◎◎ 豪雨 大量の廃棄物が住宅前に積まれたまま 衛生懸念も 熊本
2020年7月18日 20時31分
▼▼▼ 球磨川が氾濫し多くの住宅が水につかった熊本県球磨村では、国道が2週間ぶりに通行できるようになるなど復旧作業が進み始める一方、山あいの地区では大量の災害廃棄物が住宅の前に積まれたままになっていて、衛生面での懸念が高まっています。
¤¤¤⇨ 今回の豪雨で球磨村では川沿いの集落を中心に広い範囲が水につかり、被害が確認された住宅はこれまでに合わせて490棟に上っています。
⇨⇨ このうち村の中心部にある一勝地地区では土曜日の18日、避難所から自宅に戻った住民たちなどが後片づけに追われていました。
●● 自宅の1階の天井付近まで水につかった告鍬正美さん(65)は妻と2人で後片づけを続けていますが、土砂のかき出しなど作業は重労働で思うように進まないといいます。
■■⇨ また、村を通る国道219号線の一部が18日まで通行できなかったことなどからボランティアの支援も十分に届いておらず、高齢者の住宅の中には手付かずのままになっているケースもあるということです。
▼▼ さらに頭を悩ませているのが水につかった家具など大量の廃棄物です。
◐◐⇨ 山あいにある球磨村は土地がないため仮置き場を10キロ余り離れた別の村に設けていますが、告鍬さんは車が流されたため、自力では搬出できないといいます。
◆◆ このため住宅の前は大量の廃棄物が積まれたままになっていて、においが強くなるなど衛生面での懸念が高まっています。
□□⇨ 告鍬さんは「自分たちの力ではどうにもならず、ボランティアの支援が欠かせません。暑くなり廃棄物のにおいも強くなっているので、なんとかしてほしいです」と話していました。