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信長、秀吉、家康の国際戦略に学ぶ日本が進むべき道

2023年07月26日 | 政治・経済
今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。
RPEは、1999年創刊なので、今年で24年目になります。
現在、読者数は6万2600人ほどです。

世界中に読者さんがいて、いろいろな国の面白い話をメールで教えてくださいます。
そして、びっくりするような読者さんからメールをいただくこともあります。

先日、中里幸聖(なかざと こうせい)先生からメールをいただきました。
中里幸聖先生は、大和総研、金融調査部で主任研究員をされていました。
現在は、てらす証券アドバイザーズの主席アナリストです。

いただいたメールは、
「日本のアニメにみる「最上の価値」」に賛同します」という内容。
そのメールは、「おたよりコーナー」に全文掲載しています。

そして、中里先生から、ご自身が書かれたいろいろな記事について教えていただきました。
アニメのことだけでなく、財政、地政学、国防などの話もあり、実に面白いのです。

いろいろ読ませていただく中で、
「RPEの読者さんは、きっと興味を持つだろう」と思った記事がありました。

「信長、秀吉、家康の国際戦略を学ぶと、今の日本が進むべき道がわかる」
という内容です。

2014年3月の記事ですが、今読んでもまったく古さを感じさせません。
転載させていただこうかと思いましたが、それほど長くないので是非全文ご一読ください。

ここから↓

中里先生の結論が、「実に興味深い」と思いました。
秀吉型の、
「大陸志向の国際戦略を採用すると、政権転落や衰退などに繋がっているという共通項が観察される。」

同感です。
親中派の皆さんにも、是非この記事を読んでいただきたいです。

では、家康型はどうなのでしょうか?
「遣唐使廃止以降の平安時代、鎌倉時代、江戸時代、第二次世界大戦の敗戦から国際社会復帰までの日本、といった時期には家康型の鎖国志向の国際(国内?)戦略が採られていたと言えよう。

この時期は閉鎖的ではあるが、国内の文化の爛熟度が上がり、日本独特の文化が形成された時期である。」なるほど。

平安時代、鎌倉時代まで考えたことはありませんでしたが、
「言われてみれば、確かに」ですね。

では、信長型は?
「聖徳太子、南北朝時代、戦国時代、明治時代、といった時期には信長型の海洋志向の国際戦略が無意識的かもしれないが展開されていたと考えられ、その時期の日本は開放的で活力に満ちている傾向がある。」

なるほど~。
そして、中里先生は、とても重要なことをおっしゃっています。
「安倍政権の掲げるいわゆる「地球儀外交」は、信長が志向していた国際戦略の拡大発展版と考えることができると思う。

つまりは、海洋で結ばれた開放経済を志向していると考えられ、信長と比較すると、米国をはじめとする環太平洋圏など対象地域が拡大していると言えよう。

前述してきた戦国の三英傑の国際戦略とその展開に象徴される日本の対外関係のパターンから考えると、現政権が進めている国際戦略の方向性は望ましいと言えるのではないだろうか。」

確かに。
安倍外交のおかげで、日米、日欧、日ロ、日印、日豪などの関係が大いに改善され、日本の国際的地位と影響力が上がりました。

そして、中里先生、とても重要なことを書かれています。
「海洋勢力である日本は、海洋で結ばれた国際関係を基軸とすることが、社会経済の活力持続に資すること大であると考える。」

まさしく!
それほど長くないですが、
日本が繁栄する道が、「歴史的にわかる」すばらしい記事です。

是非とも全文ご一読ください。

---owari---
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