◎◎ 小型ロケット「イプシロン」に高専開発の人工衛星搭載へ 山口
2020年7月15日 17時16分
△△△ 2年後の打ち上げが予定されている、日本の小型ロケット「イプシロン」に山口県周南市の徳山工業高等専門学校などが手がける超小型衛星が搭載されることになり、開発が進められています。
□□⇨ 「イプシロン」は小型の人工衛星を低コストで打ち上げることを目標に、JAXA=宇宙航空研究開発機構が開発した小型ロケットで、去年1月には4号機が打ち上げられています。
2年後にも「イプシロン」の新たなロケットが打ち上げられる予定で、山口県周南市にある徳山工業高等専門学校はほかの5つの高等専門学校とともに超小型衛星を開発し、ロケットに搭載されることになりました。
◇◇⇨ 人工衛星は「高専連携衛星2号機=KOSENー2」と名付けられ、高さ22センチ、幅10センチ、重さ2.9キロのアルミニウム合金製です。
打ち上げられたあと、校舎に設置されているアンテナとデータのやり取りを行うほか、搭載する魚眼カメラを使って宇宙空間内で衛星の姿勢を制御するための実験も行うことにしています。
○○☞ 来年度中には完成する予定だということで、徳山工業高等専門学校の北村健太郎教授は「学生にはエンジニアとして社会に出るときに、大きな武器となるような経験をさせたい」と話しています。