(この世で何があろうとも、「法則」自体は変わらない)
一つ述べておきたいことは、「価値観の問題」についてです。
日本は、先の大戦において各地で爆撃を受け、広島には原爆が落とされ、そうとうひどい目に遭い、そこから再建してきました。戦争で負けたことによって、神への信仰がなくなったり、あるいは、転生輪廻の思想を信じなくなったりする人も多くなったかもしれませんが、「法則」自体は変わっていないのです。
この世的に何があろうとも、「法則」そのものは変わっていません。「魂が天上界にいて、人生修行のために、この世に繰り返し生まれ変わってきている」という法則は変わらないのです。
ですから、どうか、「この世がいくらよくなったとしても、この世に執着しすぎたら、あまりよいことではない」ということ、「この世に過ごしやすい世界ができるのはよいことではあっても、それがすべてではない」ということを知っておいてください。
(「少数者権利」は守るべきだが、全体のルールになっていいのか)
これに関して付け加えるとすると、非常に言いにくいことであるし、政治的には票にならないようなことなのかもしれないとは思いますが、現在、「LGBT」と言われている問題についてです。
「L」はレスビアン、「G」はゲイ、「B」はバイセクシュアル、「T」はトランスジェンダーのことですが、私も、これらの定義について、細かくはよく分かりません。重なっているところもあるようなので、よく分からないのですが、今、その権利を拡大する方向に世界中の流れが来ていて、日本もだいぶ押されています。
日本でも、憲法改正をしなければ認められないことになっているのですが、条例レベルでは、渋谷区や港区あたりでは、事実上の男性同士の結婚とか、女性同士の結婚とかを認めるほうに動いていて、「これが日本国中に広がることが世界の趨勢(すうせい)だ」と思われ始めているのです。
マスコミもその方向に動いているようで、政治家のほうもだいぶ弱気になっていますし、これを攻撃した保守の雑誌も休刊になったりしていて、「ものが言えない状態」にはなっています。
私としては、「少数者の権利は守らなければいけないし、それが“魔女狩り”みたいになることは避けるべきだ」と考えています。
しかし、「大きな目で見てどうなのだろうか」という考え方はあると思うのです。
宇宙の他の惑星のなかには、「男性」「女性」に加えて「中性」があるところもあれば、単性星で、「男女」はなく、「単性」で生まれ変わりをやっているところもあります。そのように、いろいろな考えがありうることは分かってきています。
それも分かった上で、「ただ、この地球では、女性と男性に分かれて生まれることによって、相対的に性を持つことによって、人生経験を豊富にするという目的を与えられている。基本はそういう考え方なのだ」ということは申し上げておきたいと思います。
「例外」はあるかもしれませんけれども、例外のほうが当たり前になって、そちらのほうがルールになったり、あるいは、「ブームなのだ」というかたちで、あまり後押しが強すぎたりするのは、問題ではないかと思うのです。
---owari---
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