アーモーおやじ

テニスのときによく出る「アーモー」。これが口癖で、なんでも首を突っ込んでは失敗を繰り返しているじいさんの日記です。

百寺巡礼を読んで

2023-05-22 18:09:00 | Weblog
 五木寛之さんの「百寺巡礼」の第六巻は関西編です。
 高野山や粉河寺、観心寺など山小屋近くの大好きなお寺の紹介のあと、加古川の鶴林寺、姫路飾磨の本徳寺が掲載されていました。
 上郡の近くに、こんなに歴史あるお寺があるとは知りませんでした。

 そこで、今日、太子町に用事があるついでに、飾磨の本徳寺に行ってみました。
 本徳寺は、姫路駅を挟んで姫路城と反対側の住宅地にありました。「百寺巡礼」では、このあたりは非常に賑わっていた場所だそうです。









 この寺の門徒は英賀衆(あがしゅう)と呼ばれ、信長や秀吉の弾圧にも屈せず、抵抗し続けたそうです。浄土真宗というと、真言、天台の密教や禅宗などと比べておとなしいイメージがあるのですが、門徒の結束力は他の仏教宗派より強く、一向一揆を起こしたことでもそれが証明されています。















 天台宗派による弾圧で寺の梵鐘が奪われたとき、英賀衆門徒が決死の覚悟で取り戻したそうです。その梵鐘は、太平洋戦争時の金属供出でも文化財価値を必死に訴え、供出を免れたそうです。その梵鐘がこれです。



 さらにこんなものも、、、







 新撰組による刀痕です。なんでこんなものが、?
 なんでもお寺を修復したとき、京都のお寺を解体して移築したとのこと。刀痕の入った柱をもってこなくてもいいと思うのですが、なんか面白いです。

 拝観料もなく、誰でも気安く見学できるお寺でした。庶民の生活に深く入り込んでいると感じました。


 今度は加古川の鶴林寺に行ってみようと思います。鶴林寺は聖徳太子ゆかりのお寺です。太子町には斑鳩寺もあるので、その関係も知りたいです。





コメント
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