◎◎ 熊本 再び雨強まる 土砂災害や川の氾濫に警戒を
2020年7月5日 22時34分
▼▼▼ 記録的な大雨となった熊本県では、前線の影響で再び雨が強まってきていて、土砂災害や川の氾濫に警戒を続けることが必要です。さらに、西日本と東日本の広い範囲で7日にかけて局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。
●●⇨ 気象庁によりますと、西日本から東日本に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、広い範囲で大気の状態が不安定になり、九州を中心に雨雲がかかっています。
¤¤¤ 午後10時までの1時間には、鹿児島県が薩摩川内市下甑町青瀬に設置した雨量計で74ミリの非常に激しい雨を観測したほか、熊本県でもところによって雨が強まっています。
■■⇨ これまでの雨で、熊本県と鹿児島県では土砂災害の危険性が高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
◆◆◆ 前線は7日にかけて北上し活動が活発になる見込みで、記録的な大雨となった熊本県でも局地的に、雷を伴って激しい雨が降る見込みです。
◑◑ また、西日本と東日本の広い範囲であさってにかけて激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
¤¤¤⇨ 6日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽四国で300ミリ
▽九州南部と九州北部で250ミリ
▽東海と関東甲信で200ミリ
▽近畿で180ミリ
▽北陸で100ミリ
▽中国地方で80ミリと予想されています。
¤¤¤⇨ また、7日夕方までの48時間の雨量は、
▽九州北部と四国、東海で300ミリから400ミリ
▽九州南部で250ミリから350ミリ
▽近畿と関東甲信で200ミリから300ミリ
▽北陸で150ミリから250ミリ
▽中国地方で100ミリから200ミリと予想されています。
◑◑ 前線は今月8日の水曜日ごろにかけて本州付近に停滞するため広い範囲で大雨が続くおそれがあります。
■■⇨ 熊本県の被災地では地盤が緩んでいるほか、川の堤防が決壊した場所があるなど危険な状態が続いていて、今後の雨の降り方によっては土砂災害や洪水の危険性がさらに高まるおそれがあります。
¤¤¤☞ 気象庁は川の氾濫や土砂災害、低い土地の浸水への警戒を続けるよう呼びかけています。