(台風12号拡大図)
① ""平成30年 台風第12号に関する情報 第13号""
平成30年7月26日10時44分 気象庁予報部発表
(見出し)
台風第12号は発達しながら北上し、27日午後に小笠原諸島に最も接近す
る見込みです。小笠原諸島では暴風に厳重に警戒し、高波に警戒してくださ
い。その後、28日に伊豆諸島に接近し、29日にかけて本州に接近・上陸
するおそれがあります。
(本文)
[台風の現況と予想]
台風第12号は、26日9時には沖ノ鳥島近海をゆっくりした速さで北東
へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速
は30メートル、最大瞬間風速は40メートル、中心から半径70キロ以内
では風速25メートル以上の暴風となっています。
今後、台風は発達しながら日本の南を北上し、強い勢力となって27日午
後に小笠原諸島に最も接近する見込みです。
強い勢力を保って台風は28日に伊豆諸島に接近し、その後、29日にか
けて本州に接近・上陸するおそれがあります。
[防災事項]
[暴風・高波・高潮]
台風の接近に伴い、小笠原諸島では27日午後は猛烈な風が吹き大荒れと
なるでしょう。海上は、うねりを伴い大しけとなるでしょう。
小笠原諸島では暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒してくだ
さい。
28日には東日本太平洋側では非常に強い風が吹き、海は大しけとなるで
しょう。
暴風や高波に警戒してください。
また、年間でもっとも潮位が高い時期ですので、高潮のおそれもあります
。高潮に注意・警戒してください。
[大雨]
台風の周辺に広がる発達した雨雲がかかり、小笠原諸島では27日にかけ
て雷を伴った激しい雨が降り大雨となるでしょう。
台風の北上に伴って、27日は東日本太平洋側でも次第に雨が強まり、2
9日にかけて大雨となるでしょう。
28日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
伊豆諸島 100から200ミリ
小笠原諸島、関東地方と甲信地方 100から150ミリ
東海地方 50から100ミリ
の見込みです。
その後、雨はさらに強まり、降水量は多くなる見込みです。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください
。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報、台風情報に留意してくだ
さい。次の、「平成30年 台風第12号に関する情報(総合情報)」は
26日17時頃に発表予定です。