拶に来たのであろう)忠以27歳・抱一22歳
天明4年 前年と同文
天明5年 「栄八殿対面、勝手之方より出られ候、喰積出之」
天明6年 同文
天明7年 同文
天明8年 「栄八殿杯事、居間書院出坐」
寛政元年 「徳太郎・栄八殿出坐、喰積出之、栄八殿退坐、徳太郎同坐、」
<新年のご挨拶まで 2024年12月29日>
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