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不況期における「経営革新」のポイント(中編)

2021年09月24日 | 政治・経済
(好況期にはできなかったことを徹底的に行う)
まずは営業力を強化しなければいけませんが、次には、こういうときであるからこそ、いつもはできないことを行うことが大事です。

景気が良いときには、自然体でいても、ものが売れて儲かり、給料を出せていたでしょうが、「会社が潰れるかもしれない」「人員を整理しなければいけないかもしれない」という“非常事態”のときには、逆に、普段はできないようなことができるのです。

不況期は、普段やっていないことを行うのには、もってこいの時期でもあります。「普段、やらずに済ませ、積み残していたことを、やるべきときが来た」ということです。

例えば、工場であれば、工場内部の整理整頓ができます。ものの流れ等をきっちりしたかったのに、忙しくて、できないでいたならば、それを行うこともできます。それから、「在庫をどうにかしたい」と思っていたならば、それに手を打つことができますし、忙しくて得意先訪問ができていなかったならば、お客さまのところへ足を運ぶこともできます。

また、自社の製品が自然に売れていたときには、「自社のものは良い」と信じていたでしょうが、それが売れなくなってきたならば、「お客さまは、どのようなことを望んでいるのか。なぜ、わが社の製品を買ってくださらないのか」ということを、お客さまに尋ねなければいけません。

要するに、不況期は、自分たち自身を振り返る時期なのです。「一度、自分たちの、これまでのやり方や考え方、生き方を点検し、自分たちを支えてくださっていた方々の気持ちを酌み取るべき時期が来ている」ということです。

このように、これまでやらなかったことを徹底的に行うことが重要です。

---owari---
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