北海道内では新型コロナウイルスの感染が児童や教員、それに給食の配膳員といった学校現場にも広がっています。
こうした中、26日の道議会文教委員会で道教育委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、私立学校を含めた道内のすべての小学校と中学校、合わせておよそ1600校を27日から一定期間、臨時休校にするよう、市町村の教育委員会に要請する考えを明らかにしました。
道教育委員会は26日中に要請をすることにしていて、実際に休校するかどうかの判断は各市町村の教育委員会が行うことになります。
一方、高校は小中学校に比べ各自で予防策がとれるとして休校の要請はしないということです。
北海道では鈴木知事が25日、新型コロナウイルスの感染の拡大防止と不安解消のため、休校を検討するよう道教育委員会に求めていました。
道教育委員会の平野正明教育部長は「知事からの要請にこたえ、各市町村の教育委員会に道内すべての小中学校にあすからの休校を要請していく」と述べました。
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北海道知事「できることは何でもやる 理解と協力を」
休校を検討するよう道教育委員会に要請していた北海道の鈴木知事は臨時の記者会見を開き「この1、2週間が勝負で感染拡大を阻止するためできることは何でもやる。7日間の休校という判断だが皆さんの理解、協力をいただいて対応したい」と述べました。
そのうえで鈴木知事は「やりすぎではないかという批判もあるかもしれないが、政治判断は結果がすべてだ。私自身が責任を負うので理解と協力をいただきたい」と述べました。
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