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日本人のアニミズム的宗教観を見直す④

2021年08月14日 | 日本
(「ペットの供養」についての問題とは)
ペットを子供のようにかわいがる人もいますが。“動物は動物”ですので生まれ変わりの周期も早く、個性化も十分ではありません。ペットが死んだあとも、あまり長く愛着しすぎて、お墓をつくって祀りすぎると、この世に執着を持つようになり、映画「ペット・セメタリー」の世界ではありませんが、霊となってもまだ生きていたときの姿のままで、まとわりついてくる場合もあります。

そういう場合、霊はそれほど大きなものは起こせませんけれども、子供の病気などを起こしたりするぐらいの力はないわけではないので、そういうものに取り憑(つ)かれると、やはり困るだろうと思うのです。

ある程度、諸行無常(しょぎょうむじょう)の世界で、動物は死んだらあの世へ行っていちおう群魂(ぐんこん)のようになることが多いのですが、群れが一緒になって、また次に生まれ変わって肉体に宿るときに個性化するぐらいのかたちが多いのです。

したがって、ペットへの愛着は持ってもよいのですが、だんだん忘れていくことが大事かと思います。

私の飼い犬にも十数年生きたものがいるのですが、確かに、死んでからあとも、私が霊的な世界に通じてからは、よく夢に見たというか、寝ている間に出てきました。原色で見えましたが、あの世にある草原のような所に行くと、その犬が飛び出してきて、私と戯(たわむ)れたりするようなものを何年か見ていた時期があったのです。

ただ、十年ぐらいたつと、もう来なくなったので、「ああ、またどこかに生まれたのかな」と思いました。

また、わが家で飼っていたペットのウサギの場合、死んでから一週間ぐらいは、霊として家にいたウサギもいますが、まったく音信不通というか、死んでそのままバイバイして、来ないものもいました。

最初のほうにかわいがったウサギなどは、死んでから一週間ぐらいは、夜、寝ているときに、ときどきベッドの上をピョンピョンと行ったり来たりしているような感じに視(み)えました。ただ、生きていたときとそっくりではなく、やや霊体風というか、向こう側の景色が透けて見えるぐらいの半透明風なのですが、いちおうウサギという形は分かるような感じだったのです。

一週間ぐらいは、「ご主人様のベッドの上にピョンと乗って、ピョンと下りたり、上がったり下りたりしているな」と思っていたのですが、その後、いなくなって消えたので、「ああ、どうせまた生まれ変わったのかな」とは思いました。

その程度のものなので、動物にも霊はあるとしても、ほどほどにというか、関心の程度については気をつけたほうがよいかと思います。

---owari---
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