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心が病気をつくっている(前編・下)

2020年08月12日 | 政治・経済
(心には、新しいものを創り出す創造性がある)
医学者や生物学者などは心を頭脳の働きと考えやすいのですが、実際には、心は頭脳の働きとは違います。

頭脳はコンピュータ的な役割を果たしていると思われます。
ただ、コンピュータは人間に近づいてきつつありますが、コンピュータと人間は、あくまでも一定以上は近づくことができない関係になっています。

なぜかというと、コンピュータには、「つくり主」がいるからです。コンピュータをつくっているのは人間です。「コンピュータを、どのように機能させるか」というプログラムをつくった人が必ずいるのです。コンピュータの「つくり主」は人間です。

では、人間にとって、コンピュータの「つくり主」に当たるものは何でしょうか。それが、宗教において、神や仏、大宇宙の叡智(えいち)と言われるものです。いろいろな言われ方をしていますが、「この世を超えた、はるかなる世界にある、偉大なる力」が人間を創ったのです。

つまり、「人間がコンピュータをつくったように、人間に対して、大きな力が働いており、目的を持った人生を生きられるように仕向けている」と考えてよいのです。

さらに、コンピュータと心の違いは何でしょうか。人間の心は創造性を待っています。それは、創り出す能力です。新しいものを創り出す能力、新しいものを考え出す能力です。

事前に用意されたことを繰り返し、反復して行うだけでなく、新しいものに対して、考えを出し、未来を創り出す。未知なるものを解決していく。アイデアを出していく。こういう創造性を、人間の心は持っているのです。

また、人間の心は、「創り出す」という力だけではなく、もう一つ別の想像性、すなわち、イマジネーションの能力も、もちろん持っています。

コンピュータと心では、これが根本的に違うわけです。
このように、人間の心は、インプットされたものに反応しているだけではありません。インプットされたものをもとにして、新しいものを創り出していく力を持っているのです。

この意味において、「人間は神の子である」「人間は神に似せて創られた」と言われています。人間は、何かを新しく創り出す力、考え出す力を持っています。そういう偉大な存在だからこそ、人間は、「神の子」とも言われ、また、「神そのものの一部が自分のなかに宿っている」とも言われるのです。

心について、もっと正確に表現すると、みなさんの肉体に宿っているのは、肉体と同じぐらいの大きさの霊体であり、その中枢(ちゅうすう)部分、他をコントロールしている部分のことを、心と称(しょう)しています。これは、主として意志や感情を司(つかさど)っている部分です。

そして、その心の部分が、実は、天上界にいる神や仏、高級霊などから、霊流(れいりゅう)という一種のエネルギーを引いています。それが、彼らとつながっているものの正体なのです。

人間は、感動したり、神秘的な体験に打たれたりすると、心が熱くなってくることがあります。しかも、一人だけがそうなるのではなく、例えば、ある場所にいる人たちの多くが感動し、一斉(いっせい)に心が熱くなってくることもよくあります。

それは、「天上界から、霊流、霊的なエネルギーが流れ込んでいる」ということです。そのため、いろいろな人のところに、同時に霊的なエネルギーが入ってきているわけです。

実を言うと、人間は、霊天上界の高級霊界から下りているエネルギーの末端の魂(たましい)です。これが人間の本質なのです。

その意味において、「人間は、非常に尊い存在である」と言ってよいでしょう。人間は、神仏と同じような要素を、その一部に持っているのです。

---owari---
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