◎◎ パウエル議長、パンデミックで不平等露呈-景気低迷が格差悪化させる
Steve Matthews
2020年6月20日 11:04 JST
低所得労働者とマイノリティーが最も大きな打撃を受けている
米奴隷解放宣言の記念日ジューンティーンスに開催された会議で発言
◇◇ パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は19日、新型コロナウイルス感染拡大が引き起こした景気の落ち込みが米国で長く続いてきた経済的格差を悪化させ、低所得の労働者やマイノリティーに一段の苦しみをもたらしているとの認識を示した。
※※ 日本では、コロナに対して政官で金融、財政出動が行われていて、一応、経済対策は行われていますが、ついぞこのような低所得者に対する深い思いは語られる事はありません。
○♡⇨ パウエル議長はビデオ会議で新型コロナのパンデミック(世界的大流行)について、「われわれ全員に影響が及んでいるが、その重荷は耐えるのが最も大変な人々に偏ってのしかかっている」と指摘。「このパンデミックの特に残酷な点は、既に困難に見舞われていた多くの部分に過度な影響を与えるということだ」と述べた。
◇◇ コロナ後時代の強靱(きょうじん)な労働力構築をテーマにオハイオ州で開かれたバーチャル会議にクリーブランド連銀のメスター総裁と参加したパウエル議長は、この日の会議が人種間の不平等が新たに認識される中で米奴隷解放宣言を記念する「ジューンティーンス」の6月19日に開催されていることに言及。
□□⇨ 「パンデミックは再び、不平等のさまざまな問題、その多くが長年続いている状況を露呈した。全米で議論が続く中、平等とは教育と労働、経済的機会へのアクセスが含まれると記憶することが重要だ」と話した議長は、新型コロナがもたらした「多大な困難と苦しみ」から「われわれは立ち直るが、それには時間と労力を要する」と付け加えた。
※※ 深い洞察力と日本では死語になりつつある゛惻隠の情゛という言葉が思い浮かんで来ました。
原題:
Powell Honors Juneteenth, Says Downturn Worsening Inequity (1)(抜粋)
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※※ 潤さん(広島在住)のブログから引用させて頂きました。(再引用)
「最近、気になっている言葉があります。
それが「惻隠(そくいん)の情」です。
あるコラムで紹介されていたので、今回はその言葉について考えてみたいと思います。
日本人の中から消えつつある言葉「惻隠の情」
「惻隠(そくいん)の情」とはどういう意味でしょうか。
「惻」は同情し、心を痛める意味。
「隠」は深く心を痛める意味。
つまり、相手を哀れに思い同情するということになります。
惻隠の情とは、思いやりを持つということでもあります。
コラムには、この「思いやりの心」が、いま日本人の中から消えつつあるのではないかと書かれていました。
人はともすれば、自己中心に考え、自分だけが良ければいいとなりがちです。
自分が一番大切だというのは人間の本能でもあります。
しかし、それが行き過ぎると、平気で人の悪口を言ったり、人に迷惑をかけたりすることにつながります。
自分本位で振る舞ってしまう。
これは子どもに限らず、大人も一緒ですよね。
車を運転しているときに無理矢理割り込んだり、街中でタバコをポイ捨てしたりすることがそうです。
最近ではネットで人を叩くということも増えています。
ほんのちょっとしたことで、悪口を言い合ったり、炎上させたりしてしまう。
あまり良いことではありませんよね。
大切なのは想像力
そんなときに大切にしたいのが想像力を持つことです。
相手がどう思っているのか、少しでいいから想像してみる。
相手がどんな気持ちなのか考え、少しだけ寄り添ってみる。
でも、なかなか難しいかもしれません。
ですから、少しでいいから自分の心に余裕を持つことが重要です。
いっぱいいっぱいになっていると、自分だけに注目してしまいがちで、周りを見る余裕がありません。
周りが見えなくなると、自分本位になってしまいます。
ですから、自分の心の中に相手の気持ちを想像できる余裕を持つこと。
そうすれば「惻隠の情」を大切にできるのではないでしょうか。」