「保育所から幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と、全部、無料にする」ということを言っている政党もありますが、これに対しては、「ちょっと待ってくれ」と言いたいところがあります。
今、教育には、ものすごい額の費用がかかっています。何兆円というお金がかかっているのです。
これを今後、保育所から大学まで、全部タダでやるのでしょうか。
タダでやって、それが「よいもの」ならまだよろしいのですが、「悪いもの」をやられたら、たまったものではありません。
タダで学校に行き、卒業資格だけはもらっているものの、実際には、多くの人がお金を払って塾に行っています。
塾のほうは、補助金をもらっておらず、税金を納めている側です。補助金をもらわず、税金を納めているところが、「よい教育」をしています。
一方、補助金をもらって税金を消化し、国民からお金(授業料等)をもらっていないところが、実は「悪い教育」をしています。学校のなかで、学級崩壊を起こしたり、いじめを起こしたり、道徳的な廃退を起こしたりしているのです。こういうことがたくさん起きているわけです。
ですから、やはり、資格や審査によって、何でもかんでも政府のほうで握ろうとする考え方は、やめたほうがよいのです。
---owari---
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