【 あをによし 奈良( なら )の大路( おほち )は 行( ゆ )き良( よ )けど この山道( やまみち )は 行き悪( あ )しかりけり 】 あをによし 奈良の 大路は行きやすいけど この道は 行き . . . 本文を読む
【 塵泥( ちりひぢ )の 数にもあらぬ 我故( われゆゑ )に 思( おも )ひわぶらむ 妹( いも )がかなしさ 】 泥土の 数にも はいらない私ゆえに がっかりして いるであろうね . . . 本文を読む
【 このころは 恋ひつつもあるらむ 玉櫛笥( たまくしげ ) 明けてをちより すべなかるべし 】 ぃまのぅちは ぃとしぃぁなたさま 恋しくても しんぼぅしてぃます すき 珠玉の . . . 本文を読む
【 我( わ )が背子( せこ )し けだし罷( まか )らば 白( しろ )たへの 袖( そで )を振らさね 見つつ偲( しの )はむ 】 ぃとしぃぁなたさまが もし とぉくへ ゅかされることになりましたら すき . . . 本文を読む
【 君が行( ゆ )く 道の長手( ながて )を 繰( く )り畳( たた )ね 焼き滅ぼさむ 天( あめ )の火もがも 】 ぃとしぃぁなたさまの ゅかれます ながぃ道のりを すき たぐりかさね . . . 本文を読む
【 大伴( おほとも )の 三津の泊( と )まりに 船泊( は )てて 竜田( たつた )の山を いつか越え行( い )かむ 】 今の大阪市から 堺市にかけた 大伴の三津の 泊まりに 船が着いて 奈良県生駒郡三郷町立野の . . . 本文を読む
【 我妹子( わぎもこ )を 行( ゆ )きてはや見む 淡路島( あはぢしま ) 雲居( くもい )に見えぬ 家付( いへづ )くらしも 】 いとしいあなたを かえって すぐ見たいょ 淡路島が はるかかなたに . . . 本文を読む
【 天雲( あまくも )の たゆたひ来( く )れば 九月( ながつき )の 黄葉( もみち )の山も うつろひにけり 】 天界の雲に ゆられて くるうちに 九月の 紅葉の山も . . . 本文を読む
【 ひとりのみ 着寝( きぬ )る衣の 紐解( ひもと )かば 誰( たれ )かも結( ゆ )はむ 家遠( いへどほ )くして 】 ひとりだけで 着て寝ている 衣の紐をほどいたら &nb . . . 本文を読む
【 もみち葉( ば )は 今はうつろふ 我妹子( わぎもこ )が 待たむと言ひし 時の経行( へゆ )けば 】 もみじ葉は もう おわりのほうだね あなたが お待ちしていますと . . . 本文を読む
【 ぬばたまの 妹( いも )が乾( ほ )すべく あらなくに 我( わ )が衣手( ころもで )を 濡( ぬ )れていかにせむ 】 静かなくらい夜に あなたが 乾かして くれるわけないのにね 私の袖 . . . 本文を読む
【 恋( こ )ひ死なば 恋ひも死ねとや ほととぎす 物思( ものも )ふ時に 来鳴( きな )きとよむる 】 中臣朝臣宅守 恋して 生死をこぇてと ほととぎすさま ぃとしぃぁなたさま . . . 本文を読む
【 今日( けふ )もかも 都なりせば 見まくり欲( ほ )り 西の御馬屋( みまや )の 外( と )に立てらまし 】 中臣朝臣宅守 今日でも 都にいたら 逢いたくて
右馬寮の
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