(ビッグスリーをはじめとする自動車産業を復活させる)
前オバマ大統領やバイデン大統領は、石油の値段を下げることで、「イスラム圏が活発化してアメリカに挑戦してくる、その源泉である『資金』を断ち、兵糧攻めでイスラム圏を弱くしていく」という戦略を持つと同時に、「自動車の燃料であるガソリンの価格を下げていく」ということも狙っています。
これは、「今、苦しんでいる、ビッグスリーをはじめとするアメリカの自動車産業が、やがて息を吹き返してくる」ということを意味しています。ガソリンの価格が、例えば現在の半分や三分の一になったら、人々が自動車をもっと乗り回す時代が来ると思われるからです。
少し遠回りなやり方ではありますが、これが民主党の考えている作戦です。こうしたことが、はっきりと見て取れるのです。
日本も、おそらく、流れとしては同じ方向を取り、脱石油文明にシフトしていくと思われます。太陽光発電や風力発電、海洋温度差発電など、いろいろな新しいエネルギー源に向かっていくことでしょう。
結局、「石油が世界を動かす時代」「石油が世界の紛争の種になる時代」から決別しようとしているわけです。おそらく、流れは、その方向に向いていくであろうと思います。このことは、アメリカや日本にとって、国家の安全保障という意味でも、良いことであると考えます。
以上のようなことが、民主党の前オバマ大統領やバイデン大統領の考えていることなので、アメリカは、自動車産業が傾いているように見えていても、それは必ず乗り越えていくと思います。さらに、マネーの中心が中東に移ることを明らかに止めようとしているので、「国内に新しい価値の源泉をつくり、何とかして、世界の中心であり続けようと努力している」と思われます。
---owari---
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