紫陽花は庭の隅にあった。どぶに面した場所でほとんど誰も気づかない。ましてや
水を撒こうという人は誰もいない。もちろん肥料などやった例めしがない。それでも毎年花を咲かす。野の花は一人で育っていく。濃いピンクの花をつけているので多分アルカリ性の土壌だろう。手の行き届いた庭もいいが、思わぬところで可憐に咲いている花に出会える方がうれしい気分にさせられる。
水を撒こうという人は誰もいない。もちろん肥料などやった例めしがない。それでも毎年花を咲かす。野の花は一人で育っていく。濃いピンクの花をつけているので多分アルカリ性の土壌だろう。手の行き届いた庭もいいが、思わぬところで可憐に咲いている花に出会える方がうれしい気分にさせられる。