トラブル相次いだ伊方原発3号機 四国電力が調査の経過報告
2020年2月12日 19時48分各地の原発
愛媛県にある伊方原子力発電所3号機で、定期検査中にトラブルが相次いだことを受けて、対策などを話し合う原子力規制委員会の会合が開かれ、四国電力の担当者が調査の途中経過を報告しました。
定期検査で停止中の愛媛県伊方町にある伊方原発3号機では、先月、原子炉の核分裂反応を抑える制御棒1本を誤って引き抜いたほか、設備の点検中に停電が起き、一時すべての電源を失うなどトラブルが相次ぎました。
これを受けて、原子力規制委員会は12日、対策などを話し合う初めての会合を開き、四国電力の担当者が調査の経過を報告しました。
それによりますと、制御棒の引き抜きについては、制御棒とその上部にある構造物との間に、ほかとは異なる接触の跡や堆積物が見つかったとして、これが引き抜きにつながった可能性もあるとして、調査を継続すると説明しました。
また、停電については、発電所に電気を送る4つの送電線のうち、1回線で設備の故障が確認されたと報告しました。
四国電力では引き続き調査を継続し、結果を報告するとしていますが、時期については明確にしませんでした。
伊方原発3号機をめぐっては、先月17日、広島高等裁判所が運転を認めない仮処分を決定していて、定期検査の期間が終わることし4月以降も運転再開の見通しは立っていません。
これを受けて、原子力規制委員会は12日、対策などを話し合う初めての会合を開き、四国電力の担当者が調査の経過を報告しました。
それによりますと、制御棒の引き抜きについては、制御棒とその上部にある構造物との間に、ほかとは異なる接触の跡や堆積物が見つかったとして、これが引き抜きにつながった可能性もあるとして、調査を継続すると説明しました。
また、停電については、発電所に電気を送る4つの送電線のうち、1回線で設備の故障が確認されたと報告しました。
四国電力では引き続き調査を継続し、結果を報告するとしていますが、時期については明確にしませんでした。
伊方原発3号機をめぐっては、先月17日、広島高等裁判所が運転を認めない仮処分を決定していて、定期検査の期間が終わることし4月以降も運転再開の見通しは立っていません。