( New York Stock Exchange)
① ""【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース””
宮沢祐介-
トランプ氏が人民元安を「為替操作」と非難、中国も報復関税の可能性
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FRBも市場「注視」、市場が米中摩擦に警告、銃撃事件で大統領発言
![A monitor displays stock market information on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, Aug. 5, 2019. Financial markets buckled after China escalated the trade war with the U.S., sending American stocks careening toward the biggest drop of the year and sparking a rally in global bonds.](https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/inhbKz3zaol8/v0/100x-1.jpg)
🎆 米株式相場はS&P500種株価指数が3%下落し、今年最大の下落率となりました。背景は米中貿易戦争の激化で、他にも金や日本円が買われるリスクオフの流れとなりました。米政権幹部は否定するものの、市場では米財務省が為替市場に介入してドル安に誘導するとの観測も出てきています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
トランプ大統領は、中国が人民元を押し下げており「為替操作」だとツイッターで非難。「米金融当局よ、聞いているか?」とし、「これは重大な違反で、時とともに中国の力を大きく弱めることになる!」と主張した。
📱 ツイートは、ドル安を目指した直接的な介入を米財務省に指示するよりも、米金融当局に対し中国への対抗措置として緩和策を引き続き要求することを示唆している。
中国商務省はウェブサイトに6日掲載した声明で、8月3日後に取引が成立した米農産品に関税を課す可能性を排除しないと表明した。中国からの輸入品3000億ドル(約31兆8000億円)相当に10%関税を課すという米国の脅しは、6月の大阪での20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて行った米中首脳会談での合意に反していると主張。中国の関連企業は米農産品の購入を停止しているとした。
エスカレートする米中貿易摩擦にウォール街が警告を発している。カウエンのクリス・クルーガー氏は、中国の対米報復は「大規模」で、「1から10の10段階評価で、11だ」と指摘。
モルガン・スタンレーのマイケル・ジーザス氏は「次の関税は発動される可能性が高い」とし、「米金融当局をハト派に傾斜させる」と述べた。
またBMOのイアン・リンジェン氏は、現時点での最大の未知数は、今後どの程度のさらなる人民元下落が容認されるかだとの見方を示した。
★ ♠👤 トランプ爺さん、中国を「為替操作」と非難していますが、自分のFRBに対する金利下げの何度もの恫喝も立派な""隠れ為替操作""ですが…。更に懸念されるのは、効果が無ければ、あれこれ理由を付けて自らドル下げの為替操作の愚挙に出る事です。➡もし、そうなれば世界貿易は壊滅的なダメージを受けて、リーマンショック級の大波乱になります。
⑤ 変わるか銃規制
トランプ大統領は30人以上が犠牲になった週末の銃撃事件を受け、人種差別と白人優越主義に対する、これまでで最も強い非難の言葉を発した。
ただ、銃所有に関する新たな規制は求めず、精神疾患やビデオゲームなどの暴力的な描写が事件の背景にあるとの認識を示した。トランプ氏自身による人種間の対立をあおり移民に反対する発言がこうした暴力を誘発したと、民主党議員の一部は主張している。
★ その他の注目ニュース
(S&P500指数)
海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)
現在値 | 2,844.74↓ (19/08/05 16:49 EST) |
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前日比 | -87.31 (-2.98%) |
始値 | 2,898.07 | 前日終値 | 2,932.05 (19/08/02) |
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高値 | 2,898.07 | 直近52週高値 | 3,027.98 (19/07/26) |
安値 | 2,822.12 | 直近52週安値 | 2,346.58 (18/12/26) |
① ""<きょうの個別材料>NARTH、オリコン、ADWAYS、アビックスなど””
2019/08/06 07:59
▽NARTH<7638.T>、主力のブライダルジュエリー事業が好調に推移、20年3月期第1四半期(19年4-6月)の連結業績は大幅な増益で着地
▽オリコン<4800.T>、コミュニケーション事業が前年同期を大きく上回って推移、20年3月期第1四半期(19年4-6月)の連結業績は大幅な増益に
▽ADWAYS<2489.T>、国内広告事業のクライアントから広告出稿が減少、20年3月期第1四半期(19年4-6月)の連結決算は損益が赤字に転落
▽アビックス<7836.T>、売上高が伸び悩み、20年3月期第1四半期(19年4-6月)の損益は赤字幅が前年同期から拡大
▽ソフトバンク<9434.T>、20年3月期第1四半期(IFRS、19年4―6月)の連結営業利益は前年同期比3.7%増の2688億5800万円
▽TBASE<3415.T>、15万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合0.32%)、1億円を上限とする自己株式取得
▽シグマクシス<6088.T>、19年12月期第2四半期(19年1―6月)の連結営業利益は前年同期比2.4倍の3億900万円、25万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合1.19%)、3億円を上限とする自己株式取得
▽サカタインク<4633.T>、19年12月期第2四半期(1-6月)の連結業績予想を増額、営業利益は前年同期比13.8%増の30億5100万円(期初予想は22億5000万円)に
▽兼松エンジ<6402.T>、20年3月期第2四半期(19年4―9月)の単体営業利益は前年同期比60.0%増の6億500万円(従来予想は4億2700万円)に
▽穴吹興産<8928.T>、19年6月期の業績予想を増額、連結営業利益は前期比12.6%増の61億9900万円(従来予想は57億円)に、期末配当を65円(同55円)に増配
▽高見沢<5283.T>、19年6月期の業績予想を増額、連結営業利益は前期比5.3%増の9億9900万円(従来予想は9億4900万円)に
▽サイネックス<2376.T>、20年3月期第1四半期(19年4―6月)の連結営業利益は7300万円、70万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合11.46%)、4億5780万円を上限とする自己株式取得
▽大東港運<9367.T>、33万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合3.70%)、1億8777万円を上限とする自己株式取得
▽オプテクスG<6914.T>、19年12月期第2四半期(19年1―6月)の連結営業利益は前年同期比49.6%減の13億1500万円、80万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合2.17%)、10億円を上限とする自己株式取得
▽太陽誘電<6976.T>、20年3月期第1四半期(19年4―6月)の連結営業利益は前年同期比60.4%増の95億9500万円
▽スズキ<7269.T>、20年3月期第1四半期(19年4―6月)の連結営業利益は前年同期比46.2%減の626億5600万円
▽主な決算発表=GMOAP<4784.T>、フライングG<3317.T>、GTS<4584.T>、ホトニクス<6965.T>、共栄SS<7058.T>、日立キャピ<8586.T>、JR九州<9142.T>、札臨<9776.T>、阪神内<6018.T>、マルハニチロ<1333.T>、不動テトラ<1813.T>、サントリーBF<2587.T>、不二製油G<2607.T>、ワールド<3612.T>、あすか薬<4514.T>、日製鋼<5631.T>、日総工産<6569.T>、ケミコン<6997.T>、日立造<7004.T>、コンコルディ<7186.T>、タムロン<7740.T>、パカライ<4095.T>、明豊ファシリ<1717.T>、テスク<4349.T>
▽主な下方修正=船井電機<6839.T>、JHD<2721.T>、IPS<4335.T>、アトラ<6029.T>、助川電気<7711.T>、日本CMK<6958.T>
▽主な月次発表=GMOFHD<7177.T>、ツクイ<2398.T>、フライングG<3317.T>、薬王堂<3385.T>、三洋堂HD<3058.T>、豊和工<6203.T>、ABCマート<2670.T>、セリア<2782.T>、カルラ<2789.T>、幸楽苑HD<7554.T>、ゲンキードラ<9267.T>、ギフト<9279.T>、タカラインフ<9281.T>、いちごグリン<9282.T>、コックス<9876.T>、ジンズHD<3046.T>
[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ]
提供:モーニングスター社 (2019-08-06 07:48)