今日は国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。
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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。
最近、国際社会の「大悪魔」といえば、プーチンです。
「ウクライナ侵攻で、ロシアは30年前に逆戻りだ!」
多くのロシア国民も嘆いています。
日本や欧米の大企業が、続々と撤退している。
そして、「戦争反対!」といえば逮捕される。
黄色と青の帽子をかぶって歩いていると、「それは、ウクライナの国旗だな?!おまえはウクライナ支持者だな!」といって逮捕される。
ウクライナの知人から送られてきた現地の悲惨な映像をSNSに投稿すると、
「フェイクニュースを拡散した」罪で、15年の懲役になる可能性がある。
まさに、「ソ連時代に逆戻り」です。
そんなロシアに、私は1990年から2018年まで住んでいました。
そして、ゴルバチョフ、エリツィン、プーチン、メドベージェフ、またプーチンの時代を、実際に見てきた。
1990年、モスクワに留学した私は、とても驚きました。
それは、ロシア人がとても親日だったことです。
私が「日本から来た」というと、どこにいっても大歓迎されました。
モスクワ国際関係大学には、いろいろな国から留学生がきていました。
東欧諸国、東南アジア諸国(ベトナム、ラオス、カンボジア)、中南米諸国、アフガニスタンなどなど。
ソ連が崩壊すると、西側からも留学生が来るようになりました。
それでわかったこと。
「日本は愛され、尊敬されている」ということ。
私は当時、すべての日本人同様、「自虐史観」をもっていました。
ですが、たくさんの外国人と接することで、「何かおかしい」と感じたのです。
私たちは、「日本は悪い国、日本人は悪い民族」と自然に信じてきました。
「自然に」というところがポイントです。
いつどこで、「信じさせられた」のでしょうか?
真っ先に思い浮かぶのは、「家で」でしょう。
私の祖父は、満州で戦死しました。
祖母は、私の父を含む4人の子供を、一人で育てることになった。
私が小さかったころ、「じいちゃんと最後に会ったときどんなだった?」と聞いたことがあります。
祖母は、戦争にいく祖父を見送ったのが最後だといいました。
「まわりにたくさん人がいて、いいたいことを何もいえなかった」といって涙しました。
父は、「今の子供たちは、何が善で何が悪か教わらないから大変だ」といいました。
「自分が子供のころは、修身という科目があって、何が善か、何が悪か、はっきり理解できた」と。
母は、父親(私の母方の祖父)の仕事の関係で、戦前、戦中フィリピンにいました。
アメリカ軍が攻めてきて、逃げる最中、幼かった弟、妹を亡くしています。
私が戦争の話を聞いた、祖母、父、母、その他の親戚。
みんな、当時の事実を語ってくれました。
ですが、「日本は悪い国、日本人は悪い民族」とはいいませんでした。
では、どこで「そういうこと」になったのでしょうか?
考えられるのは、【 学校で 】洗脳された。
それ以外に考えられません。
私たちは、批判能力がない小学校時代から、ずっと自虐史観を植えつけられてきた。
学校教育を通して。
他の理由は、思いつきません。
ですが、本当にそうなのでしょうか?
「あなたは、実際に教科書を読んで、検証したのか?」と聞かれれば、
「いいえ、していません」と正直に答えざるをえません。
ですが、「実際に検証した人」もいます。
私が、世界一尊敬する伊勢雅臣先生です。
先生は、誰もが知る日本の大企業で働き、アメリカ、イタリアの現地法人社長を務めてこられました。
イタリアでは6000人、アメリカでは2万5000人を統括する立場にあった。
それで、伊勢先生は、民族主義とは無縁の「国際派日本人」なのです。
そんな伊勢先生が、教科書を読み比べてくださいました。
それによって、私たちや私たちの子供たちが、ステルスで自虐史観に染められていくプロセスを暴露してくださいました。
皆さんも、是非伊勢先生のお話を聞いてみてください。
今までとは全然違う歴史が見えてくるでしょう。
多くの人たちが、「日本人であることは、恥ずかしいこと」と思っているかもしれません。
しかし、伊勢先生のお話を聞けば、
「嗚呼、日本人でよかった」となるに違いありません。
ちなみに、私自身、特にウクライナ侵攻がはじまった後は、
「日本に完全帰国してよかった。日本人でよかった。」
と再認識する日々です。
伊勢先生の「教科書徹底検証」。
北野絶対お勧めです。↓
--owari---
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